コンチネンタルが新開発 ら眼3Dディスプレイを量産
[20/03/18]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
コンチネンタルが新開発のら眼3Dディスプレイを量産し、ヒュンダイ・新ジェネシスGV80にて搭載します。専用の3Dメガネは必要とせず、走行中にドライバーが必要な情報を効率よく伝えることが可能となります。この画期的なシステムを可能としたのがコンチネンタルの新「クロス・ドメインハブ」。このハイパフォーマンスコンピュータにより多数の車載コントロールユニットを削減すると同時に、軽量化とコストダウンも同時に達成。今後の車載E/Eアーキテクチャーの要となる技術です。コンチネンタルは同時にレイア社とともに3Dナチュラルフィールドテクノロジーを開発、新しいヒューマン・マシン・インターフェイスのマイルストーンを築きます。
[画像: https://prtimes.jp/i/23443/29/resize/d23443-29-322694-1.jpg ]
ヒュンダイ Genesis GV80に裸眼立体3Dディスプレイの量産搭載
新開発3D対応コンチネンタルインテリアカメラでドライバーの視線をも検出
コンチネンタル「クロス・ドメインハブ」:新開発ハイパフォーマンス・コンピュータにより車載ディスプレイ複数画面の統合化を実現
次世代3D対応ディスプレイも開発
2020年3月16日 ドイツ・バーベンハウゼン発
テクノロジー・カンパニーであるコンチネンタルは、このたびヒュンダイの新型ジェネシスGV80ハイラインバリアント向けに新開発の ら眼3Dディスプレイを搭載することとなりました。この新開発3Dディスプレイでは画面上に3次元立体スケール、車両位置ポインター、および周辺の構造物を表示するだけでなく、ドライバーの視線に一時停止の警告を表示することも可能としています。このディスプレイでは 3次元の警告信号を見るのに特殊な3Dメガネは必要ありません。「パララックス・バリア(視差バリア:ドライバーの視野を分割する傾斜スラット)」によりわずかにオフセットした2つの異なる画像を左右の眼球がとらえることにより、あたかも実際の対象物を見ているかのような3次元画像を実現しています。
この3D効果を得るためには、ドライバーの頭部や視線を的確に検出し、3次元で見えるための正確な視角位置に調整するコンチネンタルのインテリアカメラが重要な役割を果たします。同時に走行中の安全性確保のため、ドライバーが ら眼3Dスクリーンに長時間注視したために注意が散漫化した場合や疲労した場合を特定検出し即座に警告を発します。 このダッシュボード上の計器クラスターを ら眼3Dで視覚化する最大のメリットは、ドライバーが先端運転補助システム、従来のディスプレイ、通信サービス、インフォテインメントアプリケーションからの過剰な情報量を制御できることにあります。
「ら眼3Dテクノロジーを採用したディスプレイが量産されることにより、人間と機械のインターフェイスをまったく新しいレベルに引き上げ、近未来の“コネクテッド・コックピット”での直感的なHMIの基盤を築いています」 コンチネンタルのHMIインターフェイスビジネス責任者のヘフランク・ラーベ博士は語ります。 「さらに、この安全性と快適性の向上が車載電子機器のリーンアーキテクチャに犠牲を強いることがないようにするために、センターコンソールまたはダッシュボードのさまざまなディスプレイを“クロス・ドメインハブ”に統合しました。」
“クロス・ドメインハブ”でディスプレイとコントロールユニットが統合される
今後のトレンドとして、車載システムの簡易化と、重量とスペース軽減化のために、車載入出力デバイスに必要な制御ユニットの数は少なくなります。 “クロス・ドメインハブ”はコンチネンタルのハイパフォーマンス・コンピュータであるとともに、ヒュンダイ新型ジェネシスで使用されているコンチネンタル製3Dディスプレイの基盤ユニットです。これは、現代のE / Eアーキテクチャの発展において大きなマイルストーンと言えます。その意味するところは、車載E/Eアーキテクチャが多くの車載制御ユニットから解放され、いくつかの高性能コンピューターに変容することと言えます。 コンチネンタルの次世代“クロス・ドメイン”ソリューションにおいては、複数の車載ディスプレイが1つのユニットのもとに統合されています。ドライバーは、たとえば指や掌によるジェスチャ制御で、ナビゲーションマップを助手席側のディスプレイから自分のスクリーン画面にドラッグし、ドライバーが望むまさにその場所に置くことで複数のディスプレイコンテンツを簡単に配置することができます。自動運転モードにセットすると、それまで前席でしか見ることができなかったすべてのドライビングサービスとアプリケーションが、コックピットの幅全体にわたるひとつのワイドディスプレイで見ることができます。
ライトフィールドディスプレイ:誰もが車載3D映画を楽しめるために。
助手席乗員と後部座席乗員どちらも社内で3D体験を楽しめるようにするため、コンチネンタルは現在、シリコンバレーに本拠を置くレイア社Leia Inc.の“ナチュラル3Dライトフィールドテクノロジー” を使った新しい3Dディスプレイを開発しています。この新技術では、従来必要であった乗員の頭部位置検出用のカメラが不要となります。これによりディスプレイ自体の重量、必要空間およびコストを節約する効果だけでなく、ビデオ会議やオンラインショッピングから拡張現実ゲームや3D映画に至るまで、コネクテッドカーのすべての乗員にデジタルサービスの新しい世界を開きます。前出の「パララックス・バリア」の代わりに、このシステムはレイア社独自の「回折光フィールドバックライト(DLB)」技術を使用しています。これはディスプレイパネルの下に回折格子とナノ構造を備えた光導波路で、光を屈曲させることでナチュラルな3D効果を生み出します。コンチネンタルは、この革新技術を実装投入する予定で2022年までに量産が計画されています。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
コンチネンタル・オートモーティブ株式会社
コミュニケーションズ本部
メールアドレス:communication.japan@continental-corporation.com)
コンチネンタル企業サイト - www.continental-corporation.jp
[画像: https://prtimes.jp/i/23443/29/resize/d23443-29-322694-1.jpg ]
ヒュンダイ Genesis GV80に裸眼立体3Dディスプレイの量産搭載
新開発3D対応コンチネンタルインテリアカメラでドライバーの視線をも検出
コンチネンタル「クロス・ドメインハブ」:新開発ハイパフォーマンス・コンピュータにより車載ディスプレイ複数画面の統合化を実現
次世代3D対応ディスプレイも開発
2020年3月16日 ドイツ・バーベンハウゼン発
テクノロジー・カンパニーであるコンチネンタルは、このたびヒュンダイの新型ジェネシスGV80ハイラインバリアント向けに新開発の ら眼3Dディスプレイを搭載することとなりました。この新開発3Dディスプレイでは画面上に3次元立体スケール、車両位置ポインター、および周辺の構造物を表示するだけでなく、ドライバーの視線に一時停止の警告を表示することも可能としています。このディスプレイでは 3次元の警告信号を見るのに特殊な3Dメガネは必要ありません。「パララックス・バリア(視差バリア:ドライバーの視野を分割する傾斜スラット)」によりわずかにオフセットした2つの異なる画像を左右の眼球がとらえることにより、あたかも実際の対象物を見ているかのような3次元画像を実現しています。
この3D効果を得るためには、ドライバーの頭部や視線を的確に検出し、3次元で見えるための正確な視角位置に調整するコンチネンタルのインテリアカメラが重要な役割を果たします。同時に走行中の安全性確保のため、ドライバーが ら眼3Dスクリーンに長時間注視したために注意が散漫化した場合や疲労した場合を特定検出し即座に警告を発します。 このダッシュボード上の計器クラスターを ら眼3Dで視覚化する最大のメリットは、ドライバーが先端運転補助システム、従来のディスプレイ、通信サービス、インフォテインメントアプリケーションからの過剰な情報量を制御できることにあります。
「ら眼3Dテクノロジーを採用したディスプレイが量産されることにより、人間と機械のインターフェイスをまったく新しいレベルに引き上げ、近未来の“コネクテッド・コックピット”での直感的なHMIの基盤を築いています」 コンチネンタルのHMIインターフェイスビジネス責任者のヘフランク・ラーベ博士は語ります。 「さらに、この安全性と快適性の向上が車載電子機器のリーンアーキテクチャに犠牲を強いることがないようにするために、センターコンソールまたはダッシュボードのさまざまなディスプレイを“クロス・ドメインハブ”に統合しました。」
“クロス・ドメインハブ”でディスプレイとコントロールユニットが統合される
今後のトレンドとして、車載システムの簡易化と、重量とスペース軽減化のために、車載入出力デバイスに必要な制御ユニットの数は少なくなります。 “クロス・ドメインハブ”はコンチネンタルのハイパフォーマンス・コンピュータであるとともに、ヒュンダイ新型ジェネシスで使用されているコンチネンタル製3Dディスプレイの基盤ユニットです。これは、現代のE / Eアーキテクチャの発展において大きなマイルストーンと言えます。その意味するところは、車載E/Eアーキテクチャが多くの車載制御ユニットから解放され、いくつかの高性能コンピューターに変容することと言えます。 コンチネンタルの次世代“クロス・ドメイン”ソリューションにおいては、複数の車載ディスプレイが1つのユニットのもとに統合されています。ドライバーは、たとえば指や掌によるジェスチャ制御で、ナビゲーションマップを助手席側のディスプレイから自分のスクリーン画面にドラッグし、ドライバーが望むまさにその場所に置くことで複数のディスプレイコンテンツを簡単に配置することができます。自動運転モードにセットすると、それまで前席でしか見ることができなかったすべてのドライビングサービスとアプリケーションが、コックピットの幅全体にわたるひとつのワイドディスプレイで見ることができます。
ライトフィールドディスプレイ:誰もが車載3D映画を楽しめるために。
助手席乗員と後部座席乗員どちらも社内で3D体験を楽しめるようにするため、コンチネンタルは現在、シリコンバレーに本拠を置くレイア社Leia Inc.の“ナチュラル3Dライトフィールドテクノロジー” を使った新しい3Dディスプレイを開発しています。この新技術では、従来必要であった乗員の頭部位置検出用のカメラが不要となります。これによりディスプレイ自体の重量、必要空間およびコストを節約する効果だけでなく、ビデオ会議やオンラインショッピングから拡張現実ゲームや3D映画に至るまで、コネクテッドカーのすべての乗員にデジタルサービスの新しい世界を開きます。前出の「パララックス・バリア」の代わりに、このシステムはレイア社独自の「回折光フィールドバックライト(DLB)」技術を使用しています。これはディスプレイパネルの下に回折格子とナノ構造を備えた光導波路で、光を屈曲させることでナチュラルな3D効果を生み出します。コンチネンタルは、この革新技術を実装投入する予定で2022年までに量産が計画されています。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
コンチネンタル・オートモーティブ株式会社
コミュニケーションズ本部
メールアドレス:communication.japan@continental-corporation.com)
コンチネンタル企業サイト - www.continental-corporation.jp