トライバルメディアハウス、「エスノグラフィー総研」を設立“ブランドの熱心な支持者”の行動観察によるインサイト探索サービスを強化
[15/07/28]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
デジタルマーケティング支援の株式会社トライバルメディアハウス(本社:東京都中央区 代表取締役社長:池田 紀行 以下 トライバルメディアハウス)は、ブランドの熱心な支持者(Brand Advocates:ブランドアドボケイツ)のエスノグラフィーによるインサイト探索サービスを強化するため、「エスノグラフィー総研(※)」を設立しました。
(※)エスノグラフィー(ethnography)とは、社会学や人類学といった学術領域で、ある特定のコミュニティに特有の行動様式や価値観を、長期的な現地調査を通じて明らかにしていく調査・ 分析手法、あるいはその成果物のことを言います。調査者自身が現場に入り、社会の一員となって彼ら彼女らが当然視しているロジックを可視化していくなかで、他者に対する理解に加え、自己の認識の枠組みを浮き彫りにすることを目的としています。
マーケティング活動にエスノグラフィックなアプローチを導入することで、企業は、数量化されたデータではなく、オンライン・オフライン両面を含む現実の生活世界、すなわち、複雑なコンテクスト(人間関係、環境・状況的要因)に根差したユーザーのブランド体験・認識世界に深くアクセスすることが可能になります。そこに、企業側がこれまで蓄積してきた知見と、弊社が提供する学際的な科学的知見を総合した視点を投げかけることにより、妥当性の高いインサイトの発見・抽出が期待されます。エスノグラフィーは、市場が高度に成熟し、通常のリサーチ手法では新たな仮説が導き出しづらくなる中で、ますます重視される調査手法と言えます。
トライバルメディアハウスでは、クライアントのブランドの熱心な支持者(Brand Advocates)が集まる共創コミュニティを数多く運用してまいりました。その中で、よりシャープなインサイトを探索し、イノベーションの種を発見するためには、エスノグラフィーが有効であると判断し、この度の設立に至りました。本総研の所長には、共創マーケティング事業部の永井那和が就任いたします。
なお、エスノグラフィーは、ひとつの専門的な視点であり、その効果が期待される一方、どの条件でも単独で確実に機能する万能なアプローチではありません。弊社専門家と、ブランドを愛し、深い理解と知識を持つ企業側の担当者様とが互いの視点を取り入れ、協働することによってはじめて確度が高く、かつ満足のいく結果を導くことができます。今後は、お客様のマーケティング課題解決の一助としてエスノグラフィーを効果的にご活用いただけるよう、実践的研究及び、出版・講演、ワークショップ等を通じた情報発信を行い、事例を蓄積しながらお客様と共にサービスの提供価値を高めてまいります。
●永井那和(ながいともかず)プロフィール
株式会社トライバルメディアハウス 共創マーケティング事業部所属
異文化コミュニケーション学 Ph.D
学習院大学文学部英米文学科卒。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士前期課程・後期課程修了。異文化コミュニケーション学博士。専門は、言語人類学的手法に基づくエスノグラフィー調査、談話分析。共著書に「記号の系譜:社会記号論系言語人類学の射程」(2008年)、共翻訳書に「記号の思想:現代言語人類学の一軌跡」(2009年)、項目執筆書籍として「異文化コミュニケーション事典」(2013年)がある。
【トライバルメディアハウス 会社概要】
(社名) 株式会社トライバルメディアハウス http://www.tribalmedia.co.jp/
(本社所在地)東京都中央区銀座2-15-2 東急銀座二丁目ビル
(代表者) 代表取締役社長:池田 紀行
(資本金) 3,700 万円
(事業内容) 共創マーケティング事業
ソーシャルメディアマーケティングコンサルティング事業
デジタルマーケティングコンサルティング事業
インタラクティブプロモーション事業
マーケティング支援ツール開発・販売事業
(主要株主) ネットイヤーグループ株式会社及び当社役職員