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ハワイアン航空、2024 Corporate Kuleana Report(ESGレポート)を発表

ハワイアン航空(本社:ホノルル、代表取締役社長兼CEO: ピーター・イングラム[Peter Ingram])は、より持続的な運航と成長に向けた環境・社会・ガバナンス(ESG)の取り組みに焦点を合わせた「2024 Corporate Kuleana Report」を発表しました。報告書のタイトルに使用されている「クレアナ (Kuleana)」は、ハワイ語で「権利、義務、責任」を意味します。

ハワイアン航空は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロに削減するという目標を掲げており、2024年は引き続き、持続可能な航空燃料(SAF)および機材最新化への投資を通じ尽力してきました。また、これを後押しすべく、今年4月には燃料効率の高いボーイング社787-9型機の初号機の運航を開始し、発注済の12機のうち2機を受領しています。

更に、新たな成長フェーズに備え、2023年末時点での総従業員数7,362名のうち、およそ1,000名の従業員を新規雇用すると同時に、学校や大学とのキャリアパイプラインに関する取り組みを拡大しました。

代表取締役社長兼CEOであるピーター・イングラムは、「2024 Corporate Kuleana Report」に寄せた前書きで、「ハワイアン航空が昨年成し得た成果、そして従業員が当社をより良い航空会社にするために重ねてきたひたむきな努力を非常に誇りに思います。彼らの互いへの思いやり、お客様や私たちを取り巻くコミュニティへのアロハの精神は、インスピレーションの源であり、ハワイアン航空の今後の更なる成功の基盤となることでしょう」と述べています。

環境保護
ハワイアン航空は、2030年までに石油系ジェット燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げており、2029年より5年間にわたりバイオ燃料企業であるGevo社より5,000万ガロンのSAFを購入する計画を昨年発表しました。これと並行して、ハワイ州最大の製油所Par Hawaiiと積極的に協力し、SAFの地産を検証しています。

また、SAF拡大のための研究、技術、生産の加速に重点を置くスタートアップ企業を支援するUnited Airlines Venturesのサステナブルフライト基金に参画しているほか、最近ではSAFのインセンティブと指針を提唱する無党派の非営利団体SAF Coalitionのメンバーになりました。

同社は2028年までに運航上の取り組みを通じて300万ガロンのジェット燃料を節約する目標も達成に向けて順調に進んでおり、2023年はおよそ80万ガロンの節約に成功しています。また、昨年はスコープ3排出量の詳細なスクリーニングを実施し、サプライチェーンの脱炭素化に向けた取り組みを公開しました。

更に、廃棄物を削減し、2029年までに機内サービスで使用される使い捨てプラスチックを排除する取り組みの一環として、太平洋路線において35万5,000本のペットボトルを削減するとともに、より持続可能な機内食と機内アメニティを導入し、2023年12月の時点で1便あたりの使い捨てプラスチック使用量を2021年ベースライン比で約24%削減しました。

従業員とコミュニティへの思いやり
ハワイアン航空は昨年、Amazon向けの貨物機の運航や新たに加わる787-9型機などの新規事業をサポートするためのパイロットと整備士を中心に、953名のスタッフを全社的に採用しました。

また、従業員の80%以上が人種的または民族的に多様であり、多様性、インクルージョン(包括性)、帰属意識へのコミットメントが、採用・従業員の定着戦略およびハワイアン航空の成功において引き続き重要な推進力となると考えています。また、2023年の女性パイロットの割合は9.7%以上と、前年に続き2022年の米国平均4.9%を大きく上回り、米国の主要航空会社をリードしています。

更に、次世代の航空プロフェッショナルを育成するために、引き続き従業員の継続的な教育を支援すると同時に、教育パートナーシップおよび人材開発プログラムを拡大します。ハワイの非営利団体ClimbHIは、ハワイアン航空のハワイおよびアメリカ本土の大学や高校のキャンパスにおけるコミュニティ支援活動を評価し、2023 Outstanding Business アワードの受賞者に選定しました。

同社は毎年、ハワイを本拠地とする航空会社として、Team Kokua(チーム・コクア)支援プログラムおよび社員のボランティア活動を通じ、同社ネットワーク全域のハワイのコミュニティと都市を支援しています。2023年には、慈善活動の一環として1億8,720万マイルのHawaiianMilesが246団体に寄付され、そのうちの3,500万マイルが長年のパートナーであるポリネシア航海協会の「Moananuiakea: A Voyage for the Earth」(https://newsroom.hawaiianairlines.com/blog/wind-in-the-sails-for-polynesian-voyaging-hawaiian-airlines-donates-34-million-miles-for-latest-hokule%E2%80%98a-odyssey) プロジェクト支援に寄せられました。

加えて、総勢1,500人以上の従業員が8,548時間のボランティア活動を行う中、ハワイアン航空は、文化、教育、環境、医療・福祉分野において、180万ドルの現金および物品の寄付を行いました。
昨年の夏にはマウイ島西部で発生した壊滅的な山火事を受け、災害発生から3日間でおよそ17,000人の居場所を失った観光客および住民を避難させると同時に、マウイ島に救援隊と救命物資を輸送するなど、同社の94年の歴史の中で最も緊急性の高い呼びかけに応じました。

また、フードドライブを立ち上げ、Hawaii Foodbank、Maui Foodbank、Hawaii Community Foundationに合計15万ドルを寄付したほか、アメリカ赤十字におよそ1億4,000万マイルのHawaiianMilesを寄付しました。さらに、マウイ島の持続的な経済回復を支援するために、シリーズビデオ「Travel Pono」のマウイ島編を制作しました。同ビデオは、マウイ島在住の従業員が出演し、観光客がマウイ島で素晴らしい体験をしながらコミュニティを支援できる方法を紹介しています。

ハワイアン航空の 「Corporate Kuleana Report」には、SASB(Sustainability Accounting Standards Board=サステナビリティ会計基準審議会)の公開基準に準拠した指標に加え、TCFD (Task Force on Climate-related Financial Disclosures=気候関連財務情報開示タスクフォース) の基準に則った各指標も明記しています。


レポート全文(英語)はこちら( https://issuu.com/hoike/docs/hawaiianairlines2024corporatekuleanareport )をご覧ください。

■ ハワイアン航空について:
創設95年目を迎えたハワイアン航空は、ハワイで最大かつもっとも歴史の長い航空会社です。ハワイ州の島間は 1日 約150便を運航、米国本土へはハワイと米国本土間を運航する航空会社の中では最多の16都市へハワイから直行便を運航しています。国際線は日本、アメリカ領サモア、オーストラリア、クック諸島、ニュージーランド、韓国、タヒチとハワイ間にて直行便を運航しています。
米国旅行誌「コンデナスト・トラベラー」、および「トリップ・アドバイザー」の消費者調査においても、ハワイに就航する米国航空会社のトップにランキングされています。2022年には、「フォーブス」誌でハワイ州内のトップ雇用主として選ばれ、「トラベル+レジャー」誌の「2022 World's Best」において、米国No.1の航空会社として2年連続トップに輝いています。また、ハワイアン航空は、米運輸省による米航空業界ランキングにおいて、18年連続(2004年〜2021年)で定時運航率1位でした。
ハワイアン航空は、ハワイアン・ホールディングス(NASDAQ:HA)の子会社です。詳細や最新情報は、下記をご確認ください。
公式HP https://www.hawaiianairlines.co.jp/
Twitter https://twitter.com/hawaiianairjp
Facebook https://www.facebook.com/HawaiianAirlinesJapan/
Instagram https://www.instagram.com/hawaiianairlinesjp/
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