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有翼式再使用型ロケット開発 スペースウォーカー 最大140億円「文部科学省 中小企業イノベーション創出推進事業」採択決定

日本初の有人宇宙飛行を目指す 株式会社SPACE WALKER(本社:東京都港区、代表取締役CEO:眞鍋顕秀、以下「スペースウォーカー」)は、1件 最大140億円の補助事業となる「文部科学省 中小企業イノベーション創出推進事業」(SBIRフェーズ3)の宇宙分野(民間ロケットの開発・実証)の採択を受けたことを発表します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/36314/31/resize/d36314-31-8cbfbc6f6160277f8f4e-2.png ]

スペースウォーカーは、誰もが飛行機に乗るように自由に地球と宇宙を行き来する未来の実現を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するために、有翼式再使用型ロケットの研究開発を行っている東京理科大学発ベンチャーです。また、宇宙開発における軽量化技術を転用し、地球の脱炭素化に資する次世代複合材タンクの開発・製造・販売も手掛けています。

我々の定義する「ECO ROCKET(R)」では、再使用可能なロケット技術とカーボンニュートラルな液化バイオメタン燃料を組み合わせ、環境負荷の低減を実現します。この技術により、未だ使い捨てが主流のロケット業界に革命をもたらすことを目指しています。

また、世界初となる極低温液体推進複合材タンクを完成させ、極限まで軽量化を実現します。さらに、完全自律航行の往還を目指した、航法誘導制御システムを開発しています。

再使用ロケットのビジネスモデルは、従来の使い捨てロケットの売り切り型モデルとは異なり、飛行機のような機体販売とその後の保守メンテナンス、運航会社による輸送サービス、さらには金融モデルとしての機体のリース・レンタルや保険販売など、多岐にわたる展開が見込まれます。本事業の最終目的は有翼式再使用型ロケットの機体を開発するだけに留まらず、宇宙輸送業界に新たなビジネスモデルを提供することにあります。

【 Co-Founder / 代表取締役CEO 眞鍋 顕秀 からのコメント】
[画像2: https://prtimes.jp/i/36314/31/resize/d36314-31-51cf0c152d514da978c6-1.jpg ]

この度、文部科学省の中小企業イノベーション創出推進事業の補助金を採択いただくこととなり、心から感謝の気持ちでいっぱいです。私たちは、日本の宇宙産業の発展を目指して日々邁進しておりますが、今回の採択結果はその取り組みをさらに加速させる大きな後押しとなります。宇宙輸送産業が日本の未来の鍵を握る事は間違いありません。歴史の大きな転換点のど真ん中で、自分達が勝負できる環境にいるという事に、大きな使命を感じずにはいられません。お預かりする補助金は日本国民の皆様の税金から成り立っており、その重みを深く受け止め、最大限の成果を上げる責任が私たちにはあります。そして何より、ここまで時代を繋いできてくださった多くの先人たちと、共に勝負してくれる社員(現職、退職者とわず)、この環境を作るまでに多大なご支援をしてくださっている投資家の皆様はじめ、ご関係者の皆様に大きな感謝と、最後まで全力で取り組む事をお約束いたします。

【 Co-Founder / 取締役CTO 米本 浩一 からのコメント 】
[画像3: https://prtimes.jp/i/36314/31/resize/d36314-31-6ef01b6db0b42a039cc3-1.jpg ]

SPACE WALKERのサブオービタルスペースプレーンは、1980年代、企業から研究員として派遣された文部省宇宙科学研究所の故長友信人先生が提唱された有翼飛翔体HIMES (HIghly Maneuverable Experimental Sounding rocket) が原点になっています。その後、航空宇宙技術研究所と宇宙開発事業団が主導した宇宙往還機HOPE/HOPE-X (H-II Orbiting PlanE) プロジェクトに10年間近く携わってきましたが、相次ぐH-IIロケットの失敗の影響を受け凍結されました。その夢を実現すべく、大学やパートナー企業等と連携してサブオービタルスペースプレーンの実用化にむけた研究開発を続けてきました。2027年度に小型衛星打ち上げサービスを行うサブオービタルスペースプレーンの飛行実証を目指す提案を採択戴き、大変嬉しく思います。日本の宇宙輸送産業を大きく変える重要な転換点にあたり、この採択を励みに産官学のチーム一丸となって開発事業を加速させていきます。

参考情報:文部科学省「中小企業イノベーション創出推進事業」
日本政府が推進する「SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」の一部として存在します。この制度の中で、特に「文部科学省 中小企業イノベーション創出推進事業」があり、その中の宇宙分野(民間ロケットの開発・実証)における「社会実装に向けた大規模技術実証(フェーズ3)」が存在します。

宇宙システムの役割が安全保障や経済社会で拡大している現状を背景に、我が国は次の10年で100機以上の衛星の打ち上げが必要とされています。この需要に対応し、我が国が独立した宇宙アクセスを維持するため、民間ロケットの開発と事業化は極めて重要です。令和9年度を視野に、この補助金は、国際的に競争力を持つロケットの開発・飛行実証を進めるスタートアップ企業を強力に支援することを目的としています。

本補助事業では、事業フェーズを3つに分け、合計1件あたり最大140億円の補助金が交付されます。それぞれの事業フェーズを進めるにあたり、ステージゲート審査が行われ、各フェーズの開始前に採択件数の絞り込みと補助交付額が決定されます。

フェーズごとの採択予定は以下の通りです。
フェーズ1:採択件数 4件、1件あたり最大20億円、補助率100%

フェーズ2:採択件数 3件、1件あたり最大50億円、補助率90%

フェーズ3:採択件数 2件、1件あたり最大85億円、補助率75%


※フェーズ1〜3合計で最大140億円

詳細はこちら
https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/news/r5mextsbirspace/
https://www.mext.go.jp/content/20230929-mxt_uchukai02-000032131_01.pdf

【会社概要】
会社名 : 株式会社SPACE WALKER
所在地 : 東京都港区新橋3-16-12 第一横山ビル3階
代表者 : 代表取締役CEO 眞鍋 顕秀
設立  : 2017年12月
事業内容:誰もが飛行機に乗るように自由に宇宙を往来する未来を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するために、サブオービタルスペースプレーンの研究・開発。コンポーネントの開発・製造・販売。宇宙関連イベント等の企画・提案、 その他関連事業。
HP   :https://www.space-walker.co.jp/
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