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琵琶湖博物館が所蔵する重要文化財の画像等が東京大学のウェブサイトで公開されます




 2009年に重要文化財に指定された琵琶湖博物館所蔵の「東寺文書」(107点)の目録、画像、翻刻のデータが、本日12月8日から東京大学史料編纂所のウェブサイトで公開され、琵琶湖博物館では関連した展示・イベントを開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58617/31/resize/d58617-31-6d4673f0021777c2d507-0.jpg ]

【琵琶湖博物館所蔵の東寺文書とは?】
 もともとは東寺(京都市南区)に伝えられた古文書で、当時の古文書の姿をそのまま伝え、日本の平安時代から室町時代にかけての歴史を知る上で大変貴重です。江戸時代以来、滋賀県の個人蔵となっていましたが、1996年に琵琶湖博物館が入手し、整備を進めてきました。
【公開の経緯】
 このたび、東京大学史料編纂所が拠点のひとつとして推進している日本学術振興会「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」の一環として、目録、画像、翻刻がデジタル化され、その目録と画像等が「日本古文書ユニオンカタログ」と「Hi-CAT Plus」という2つのデジタルアーカイブから本日公開される運びとなり、世界中から、いつでも、だれでも検索・閲覧できるようになりました。
 これを記念して、琵琶湖博物館では以下の展示とイベントを行い、利用を呼びかけていきます。

〇ウェブサイト上の関連情報のURL
公開資料としての説明:https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/faq/reuse_biwakotoji/
データベースの閲覧:「データベース選択画面」https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ から、左上の「史料の所在」から「Hi-CAT Plus」または「日本古文書ユニオンカタログ」を選択し、キーワードを用いて検索してください。
〇関連展示

[画像2: https://prtimes.jp/i/58617/31/resize/d58617-31-26022db678c329cd3316-1.jpg ]

展示:第8回 学芸員のこだわり展示「重要文化財・琵琶湖博物館所蔵東寺文書画像等公開記念室町時代のお手紙の作法―封をする―」
会期:2021年11月30日(火)〜2022年1月16日(日)
会場:琵琶湖博物館B展示室(常設展示観覧料が必要です)
〇関連イベント
「昔のやり方でお手紙に“封”をしよう」
日時:12月18日(土)13:30〜14:15/14:30〜15:15
  (各回15分前よりディスカバリールーム前で受付)
会場:琵琶湖博物館会議室+B展示室
 参加費無料(常設展示観覧料が必要です)
  小学校3年生以下は保護者同伴
〇プレゼント
展示期間中、平日のみ先着100名様に“お手紙キット”をディスカバリールームでお渡しします。

<参考>
【琵琶湖博物館所蔵東寺文書のこれまでの経緯】
・重要文化財
・もともとは、京都市南区に位置する東寺(教王護国寺)に伝えられていた中世の古文書。
・江戸時代に、御上神社社家大谷家に伝わり、以後、個人所蔵される。
・1996年(平成8年)3月29日に琵琶湖博物館の所蔵となる。
・2007年(平成19年)6月1日に滋賀県指定文化財に指定される。
・2009年(平成21年)7月10日に「東寺文書(百七通)七巻、三冊、九十四通」として重要文化財に指定される。
・2021年(令和3年)12月8日に目録・画像・翻刻を東京大学史料編纂所のホームページで公開。

【史料的価値】
・もともとは、国宝「東寺百合文書」の一部であった文書。
・内容に偏りがなく、東寺に関連した文書の全体のエッセンスをバランス良く伝える。
・1号文書以外は裏打ち(裏に和紙を貼って厚く丈夫にすること)されていないため、当時の文書がそのままの状態で残されている。
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