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テックビューロの朝山貴生がブロックチェーンプロジェクトNEMのディレクターに就任し、ビットコイン取引所Zaifにて世界第6位の暗号通貨XEMの取り扱いを開始

mijinでの協業開始から9ヶ月でXEMの時価総額は約60倍の約100億円に成長

ブロックチェーン技術を提供するテックビューロ株式会社(本社: 大阪府大阪市、代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ」)の代表取締役である朝山貴生は、本日よりオープンソースのブロックチェーンプロジェクトNEMのディレクターに就任しました。それと同時に、同社が運営するビットコイン取引所Zaifにて、NEMの暗号通貨であるXEM(ゼム)の取り扱いを開始しました。協業開始より9ヶ月で、暗号通貨XEMの時価総額は約60倍の約100億円へと成長いたしました。




報道関係者各位

ブロックチェーン技術(※1)を提供するテックビューロ株式会社(本社: 大阪府大阪市、代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ」)の代表取締役である朝山貴生は、本日よりオープンソースのブロックチェーンプロジェクトNEMのディレクターに就任しました。それと同時に、同社が運営するビットコイン(※2)取引所Zaifにて、NEMの暗号通貨であるXEM(ゼム)の取り扱いを開始しました。協業開始より9ヶ月で、暗号通貨XEMの時価総額は約60倍の約100億円へと成長いたしました。

NEMとXEMとは?

NEMは2014年1月に発足した、次世代のブロックチェーンプロジェクトです。ネイティブでマルチシグ(複数署名)に対応し、複数のアセットをツリー構造で作成管理できる「Namespace」と「Mosaic」機能を備える一方、それら全てがAPIから容易に扱えるなど、NEMは2年以上にわたり高度で安定したブロックチェーン技術を提供してきました。

XEMは、そのNEMブロックチェーン上で発行される暗号通貨の名称です。この数ヶ月でXEMに関する日本人コミュニティが大きく成長し、SNS等でも頻繁にその言及について散見するようになりました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/12906/32/resize/d12906-32-965617-1.jpg ]

(coincap.io 2016年7月3日21時30分付けのデータより)

テックビューロがmijinの開発を発表し、NEMのコア開発者3人がテックビューロ専属として合流して以来、XEMの時価総額は9ヶ月で実に約60倍の約100億円へと大きく成長を遂げました。その間テックビューロは日本から世界に向けてmijinだけではなくNEMのPRと普及活動にも貢献して参りました。

朝山貴生のNEMディレクターへの就任

テックビューロによる、NEMの認知向上の成果も認められたことから、本日付にて、テックビューロ代表の朝山貴生がNEMの”Director of NEM Japan”として正式に就任し、今後日本におけるNEMのマーケティングや普及活動の責任者としての役割を担います。

ZaifにおけるXEM取り扱いの開始

朝山のNEMディレクター就任と同時に、更なるXEMの普及への第一歩としまして、テックビューロが運営するビットコイン取引所ZaifにてXEMの取り扱いを開始いたしました。
[画像2: http://prtimes.jp/i/12906/32/resize/d12906-32-756203-2.jpg ]

Zaifでは対日本円のXEM/JPY取引だけではなく、2週間以内にはXEM/BTC(ビットコイン建て)のペアを、そして1ヶ月以内には自動引き落としによるXEM積み立てサービスを順次提供開始する予定です。

XEM/JPYのお取引は以下よりご利用頂けます:
https://zaif.jp/trade_xem_jpy

なお、以上2点に関するNEMコミュニティからの正式なリリースは以下にてご覧頂けます:
英語: http://blog.nem.io/japanese-crypto-exchange-zaif-adds-xem/
日本語: http://blog.nem.io/jp-japanese-crypto-exchange-zaif-adds-xem/

テックビューロのmijinとは?

NEMがパブリック型のブロックチェーンであるのに対し、そのコア開発者3人がテックビューロの専属となり、プライベート型のブロックチェーン技術として新たに開発した製品がmijinです。

NEMで培われた技術を元に、テックビューロによってプライベート利用に特化して再構築されたmijinは、NEMへのAPI下位互換性を維持したまま、その秒間2トランザクションであるスループットを秒間3桁、4桁トランザクションへと向上し、圧倒的なパフォーマンスを実現しています。

mijinは既に2016年春に世界に先駆けて銀行勘定への適用性が実証され、その後ポイントシステム、マイクロファイナンス、在庫管理などにおける適用性も続けて実証されており、2016年夏以降にオープンソースのデュアルライセンス商用版製品として一般公開される予定です。

mijinとNEMとの関係は?

上述の通りmijinはNEMとのAPI互換性を維持するものの、生成するブロックチェーンデータ構造やコンセンサスアルゴリズムはNEMよりもパフォーマンスを重視したものに変更されているなど、実際はプライベートネットワークでの利用に特化された「似て非なる」製品となっています。

しかし、パブリックブロックチェーンとの比較を容易にするため、簡単な切り替えでNEMノードとしての利用も可能な下位互換の方式を採って開発されています。

それら従来のNEMと現バージョンのmijinがJAVAにて構築されていたのに対して、2016年夏の発表に向けて再構築されているブロックチェーン・エンジン「Catapult(カタパルト)」は、全てC++にてフルスクラッチで書き直された全く新しいソフトウェアとなります。

テックビューロにて開発されたそのCatapultエンジンは、プライベートブロックチェーンmijinの中枢として圧倒的なパフォーマンスを実現するだけではなく、同時にパブリックブロックチェーンのオープンソースプロジェクトであるNEMに無償提供され、パブリック利用においてもより安定した動作を実現します。
[画像3: http://prtimes.jp/i/12906/32/resize/d12906-32-522192-3.jpg ]



NEMプロジェクトによる、テックビューロとmijin、そしてNEMとの3者に関する関係を解説した公式ブログ記事は以下よりご覧頂けます:
英語: http://blog.nem.io/relationship-between-nem-mijin-catapult-u/
日本語: http://blog.nem.io/jp-outlining-the-relationship-between-nem-mijin-catapult/

新たなエコシステム形成へ

テックビューロとNEMとの密接な協業は、一事業体と既存のオープンソースコミュニティとの融合、そしてそれら本来相反するふたつのビジョンの融合という、世界でも成功例としては類を見ない非常に大きなチャレンジです。
[画像4: http://prtimes.jp/i/12906/32/resize/d12906-32-911941-4.jpg ]



互いの文化を侵食せず、利害の衝突を起こさず、仕様やリソースを共通化するという新たなエコシステムは、NEMの時価総額向上からも読み取れるとおり既に一定の成果を上げつつあります。

テックビューロ代表の朝山貴生はNEMのディレクター就任に際して、「XEMの時価総額60倍という成長は、NEMコミュニティとテックビューロとの協業の成果を現す一つの指標だと考えております。今まではmijinとNEMとの関係を明確に説明する場も少なく、コア開発者と我々は共にmijinに対する『実態がない』と言ったような数々の虚偽の風評にも立ち向かいながら、一つ一つ実証実験などの実績を重ねて参りました。その過程は2者の関係をより密接とし、意思決定の無駄をそぎ落とし、オープンソースコミュニティと今回のような同時発表の体制が実現できたということも、新しいエコシステムの大きな成果の一つです。NEMにおける私の立場と、2つのプロジェクトの関係がこの発表でより明確となり、更には夏に控えるCatapultエンジン完成とオープンソースの公開で全ての霧が晴れることにより、NEMとmijinは同時に更に加速度的に飛躍することと信じております。」と述べております。

Dragonfly FintechのCEOであり、NEMのコアメンバーの一人でもあるLon Wong氏は、「タイミングよく、日本でブロックチェーン技術NEMの開発とプロモーションとの指揮を執ることができる人物と組みめたことは幸いでした。アメリカやヨーロッパでもNEMによるソリューションに関して議題には上がっていましたが、日本は他の世界に先駆けて早期からこの技術を導入し始めていたように思います。朝山貴生氏が今回正式にディレクターとして任命されたことを受けて、彼が日本でNEMをもう一つ上の次元へと押し上げてくれるだろうと確信しています。」とコメントしています。


■「テックビューロ株式会社」について( Webサイト http://techbureau.jp/
テックビューロ株式会社は、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアとサービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)です。ビットコインを含む暗合通貨の為替取引プラットフォーム「Zaif」やプライベート・ブロックチェーン基盤ソフトウェア「Mijin」の他、ブロックチェーン技術導入の受託開発やコンサルティングサービスを提供しております。

■「Mijin」について( Webサイト http://mijin.io/
「Mijin」は、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築できるプラットフォームです。既存のデータベースや勘定システムを置き換えて劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不可能なセキュリティ環境が構築できる他、実質ゼロダウンタイムを実現します。金融機関から電子マネー、ポイント、オンラインゲーム、ロジスティクスまで、幅広くご利用頂けます。2013年からの開発経験を持つプロジェクト「nem」のチームがテックビューロに合流して開発した、汎用性の高いブロックチェーンプラットフォームです。

■「Zaif」について( Webサイト http://zaif.jp/
「Zaif」は、テックビューロ株式会社が取り扱うビットコイン、暗号通貨関連サービスの総合ブランド名です。皆様の「財布’(財布ダッシュ)」、「第二の財布」となりたいという思いから名付けました。日本最大級のビットコイン取引所「Zaif Exchange」では現在1日最大20億円の取引を誇ります。

■「NEM」について( Webサイト http://nem.io/
「NEM」は、2014年1月に始まった次世代のブロックチェーンプロジェクトです。PoI(Proof of Importance)を採用し、ビットコインなどに比較して極めて高いエネルギー効率を実現しているほか、ネイティブでマルチシグ(複数署名)に対応します。また「Namespace」というドメイン概念のもと、「Mosaic」というコインなど独自のアセットを作成することができます。その軽快な動作と安全性の高さは実証済みであり、その技術がテックビューロのmijinにも活かされています。

【用語解説】

※1: ビットコインによって発明された、P2P方式によるデータ処理の基盤技術です。複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理するのが特徴です。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセキュリティを実現します。バックアップや冗長化も必要なく、劇的なコスト削減が可能であり、キャパシティを超えても落ちないため、金融機関にも注目されています。

※2: ビットコインとは、中央管理者を有せず、P2P接続されたノード(コンピュータ)だけで構成されたネットワーク上で稼働する電子マネー決済システムです。アドレス発行や、送金の承認などのあらゆるところで公開鍵暗号などの暗号技術が使用されており、電子通貨のように使用できるため、「暗号通貨」と呼ばれています。
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