【寝不足でも仕事を乗り切る方法ランキング】男女500人アンケート調査
[24/12/04]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
寝不足時の仕事に関する意識調査
株式会社 R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、お仕事をしている男女500人を対象に「寝不足時の仕事に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
近年は睡眠への関心が高まっていて、「眠活」といった言葉もあります。寝具にこだわったり、睡眠用のサプリを服用したりと、快眠のための工夫をしている人も。
一方さまざまな理由で、寝不足のまま出勤して仕事している人も少なくありません。
そこで今回、株式会社R&G( https://r-andg.jp/ )は、お仕事をしている男女500人に「寝不足時の仕事」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、株式会社( https://www.310.life/ )代表取締役の大木都(おおき さと)氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:お仕事をしている方
調査期間:2024年10月21日〜24日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性330人/男性170人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 21.4%/30代 34.4%/40代 28.0%/50代以上 15.6%
【調査結果サマリー】
・寝不足になる原因は「つい夜更かしする」
・寝不足でも仕事を乗り切る方法1位は「カフェインを摂る」
・寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事は「動かないデスクワーク」
寝不足になる原因は「つい夜更かしする」
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-492625bd07437e3effbc6fe960814114-700x471.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
お仕事をしている500人に「寝不足になる原因」を聞いたところ、1位は「つい夜更かしする(289人)」で、全体の6割近くを占めました。2位「考え事が多い(57人)」、3位「仕事が忙しい(55人)」、4位「家事育児が忙しい(51人)」が続きます。
「仕事や家事が忙しくて、睡眠時間が削られる」という人よりも、「時間はあるが、ついつい寝るのが遅くなる」という人が多いとわかりました。つまり「ついつい」をなくしたり減らしたりすれば、睡眠時間を確保できる人が多いと考えられます。
<1位 つい夜更かしする>
・オンラインゲームに夢中になってしまい、「試合・作業が終わったら寝る」と思いつつ予想以上に時間がかかったり、自分でノルマを増やして長引かせたりしてしまう。またオンラインなのでネットの友人との会話が楽しく、時間を忘れてしまう(10代 女性)
・寝る前にネットサーフィンをして、ついつい時間が経ってしまうため(30代 男性)
寝る前に「ちょっとだけ」と思って動画サイトを見てしまうと、時間が経ってしまう(50代以上 女性)
幅広い世代から回答が寄せられています。何をして夜更かししているのかというと、スマホを使っての「ゲーム」「動画視聴」「SNSの閲覧・投稿」が多数。読書やテレビという人もいましたが、少数派でした。
スマホを見ているとつい夢中になってしまい、はっと気づくとかなり夜遅くなっていることも。またスマホ使用を止めて寝ようと思っても、脳が興奮してなかなか眠りにつけないこともあります。
<2位 考え事が多い>
・仕事がストレスで、ベッドの中で考え事をしていて寝られない(20代 男性)
・翌日の仕事のことを考えると、何となく憂鬱で寝不足になってしまいます(30代 女性)
・日中にあった嫌なことや、「あんなことを言われなければよかった」と後悔する気持ちが蘇り、眠れなくなってしまう(40代 女性)
考え事の内容は「仕事のストレス」「プライベートの心配事」など。
仕事が嫌な人ではなくても、大事な仕事が控えているときに「ちゃんと準備できていたっけ」などと心配になって眠れなくなることがあるようです。考えがまとまらないと悩みが次々にわいてきて、眠りにつけなくなることも。
対処法としては「懸念事項や悩んでいることを紙に書き出して整理する」などが挙げられます。
<3位 仕事が忙しい>
・残業が続き、家に帰ってご飯を食べてお風呂に入って寝るだけで、0時を回ってしまう(20代 女性)
・月末月初には残業が多くなる。まれに出張や土日出勤も重なると、寝る時間がなくなる(40代 男性)
・深夜のオンライン会議が長引いてします(50代以上 男性)
物理的に時間が足りないというケースです。仕事が忙しいと、帰宅時間が遅くなって寝る時間も後ろ倒しになってしまいがち。また「仕事が忙しいと疲れるから、入浴時間を長くとりたくなって寝る時間が遅くなる」という人もいました。
<4位 家事育児が忙しい>
・帰宅後の家事育児(20代 男性)
・子どもが寝たあと、家の中をリセットしてから寝たいので、寝るのが遅くなってしまう(30代 女性)
・子育て中で夜中の授乳があるため、目が冴えてなかなか眠れない(40代 女性)
「家をきれいにしてから寝たい」といったコメントもあることから、「育児や家事をきっちり終わらせてから寝たい」という人に多い傾向であると考えられます。「時間がないから家事は適当でいいや」「疲れているから、明日起きてからやろう」と割り切ることが難しい人もいるでしょう。
また寝ているときに、子どもや要介護の家族から起こされてしまうケースもありました。
<5位 睡眠の質が悪い>
・早く寝ても深夜に目が覚めて、目が覚めると2時間ほど眠れなくなってしまうことがあるため(30代 女性)
・睡眠の質が悪く、寝ても熟睡できず、夜中にたびたび目が覚めてしまうからです(40代 男性)
・なかなか寝つけず眠りが浅いので、小さな音でも起きてしまう(50代以上 女性)
早くベッドに入ってもなかなか寝つけない人や、早く寝ても夜中に起きてしまう人も。ベッドにいる時間は長いのに、寝不足になっている人もいるとわかりました。
このケースでは、睡眠の質をあげるための生活習慣の改善などが必要となるでしょう。
寝不足でも仕事を乗り切る方法1位は「カフェインを摂る」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-db729044e4e21ea3082af44997217a51-700x518.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
寝不足のときに仕事を乗り切る方法のダントツは「カフェインを摂る(247人)」でした。2位「仮眠する(180人)」も多くの票を集めています。カフェインを摂ったあとに仮眠すると、起きたときのスッキリ感が高いと言われていることから、カフェインと仮眠を組み合わせている人もいました。
以下、3位「身体を動かす(83人)」、4位「お菓子をつまむ(48人)」、5位は「気合いで乗り切る(18人)」でした。
仕事中に眠いときには、カフェインや、ガム・酸っぱいグミなどの目が覚めるようなお菓子を摂る人が多いとわかりました。仮眠はできる場所や時間が限られる職場もありますが、その他は比較的手軽にできる対処法です。
<1位 カフェインを摂る>
・週に1回までは、エナジードリンクを飲んで乗り切ることを自分に許している(20代 女性)
・起床後すぐに濃いめのブラックコーヒーを飲んで、気持ちを切り替えられるようにしています(40代 女性)
・ミルクティーや緑茶など、少しカフェインを摂取する(50代以上 男性)
カフェインを含むドリンクとしては、コーヒーやエナジードリンクなどがあります。カフェインは眠くなる前に飲むと効果的なので、「通勤時」や「起きてすぐ」に飲む人も多くなりました。コーヒーやエナジードリンクの味が好きな人なら、好きなドリンクを飲むことによる気分転換効果もあると考えられます。
ただしカフェインの過剰摂取による健康被害も報告されているので、飲み過ぎに注意している人も。また遅い時間にカフェインを摂ると、夜の睡眠に影響する可能性がありますので注意が必要です。
<2位 仮眠する>
・昼休憩に15分間仮眠すると、目がスッキリします(20代 男性)
・目をつぶる。できるなら横になり、休息をとります(40代 女性)
・車などで5分ほど仮眠。場所がなければトイレで5分ほど仮眠(50代以上 男性)
休憩時間や通勤・移動の合間に仮眠している人も多くなりました。仮眠することで、作業効率がアップすると言われています。最近では従業員用の仮眠スペースを設けている企業もありますね。
休憩時間に仮眠できず、どうしてもつらいときには、トイレなどに避難して少し目をつぶる人もいます。
<3位 身体を動かす>
・デスクワークで座りっぱなしだと眠くなってしまうので、眠気がすさまじいときはトイレ休憩に行って体を伸ばしたり、手足をデスク下でこっそり回したりする(20代 女性)
・やたらと立ち上がってコピー機に行ったり、書類を棚に取り出しに行ったりする(40代 女性)
「じっとしていると眠気が強くなる」という人も多いです。そのため仕事中に一旦立ち上がってトイレに行ったり、ストレッチやスクワットなどで身体を動かしたりする人も多くなりました。
仕事の中でも、「掃除」「書類を別の部署に届ける」などの作業なら、立って行えます。接客業であれば動き回っていても不自然ではないため、「とにかく動き回ったり、お客様に話しかけたりする」という人もいました。
<4位 お菓子をつまむ>
・酸っぱい飴をなめる(20代 女性)
・好きなグミやガムを食べる(30代 女性)
・ガムや飴を食べて、睡魔と戦って乗り切る(40代 男性)
お菓子の工夫としては「酸っぱいもの」「ミント系のもの」など、味で眠気を覚まそうとするパターンがひとつ。また「グミ」「ガム」など噛んで食べるもので、あごを動かして眠気を覚まそうとするパターンもあります。
<5位 気合いで乗り切る>
・ほぼ気合いと集中で眠気を飛ばします(20代 女性)
・朝からお肉を食べて、気合いを入れて乗り切ります(30代 女性)
・疲れていてもハイテンションになって、寝不足を忘れるよう努力する(40代 男性)
「集中しろ」「頑張れ」と自分に喝を入れて、精神力で乗り切る人も。気合いを入れるために朝から好きな物を食べたり、仕事が終わったあとのことを想像したりする人もいました。
寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事は「動かないデスクワーク」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-3a80730fbd554e64d59a86ead1fa15b9-700x467.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事の1位は「動かないデスクワーク(173人)」でした。2位「会議への出席(124人)」も100票以上を集めています。動きが少ないと眠気が強くなるため、「デスクワーク」「会議」などをつらいと感じる人が多いとわかりました。
反対に、眠気のせいで身体の動きが悪くなっている場合は、身体を動かす仕事がつらいと考えられます。
<1位 動かないデスクワーク>
・人と会話しないデスクワーク(30代 男性)
・パソコンでの作業。座っているので眠気が増し、集中力が切れてしまう(30代 女性)
・パソコン作業をしていると、目がしょぼしょぼして捗らない(50代以上 男性)
ずっと座っていると眠気が増す人も多いようです。またひとりで画面に向かうデスクワークだと、会話がないため眠くなる人もいます。
データ入力などですと、眠気で集中力や注意力が低下したり、文字を見間違えたりして、ミスも増えそうです。
<2位 会議への出席>
・クライアントとの打ち合わせ。集中力が欠けていると、相手の意図を正確に理解できず、コミュニケーションがうまくいきません(20代 女性)
・チームメンバーとの会議で、自分があまり発言しない場合です。会議が眠さに追い打ちをかけてくる感じで、寝落ちしそうなので(30代 女性)
・上司も参加するミーティングで、自分があまり発言する機会のない内容だったとき。上司がいなければ目を閉じて脳を休めたいですが、そうもいきません。しかも内容に興味がないのでかなり眠く、非常につらいです(40代 男性)
とくに、自分が発言しない会議をつらいと感じている人が多数。座って人の話を聞いているだけだと、眠さが増してくるケースが多いとわかります。自分に関係ある会議だと思えないと、気合いを入れたくてもなかなか入れられないでしょう。
一方、自分が積極的に話したり、相手の話をしっかり聞いて理解したりする会議や打ち合わせでは、集中力がもたずに苦しむ人もいます。
<3位 単純作業の繰り返し>
・食品工場で8時間勤務の単純作業をしていました。同じ作業の繰り返しは、さらに眠気を誘ってきます(10代 女性)
・人と関わらないような単純作業の繰り返し(20代 女性)
・歯科で働いています。単調になりがちな歯石取りは、眠気でつらくなります(40代 女性)
変化が少ない仕事だと緊張感を維持できず、眠気が強くなります。また繰り返し作業で猫背などの悪い姿勢を続けることで、酸素量が減って眠気が増すとも言われています。
そのため事務作業にしろ手を動かす仕事にしろ、「単純作業や繰り返し作業はつらい」「慣れている仕事だと眠くなる」という人も多くなりました。
<4位 体力を使う仕事>
・外での荷物運びなど、体力を使う場面ではつらいと感じます(20代 男性)
・寝不足の日は、品出しやレジ打ちなどの体力仕事が一番つらかったです。貧血のような状態になり、頭も回りませんでした(20代 女性)
・午後以降の身体介護(40代 女性)
眠いとき、倦怠感から身体に力が入りにくくなる人もいます。そのため体力を使う立ち仕事などをつらいと感じる人も多くなりました。
立って仕事を行うサービス業に就いている人や、医療・介護職の人にとっては、大きな問題です。
<5位 話を聞くだけの研修>
・研修資料の視聴(30代 男性)
・部屋を暗くし、プロジェクターを使った勉強会や説明会の参加(40代 男性)
・勉強会など、聞いているだけの研修がつらいです(50代以上 女性)
発言の機会がない会議と同様、話を聞くだけの研修もつらいと感じている人が多くなりました。
さらに周囲に人がいないオンライン勉強会や研修動画視聴などは、緊張感も維持できません。聞いているだけだと眠気が増してしまうようです。
まとめ
寝不足の原因としては「つい夜更かししてしまう」を挙げた人が多くなりました。仕事や家事育児で忙しい人もいましたが、家事のあとに自分の時間を確保しようとして寝不足になっている人もいます。
一方、寝不足で仕事しているときの対処法としては、「カフェイン摂取」を挙げた人が多数。ただカフェインを摂取しても、気合いで乗り切っても、寝不足自体は解消していません。一旦は可能な範囲で仕事や家事育児の時間、あるいは自分の時間を削り、睡眠時間を確保してみてはいかがでしょうか。
■大木 都氏の考察
ついつい夜更かしをすることは「リベンジ夜ふかし」とも呼ばれています。自分の時間を楽しめる夜間は至福の時間ですよね。しかし、回答にも多いように睡眠の質の悪化やつい考え事が続く「脳の疲労状態」にもつながってしまうため、睡眠時間を確保して疲労回復をすることが重要です。
そこで、調査でも取り入れている方がいらっしゃいましたが、寝不足対策として、カフェインを飲んでから20分程度の仮眠をとるパワーナップと呼ばれる手法がおすすめです。特に寝不足時の最も辛い仕事1位となった「動かないデスクワーク」の合間にパワーナップを取り入れると、仮眠後は脳がスッキリし、続けて作業し続けるより効率よくデスクワークができるようになります。もし、仮眠ができない場合にはお菓子をナッツ等で栄養補給を行うと、午後の疲労感の軽減に繋がります。
とはいえ、睡眠をとることは身体メンテナンスに欠かせないので、上手に睡眠時間を確保しましょう。
▼監修者紹介
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-de5b4d3a13333d9b05ea8ed98f170b25-613x632.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
大木 都 (おおき さと)
・上級睡眠健康指導士
・睡眠環境・寝具指導士(R)
・スリーププランナー
・漢方養生指導士(薬物学マスター)
・株式会社310LIFE( https://www.310.life/ )
・睡眠養生 編集長( https://suimin-yojo.jp/ )
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/)へのリンク設置をお願い致します。
■株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは埼玉県大宮を拠点に製造業、物流業、通訳等に特化した人材派遣。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しております。あわせて外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポートも行っています。
※事業内容の詳細はこちら
https://r-andg.jp/business.php
■会社概要
社名 : 株式会社 R&G
所在地 : 〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-51-1 三石ビル4F
代表者 : 吉田 忠義
創業 : 2015年9月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・コンサルティング業
URL : https://r-andg.jp/company.php
株式会社 R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、お仕事をしている男女500人を対象に「寝不足時の仕事に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
近年は睡眠への関心が高まっていて、「眠活」といった言葉もあります。寝具にこだわったり、睡眠用のサプリを服用したりと、快眠のための工夫をしている人も。
一方さまざまな理由で、寝不足のまま出勤して仕事している人も少なくありません。
そこで今回、株式会社R&G( https://r-andg.jp/ )は、お仕事をしている男女500人に「寝不足時の仕事」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、株式会社( https://www.310.life/ )代表取締役の大木都(おおき さと)氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:お仕事をしている方
調査期間:2024年10月21日〜24日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性330人/男性170人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 21.4%/30代 34.4%/40代 28.0%/50代以上 15.6%
【調査結果サマリー】
・寝不足になる原因は「つい夜更かしする」
・寝不足でも仕事を乗り切る方法1位は「カフェインを摂る」
・寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事は「動かないデスクワーク」
寝不足になる原因は「つい夜更かしする」
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-492625bd07437e3effbc6fe960814114-700x471.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
お仕事をしている500人に「寝不足になる原因」を聞いたところ、1位は「つい夜更かしする(289人)」で、全体の6割近くを占めました。2位「考え事が多い(57人)」、3位「仕事が忙しい(55人)」、4位「家事育児が忙しい(51人)」が続きます。
「仕事や家事が忙しくて、睡眠時間が削られる」という人よりも、「時間はあるが、ついつい寝るのが遅くなる」という人が多いとわかりました。つまり「ついつい」をなくしたり減らしたりすれば、睡眠時間を確保できる人が多いと考えられます。
<1位 つい夜更かしする>
・オンラインゲームに夢中になってしまい、「試合・作業が終わったら寝る」と思いつつ予想以上に時間がかかったり、自分でノルマを増やして長引かせたりしてしまう。またオンラインなのでネットの友人との会話が楽しく、時間を忘れてしまう(10代 女性)
・寝る前にネットサーフィンをして、ついつい時間が経ってしまうため(30代 男性)
寝る前に「ちょっとだけ」と思って動画サイトを見てしまうと、時間が経ってしまう(50代以上 女性)
幅広い世代から回答が寄せられています。何をして夜更かししているのかというと、スマホを使っての「ゲーム」「動画視聴」「SNSの閲覧・投稿」が多数。読書やテレビという人もいましたが、少数派でした。
スマホを見ているとつい夢中になってしまい、はっと気づくとかなり夜遅くなっていることも。またスマホ使用を止めて寝ようと思っても、脳が興奮してなかなか眠りにつけないこともあります。
<2位 考え事が多い>
・仕事がストレスで、ベッドの中で考え事をしていて寝られない(20代 男性)
・翌日の仕事のことを考えると、何となく憂鬱で寝不足になってしまいます(30代 女性)
・日中にあった嫌なことや、「あんなことを言われなければよかった」と後悔する気持ちが蘇り、眠れなくなってしまう(40代 女性)
考え事の内容は「仕事のストレス」「プライベートの心配事」など。
仕事が嫌な人ではなくても、大事な仕事が控えているときに「ちゃんと準備できていたっけ」などと心配になって眠れなくなることがあるようです。考えがまとまらないと悩みが次々にわいてきて、眠りにつけなくなることも。
対処法としては「懸念事項や悩んでいることを紙に書き出して整理する」などが挙げられます。
<3位 仕事が忙しい>
・残業が続き、家に帰ってご飯を食べてお風呂に入って寝るだけで、0時を回ってしまう(20代 女性)
・月末月初には残業が多くなる。まれに出張や土日出勤も重なると、寝る時間がなくなる(40代 男性)
・深夜のオンライン会議が長引いてします(50代以上 男性)
物理的に時間が足りないというケースです。仕事が忙しいと、帰宅時間が遅くなって寝る時間も後ろ倒しになってしまいがち。また「仕事が忙しいと疲れるから、入浴時間を長くとりたくなって寝る時間が遅くなる」という人もいました。
<4位 家事育児が忙しい>
・帰宅後の家事育児(20代 男性)
・子どもが寝たあと、家の中をリセットしてから寝たいので、寝るのが遅くなってしまう(30代 女性)
・子育て中で夜中の授乳があるため、目が冴えてなかなか眠れない(40代 女性)
「家をきれいにしてから寝たい」といったコメントもあることから、「育児や家事をきっちり終わらせてから寝たい」という人に多い傾向であると考えられます。「時間がないから家事は適当でいいや」「疲れているから、明日起きてからやろう」と割り切ることが難しい人もいるでしょう。
また寝ているときに、子どもや要介護の家族から起こされてしまうケースもありました。
<5位 睡眠の質が悪い>
・早く寝ても深夜に目が覚めて、目が覚めると2時間ほど眠れなくなってしまうことがあるため(30代 女性)
・睡眠の質が悪く、寝ても熟睡できず、夜中にたびたび目が覚めてしまうからです(40代 男性)
・なかなか寝つけず眠りが浅いので、小さな音でも起きてしまう(50代以上 女性)
早くベッドに入ってもなかなか寝つけない人や、早く寝ても夜中に起きてしまう人も。ベッドにいる時間は長いのに、寝不足になっている人もいるとわかりました。
このケースでは、睡眠の質をあげるための生活習慣の改善などが必要となるでしょう。
寝不足でも仕事を乗り切る方法1位は「カフェインを摂る」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-db729044e4e21ea3082af44997217a51-700x518.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
寝不足のときに仕事を乗り切る方法のダントツは「カフェインを摂る(247人)」でした。2位「仮眠する(180人)」も多くの票を集めています。カフェインを摂ったあとに仮眠すると、起きたときのスッキリ感が高いと言われていることから、カフェインと仮眠を組み合わせている人もいました。
以下、3位「身体を動かす(83人)」、4位「お菓子をつまむ(48人)」、5位は「気合いで乗り切る(18人)」でした。
仕事中に眠いときには、カフェインや、ガム・酸っぱいグミなどの目が覚めるようなお菓子を摂る人が多いとわかりました。仮眠はできる場所や時間が限られる職場もありますが、その他は比較的手軽にできる対処法です。
<1位 カフェインを摂る>
・週に1回までは、エナジードリンクを飲んで乗り切ることを自分に許している(20代 女性)
・起床後すぐに濃いめのブラックコーヒーを飲んで、気持ちを切り替えられるようにしています(40代 女性)
・ミルクティーや緑茶など、少しカフェインを摂取する(50代以上 男性)
カフェインを含むドリンクとしては、コーヒーやエナジードリンクなどがあります。カフェインは眠くなる前に飲むと効果的なので、「通勤時」や「起きてすぐ」に飲む人も多くなりました。コーヒーやエナジードリンクの味が好きな人なら、好きなドリンクを飲むことによる気分転換効果もあると考えられます。
ただしカフェインの過剰摂取による健康被害も報告されているので、飲み過ぎに注意している人も。また遅い時間にカフェインを摂ると、夜の睡眠に影響する可能性がありますので注意が必要です。
<2位 仮眠する>
・昼休憩に15分間仮眠すると、目がスッキリします(20代 男性)
・目をつぶる。できるなら横になり、休息をとります(40代 女性)
・車などで5分ほど仮眠。場所がなければトイレで5分ほど仮眠(50代以上 男性)
休憩時間や通勤・移動の合間に仮眠している人も多くなりました。仮眠することで、作業効率がアップすると言われています。最近では従業員用の仮眠スペースを設けている企業もありますね。
休憩時間に仮眠できず、どうしてもつらいときには、トイレなどに避難して少し目をつぶる人もいます。
<3位 身体を動かす>
・デスクワークで座りっぱなしだと眠くなってしまうので、眠気がすさまじいときはトイレ休憩に行って体を伸ばしたり、手足をデスク下でこっそり回したりする(20代 女性)
・やたらと立ち上がってコピー機に行ったり、書類を棚に取り出しに行ったりする(40代 女性)
「じっとしていると眠気が強くなる」という人も多いです。そのため仕事中に一旦立ち上がってトイレに行ったり、ストレッチやスクワットなどで身体を動かしたりする人も多くなりました。
仕事の中でも、「掃除」「書類を別の部署に届ける」などの作業なら、立って行えます。接客業であれば動き回っていても不自然ではないため、「とにかく動き回ったり、お客様に話しかけたりする」という人もいました。
<4位 お菓子をつまむ>
・酸っぱい飴をなめる(20代 女性)
・好きなグミやガムを食べる(30代 女性)
・ガムや飴を食べて、睡魔と戦って乗り切る(40代 男性)
お菓子の工夫としては「酸っぱいもの」「ミント系のもの」など、味で眠気を覚まそうとするパターンがひとつ。また「グミ」「ガム」など噛んで食べるもので、あごを動かして眠気を覚まそうとするパターンもあります。
<5位 気合いで乗り切る>
・ほぼ気合いと集中で眠気を飛ばします(20代 女性)
・朝からお肉を食べて、気合いを入れて乗り切ります(30代 女性)
・疲れていてもハイテンションになって、寝不足を忘れるよう努力する(40代 男性)
「集中しろ」「頑張れ」と自分に喝を入れて、精神力で乗り切る人も。気合いを入れるために朝から好きな物を食べたり、仕事が終わったあとのことを想像したりする人もいました。
寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事は「動かないデスクワーク」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-3a80730fbd554e64d59a86ead1fa15b9-700x467.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
寝不足のときにもっともつらいと感じる仕事の1位は「動かないデスクワーク(173人)」でした。2位「会議への出席(124人)」も100票以上を集めています。動きが少ないと眠気が強くなるため、「デスクワーク」「会議」などをつらいと感じる人が多いとわかりました。
反対に、眠気のせいで身体の動きが悪くなっている場合は、身体を動かす仕事がつらいと考えられます。
<1位 動かないデスクワーク>
・人と会話しないデスクワーク(30代 男性)
・パソコンでの作業。座っているので眠気が増し、集中力が切れてしまう(30代 女性)
・パソコン作業をしていると、目がしょぼしょぼして捗らない(50代以上 男性)
ずっと座っていると眠気が増す人も多いようです。またひとりで画面に向かうデスクワークだと、会話がないため眠くなる人もいます。
データ入力などですと、眠気で集中力や注意力が低下したり、文字を見間違えたりして、ミスも増えそうです。
<2位 会議への出席>
・クライアントとの打ち合わせ。集中力が欠けていると、相手の意図を正確に理解できず、コミュニケーションがうまくいきません(20代 女性)
・チームメンバーとの会議で、自分があまり発言しない場合です。会議が眠さに追い打ちをかけてくる感じで、寝落ちしそうなので(30代 女性)
・上司も参加するミーティングで、自分があまり発言する機会のない内容だったとき。上司がいなければ目を閉じて脳を休めたいですが、そうもいきません。しかも内容に興味がないのでかなり眠く、非常につらいです(40代 男性)
とくに、自分が発言しない会議をつらいと感じている人が多数。座って人の話を聞いているだけだと、眠さが増してくるケースが多いとわかります。自分に関係ある会議だと思えないと、気合いを入れたくてもなかなか入れられないでしょう。
一方、自分が積極的に話したり、相手の話をしっかり聞いて理解したりする会議や打ち合わせでは、集中力がもたずに苦しむ人もいます。
<3位 単純作業の繰り返し>
・食品工場で8時間勤務の単純作業をしていました。同じ作業の繰り返しは、さらに眠気を誘ってきます(10代 女性)
・人と関わらないような単純作業の繰り返し(20代 女性)
・歯科で働いています。単調になりがちな歯石取りは、眠気でつらくなります(40代 女性)
変化が少ない仕事だと緊張感を維持できず、眠気が強くなります。また繰り返し作業で猫背などの悪い姿勢を続けることで、酸素量が減って眠気が増すとも言われています。
そのため事務作業にしろ手を動かす仕事にしろ、「単純作業や繰り返し作業はつらい」「慣れている仕事だと眠くなる」という人も多くなりました。
<4位 体力を使う仕事>
・外での荷物運びなど、体力を使う場面ではつらいと感じます(20代 男性)
・寝不足の日は、品出しやレジ打ちなどの体力仕事が一番つらかったです。貧血のような状態になり、頭も回りませんでした(20代 女性)
・午後以降の身体介護(40代 女性)
眠いとき、倦怠感から身体に力が入りにくくなる人もいます。そのため体力を使う立ち仕事などをつらいと感じる人も多くなりました。
立って仕事を行うサービス業に就いている人や、医療・介護職の人にとっては、大きな問題です。
<5位 話を聞くだけの研修>
・研修資料の視聴(30代 男性)
・部屋を暗くし、プロジェクターを使った勉強会や説明会の参加(40代 男性)
・勉強会など、聞いているだけの研修がつらいです(50代以上 女性)
発言の機会がない会議と同様、話を聞くだけの研修もつらいと感じている人が多くなりました。
さらに周囲に人がいないオンライン勉強会や研修動画視聴などは、緊張感も維持できません。聞いているだけだと眠気が増してしまうようです。
まとめ
寝不足の原因としては「つい夜更かししてしまう」を挙げた人が多くなりました。仕事や家事育児で忙しい人もいましたが、家事のあとに自分の時間を確保しようとして寝不足になっている人もいます。
一方、寝不足で仕事しているときの対処法としては、「カフェイン摂取」を挙げた人が多数。ただカフェインを摂取しても、気合いで乗り切っても、寝不足自体は解消していません。一旦は可能な範囲で仕事や家事育児の時間、あるいは自分の時間を削り、睡眠時間を確保してみてはいかがでしょうか。
■大木 都氏の考察
ついつい夜更かしをすることは「リベンジ夜ふかし」とも呼ばれています。自分の時間を楽しめる夜間は至福の時間ですよね。しかし、回答にも多いように睡眠の質の悪化やつい考え事が続く「脳の疲労状態」にもつながってしまうため、睡眠時間を確保して疲労回復をすることが重要です。
そこで、調査でも取り入れている方がいらっしゃいましたが、寝不足対策として、カフェインを飲んでから20分程度の仮眠をとるパワーナップと呼ばれる手法がおすすめです。特に寝不足時の最も辛い仕事1位となった「動かないデスクワーク」の合間にパワーナップを取り入れると、仮眠後は脳がスッキリし、続けて作業し続けるより効率よくデスクワークができるようになります。もし、仮眠ができない場合にはお菓子をナッツ等で栄養補給を行うと、午後の疲労感の軽減に繋がります。
とはいえ、睡眠をとることは身体メンテナンスに欠かせないので、上手に睡眠時間を確保しましょう。
▼監修者紹介
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144554/33/144554-33-de5b4d3a13333d9b05ea8ed98f170b25-613x632.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
大木 都 (おおき さと)
・上級睡眠健康指導士
・睡眠環境・寝具指導士(R)
・スリーププランナー
・漢方養生指導士(薬物学マスター)
・株式会社310LIFE( https://www.310.life/ )
・睡眠養生 編集長( https://suimin-yojo.jp/ )
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創業 : 2015年9月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・コンサルティング業
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