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アイリス株式会社のAIエンジニア 有安がGoogle運営のKaggleコンペティションにてGoldメダルを受賞

AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二(以下:有安)が、Googleが運営する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにて、Goldメダルを受賞しました。有安は、今年3月のKaggle最上位のランクである「Grandmaster」認定に続き、6枚目のGoldメダル(※1)の受賞です。




[画像: https://prtimes.jp/i/35813/31/resize/d35813-31-003821097e12d642e570-0.png ]

Kaggleは、世界中のデータサイエンティストが企業などのホストが出す課題に対して、構築するモデルの精度を競い合う国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。

学習障害、身体障害、または視覚障害に関わらず、誰もが科学、技術、工学、数学 (STEM) 分野の教科書の内容を理解できるようにするためのグラフデータを抽出するKaggleコンペティション「Making Graphs Accessible(※2)」(Benetech主催)において、アイリスのAIエンジニアの有安が金メダルを獲得しました。

現在アイリスには、世界でも295名しかいないKaggle Grandmaster(※3)(Competitions)が2名(有安含む)在籍しています。
アイリスでは、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。業務時間の20〜40%をKaggleへの参加に充てることを推奨する社内制度があり、優秀なエンジニアが自身の技術力を上げるモチベーションになるだけでなく、Kaggleを通じて得た幅広い知見を社内で共有し、日頃の開発業務にその知見を活かすことで、医療分野のAI開発事業や製品をグロースさせることに繋がっています。
今後もKaggleへの参加支援を通じて、多くの優秀なAIエンジニアが技術研鑽し、事業成長につながる仕組みと組織体制を構築していきます。

■有安 祐二のコメント
OCRの技術を拡張してグラフのデータを自動で読み取ることで誰もが教科書の内容を理解できるようにするという、社会的意義のあるコンペに参加できて光栄です。
今回は非常に難易度が高いコンペで、学習データとテストデータの分布の違いにも悩まされました。様々な角度からのアプローチができそうなデータでしたが、その中でなるべく分布の違いの影響を受けないであろう手法を選んだのが、結果に繋がったと考えています。
医療の分野でもOCRで解決できる課題はたくさんあります。今回のコンペで得られた知見を活かし、今後もアイリスでの開発を進めていきます。

■CTO福田 敦史のコメント
アイリスは、ミッションとして「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」を掲げています。
今回のコンペは、学習障害や身体障害、視覚障害に関わらず、「みんな」が教科書を理解できる未来をつくる第一歩であり、その社会的意義の大きさとアイリスのミッションとの親和性の高さから、有安さんに参加していただきました。
結果としても、有安さんがコンペを通じて社会に貢献できたことを大変嬉しく思います。
と同時に、画像から有用な情報を読み取るという点では、今回のOCRも、咽頭画像の解析も同じです。有安さんの知見をアイリスの日々の業務にも活かしてもらうことで、アイリスのミッション実現に向けて、今後も開発を続けてまいります。

関連記事:
「業務時間の最大40%をKaggleに投資」がもたらす効果とは?Kaggle Grandmasterを2名同時輩出した医療AIベンチャーに聞く
https://type.jp/et/feature/22264/


■Kaggleとは
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/


■アイリス株式会社について
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。

【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及びAI技術開発
・設立:2017年11月
・所在地:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 有楽町ビル 11階
・企業URL:https://aillis.jp/


■採用情報
AI技術を活用し、専門医の持つ診察技術を全世界で共有することで、医療を人類の共有資産として育てていく未来を一緒に創っていただけるメンバーを募集しています。
https://aillis.jp/recruit

■お問い合わせ先
・メディア関係者/事業一般に関するお問い合わせ先
アイリス株式会社
広報担当:黒木・塩田
e-mail:info@aillis.jp

・医療関係者からのお問い合わせ先
https://nodoca.aillis.jp/contact


※注釈
(1)https://www.kaggle.com/yujiariyasu
(2)https://www.kaggle.com/competitions/benetech-making-graphs-accessible
(3)https://www.kaggle.com/rankingsのデータを元に当社が確認する限りの情報(2023年6月26日現在)


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