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BionicM(株)「ロボット義足」とトリプル・ダブリュー・ジャパン(株)「排泄予測デバイス」が、10月に深圳市南山区で開催の世界大会に日本代表として参加決定

スタートアップ向け国際的ピッチ大会の日本予選The 2019 Innovation Nanshan Entrepreneurship Star Contest Shibuya開催




[画像: https://prtimes.jp/i/33690/31/resize/d33690-31-248758-0.jpg ]

 
 深圳市南山区の深圳清華大学研究院(RITS)と、その外郭団体でインターナショナルテクノロジー企業への投資を行うLeaguerXによるスタートアップ企業を対象とした国際的なピッチコンテスト「Nanshan "Entrepreneurship Star” Contest」の日本予選「The 2019 Innovation Nanshan Entrepreneurship Star Contest Shibuya」が、昨年に続き今年も渋谷区と中国広東省・深圳市南山区が連携しイノベーションを生み出す取り組みを推進する施策として、8月22日(木)渋谷SOILで開催されました。

 当日は、オンライン予選を通過した15チームのうち12社と、主催者推薦の1社を加えた13社が出場し、日本予選の審査員長を務めた林千晶氏らや深圳市南山区からの主催者代表として参加したXiang Zheng氏(Leaguer Group Co., Ltd)、ゲストの澤田伸渋谷副区長、そしてスポンサー企業、メディア関係者らの合計約60名の前で、1グループそれぞれ6分間のプレゼンテーションを行いました。

 厳正なる審査の結果、BionicM株式会社(東京都文京区、代表取締役 孫小軍氏)が開発した義足ユーザーのモビリティを一変させるロボット義足『Robotic prosthetic knee』と、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役 中西 敦士氏)が開発した排泄予測デバイス『DFree』が日本代表に選出され、10月に南山区で開催される世界大会に招待されることが決定しました。

 日本予選を勝ち上り世界大会に望むにあたり、受賞者たちはそれぞれ「モノづくりのまちとして注目を集める深圳は、我々ハードウエアベンチャーにとって最高の場所。世界大会で優勝し、深圳及び周辺のモノづくりサプライチェーンを活用してロボット義足を事業化し必要な方々に届けていきたい」(BionicM株式会社、孫小軍氏)、「日本の技術と高齢者でも楽しく生きていけるような"おもてなしの気持ち"を深圳とコラボレーションさせ、さらに多くの人を幸せにできるように頑張っていきたい」(トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社、周静氏)と抱負を述べました。

 審査員長の林千晶氏は、「賞を取るか取らないかは関係ない。大切なのはその人のやる気。頑張れば自ずと道は開けるものなので皆さん頑張ってほしいと思います。また、日本は海外と異なり、基礎技術はあるが商品化フェーズに壁がある。"お金のため"では海外に劣るかもしれないが、今日のプレゼンを聞いて"誰かのためになる"という観点では日本人は強みを持っているかもしれないと思いました。ぜひとも、その視点でこれからも世界を変えていけるようなソリューションを作ってほしいと思います。」と激励しました。

また、主催者代表として参加したXiang Zheng氏は、「日本でのピッチ大会の審査はこの大会が初めてでしたが、皆さんがお持ちのテクノロジーは想像を上回るものでした。世界大会もぜひ頑張っていただきたいです。」と述べました。

 長谷部健 渋谷区長は、「昨年は、株式会社エアロネクストが渋谷区から世界の扉を開いてくれました。この取り組みはこれからも続けるだけでなく、この空気をさらに盛り上げていきたいと思います。また、皆さんにはこれからも「ちがいを ちからに 変える街」である渋谷区で力を発揮してもらえたら嬉しいと思いますし、渋谷区としてもその背中を押していきたい。」と述べました。

 なお、日本代表として選出されたBionicM株式会社とトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社は、10月に南山区で開催される世界大会に招待され、そこで各国の代表と共に再びプレゼンを行います。そこで優秀な事業プランとして審査員に選ばれた場合、中国のシリコンバレーといわれる南山区の起業家支援ネットワークによる資金調達の機会やイノベーションリソースの共有など、事業をスケールアップさせるための手厚いサポートが受けられます。

<日本予選参加企業>
No.  社名  プロジェクト名   概要
1.UNIFINITY Inc. www.unifinity.co.jp
Unifinity Platform
モバイル化推進プラットフォーム「Unifinity Platform」を開発。

2.Kankanxia
KanKan
ユーザーの視力を記録し、将来の記憶のために保存するユニークなウェアラブルカメラを製造。

3.MEDICTION.inc mediction.co.jp
MEDICTION
外国籍患者の日本医療機関への渡航をサポートするプラットフォーム構築。

4.Pisces, Inc. pis-ces.com
Pisces
ARグラスと3Dカメラを利用したバーチャルオフィスシステム「PISCES」を開発。

5.Triple W Japan Inc. www-biz.co
Toilet Timing Predicting Device “DFree”
排泄予測デバイス「DFree(ディー・フリー)」を開発。

6.TRINUS, Inc. trinus.jp   
Innovation Creation Project
日本の技術、デザイナー、エンドユーザーの3つを取り成し、新しい価値を生み出すオープンプラットフォーム。

7.ノイン(株)  noin.tv    
NOIN
化粧品のECプラットフォーム「NOIN」を開発

8.RFLocus Inc. rflocus.com
RFID x AI x Robot logistics solution.
物品管理の効率化、省人化と、トレーサビリティの向上を実現。

9.Hachi Tama Inc.  toletta.jp
Smart cat litter box “toletta(R)”
猫の慢性腎臓病の早期発見に役立つ、スマートキャットトイレボックス「toletta」を開発。

10.(株)ベスプラ bspr.co.jp
世界初の認知症予防総合サービス
認知症のリスクおよび状態を早期発見し、予防し、家族に共有できる、世界初の認知症予防総合サービスを開発。

11.HoloAsh, Inc.  holoash.com
Ashlee
Attentionを使った言語処理のAIプロダクトを開発。

12.FutuRocket Co.   futurocket.co
ManaCam
中小企業向けのスマートカメラ「ManaCam」を開発。

13. BionicM
Robotic prosthetic knee
義足ユーザーのモビリティを一変させるロボット義足「Robotic prosthetic knee」を開発。

<日本予選開催概要>
名称: The 2019 Innovation Nanshan Entrepreneurship Star Contest Shibuya
主催: 一般社団法人渋谷未来デザイン、力合?思?業投?(深圳)有限公司
日時: 8 月 22 日(木)  13:00-17:00
会場: SOIL(東京都渋谷区渋谷一丁目13番9号 渋谷たくぎんビル 7階)
審査員長: 林千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役 / 渋谷未来デザインFUTURE DESIGNER)
審査員: 澤田伸(渋谷区 副区長)
大櫃直人(株式会社みずほ銀行 執行役員 イノベーション企業支援部長)
加藤由将(東京急行電鉄株式会社 フューチャー・デザイン・ラボ イノベーション推進担当課長補佐)
中馬和彦(KDDI株式会社 ビジネスインキュベーション推進部 部長/KDDI∞Labo長)
小田嶋Alex太輔(株式会社エッジ・オブ 共同創業者 代表取締役 Co-CEO)
江原伸悟(Plug and Play Japan株式会社 Co-Founder, Mobility Director)
Xiang Zheng(Director of International Department Deputy Director of Strategic Department Leaguer Group Co., Ltd)

<プロジェクト概要>
1 . 大会について
(1)南山区世界大会「The 2019 Innovation Nanshan Entrepreneurship Star Contest」
主催:深圳市南山区人民政府、深圳科学技術イノベーション委員会
時期:10 月中(予定)、中国深圳市南山区にて

2.参加要件
成長企業グループとスタートアップグループの2つのカテゴリーにて募集します。
(1)成長企業グループ参加条件
1.高い成長性及び強いイノベーション能力のあるテクノロジー系の中小企業であること
2.会社設立10年以内(2010年1月1日以降の登記)、かつ 2018 年の売上が 1.5 億元(約 25 億円)を超えていないこと。
3.過去に法令違反等がないこと。
4.過去にこの大会での受賞記録がないこと。
(2)スタートアップグループの参加条件
1.会社設立後 1 年以内(2018 年 1 月 1 日以降の登記)もしくは、本大会申込締切までに深圳に登記をしておらず、テクノロジーイノベーションの成果を有する会社を設立予定であること。
2.コアメンバーが 3 名以上で、大会後6ヶ月以内に会社を設立予定であること。
3.大会にて発表する製品、技術、関連特許が大会参加者に属しており、他者との特許問題を抱えていないこと。
4.過去にこの大会での受賞記録がないこと。

3.賞金総額(南山区世界大会)
(1)330 万元(約 5,181 万円)
-賞金内訳-
成長企業グループ 1位 50 万元、2位 30 万元、3位 20 万元、4位 10 万元
スタートアップグループ 1位 30 万元、2位 20 万元、3位 10 万元、4位5万元
特別賞 20 万元を超えない範囲で設定、その他の賞も想定有。

4.南山区世界大会( The 2019 Innovation Nanshan Entrepreneurship Star Contest) に関して
南山区世界大会に入賞したスタートアップ企業は、南山大会主催者より下記の対応が得られる予定です。(但し、下記のサポートは南山区大会主催者側との合意によるものとする)
(1)優れたプロジェクトは、深圳のベンチャーキャピタルから助成金の申請資格が得られます。
(2)企業サポート:
世界進出条件に当てはまるチームは法人設立に際して、一度きりの10万元の創業資金サポートを受けることが可能。南山区の産業政策及び成長需要に合致する受賞企業及びチームは、南山区の自主創新産業発展専門資金を優先的に受けることが可能。
(3)資本マッチング:
優秀なプロジェクトは優先的に南山区政府ファンド、Nanshan Entrepreneurship Star Contest投資連盟等から出資を受けることが可能。
(4)銀行融資:
受賞企業は優先的に南山区科学技術金融計画に選出され、銀行融資を受けた及び投資機関からの出資を受けたプロジェクを受けることが可能。
(5)創業スペース:
南山区に登記した受賞企業及び創業チームは優先的に南山区のインキュベーターに入居、あるいは補助金サポートの申請が可能。
(6)創業サポート:
受賞企業及びチームは区の関連職業部門が提供する創業トレーニング、管理コンサルティング、メンターサポート、特許申請、イノベーションリソース利用、専門展示会、国際交流や人材招聘が受けられ、さらに区の科学技術創業媒体での宣伝や報道などのサポートを利用できる。

力合?思?業投?(深圳)有限公司(Leaguer Group Co., Ltd.)について
Leaguer Groupは、中国で最初のベンチャー投資会社の1つです。同社は強固な資本力、豊富な投資経験および柔軟な運営メカニズムを有しています。ハイテク企業に包括的なサービスを提供する革新的な投資会社として、深セン清華大学と深セン清華大学研究院の技術と才能の利点を利用して、政府のニーズと産業の発展を組み合わせ、科学と技術の研究開発、教育と訓練、金融と国際協力、Leaguer VCは、革新的な投資と開発のモードを模索することによって、中国の科学と技術の革新サービスの先導的ナビゲーターになることに専念しています。

一般社団法人渋谷未来デザインについて
渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする本格的な産官学民連携組織です。このような体験・活動は、都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、最終的には渋谷区のみならず社会全体の持続発展につなげることを目指しています。(http://www.fds.or.jp
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