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<タキイ種苗「2014年度 野菜と家庭菜園に関する調査」>好きな野菜は6年連続「トマト」がトップ、2位「じゃがいも」が躍進

機能性野菜を「摂り入れたい」は7割以上!!最も期待する成分は「リコピン」

・子どもが好きな野菜は「トマト」、嫌いな野菜は「ゴーヤ」が3年連続トップ
・家庭菜園を始めるきっかけは、「安全性」や「経済性」が増加傾向に
・野菜をイメージする有名人は「TOKIO」がトップを維持、「速水もこみち」が急上昇





 タキイ種苗株式会社(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、8月31日の「やさいの日」を前に全国の20歳以上の男女600名(農業関連従事者除く)を対象に、「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作り(家庭菜園/ベランダ菜園)の関心度、実践状況をインターネット調査しました。

調査サマリー
■好きな野菜は6年連続「トマト」がトップを堅持。北海道では「じゃがいも」が躍進
■嫌いな野菜は「セロリ」が3年連続第1位、「ゴーヤ」嫌いは減少傾向
■子どもが好きな野菜は「トマト」、嫌いな野菜は「ゴーヤ」がそれぞれ3年連続トップ
■今年最も食べた野菜は「トマト」、「キャベツ」、「タマネギ」と食卓でよく登場するものが上位
■機能性野菜を「摂り入れたい」は7割以上。健康・美容効果に女性が大きな期待
■機能性野菜に期待する成分は「リコピン」「カロテン」
■野菜選びにも“プチ贅沢”の傾向、若年層は「スムージー」に注目
■現在「家庭菜園」をしている人は30.7%、「一戸建て」住まいに高い傾向
■家庭菜園で“今後作ってみたい野菜”は、「エダマメ」と「ホウレンソウ」にブームの兆し!?
■「家庭菜園」を始めた理由は「自分で作ることがおもしろそう」が約半数占める
■「機能性野菜」を育ててみたい意向は約6割、家庭菜園に「機能性野菜」の潜在ニーズ
■「野菜」からイメージする有名人は2年連続「TOKIO」、TV番組で料理をする有名人が上位に

好きな野菜は6年連続「トマト」がトップを堅持。北海道では「じゃがいも」が躍進
 今回の調査で、『野菜が好きかどうか』を聞いたところ、「大好き」が34.0%、「どちらかといえば好き」が54.3%となり、野菜が好きという人が88.3%を占めました。男女別では、女性の野菜好きが色濃く現れており、「好き」の比率は男性が8割台なのに対して、女性は9割を突破しています。
 『最も好きな野菜』については、6年連続で「トマト」(17.5%)が第1位を獲得しました。今回、この「トマト」を追い上げたのが第2位の「じゃがいも」で、比率は12.2%と過去5年で最大値を記録し、「トマト」との差も5.3ポイントまで縮めています。「じゃがいも」は、男女別で見ると、男性の支持が高く「トマト」と同率のトップとなっています。
 また、年代別では、「じゃがいも」は20代から支持を得ているのに対し、「トマト」は年代が上がるほど人気を集める傾向にあります。さらに特徴的なのがエリア別で、北海道では「じゃがいも」が「トマト」を上回り、トップを獲得しています。「じゃがいも」の国内生産量No.1を誇る北海道の地域性が伺える結果となりました。
 野菜が好きな理由については、「おいしいから」が70.8%でトップとなり、前年第1位だった「健康によいと思うから」(68.3%)は僅差で第2位となりました。前年から大きく比率を上げたのが「安全・安心だと思うから」で、6.7%から12.1%にほぼ倍増しました。食品偽装問題など食の安全に対する意識の高まりが、その背景にあるものと思われます。

嫌いな野菜は「セロリ」が3年連続第1位、「ゴーヤ」嫌いは減少傾向
 『最も嫌いな野菜』は、「セロリ」が3年連続で第1位となり、12.8%と唯一2ケタを超えました。第2位の「ゴーヤ」は、9.3%と過去5年で初めて1ケタ台まで比率を下げており、年々「ゴーヤ」嫌いが少なくなってきていることが伺えます。男女別に分けると、いずれも「セロリ」の比率が高い一方で、女性の「ゴーヤ」嫌いが浮き彫りになりました。
 エリア別に見ると、「セロリ」は東北地方で群を抜いて比率が高く、「ゴーヤ」は四国・九州地方で比率が低くなっています。とくに「ゴーヤ」は、沖縄や九州地方が主な生産地であるため、日本列島南側のエリアでは「ゴーヤ」に対する抵抗感を示す人は少ないようです。

子どもが好きな野菜は「トマト」、嫌いな野菜は「ゴーヤ」がそれぞれ3年連続トップ
 『子どもが最も好きな野菜』は、3年連続で「トマト」(25.1%)が圧倒的第1位となりました。第2位には、「じゃがいも」と「トウモロコシ」が8.1%で並んでいます。「じゃがいも」は、大人世代だけでなく子どもからも高い支持を得ていることが伺えます。なお、前年第2位だった「キュウリ」は、第6位にまで後退しています。
 『子どもが最も嫌いな野菜』は、3年連続「ゴーヤ」(14.3%)が第1位となりましたが、前年よりも比率を下げ、第2位の「ピーマン」(13.9%)との差はわずか0.4ポイントまで縮まっています。第3位は前年同様「トマト」(10.0%)で、2ケタ台まで比率を上げました。「トマト」は、好きな野菜のトップでありながら、嫌いな野菜でも上位をキープしており、好き嫌いが大きく割れる傾向にあるようです。

今年最も食べた野菜は「トマト」、「キャベツ」、「タマネギ」と食卓でよく登場するものが上位
 『今年最も多く食べた野菜』について聞いてみたところ、トップは「トマト」(23.5%)で、ここでも人気の高さを示す結果となりました。次いで、第2位は「キャベツ」(18.0%)、第3位は「タマネギ」(14.7%)、第4位は「じゃがいも」(8.2%)となりました。
 『今年最も食べた野菜』と『最も好きな野菜』を比較すると、「キャベツ」は食べた人が多い割には、好きと回答した人は第10位にとどまりました。好き嫌いに関わらず、「キャベツ」は多くの料理に使われているようです。

機能性野菜を「摂り入れたい」は7割以上。健康・美容効果に女性が大きな期待
 今回、通常の野菜より栄養価の高い「機能性野菜」をどれだけの人が知っているのかを調べたところ、「知っていた」は18.5%となりました。まだまだ認知度は低いながらも、前年の16.5%に比べると比率は上昇傾向にあります。

「機能性野菜」に対するイメージとしては、
・「少しの量で栄養が摂れるから、サプリメントに頼らなくてよい」(30代・女性)
・「健康に適した食材」(40代・男性)
・「野菜離れをしている人には良いと思う」(20代・女性)
など、栄養面などの観点から好意的なイメージを持たれているようです。

 『機能性野菜を食生活に摂り入れたいと思うか』については、74.9%が「摂り入れたいと思う」と回答し、その理由としては、「効率的に野菜の栄養素を摂り入れたいから」(47.2%)、「身体(健康)に良さそうだから」(32.3%)が上位にあがりました。『機能性野菜にどんなことを期待しているのか』を聞いてみると、「健康維持・向上」(68.2%)という回答が最も多く約7割を占めました。その他、「美味しい」(30.5%)、「ダイエット効果」(16.2%)、「美肌効果」(15.2%)などの回答が得られました。男女別では、すべての項目で女性の期待度が高く、特に「美味しい」、「美肌効果」、「便秘に効く」で男性を大きく上回っています。年代別では、20代の「美肌効果」への期待が他の年代に比べて圧倒的に高い結果となりました。

機能性野菜に期待する成分は「リコピン」「カロテン」
 『機能性野菜にどんな機能性成分を期待しているのか』を聞いたところ、「リコピンが豊富(抗酸化性、免疫強化、動脈硬化予防、美白効果など)」(73.3%)が最も多く、7割を超えました。次に、「カロテンが豊富(抗酸化性、目・気管・皮膚の正常化、LDLコレステロール低下など)」が55.7%、「ケルセチンが豊富(抗酸化性、血液サラサラ、動脈硬化予防、糖尿病予防)」が40.2%、「アントシアニンが豊富(抗酸化性、動脈硬化予防、炎症を抑える、肝機能障害の軽減作用、目の健康維持など)」が34.5%で続いています。
 男女別に見ると、ほとんどの項目で女性の比率が高く、女性の方が積極的に機能性成分を取り入れたい意向があることが明らかとなりました。
 年代別では、20代で「リコピンが豊富」が81.6%と高い比率を示した一方で、50代や60代以上では「ルテインが豊富(抗酸化性、目の機能強化、白内障や加齢黄斑変性病(AMD)のリスク軽減など)」が他の年代に比べて高くなっており、年代ごとに抱える健康トラブルに対応した機能性成分が求められているようです。

 『機能性野菜(従来のものより約2倍のリコピンが含まれるミニトマトがあった場合)の購入限度額(従来品種のミニトマト1袋を100円と仮定)』については、「150円位まで(約50%up)」(20.7%)が最大のボリュームゾーンとなり、前年の調査で最も多かった「120円位まで(約20%up)」(15.5%)を大きく上回りました。次いで、「110円位まで(約10%up)」(14.8%)、「130円位まで(約30%up)」(13.5%)となっています。


野菜選びにも“プチ贅沢”の傾向、若年層は「スムージー」に注目
 『野菜の摂取や購入時に重視するポイント』について聞いたところ、5年連続で「新鮮であること」(63.5%)がトップとなりました。第2位には、前年第3位だった「味のおいしさ」(44.8%)が順位を上げ、前年第2位の「価格の安さ」(42.8%)は第3位に後退しました。景気回復の後押しを受けて、価格よりもおいしさを重視する“プチ贅沢”の傾向が伺えます。また、第4位の「安全性・信頼性の高さ」(36.8%)も比率を上げており、食の安全性への関心度はさらに高まっているようです。
 男女別では、すべての項目で、男性よりも女性の方が比率が高くなり、女性の野菜に対する関心度の高さが伺えます。年代別で見ると、60代以上では、「新鮮であること」が86.3%と他の年代に比べて圧倒的に高くなりました。

 また話題性の高さから、「スムージー(野菜や果物をミキサーでジュースにした飲料)にして食べたい」が、前年調査の10.7%から15.0%に比率を上げています。とくに、年代別では、20代で「スムージーにして食べたい」の比率が高く、若年層を中心に認知が拡大していることが伺えます。
 『スムージーで食べたい野菜』については、「メロン」(46.5%)がトップを獲得しましたが、僅差で「トマト」(45.7%)が第2位につけています。これに続いて「スイカ」(41.7%)、「ニンジン」(38.5%)、「ホウレンソウ」(25.7%)が上位を占めています。男女差が目立つのは「ホウレンソウ」や「コマツナ」などで、男性の比率が低い半面、女性は高めとなっています。


 『野菜に期待する栄養効果』としては、「健康的な体」(72.2%)が3年連続で7割を超えてトップとなりました。これに続くのは「便秘の解消」(39.3%)、「血液をサラサラにする」(36.3%)、「美肌効果」(27.3%)、「体重増加の抑制」(24.8%)の順でした。昨今の健康志向の高まりから、野菜に対しても健康や美容に関する効果が期待されているようです。


現在「家庭菜園」をしている人は30.7%、「一戸建て」住まいに高い傾向
 『現在家庭菜園で野菜を作っている人、過去に経験した事がある人』は48.9%と、約半数の人が「家庭菜園」経験者でした。そのうち、現在も家庭菜園をしている人は30.7%という結果になりました。
 住まい別に見てみると、「所有の一戸建て」では「野菜を作っている」割合が最も高く27.0%となりました。また、「賃貸の一戸建て」(17.9%)でも「野菜を作っている」との回答が多く、一戸建てに住む人ほど、家庭菜園を行っている割合が高い傾向にあることがわかりました。
 家庭菜園をしていない理由について聞いてみると、「時間的な余裕がなくなったから」(39.4%)がトップで約4割を占めました。とくに、女性で「時間的な余裕がなくなったから」の比率が43.1%と高く、女性の社会進出や子育てなどで、家庭菜園を行う時間を確保できなくなってきたものと考えられます。

家庭菜園で“今後作ってみたい野菜”は、「エダマメ」と「ホウレンソウ」にブームの兆し!?
 『家庭菜園で作っている(作ったことのある)野菜』については、4年連続で「トマト」(76.1%)が第1位となりました。年々、比率は上昇しており、今回は8割に迫る比率を獲得しています。これに続くのは、「キュウリ」(38.6%)、「ナス」(37.2%)の順でした。
 また、『今後、家庭菜園で作りたい野菜』でも、「トマト」が4年連続トップをキープし、49.8%とほぼ半数を占めました。以下は「キュウリ」(28.3%)、「ナス」(27.6%)の順となっています。『現在、家庭菜園で作っている野菜』と上位はほぼ同じであることから、継続して同じ野菜を作りたいという強い傾向が伺えます。
 『現在、家庭菜園で作っている野菜』と、『今後、家庭菜園で作りたい野菜』を比較してみると、共に「トマト」が最も高いものの、今後作りたい野菜では5割を割り込みました。逆に、現在作っている野菜よりも今後作りたい野菜の方が高い比率を示した野菜では、「エダマメ」が5ポイント、「ホウレンソウ」が6.8ポイント上回っています。
 『家庭菜園の満足度』では、前年と同様に「やや満足している(やや満足していた)」(65.9%)が6割を超えており、次いで「とても満足している(とても満足していた)」(16.4%)の順となっています。今回も圧倒的に満足派が不満派を上回りました。男女差であまり違いは見られませんでしたが、年代別では、60代以上は「とても満足」の比率が最も高い結果となりました。

「家庭菜園」を始めた理由は「自分で作ることがおもしろそう」が約半数占める
 『家庭菜園を始めた理由』を聞いてみると、過去4年の調査結果と同様に「自分で食べる野菜を自分でつくることが、おもしろそうだったから」(46.8%)がトップとなり、今回もほぼ半数を占めました。次いで、「家計の節約のためには、(少しでも)自分で野菜を作るのがよいと思ったから」(30.7%)、「安全・安心のためには、(少しでも)手づくりの野菜がよいと思ったから」(29.4%)となり、比率は増加傾向にあります。
 一方で、「趣味の一つとして、野菜づくりは適していると思ったから」(18.4%)の比率は、年々低下してきています。趣味としてではなく、野菜の安全性や家計の手助けなどが家庭菜園を始めるきっかけになってきているものと思われます。年代別では、とくに30代で、「家計の節約のためには、(少しでも)自分で野菜を作るのがよいと思ったから」(47.2%)、「野菜づくりは、子どもの教育にもよいと思ったから」(38.9%)が、他の年代に比べて高い比率を示すことから、家族のことを考えて家庭菜園を始めていることが伺えます。

「機能性野菜」を育ててみたい意向は約6割、家庭菜園に「機能性野菜」の潜在ニーズ
 『機能性野菜を家庭菜園で育ててみたいか』聞いたところ、「とても(してみたいと)思う」が9.8%、「やや(してみたいと)思う」が48.3%で、栽培意向率は約6割を占めました。家庭菜園でつくりたい野菜として、「機能性野菜」に高い潜在ニーズがあることがわかりました。


「野菜」からイメージする有名人は2年連続「TOKIO」、TV番組で料理をする有名人が上位に
 「野菜」からイメージする有名人は、前年に引き続き「TOKIO」がトップを獲得しました。TV番組で野菜を育てているイメージが浸透し、安定した支持を得ています。第2位、第3位も前年と同様に「AKB48」、「SMAP」の順となりました。「AKB48」は、以前、野菜ジュースのCMに出演していた印象が強く残っているようです。「SMAP」は、TV番組で料理を作っていることが野菜のイメージと結びついていると思われます。そして、第4位には、一気に上昇した「速水もこみち」が入りました。TV番組の料理コーナーで料理をしていることが話題になり、今回大きく順位を上げています。

 なお、第1位の「TOKIO」は、グループ名ではなく、「山口達也」、「城島茂」、「国分太一」とメンバー名を指定した回答もありました。とくに、第3位の「SMAP」は「草彅剛」、「木村拓哉」、「香取慎吾」の回答を加えると4.9%となり、「AKB48」を抜いて第2位に浮上します。また、6位の「嵐」もメンバー名を指定しての回答が多く、これらを加えた場合、順位は第4位にまで上昇しました。「嵐」は、メンバーが個人でCMなどに出演していることが影響していると思われます。

【タキイ種苗 野菜と家庭菜園に関する調査 調査概要】
調査期間:  2014年8月5日(火)〜8月6日(水)
調査方法:  インターネット調査
調査対象者: 全国の20歳以上の男女
       ※農業関連従事者を除く
       ※各性別・年代毎・子どものありの割付を実施
有効回答数: 600サンプル
主な調査内容:
・好きな野菜・嫌いな野菜
・子どもの好きな野菜・嫌いな野菜
・家庭菜園の経験
・家庭菜園を始めた理由
・栄養価が高い野菜
・機能性野菜の認知や関心度
・今年最も食べた野菜
・「野菜」からイメージする・最も似合うタレント・有名人
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