聖マリアンナ医科大学発ベンチャー株式会社ナノエッグ、グリチルレチン酸の「カプセル化」技術「GRAegg」を開発 新技術を応用し「豊麗」をリニューアル
[11/11/15]
提供元:PRTIMES
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聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業、株式会社ナノエッグ(本社:川崎市、代表取締役社長:山口葉子、以下ナノエッグ社、http://www.nanoegg.co.jp/)は、
優れた抗炎症効果で知られるグリチルレチン酸(GRA)の「カプセル化」技術に成功しました。このことにより、ナノエッグ社にとっては、レチノイン酸、αリポ酸に続く第三の薬剤を使ったカプセル化技術が実現したことになり、グリチルレチン酸の別名GRAを冠し「GRAegg」(ジーアールエーエッグ)と命名しました。
グリチルレチン酸は抗炎症、抗アレルギー作用があり、特に皮膚炎に対して有効です。天然の植物「甘草」由来の成分のため、作用が緩和で連続使用しても副作用がないことや、使用感がよいことで幅広く化粧品に用いられています。また、エイジングケアのための美白成分としても使われています。
今回、ナノエッグ社は、GRAegg技術によりグリチルレチン酸をナノスケール(直径6.5ナノメートル)の無機質コーティングカプセルにすることで、皮膚内への透過性を向上させました。これによりグリチルレチン酸の効果と応用範囲が飛躍的に拡大します。
もともとグリチルレチン酸は油溶性なので、油脂類を含む軟膏やクリームなどの形で利用されることが多く、水溶性ベースの製品への応用が困難でした。しかし、GRAegg技術でカプセル化することにより水溶性製品にもグリチルレチン酸を大量に配合することが可能となります。また、皮膚への浸透力も高まります。当社の実験では、GRAegg技術により、エッグ化しないグリチルレチン酸と比べて炎症効果に有意差を確認することができました。
当社ではこのGRAegg技術を応用し、ほうれい線(小鼻の両脇から唇の両端に伸びる2本の線)ケア専用化粧品「豊麗(ほうれい)」をリニューアルします。新たに、カプセル化したグリチルレチン酸を配合することで、抗炎症作用を付与して肌荒れを防止し、ほうれい線の予防効果をねらいます。
「豊麗」をはじめ、「MARIANNA」シリーズは通信販売(フリーダイヤル:0120-338-440)、専用サイトhttp://www.nanoegg.jp/、あるいは聖マリアンナ医科大病院の売店などで購入できます。
※写真2:事前に各製剤GRAegg3%水溶液、グリチルレチン酸3%水溶液、水の3種類を前腕外側皮膚(一定面積)に塗布。30分後塗布部の角層剥離を行い皮膚を刺激した。剥離直後から経時ごとの血流量を比較した。赤い色が少ないほど、血流量が少なく抗炎症作用が働いていることを示す。
【株式会社ナノエッグとは】
http://www.nanoegg.co.jp/ 代表取締役社長 山口葉子
聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター発のベンチャー。医薬品、医薬部外品、化粧品、基剤等の開発、製造、販売を行う。
本件に関するお問合わせは、下記の広報担当者までお願い申し上げます。
ナノエッグ広報代理エンカツ社
担当:宇於崎(うおざき)または渡部(わたなべ)
Tel:03-5776-2566 FAX:03-5776-2567 e-mail: press@enkatsu.jp