LF Networking、OVPプログラムをコンプライアンスと検証対応に拡張、通信事業者の相互運用とデプロイメントを容易に
[19/04/15]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
トップキャリア、標準化組織、オープンソース コミュニティの支援によりLFNの広範な検証プログラムにVNFコンプライアンス テストを追加
Linux Foundation傘下で オープンネットワーキングプロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進するLF Networking (LFN) は、カリフォルニア州サンノゼで開催したOpen Networking Summit North Americaにおいて4月3日 (米国時間)、O-RAN Software Community (O-RAN SC) の発足を発表しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/42042/29/resize/d42042-29-505392-0.png ]
2019年4月3日カリフォルニア州サンノゼ発 — Open Networking Summit North America — オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進するLF Networking(LFN http://www.lfnetworking.org/ )は、本日、OPNFV検証プログラム(OVP)が拡張されて仮想ネットワーク機能(VNF)コンプライアンス テストも含まれるようになったと発表しました。ONAPテスト コミュニティとの共同構築作業によって拡張されたOVPは、ONAP内で開発した要件に基づき、一般提供されたVNF準拠のテスト ツールが含まれるようになりました。また、認定ラボ プログラムも含まれており、ニューハンプシャー大学インターオペラビリティ ラボラトリ(UNH-IOL)が最初のOPNFV認定ラボとして紹介されています。
当初はOPNFVに基づく商用NFVI/VIM製品の検証テストを簡素化するために開発されましたが、拡張プログラムではHeatとTOSCA両方のパッケージ検証を使用して、ONAP準拠のオンボード要件との相互運用性も対象になりました。OVPは他に先駆けて、ONAPが策定したNFVスタック仕様の複数の部分、ETSIやGSMAなど複数のSDO、LF Networking End User Advisory Group(EUAG)に関して、オープンソース ベースの自動コンプライアンスを検証テストと組み合わせました。要件に基づく商用製品が整い、入手可能になったことを示せば、市場投入までの時間が短縮され、コストは下がり、NFVIとVNFの展開全体の質が向上します。
Linux FoundationのCommunity and Ecosystem Development担当バイス プレジデントである Heather Kirksey は、次のように述べています。
「NFVとソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)技術が次世代ネットワークを支える中心的存在になるにつれて、相互運用性に関する課題を克服することが業界にとって最重要テーマになりました。OVPはその種の課題に対処し、商用のNFVIおよびVNF製品が市場に出せるようになったことを確認するために作られました。コミュニティがこのプロジェクト横断的なマイルストーンに到達したこと、そしてこのコミュニティ主導の取り組みにVNFテストが取り上げられたことを、非常に誇らしく思います。」
また、OVPは、現在の自己テスト モデルを強化するために認定ラボ プログラムを策定しました。これによりユーザーは、自社の製品やサービスを認定ラボでテストするか自社でテストするかを選択できます。認定ラボを利用するメリットは、専門家とのコミュニケーション、充実したテスト インフラストラクチャ、そして市場に投入するVNFの数が増えたときにエコシステム全体でスケーリングできることなどが挙げられます。 このプログラムは、LFNのコンプライアンスおよび検証委員会によって監督されており、合格したラボにはバッジが授与されます。UNH-IOLはOVP認定ラボのバッジを最初に獲得し、LFNの委員会で活動している他のラボも応募するように推奨されています。
UNH-IOLのシニア エンジニアであるLincoln Lavoie氏は、次のように述べています。
「UNH-IOLは数年間、大学の施設を使用してOPNFVプラグフェストを開催したり、Dovetailプロジェクトやコンプライアンスおよび検証委員会(CVC)に参加したりなど、OPNFVでアクティブに活動してきました。最初の公式OPNFV認定ラボとなって、OPNFVやONAPなどのオープンソース プロジェクトを使った製品、サービスのNFVエコシステムの構築に貢献できことを心から嬉しく思います。」
サービス プロバイダーが利用でき、相互運用性を備えたコンポーネントの選択肢が増え、エコシステムの健全性が高まることに加え、OVPはCSPとベンダーにとって、以下のような具体的なメリットを持っています。
CSPにとって新規サービスの展開の加速
CSPにとって相互運用性とソフトウェア品質の向上
CSPにとって社内テストの手間とコストの削減
ベンダーにとって収益を手にするまでの時間の短縮
ベンダーにとってCSP要件遵守の促進
製品品質の証明
このプログラムは今後も拡大を続け、エンド ユーザーの展開ニーズに基づいて、エンドツーエンドのNFVシステム検証に注力し、VNFとNFVIの両方のコンポーネントについてコンプライアンス テストを充実させていきます。 OVPで検証されたNFVI製品の最新のリストについては、こちら ( https://nfvi-verified.lfnetworking.org/ ) をご覧ください。
OVPへの参加
OVPには、NFV/SDNエコシステムに大きな価値を提供する機会があります。オープンソース ベースのコンプライアンスおよび検証プログラムとして、業界向けの唯一の統一的な存在であり、マルチベンダーのNFVI/VIM、MANO、VNFをカバーする相互運用可能な分散的ソフトウェア スタックを本格的に作成する唯一のプログラムでもあります。しかしオープンソース プロジェクトであるため、コミュニティとエコシステム自体のリーダーシップと参加がなければ成功しません。自社のVNFのテストを含め、このプログラムのいずれかの側面に興味があるすべての方に参加をお勧めします。OPNFV検証プログラムとその開始方法の詳細については、https://www.lfnetworking.org/ovpを参照してください。
また、こちらから入手できる新しいホワイトペーパー「OVP: OPNFV Verification Program(OVP:OPNFV検証プログラム https://www.lfnetworking.org/resources/2019/04/03/ovp:-opnfv-verification-program/ )」も参照してください。
支援のコメント
AT&T
“AT&T knows first-hand how critical VNF requirements are and the value of automation in the certification process,” said Chris Rice, chair of LFN Governing Board and senior vice president, AT&T Labs, Network Cloud and Infrastructure, AT&T. “We see tremendous benefits in bringing quality services to market faster because of these efforts. We are excited with the progress of the LFN’s efforts to expand their OVP program to support greater VNF compliance with the ONAP platform. Driving further alignment, industry adoption, and increased automation will be a big win for customers, CSPs and VNF providers alike.”
China Mobile
“Establishing VNFs open ecosystem to enable related technology and service innovation is one
of the core forces driving operators to explore NFV network reconstruction. As a deep
participant and contributing member of LFN, China Mobile is very pleased to welcome the
OVP Program. In the latest development, the scope of commercial product certification testing is
extended to VNF-oriented scenarios,” said Dr. Feng Junlan, chief scientist of China Mobile Research Institute, general manager of Artificial Intelligence and Smart Operation R&D Center, and vice chairman of LFN Board of Directors. “We will also continue working with our Industry partners to invest in relevant open source projects in moving forward together.”
Orange
“No one vendor can manage the cost of interoperability testing upfront in today’s ecosystem. That’s why it must be a collective effort and that’s also why we need to standardise the telco cloud, two results that open source communities, by their inherent principles of openness, are able to bring,” said Jehanne Savi, executive leader of the All-IP and On-demand Networks Programs, Orange.
Vodafone
“Procurement and Introduction of VNFs into our network should be as simple and efficient as it is for Inducting an application in the Cloud, with this we will be able to deliver our services to our customers in a much more agile way and thereby introduce newer services faster. We believe OVP program can provide the much needed standardization for certification of VNFs to this account. This will benefit customers, carriers and VNF providers alike, making it easier also for VNF innovators to bring new solutions to market,” said Matt Beal, Vodafone Group Technology Director, Strategy & Architecture.
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。
###
The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
Linux Foundation傘下で オープンネットワーキングプロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進するLF Networking (LFN) は、カリフォルニア州サンノゼで開催したOpen Networking Summit North Americaにおいて4月3日 (米国時間)、O-RAN Software Community (O-RAN SC) の発足を発表しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/42042/29/resize/d42042-29-505392-0.png ]
2019年4月3日カリフォルニア州サンノゼ発 — Open Networking Summit North America — オープン ネットワーキング プロジェクト間のコラボレーションとオペレーショナル エクセレンスを促進するLF Networking(LFN http://www.lfnetworking.org/ )は、本日、OPNFV検証プログラム(OVP)が拡張されて仮想ネットワーク機能(VNF)コンプライアンス テストも含まれるようになったと発表しました。ONAPテスト コミュニティとの共同構築作業によって拡張されたOVPは、ONAP内で開発した要件に基づき、一般提供されたVNF準拠のテスト ツールが含まれるようになりました。また、認定ラボ プログラムも含まれており、ニューハンプシャー大学インターオペラビリティ ラボラトリ(UNH-IOL)が最初のOPNFV認定ラボとして紹介されています。
当初はOPNFVに基づく商用NFVI/VIM製品の検証テストを簡素化するために開発されましたが、拡張プログラムではHeatとTOSCA両方のパッケージ検証を使用して、ONAP準拠のオンボード要件との相互運用性も対象になりました。OVPは他に先駆けて、ONAPが策定したNFVスタック仕様の複数の部分、ETSIやGSMAなど複数のSDO、LF Networking End User Advisory Group(EUAG)に関して、オープンソース ベースの自動コンプライアンスを検証テストと組み合わせました。要件に基づく商用製品が整い、入手可能になったことを示せば、市場投入までの時間が短縮され、コストは下がり、NFVIとVNFの展開全体の質が向上します。
Linux FoundationのCommunity and Ecosystem Development担当バイス プレジデントである Heather Kirksey は、次のように述べています。
「NFVとソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)技術が次世代ネットワークを支える中心的存在になるにつれて、相互運用性に関する課題を克服することが業界にとって最重要テーマになりました。OVPはその種の課題に対処し、商用のNFVIおよびVNF製品が市場に出せるようになったことを確認するために作られました。コミュニティがこのプロジェクト横断的なマイルストーンに到達したこと、そしてこのコミュニティ主導の取り組みにVNFテストが取り上げられたことを、非常に誇らしく思います。」
また、OVPは、現在の自己テスト モデルを強化するために認定ラボ プログラムを策定しました。これによりユーザーは、自社の製品やサービスを認定ラボでテストするか自社でテストするかを選択できます。認定ラボを利用するメリットは、専門家とのコミュニケーション、充実したテスト インフラストラクチャ、そして市場に投入するVNFの数が増えたときにエコシステム全体でスケーリングできることなどが挙げられます。 このプログラムは、LFNのコンプライアンスおよび検証委員会によって監督されており、合格したラボにはバッジが授与されます。UNH-IOLはOVP認定ラボのバッジを最初に獲得し、LFNの委員会で活動している他のラボも応募するように推奨されています。
UNH-IOLのシニア エンジニアであるLincoln Lavoie氏は、次のように述べています。
「UNH-IOLは数年間、大学の施設を使用してOPNFVプラグフェストを開催したり、Dovetailプロジェクトやコンプライアンスおよび検証委員会(CVC)に参加したりなど、OPNFVでアクティブに活動してきました。最初の公式OPNFV認定ラボとなって、OPNFVやONAPなどのオープンソース プロジェクトを使った製品、サービスのNFVエコシステムの構築に貢献できことを心から嬉しく思います。」
サービス プロバイダーが利用でき、相互運用性を備えたコンポーネントの選択肢が増え、エコシステムの健全性が高まることに加え、OVPはCSPとベンダーにとって、以下のような具体的なメリットを持っています。
CSPにとって新規サービスの展開の加速
CSPにとって相互運用性とソフトウェア品質の向上
CSPにとって社内テストの手間とコストの削減
ベンダーにとって収益を手にするまでの時間の短縮
ベンダーにとってCSP要件遵守の促進
製品品質の証明
このプログラムは今後も拡大を続け、エンド ユーザーの展開ニーズに基づいて、エンドツーエンドのNFVシステム検証に注力し、VNFとNFVIの両方のコンポーネントについてコンプライアンス テストを充実させていきます。 OVPで検証されたNFVI製品の最新のリストについては、こちら ( https://nfvi-verified.lfnetworking.org/ ) をご覧ください。
OVPへの参加
OVPには、NFV/SDNエコシステムに大きな価値を提供する機会があります。オープンソース ベースのコンプライアンスおよび検証プログラムとして、業界向けの唯一の統一的な存在であり、マルチベンダーのNFVI/VIM、MANO、VNFをカバーする相互運用可能な分散的ソフトウェア スタックを本格的に作成する唯一のプログラムでもあります。しかしオープンソース プロジェクトであるため、コミュニティとエコシステム自体のリーダーシップと参加がなければ成功しません。自社のVNFのテストを含め、このプログラムのいずれかの側面に興味があるすべての方に参加をお勧めします。OPNFV検証プログラムとその開始方法の詳細については、https://www.lfnetworking.org/ovpを参照してください。
また、こちらから入手できる新しいホワイトペーパー「OVP: OPNFV Verification Program(OVP:OPNFV検証プログラム https://www.lfnetworking.org/resources/2019/04/03/ovp:-opnfv-verification-program/ )」も参照してください。
支援のコメント
AT&T
“AT&T knows first-hand how critical VNF requirements are and the value of automation in the certification process,” said Chris Rice, chair of LFN Governing Board and senior vice president, AT&T Labs, Network Cloud and Infrastructure, AT&T. “We see tremendous benefits in bringing quality services to market faster because of these efforts. We are excited with the progress of the LFN’s efforts to expand their OVP program to support greater VNF compliance with the ONAP platform. Driving further alignment, industry adoption, and increased automation will be a big win for customers, CSPs and VNF providers alike.”
China Mobile
“Establishing VNFs open ecosystem to enable related technology and service innovation is one
of the core forces driving operators to explore NFV network reconstruction. As a deep
participant and contributing member of LFN, China Mobile is very pleased to welcome the
OVP Program. In the latest development, the scope of commercial product certification testing is
extended to VNF-oriented scenarios,” said Dr. Feng Junlan, chief scientist of China Mobile Research Institute, general manager of Artificial Intelligence and Smart Operation R&D Center, and vice chairman of LFN Board of Directors. “We will also continue working with our Industry partners to invest in relevant open source projects in moving forward together.”
Orange
“No one vendor can manage the cost of interoperability testing upfront in today’s ecosystem. That’s why it must be a collective effort and that’s also why we need to standardise the telco cloud, two results that open source communities, by their inherent principles of openness, are able to bring,” said Jehanne Savi, executive leader of the All-IP and On-demand Networks Programs, Orange.
Vodafone
“Procurement and Introduction of VNFs into our network should be as simple and efficient as it is for Inducting an application in the Cloud, with this we will be able to deliver our services to our customers in a much more agile way and thereby introduce newer services faster. We believe OVP program can provide the much needed standardization for certification of VNFs to this account. This will benefit customers, carriers and VNF providers alike, making it easier also for VNF innovators to bring new solutions to market,” said Matt Beal, Vodafone Group Technology Director, Strategy & Architecture.
Linux Foundationについて
2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、linuxfoundation.org をご覧ください。
###
The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。