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IBM、お客様のハイブリッドクラウド化をさらに加速しモダナイズする、ITインフラのポートフォリオ全体におよぶ新機能を発表

-IBM Z、IBM LinuxONE、IBM Power Systems、IBM Storageのハイブリッド対応に新たな投資
-Red Hat OpenShiftとIBM Cloud Paksによりお客様のモメンタムが加速
-コンテナ・ワークロードに対するIBM Storageの進化

[米国ニューヨーク州アーモンク – 2020年10月27日(現地時間)発]
IBMは本日、お客様がハイブリッドクラウドを目指す取り組みを進めていくために、オンプレミスからIBMパブリッククラウドまで、ワークロードを展開する場所を柔軟に選択できる機能を戦略的に拡大すると発表しました。新たに強化されたソリューションには、IBMのITインフラストラクチャーすべてに対しIBM Cloud Paks により提供されるコンテナ化されたソフトウェアや、コンテナ向けのデータ・ストレージの機能強化が含まれます。

Forresterの最近の調査、「企業におけるハイブリッド・マルチクラウド戦略の鍵1」によると、パブリッククラウド以外のITインフラストラクチャーへの出資を増やしていると回答した組織は85%にのぼり、組織がオンプレミスとプライベートクラウドの両方の技術を引き続き活用していることが分かりました。

IBM Systemsのシニア・バイスプレジデント兼IBM North America会長であるトム・ロザミリア(Tom Rosamilia)は次のように述べています。「世界的なパンデミックとそれに続く経済の混乱により、スピードと柔軟性へのニーズが高まり、デジタル変革の計画が拡大しています。私たちのお客様はAIやクラウドへの投資を拡大し、コスト削減を迅速に実現させながら、機密性の高い処理(コンフィデンシャル・コンピューティング)や回復力、セキュリティーを向上させています。Red Hatと連携したIBMのハイブリッド・マルチクラウド戦略は、こうした変革の中心と言えます。」

すでにIBM ZおよびPower Systemsを主に利用しているお客様の多くが、現在Z上のRed Hat OpenShiftで実証(PoC)を行い、さらに100社を超えるお客様が実行のための準備を終えています。さらに、40社を超えるお客様が、OpenShiftの強力なセキュリティー機能を備えた永続的で可用性の高いリポジトリーであるIBM Storageをすでに利用しています。これは、IBMとRed Hatとの長年の協業に加え、業界をリードする企業向けKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftをサポートするために、IBM Z、LinuxONE、IBM Power SystemsおよびStorage製品全体に投資してきたことに基づいています。

現在、LinuxONEやLinux on Zを新たに導入した100社を超えるお客様が、ハイブリッドクラウドで基幹業務を稼働させています。こうしたお客様は、スタートアップから大手企業まであらゆる規模におよび、ヘルスケア、小売、運輸、フィンテック・サービス、公共機関に至るまで、さまざまな業界に広がっています。

IBMは、お客様がIBMのITインフラを利用してハイブリッドクラウドを構築できるよう、以下の新機能を発表しました。

ビジネス全体にAIを活用でき、データベースを統合するIBM Cloud Pak for Data(IBM Power Systemsではすでに利用可能で、IBM Zでは11月以降利用可能予定)
デジタル変革を加速し、クラウド・ネイティブ・アプリケーションを既存のワークロードと連携するIBM Cloud Pak for Integration on IBM Z
統合されたランタイムにより高速なクラウド・ネイティブ開発を可能にするIBM Cloud Pak for Applications on IBM Z and IBM Power Systems
ハイブリッド・マルチクラウド全体の可視化、自動化、ガバナンスを向上するIBM Cloud Pak for Multi-Cloud Management for IBM Z and IBM Power Systems


コンテナ・ワークロード向けの永続(Persistent)ストレージとデータ保護

IBM Storageは、ストレージや最新のデータ保護ソリューションにおいても、広範囲におよぶ新しい拡張機能を将来にわたって提供します。このソリューションは主に、急速に拡大するコンテナやRed Hat OpenShiftなどのKubernetesのエコシステムに対応できるように設計されています。

IBM Storage Suite for Cloud Paksは現在、Red Hat OpenShift上でのコンテナ・ネイティブなデータアクセスのサポートを拡張しています。この製品は、ソフトウェア・デファインド・ストレージとしてファイル、オブジェクト、およびブロックを主に必要としているユーザーに対し、継続的な統合とデリバリーを実現し、最大の柔軟性を提供します。また、IBM Spectrum Scaleには、完全にコンテナ化されたクライアントとランタイムのオペレーターが追加され、Red Hat OpenShiftクラスター上にある伸縮自在のデータレイクへのアクセスが可能になります。IBM Cloud Object Storageは、Red Hat OpenShiftに同梱されているオブジェクト・ストレージ・インターフェースに向けた、オープンソースのs3fsファイルを新たにサポートします。

ポルシェインフォマティク(Porsche Informatik)のコンピューティングおよびプラットフォーム・サービス部門の責任者であるクリストフ・ブッフシュテッター(Christoph Buchstätter)氏は次のように述べています。「コンテナ化されたアプリケーションとRed Hat OpenShiftを使用してインフラを最新化する取り組みを始めたとき、私たちに必要だったのは、アプリケーションの最新化を安全で確実な方法でサポートできるインフラでした。IBM Cloud Object Storageを選択した理由は、コンテナ化されたアプリケーションに高い可用性をもたらすよう組み込まれたセキュリティーと安定性でした。このシステムは管理が簡単で、自分たちで制御してデータを管理できます。」

このようなコンテナへの移行は、最新のデータ保護に多大な影響を及ぼしています。お客様は、ハイブリッドクラウド環境でデータの復旧、保持、再利用を統合し、重要なデータ・ワークロードを保護できるソリューションを求めています。

ESG部門のシニア・アナリストであるスコット・シンクレア(Scott Sinclair)は、次のように述べています。「Red Hat OpenShiftなどのコンテナ・テクノロジーは、ハイブリッドクラウド導入の基盤であり、プライベートとパブリッククラウド間のアプリケーションやデータのポータビリティおよび拡張性を実現します。IBMは、拡大したハイブリッドクラウド・データの保護に対応するとともに、コンテナ・ネイティブのデータ保護と永続ストレージも提供しています。IBMでは、クライアントの多くが今後も数年間にわたり、コンテナ化されていないワークロードを持ち続けることを認識しています。ですから、IBMでは、コンテナ化された環境とコンテナ化されていない環境の両方に対応するツールを提供しています。共通のデータ保護インフラストラクチャーを提供し、既存のデータ・オーシャンを拡張する非構造化データをサポートすることで、実行するプラットフォームに関係なくAIやMLワークロードに『信頼できる唯一の情報源』を提供できるのです。」

こうした課題に対処するために、IBMではIBM Spectrum Protect Plusを拡大して、コンテナの保護を強化します。IBM Spectrum Protect Plusは、Red Hat OpenShift Operatorを使用してIBM Spectrum Protect Plusサーバーをコンテナとして展開する機能をはじめとした統合機能により、Red Hat OpenShift環境を保護します。

詳細情報は、http://www.ibm.com/blogs/systems/storage-made-simple-for-containers-and-hybrid-cloud(日本語抄訳)をご覧ください。

当報道資料は、2020年10月27日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2020-10-27-IBM-Unveils-New-Capabilities-Across-IT-Infrastructure-Portfolio-to-Help-Clients-Modernize-and-Accelerate-Path-to-Hybrid-Cloud (英語)

IBM、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
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