ソラミツ、パラオのブロックチェーン貯蓄国債システム実証事業 及び パプアニューギニアのCBDC実証実験を開始
[24/07/16]
提供元:PRTIMES
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経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択
ソラミツ株式会社(代表取締役社長:宮沢和正、本社:東京都渋谷区、以下ソラミツ)は、経済産業省が実施する「令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査)に関わる間接補助事業」に採択されました。
カンボジア、ラオス、ソロモン、フィジーなどに続き、アジア大洋州国のパラオでは、貯蓄国債(Savings bonds)の発行・管理・運営システムを開発し実証事業を開始します。また、パプアニューギニアでは、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の実証実験を行い、加えて、ブロックチェーン技術を利用した大洋州島嶼国地域の共通プラットフォームの構築を目指します。
- カンボジアでは既にブロックチェーン技術を利用した決済システムの導入行い、ラオスにおいては独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)の支援を受けてCBDCの導入に関する基礎調査及び実証実験を行いました。昨年度は、ベトナム、インドネシア、フィジー、ソロモン諸島のCBDCの導入による金融システムの高度化・クロスボーダー決済の改善に向けた調査を行いました。加えて、ソロモン諸島ではCBDCの実証実験を行い、好評を頂きました。
- 今回はソラミツが開発したブロックチェーン技術(Hyperledger Iroha)を活用して、パラオでは同国政府の財務省の要請に基づき貯蓄国債システム及びそのアプリケーションの開発し実証事業を開始します。パラオは現地通貨としてU Sドルが流通しており、米国の銀行(ハワイ銀行やグアム銀行)が預金として住民の資金を吸収しています。その資金はパラオの経済成長やインフラ整備などに利用されず、残念ながら米国本土で運用されている状況です。その状況を改善すべく、パラオ財務省は貯蓄国債を発行し、パラオ住民の資金を吸収し、国家財政の調達方法の多様化を図り、同国の経済成長や橋、道路、公共施設等のインフラ投資に活用したいと計画しており、そのためのプロジェクト支援を行います。
- ブロックチェーンを活用して貯蓄国債発行管理システムを構築するメリットは、
1)偽造、改ざん、なりすましなどを防止し、セキュリティが高くなる。
2)将来、ブロックチェーンを活用したCBDC等を導入した場合、スマートコント
ラクト等の技術を活用して貯蓄国債の購入・売却時の資金精算がスムーズになる。
3)貯蓄国債発行管理システムの構築コストや運営コスト、手数料等が低減できる。
です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19078/31/19078-31-64b8307bf4899dd9c8075289040792c7-1301x482.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パラオ国、ブロックチェーン貯蓄国債発行管理システム
- パプアニューギニアでは、中銀の依頼に基づきCBDCの実証実験を行います。パプアニューギニアでは金融包摂が大きな課題の一つであり、且つ治安が不安定な地域が多く、暴力や脅迫を用いて強盗や追い剥ぎなどが多発しており、強盗に遭った以後に何か記録が残り回収などの可能性があるデジタル技術を探していました。そこで、これらの課題を改善すべく、当社のブロックチェーン技術を活用したCBDCの実証実験を行います。
- 加えて、太平洋島嶼国は其々人口規模や経済規模が限定的で、各国毎に独自の金融システムを導入する場合には、その導入・開発・運営コストを賄うための負担が大きくのしかかります。そこで、当社のブロックチェーン技術を利用した共通プラットフォームの構築を目指し、今後、CBDCや貯蓄国債などがより安価で且つ効率的に導入に出来るような仕組みの開発を目指します。
- ソラミツは、既に、カンボジア王国の中央銀行であり金融監督当局であるカンボジア国立銀行との共同開発により、オープンソースのブロックチェーン(分散型台帳技術)「Hyperledger Iroha」の技術を利用して、同国内では2020年10月より中央銀行が運用する決済システム「バコン」の実運用を開始しています。
カンボジアでは、大口の銀行間取引であるホールセール決済と国民や企業が日々の送金や支払いに活用するリテール決済において、決済システム「バコン」が導入されていますが、カンボジア国立銀行によると、2023年12月末時点において、バコンの利用者は1090万人になり、開始から約3年という短期間で国民(1670万人)の約3分の2に普及した事になります。また、2023年のバコンの決済金額は約230億USドルであり、カンボジアの2023年のGDPの74%に匹敵しています。
また、農村部などでも約50%以上の住民がバコンを利用し、即座に安価に支払や送金ができるなど金融包摂に貢献してまいりました。農村部に眠ったいた現金もバコンの導入により銀行預金になり、インフラや中小企業の財政投融資に活用されるようになり経済が活性化しております。
隣国のマレーシア、タイ、ベトネム、ラオスなどでもバコン・アプリを使用してQRコードをスキャンすることにより、クロスボーダーの支払や送金ができるようになり、従来の国際送金にかかる手数料と時間を大幅に削減しております。
- ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、企業や金融機関によるデジタル資産管理やアイデンテティ管理に最適なオープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」の元々の開発者であり主要な開発貢献者です。現在 「ハイパーレジャーいろは」は、The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部になっています。
ソラミツは、これまでにブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行の決済システム「バコン」、福島県会津若松市の会津大学内の学内通貨システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムのプロトタイプなどを開発してまいりました。また、SORA 暗号資産エコシステム、 ポルカスワップDEX(分散型交換所)、DeFi(分散型金融)フィアレス・ウォレットなどのオープンソース・プロジェクトに積極的に貢献しています。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端の金融技術をグローバルに展開し、世界の銀行口座を保有していない人々が簡単・安全に価値を移転できる仕組みを構築し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献することを目指しています。
ソラミツ株式会社(代表取締役社長:宮沢和正、本社:東京都渋谷区、以下ソラミツ)は、経済産業省が実施する「令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査)に関わる間接補助事業」に採択されました。
カンボジア、ラオス、ソロモン、フィジーなどに続き、アジア大洋州国のパラオでは、貯蓄国債(Savings bonds)の発行・管理・運営システムを開発し実証事業を開始します。また、パプアニューギニアでは、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の実証実験を行い、加えて、ブロックチェーン技術を利用した大洋州島嶼国地域の共通プラットフォームの構築を目指します。
- カンボジアでは既にブロックチェーン技術を利用した決済システムの導入行い、ラオスにおいては独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)の支援を受けてCBDCの導入に関する基礎調査及び実証実験を行いました。昨年度は、ベトナム、インドネシア、フィジー、ソロモン諸島のCBDCの導入による金融システムの高度化・クロスボーダー決済の改善に向けた調査を行いました。加えて、ソロモン諸島ではCBDCの実証実験を行い、好評を頂きました。
- 今回はソラミツが開発したブロックチェーン技術(Hyperledger Iroha)を活用して、パラオでは同国政府の財務省の要請に基づき貯蓄国債システム及びそのアプリケーションの開発し実証事業を開始します。パラオは現地通貨としてU Sドルが流通しており、米国の銀行(ハワイ銀行やグアム銀行)が預金として住民の資金を吸収しています。その資金はパラオの経済成長やインフラ整備などに利用されず、残念ながら米国本土で運用されている状況です。その状況を改善すべく、パラオ財務省は貯蓄国債を発行し、パラオ住民の資金を吸収し、国家財政の調達方法の多様化を図り、同国の経済成長や橋、道路、公共施設等のインフラ投資に活用したいと計画しており、そのためのプロジェクト支援を行います。
- ブロックチェーンを活用して貯蓄国債発行管理システムを構築するメリットは、
1)偽造、改ざん、なりすましなどを防止し、セキュリティが高くなる。
2)将来、ブロックチェーンを活用したCBDC等を導入した場合、スマートコント
ラクト等の技術を活用して貯蓄国債の購入・売却時の資金精算がスムーズになる。
3)貯蓄国債発行管理システムの構築コストや運営コスト、手数料等が低減できる。
です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19078/31/19078-31-64b8307bf4899dd9c8075289040792c7-1301x482.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パラオ国、ブロックチェーン貯蓄国債発行管理システム
- パプアニューギニアでは、中銀の依頼に基づきCBDCの実証実験を行います。パプアニューギニアでは金融包摂が大きな課題の一つであり、且つ治安が不安定な地域が多く、暴力や脅迫を用いて強盗や追い剥ぎなどが多発しており、強盗に遭った以後に何か記録が残り回収などの可能性があるデジタル技術を探していました。そこで、これらの課題を改善すべく、当社のブロックチェーン技術を活用したCBDCの実証実験を行います。
- 加えて、太平洋島嶼国は其々人口規模や経済規模が限定的で、各国毎に独自の金融システムを導入する場合には、その導入・開発・運営コストを賄うための負担が大きくのしかかります。そこで、当社のブロックチェーン技術を利用した共通プラットフォームの構築を目指し、今後、CBDCや貯蓄国債などがより安価で且つ効率的に導入に出来るような仕組みの開発を目指します。
- ソラミツは、既に、カンボジア王国の中央銀行であり金融監督当局であるカンボジア国立銀行との共同開発により、オープンソースのブロックチェーン(分散型台帳技術)「Hyperledger Iroha」の技術を利用して、同国内では2020年10月より中央銀行が運用する決済システム「バコン」の実運用を開始しています。
カンボジアでは、大口の銀行間取引であるホールセール決済と国民や企業が日々の送金や支払いに活用するリテール決済において、決済システム「バコン」が導入されていますが、カンボジア国立銀行によると、2023年12月末時点において、バコンの利用者は1090万人になり、開始から約3年という短期間で国民(1670万人)の約3分の2に普及した事になります。また、2023年のバコンの決済金額は約230億USドルであり、カンボジアの2023年のGDPの74%に匹敵しています。
また、農村部などでも約50%以上の住民がバコンを利用し、即座に安価に支払や送金ができるなど金融包摂に貢献してまいりました。農村部に眠ったいた現金もバコンの導入により銀行預金になり、インフラや中小企業の財政投融資に活用されるようになり経済が活性化しております。
隣国のマレーシア、タイ、ベトネム、ラオスなどでもバコン・アプリを使用してQRコードをスキャンすることにより、クロスボーダーの支払や送金ができるようになり、従来の国際送金にかかる手数料と時間を大幅に削減しております。
- ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、企業や金融機関によるデジタル資産管理やアイデンテティ管理に最適なオープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」の元々の開発者であり主要な開発貢献者です。現在 「ハイパーレジャーいろは」は、The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部になっています。
ソラミツは、これまでにブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行の決済システム「バコン」、福島県会津若松市の会津大学内の学内通貨システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムのプロトタイプなどを開発してまいりました。また、SORA 暗号資産エコシステム、 ポルカスワップDEX(分散型交換所)、DeFi(分散型金融)フィアレス・ウォレットなどのオープンソース・プロジェクトに積極的に貢献しています。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端の金融技術をグローバルに展開し、世界の銀行口座を保有していない人々が簡単・安全に価値を移転できる仕組みを構築し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献することを目指しています。