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【実証実験 結果報告】NAWABARIが埼玉県横瀬町にて実施した「共有地を使ったEC運営実証実験」の結果を公開 

個人のネットショップ開設において自宅住所を公開せずにスタートできる実証試験を行い、販売の指導を行うことによって地域に新たな経済圏を作る

住所のシェアリングサービス「NAWABARI」を運営する株式会社Lucci(本社所在地:東京都目黒区、代表取締役:出水洋樹、以下「NAWABARI」)は、埼玉県横瀬町が運営する実証実験プラットフォーム「よこらぼ」にて採択された
「アフターコロナの新生活提案!共有地を使ったEC運営で新たな経済圏を創造」の実証実験が完了したことを発表致します。





[画像1: https://prtimes.jp/i/24875/29/resize/d24875-29-ec4d3fba8fc0af790beb-0.png ]

<実証実験の経緯>
住所のシェアリングサービス「NAWABARI」は、2021年8月に、埼玉県横瀬町主催の『よこらぼ』(https://yokolab.jp/)に採択され、同年10月より検証を行い、EC運営にチャレンジすることで地域に新たな経済圏を創造することを目的に取り組んで参りました。実験はオンラインで実施して参りましたが、2022年10月30日、31日には横瀬町の複合施設「AREA898(エリアはちきゅうはち)」(横瀬町大字横瀬、TEL 0494-25-0112)にて、ネットショップを開設するための初心者向けセミナー合宿も開催致しました。セミナーではサウナで懇親するなど、参加者同士の交流する機会も設けられました。(参考 秩父経済新聞 https://chichibu.keizai.biz/photoflash/571/)2022年1月には参加者に結果のヒアリングを行い、5ヶ月のサポート期間を経て2022年6月に実証実験を終了致しました。


◆EC運営に不可欠な「住所」「商材」「ノウハウ」の提供
これは、EC運営を行うにあたって障壁となる主な3つの要因です。私たちは、これらの障壁を取り除くとどの程度の方がEC運営にチャレンジし、どの程度の結果を出すことができるのかを実験致しました。
アンケートからは、「自宅住所を使うことが障壁となっていたので安心して始められた」「興味はあったが何を販売して良いのか分からなかった」「初心者にもわかるように説明してもらえた」と一定の成果を得ました。短期間ながら実際に売上に繋がった方も出ており、各行政機関において「公共施設住所の提供」という社会実装を意識した実験となりました。数値、アンケート結果などから、「特定商取引法に基づく表記」への自宅住所記載を回避する施策はコロナ禍においては特に有望であり、雇用に頼らない新たな生活スタイルの実現に寄与するものであると認識されました。


◆実施要領
実施日時:2021年10月1日-2022年1月31日(6月30日)
参加者:公募による融資参加者 41名


◆実施方法
2021年10月15日、11月19日、12月17日 オンライン開催
10月30日〜31日 横瀬町の複合施設「AREA898(エリアはちきゅうはち)」にて合宿を開催


◆セミナー開催前の参加者の声
2021年10月、初回セミナーの参加申込アンケートには「ネットショップをやったことはあるが全く売れず、基礎からきっちり学びたい」「売り上げを上げたい」「定期的な売り上げをつくるための解決方法を学びたい」などのご要望から、「集客方法やショップデザインの整え方」、「送料設定、仕入れの仕方について知りたい」など具体的な要望も多く、参加者がネットショップを始めるにあたり如何に奮闘しているかということが文面からも伝わってくる内容でした。


◆実施結果
2日間のセミナーではネットショップセミナー講師の小代有美さんを迎え、15人が現地での参加、オンラインでの参加が20名と地域外からもたくさんの方にお集まりいただきました。店のコンセプトづくりや商品の仕入れ方、商品撮影のコツなど情報提供致しました。


<アンケート結果>
実証実験に参加した35名中31名がアンケートに回答。
セミナーの満足度としては9割以上の参加者が満足と回答し、概ね肯定的な結果が得られました。ネットショップをやったことがあるか否かの問いに対しては、5割弱の参加者がネットショップ運営初心者でした。
ネットショップをスタートする上で必要な住所については、4割の参加者が個人の住所を使用するのではなく、バーチャルオフィスサービスを利用したいと回答し、そのうち45%(11名中5名)の参加者に住所を発行致しました。また、セミナー開催中にネットショップにて売上を上げることができた参加者も多く、優位な実績を残すことができました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/24875/29/resize/d24875-29-71cccdafba55d3c8f470-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/24875/29/resize/d24875-29-b0264ac3cc399ef42a81-2.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/24875/29/resize/d24875-29-2a4240ac955cc79b4f25-3.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/24875/29/resize/d24875-29-be62f6b19493f8a9c684-4.png ]


♦?実証実験後にアンケートを実施


ネット販売をやってみたいと思った時の一番心配だったことは、売れない在庫が家に溜まってしまうこと。どのように在庫を捌くのか具体的なお話を聞けてスタートするハードルがかなり下がった。
最初はビジネスでもう1軸くらい稼げる事業が欲しいなと思っていて何気なく参加したが、セミナーの内容が面白くてどんどん引き込まれ、実際にやってみたいと思えるくらいに熱意が高まった。月に1万円でも良いので利益を出せることを当面の目標にしたい。
ショップオープンは不安と心配しかなかったが、自立した私で仕事も子育ても母である私もすべてを楽しみたいと感じた。それにはやはりお金が絶対必要なのでこの機会を生かし時間とお金の自由を得たい。女性が歳を重ねても自由に美しく輝いていけるショップを目指したい。
「売れなかったらどうしよう」という不安が、「なんとかなるんだ!」に変わった。リサーチ方法も具体的に教えてもらえてよかった。
まずはお店を立ち上げて商売してみようと思った。次回のセミナーまでにお店を開設したい。


セミナーでは、ネットショップ開設にあたって誰もがぶつかる不安や疑問を、講師の小代さんに自分の経験談と共に解説いただきました。参加者の不安解消の場となり、具体的な行動に移すにはどうしたらいいか、疑問が解決できたという声を多くいただく結果となりました。

また、要望として税金やキャッシュフローなどお金まわり、商品写真の撮り方や顧客の客層別の特徴について聞きたいなど、より深く学びたいという声も多くありました。参加者の中には、自宅の住所を使用したくないため住所のシェアリングサービスとして横瀬町の施設住所を使用したいとの希望も見受けられました。希望者には、この実証実験期間中に使用可能な住所(横瀬町提供)を発行し、実際に売り上げに繋げるという結果も残すことができました。

この実証実験から、EC運営を行うにあたって多くの方がぶつかる障壁が解決されると、個人でも気軽に起業又は副業を開始することが可能であり、雇用に頼らない新しい働き方の提案に繋がるという成果が得られました。
NAWABARIでは、本実証実験データを基に各地方自治体と連携し、地域に新しい商圏を築く一助となるべく今後もサービス運営を拡大して参ります。


<NAWABARI概要>
■サービス名 :NAWABARI (https://nawabari.net
■サービス内容:レンタルアドレス、電話用件転送(代行)、郵便物転送
■利用料金 :月払1480円(税込1,628円)、年払11,760円(税込12,936円 月換算980円/税込1,078円)
※その他別途オプション料金、郵便物転送実費が必要。

<NAWABARI 誕生の背景>
Lucci代表の出水が、下北沢でレンタルボックスの運営をしていた際にハンドメイド作家様達がネットショップ販売用の住所で困っていることを知ったことがきっかけ。自宅の住所をWEB上に開示し続けることは現代においてはリスクが大き過ぎると感じたため、消費者庁に対して法令事前確認手続きを行いサービスの適法性を書面にて確認後、2014年3月よりサービスを開始致しました。


<会社概要>
会社名 :株式会社Lucci
URL:https://lucci.co.jp
所在地 :東京都目黒区鷹番3-6-8 TSビル2F
創業 :2011年6月1日(2017年2月1日)
資本金 :900万円
代表者 :代表取締役 出水洋樹
事業内容:スペース活用事業、通信機器レンタル業
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