ラトナ、「SAP.iO Foundry Tokyo」の採択企業に選出、SAP S/4HANA(R)とのエッジ・クラウド統合環境開発を強化加速
[22/04/20]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
この度、ラトナ株式会社(代表取締役 : 大田和響子、以下ラトナ)は、SAPジャパン株式会社が主催するスタートアップ向けプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」の参加企業に採択されたことをご報告申し上げます。
ラトナは、創業時よりエッジコンピューティング/AI/IoTに関する事業開発・技術開発を推進しており、主にエッジコンピューティング向けのAI/IoT リソースを揃えた自社製品「AION™」を主軸とした事業展開を行っております。「AION™」の特徴は、全面的なマイクロサービスアーキテクチャによる多様で豊富なエッジ・AI ソフトウェア・IoT ソフトウェアと、エッジデバイス上においてアプリケーションの安定稼働を実現するコンテナオーケストレーション技術です。本技術は、様々な場面で高度な AI/IoT システムを手軽に、安価に、省エネルギーで、強固なセキュリティで構築することを可能にします。
これまで、ラトナは「AION™」とSAPのERPシステムとのエッジ・クラウド統合環境開発を進めてきましたが、今回の「SAP.iO Foundry Tokyo」採択に伴い、本統合環境開発をさらに加速させ、様々な産業シーンに対応可能な最先進の技術基盤を構築してまいります。
■SAPとAION™の技術統合
下図は、ラトナが開発した、SAP S/4HANA(R) とエッジコンピューティングプラットフォームAION™との統合モデルです。センサー等からストリーミングされる産業データや、それらをもとにエッジAIで一次加工されたデータは、ラトナが開発した、エッジコンピューティング環境の70種類以上のAPI RuntimesとRabbitMQ、Kubernetesにより、クラウド環境やオンプレミスサーバー環境のSAP S/4HANAシステム・データベースとデータを往復し、クラウド・エッジ双方の環境のDBにおいて、短い時間スケールで数百万以上のトランザクションを発生、記録、更新することができます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-3f5876e9b6e0729ae930-0.png ]
SAP S4/HANA(R)とラトナのAION™という先進的な組み合わせのソフトウェアスタックをうまく融合させ、エッジ環境のEdge AIやIoTソフトウェア・アプリケーションとクラウド・オンプレミス環境のSAPデータハブを連携させて、工場、物流/倉庫、小売、ロボティクス、プラント、インフラ、自然環境監視、さらには宇宙機器制御運用システムなどの産業シーンにおいて、現場エンドポイントと統合企業環境での効率的で無駄のないデータ・アプリケーション運用を目指します。
ソフトウェアスタックに含まれるラトナのコアかつ最も主要な技術要素であるエッジコンピューティングデバイスやチップ上で稼働するセンサーデータコンテナオーケストレーションは、SAP S4/HANAのエンタープライズおよび産業アプリケーションコンポーネントと接続され、クラウドとエッジノード間のデータフィードと処理のアーキテクチャをよりシームレスにすることができます。
■ラトナが開発したAPI Runtimesの対象範囲
下図は、ラトナが開発したエッジコンピューティング環境やエッジAI環境、IoTアプリケーション環境上で稼働するAPI Runtimesの開発・提供状況の一覧です。
ここでAPIの種類は、EVENTS、READS、CREATESと、それらの入出力データをエッジ環境で維持するためのSQLとに分類されます。(現在はこれらに加えて、UPDATESのAPIが開発中です)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-6c37fdea70f3ca42a5e2-1.png ]
【ラトナが開発したAPI Runtimesの機能一覧】
ラトナが開発したAPI Runtimesでは、SAP S/4HANAの以下の機能がカバーされています。また、S/4HANA(R)以外では、SAP(R) SuccessFactors(R)、SAP(R) Concur(R)、SAP(R) Fieldglass(R)をカバーしています。
・Central Functions(共通機能)
・Logistics(ロジスティクス)
・Inventory Management(在庫管理)
・Sales Management(販売管理)
・Procurement Management(調達購買管理)
・Production Management(生産製造管理)
・Process Management(プロセス管理)
・Quality Management(品質管理)
・Plant Maintenance(プラント保全)
・Customer Service(カスタマーサービス)
■エッジKubernetes環境上でのRabbitMQを活用したメッセージングアーキテクチャ
ラトナは、主にエッジコンピューティングのKubernetes環境において、RabbitMQ からのメッセージを受けてイベントドリブンで任意のAPI ランタイムを実行し、アウトプットとしてRabbitMQへメッセージを出力するよう対応した、APIランタイムを開発しています。
以下のアーキテクチャ図は、クラウド上のSAP ソリューションと統合されたエッジKubernetes環境上において、特定のインプット・アウトプットに対してRabbitMQが軽量なメッセージング・アーキテクチャとして機能し、高速で安定的なAPIランタイム環境とエッジデータベース・データベース更新環境が提供される一連の流れを図式化したものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-79a0ead48850a10f3946-2.png ]
■「SAP.iO Foundry Tokyo」とは
SAP.iO Foundry Tokyoは、SAPがグローバルで展開する社外のスタートアップ向けプログラム「SAP.iO」の取り組みの1つです。優れたスタートアップとSAP製品との連携を図ることによるSAPエンタープライズ顧客への共同アプローチの実施を見据えており、世界10都市で年2回のコホートプログラムを運営しています。
東京では、日本の産業界の変革ニーズとの接点を提供しスタートアップとの共創を促進する“実践型”アクセラレータープログラムとして2019年に開始し、これまでに5回のコホートプログラムを終了しました。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、クラウドコンピューティング事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io
ラトナは、創業時よりエッジコンピューティング/AI/IoTに関する事業開発・技術開発を推進しており、主にエッジコンピューティング向けのAI/IoT リソースを揃えた自社製品「AION™」を主軸とした事業展開を行っております。「AION™」の特徴は、全面的なマイクロサービスアーキテクチャによる多様で豊富なエッジ・AI ソフトウェア・IoT ソフトウェアと、エッジデバイス上においてアプリケーションの安定稼働を実現するコンテナオーケストレーション技術です。本技術は、様々な場面で高度な AI/IoT システムを手軽に、安価に、省エネルギーで、強固なセキュリティで構築することを可能にします。
これまで、ラトナは「AION™」とSAPのERPシステムとのエッジ・クラウド統合環境開発を進めてきましたが、今回の「SAP.iO Foundry Tokyo」採択に伴い、本統合環境開発をさらに加速させ、様々な産業シーンに対応可能な最先進の技術基盤を構築してまいります。
■SAPとAION™の技術統合
下図は、ラトナが開発した、SAP S/4HANA(R) とエッジコンピューティングプラットフォームAION™との統合モデルです。センサー等からストリーミングされる産業データや、それらをもとにエッジAIで一次加工されたデータは、ラトナが開発した、エッジコンピューティング環境の70種類以上のAPI RuntimesとRabbitMQ、Kubernetesにより、クラウド環境やオンプレミスサーバー環境のSAP S/4HANAシステム・データベースとデータを往復し、クラウド・エッジ双方の環境のDBにおいて、短い時間スケールで数百万以上のトランザクションを発生、記録、更新することができます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-3f5876e9b6e0729ae930-0.png ]
SAP S4/HANA(R)とラトナのAION™という先進的な組み合わせのソフトウェアスタックをうまく融合させ、エッジ環境のEdge AIやIoTソフトウェア・アプリケーションとクラウド・オンプレミス環境のSAPデータハブを連携させて、工場、物流/倉庫、小売、ロボティクス、プラント、インフラ、自然環境監視、さらには宇宙機器制御運用システムなどの産業シーンにおいて、現場エンドポイントと統合企業環境での効率的で無駄のないデータ・アプリケーション運用を目指します。
ソフトウェアスタックに含まれるラトナのコアかつ最も主要な技術要素であるエッジコンピューティングデバイスやチップ上で稼働するセンサーデータコンテナオーケストレーションは、SAP S4/HANAのエンタープライズおよび産業アプリケーションコンポーネントと接続され、クラウドとエッジノード間のデータフィードと処理のアーキテクチャをよりシームレスにすることができます。
■ラトナが開発したAPI Runtimesの対象範囲
下図は、ラトナが開発したエッジコンピューティング環境やエッジAI環境、IoTアプリケーション環境上で稼働するAPI Runtimesの開発・提供状況の一覧です。
ここでAPIの種類は、EVENTS、READS、CREATESと、それらの入出力データをエッジ環境で維持するためのSQLとに分類されます。(現在はこれらに加えて、UPDATESのAPIが開発中です)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-6c37fdea70f3ca42a5e2-1.png ]
【ラトナが開発したAPI Runtimesの機能一覧】
ラトナが開発したAPI Runtimesでは、SAP S/4HANAの以下の機能がカバーされています。また、S/4HANA(R)以外では、SAP(R) SuccessFactors(R)、SAP(R) Concur(R)、SAP(R) Fieldglass(R)をカバーしています。
・Central Functions(共通機能)
・Logistics(ロジスティクス)
・Inventory Management(在庫管理)
・Sales Management(販売管理)
・Procurement Management(調達購買管理)
・Production Management(生産製造管理)
・Process Management(プロセス管理)
・Quality Management(品質管理)
・Plant Maintenance(プラント保全)
・Customer Service(カスタマーサービス)
■エッジKubernetes環境上でのRabbitMQを活用したメッセージングアーキテクチャ
ラトナは、主にエッジコンピューティングのKubernetes環境において、RabbitMQ からのメッセージを受けてイベントドリブンで任意のAPI ランタイムを実行し、アウトプットとしてRabbitMQへメッセージを出力するよう対応した、APIランタイムを開発しています。
以下のアーキテクチャ図は、クラウド上のSAP ソリューションと統合されたエッジKubernetes環境上において、特定のインプット・アウトプットに対してRabbitMQが軽量なメッセージング・アーキテクチャとして機能し、高速で安定的なAPIランタイム環境とエッジデータベース・データベース更新環境が提供される一連の流れを図式化したものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/42416/30/resize/d42416-30-79a0ead48850a10f3946-2.png ]
■「SAP.iO Foundry Tokyo」とは
SAP.iO Foundry Tokyoは、SAPがグローバルで展開する社外のスタートアップ向けプログラム「SAP.iO」の取り組みの1つです。優れたスタートアップとSAP製品との連携を図ることによるSAPエンタープライズ顧客への共同アプローチの実施を見据えており、世界10都市で年2回のコホートプログラムを運営しています。
東京では、日本の産業界の変革ニーズとの接点を提供しスタートアップとの共創を促進する“実践型”アクセラレータープログラムとして2019年に開始し、これまでに5回のコホートプログラムを終了しました。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、クラウドコンピューティング事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io