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新元号時代のイメージを表す漢字ランキング 〜新時代は「明るい」7割超、トップ3の漢字は「新」「安」「明」〜




株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃、以下インテージ)は今月、日本全国の3051人に対し「昭和」「平成」「新元号」の各時代についてのイメージ、連想する漢字とその理由をインターネット調査で聴取しました。

[ポイント]


新元号の時代、「明るい」は7割超。特に10代では8割超と若年層でより高い
「昭和」をイメージする漢字トップ3は「戦」「古」「懐」
「平成」をイメージする漢字トップ3は「災」「変」「乱」-1位の「災」は約3割が回答
「新元号」時代をイメージする漢字トップ3は「新」「安」「明」


[画像1: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-730298-0.png ]

新元号の時代、「明るい」は7割超。特に10代では8割超と若年層でより高い
天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴って5月1日から始まる新しい元号の時代。新元号の発表を4月1日に控え、「平成」も残すところ約1か月となりました。日本の人々は「昭和」「平成」そして「新元号」、それぞれの時代について、どのようなイメージをもっているのでしょうか。

図表1は各時代の印象について「明るい⇔暗い」の10段階で聴取したものを、明・暗の2区分に集計した結果です。 

図表1
[画像2: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-492793-1.png ]

「昭和」の印象として「明るい」と答えた人は全体で67.4%。「平成」でその割合はやや下がりますが(61.6%)、「新元号」では7割を超える人が「明るい」と回答。新しい元号の時代に対する期待がうかがえる結果となりました。

年代別にみると、「昭和」は年齢層が上がるにつれて「明るい」回答率が高くなり、「平成」では逆に、年齢層が下がるにつれて「明るい」回答率が高くなっていることがわかります。各世代とも、自分が生まれ生きた時代を、より肯定的にとらえている様子。特に目を引くのが10代での「平成」と「新元号」の「明るい」回答率の高さ。いずれも8割を超えており、これからの日本を担う世代が、自分が生を受けた時代、そして新元号時代についてどの世代よりも肯定的に感じているようです。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/32_1.jpg ]



もっと具体的に、各時代のイメージを漢字一字で表現してもらい、その理由をお聞きした結果を漢字ランキングと理由コメントの抜粋にまとめてみました。時代順に、まず昭和からみていきましょう。

図表2
[画像3: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-450315-2.png ]

図表3

[画像4: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-747122-3.png ]

「昭和」について最も多くの人がイメージしたのは「戦」。これに「古」「懐」が続き、昭和という時代が遠くなっていると感じられていることが表れています。その他、トップ10には「変」「動」「進」などの変化や動きを象徴する文字が並びました。

年代別にみると、「昭和」に対するイメージの強弱に違いがあることがわかります。1位の「戦」の回答率が特に高かったのは10代。平成生まれにとって昭和は、生まれる前の「昔」のことであり、史実やテレビ番組からのイメージがベース。そんな彼らには、「バブル」もインパクトのある昭和の出来事のようで、全体順位では25位の「金」が10代・20代では7位にランクインしていました。 全体3位の「懐」は30代から50代での回答が中心で、60代での回答率は意外にも低い結果に。60代で回答率が高かった漢字(「動」「活」「昇」など)からは、昭和といえば、漠然と懐かしむより、リアルに体感してきた戦後の復興と経済発展の勢い、活気が想起される様子です。また、面白いのは、同じ漢字でも、世代間の違いが理由コメントから読み取れる、「和」。10代では和風・レトロ、40代では周囲との調和という意味合いで「和」が回答されていました。また、デジタルネイティブ世代の30代でも、昭和をアナログな安心、ほっこりする時代として懐かしんでいる様子が印象的です。


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/32_2.jpg ]



続いて、「平成」のイメージとして想起された漢字ランキング(図表4)と理由コメント(図表5)です。

図表4
[画像5: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-302765-4.png ]

図表5

[画像6: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-514836-5.png ]

東日本大震災をはじめ、地震や水害が多かった平成。ランキング1位の「災」は、全体の約3割が想起し、すべての年代で最も多くの回答を集めました。

全ての年代が体験してきた「平成」ですが、とらえ方には年代による違いが見てとれます。10代では「和」「平」の回答率が他の年代より高い点が目を引きます。「昭和」の印象として「戦」の回答率が最も高かったのがこの年代。平成が、日本の参戦のない平和な時代だったことを他の年代以上に感じている様子です。ランキング3位の「乱」は年代を追うごとに高くなっているのも興味深い結果。昭和経験が長いほど、政治、経済、世の中全般の秩序や自然の乱れを感じていることがコメントから伝わってきます。30代では「変」「新」といった時代の変化のイメージが強く、バブル崩壊後に社会に出た40代では、「激」「震」「動」といった、起こった出来事の激しさやダイナミズムを、自身のライフステージ変化にも重ね合わせて感じているようです。


[表3: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/32_3.jpg ]



では、「新元号」についてはどのようなイメージから、どんな漢字が想起されたのでしょうか。

図表6
[画像7: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-866947-6.png ]

図表7

[画像8: https://prtimes.jp/i/36691/32/resize/d36691-32-176334-7.png ]

「新元号」のイメージ1位は、全体の10%超の回答を集めた「新」。他に上位にランキングされた漢字からも、新たに始まる時代への期待、希望、願いが表れています。

「新元号」のイメージについても、年代による強弱が見られました。ランキング1位の「新」は、若い世代ほど回答率が高い傾向が見てとれます。理由コメントからは、10代・20代はまっさらな気持ちで新元号の時代に向いている一方、改元を既に経験している世代では、現在や過去の体験をベースとしたより具体的な希望や願いが強い様子。「平成」のイメージとして「乱」の印象が他の年代より強かった60代では、「和」を求める回答が他の年代より多く、バブル崩壊後に社会に出た40代では「安心」「安定」「安らぎ」を求める声が若年世代より多く挙げられています。また、デジタルネイティブ世代・ゆとり世代として時代の変化を吸収してきた30代では次の時代の変化を予想しつつも、楽しみにしている様子がコメントから伝わってきます。

「今」という時間を共有する人たちに聞いた、各時代のイメージですが、過去の時代環境やそこでの経験から、未来へのイメージや思いもさまざまなことがこの調査からわかりました。より長く生きてきた人がその経験や知恵を次の世代に伝え、過去のとらわれが少ない若い世代はよりオープンに、未知に向かって進んでいく推進力となって皆で築いていく新しい時代、どんな時代となるのでしょうか。


このレポート含め、生活者に関するさまざまな記事をインテージのオウンド・メディア「Intage 知る gallery」で公開しています。
あわせてご参照ください。https://www.intage.co.jp/gallery/

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使用したデータ
【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】 https://www.intage.co.jp/service/research/net/
調査地域:日本全国
対象者条件:15〜69 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースにウェイトバック
標本サイズ:n=3,051
調査実施時期: 2019年3月14日(木)〜2019年3月19日(火)

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【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。

【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:西澤
TEL: 03-5294-6000
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/
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