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田中貴金属工業、100%リサイクル貴金属材「REシリーズ」を適用した金(Au)ボンディングワイヤの受注開始

 田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:田中 浩一朗)の子会社で、各種ボンディングワイヤの製造を行う田中電子工業株式会社(本社:佐賀県神埼郡、代表取締役社長執行役員:山本 俊哉)は、100%リサイクル貴金属材「REシリーズ」(読み方:アールイーシリーズ)を適用した製品として、金(Au)ボンディングワイヤの受注を開始することを発表いたします。




 田中貴金属工業が提供するREシリーズ原料の製品はすでに第1弾としてめっき液用化合物に適用されていますが、このたび第2弾として、田中電子工業が製造する「Auボンディングワイヤ」へも製品展開(※1)いたします。
 供給量世界一(※2)を誇る田中電子工業のAuボンディングワイヤは世界の半導体産業を下支えしており、今回のREシリーズも、日本、シンガポール、マレーシア、中国の4拠点で生産し、全て第三者検証を取得しているため、ワールドワイドで安定した供給が可能です。
※1 従来工程で製造するAuボンディングワイヤも引き続きご発注いただけます。
※2「SEMI Industry Research and Statistics/TECHCET, April 2020」より

[画像1: https://prtimes.jp/i/31501/28/resize/d31501-28-8961afd62897403d35cc-0.jpg ]



 田中貴金属グループでは、REシリーズの供給を通して、循環型社会の形成・サステナブルな材料や製品ニーズの増加への貢献ができると考えています。埋蔵量に限りのある天然資源のひとつである貴金属のリサイクル事業を今後より一層、世界的に拡大し、安定供給を目指します。


金(Au)ボンディングワイヤについて

 ボンディングワイヤとは、半導体チップと外部電極を電気的に接続する金属線のことを言います。主に使われるのは、金・銀・銅・アルミを十数ミクロンまでで細線化した金属ワイヤです。特に、金を使用したボンディングワイヤは、他の金属に比べ、耐食性、加工性、接続性、化学的安定性などが優れています。半導体は、コンピュータ、携帯電話などの電子製品のみならず、家電や自動車にも多く用いられています。また、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するEVやデジタルトランスフォーメンションの分野でも、半導体は重要部品としてますます注目されています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/31501/28/resize/d31501-28-31908a8c8e747f0f1d19-1.jpg ]



REシリーズについて


[画像3: https://prtimes.jp/i/31501/28/resize/d31501-28-72dabca71f326acff57e-2.jpg ]

 REシリーズは、鉱山由来の地金などを使用せず、貴金属リサイクル材のみを精製利用した再生貴金属材です。田中貴金属工業では、1885年(明治18年)の創業以来継続して貴金属リサイクル事業を行ってきましたが、2022年より、REシリーズ製造ラインを拡充することにより、100%リサイクル貴金属材のみを用いた製品提供を進めています。

 また、田中貴金属工業では、製品の回収・精製から、再製品化まで全てグループ内で管理するという包括的体制によるサービスを行っています。長年の貴金属研究開発で培った、高度な貴金属分析技術(※)により、リサイクルにおいて重要な、回収品の貴金属含有率を正確に評価することが可能です。
※貴金属における分析能力を測る1つとして、田中貴金属グループは世界でもっとも権威のあるLBMAならびにLPPMより世界で5社、日本を含むアジアで唯一の公認審査会社(Good Delivery Referee)として任命されています。また、プラチナ(白金)、金、銀、パラジウムの分析技術に関し、日本で初めてISO/IEC17025を取得しています。


田中電子工業のボンディングワイヤについて

 田中電子工業は、創業以来50年以上にわたり各種ボンディングワイヤを製造し、世界トップクラスのシェアを誇ります。また、1978年にシンガポールに初の海外生産拠点を設立して以来、マレーシア、中国、台湾に生産拠点を展開し、半導体製造をしている世界中の国へ供給を行っています。


田中貴金属グループについて

田中貴金属グループは1885年(明治18年)の創業以来、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開してきました。国内ではトップクラスの貴金属取扱量を誇り、長年に渡って、産業用貴金属製品の製造・販売ならびに、資産用や宝飾品としての貴金属商品を提供しています。貴金属に携わる専門家集団として、国内外のグループ各社が製造、販売そして技術開発において連携・協力し、製品とサービスを提供しています。
2021 年度(2022年3月期)の連結売上高は7,877億円(※)、5,225人の従業員を擁しています。
※当連結会計年度より収益認識に関する会計基準の適用により、売上高は一部の取引において純額表示しております。

■産業事業グローバルウェブサイト
https://tanaka-preciousmetals.com/

■製品問い合わせフォーム
田中貴金属工業株式会社
https://tanaka-preciousmetals.com/jp/inquiries-on-industrial-products/

【プレスリリースは下記URLよりダウンロードをお願いいたします。】
https://prtimes.jp/a/?f=d31501-20220831-d7d2b4ab7bc94887a32482b7ed939da9.pdf
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