フィリピンの子どもたちは、なぜアンジェラ・アキさんの「手紙」を歌い始めたのか?
[15/12/16]
提供元:PRTIMES
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国境なき子どもたち(KnK)は、フィリピンの自立支援施設「若者の家」の子どもたちを支援するため、12月1日から1月15日まで、クラウドファンディングに挑戦しています。
クラウドファンディング開始から半月が経過しました。目標100万円に対し、12月16日現在の達成率は24%。
引き続き、皆さまのご賛同とご参加をお願いいたします。
>>> 詳細はこちら >>> http://japangiving.jp/p/3361
フィリピンの子どもたちは、なぜアンジェラ・アキさんの「手紙」を歌い始めたのか?
昨年、国際法を専攻する川西由香さん(現在大学4年生)が、フィリピン留学中に「国境なき子どもたち(KnK)」が運営する自立支援施設「若者の家」でボランティア活動をしてくれました。その過程で、彼女が「若者の家」の子どもたちに教えてくれたのがアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌です。
そもそも、なぜ子どもたちに『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌を教えてくれたのか、川西さんにお聞きしました。
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ボランティア活動の中で、私は子どもたちに毎週末折り紙や凧の作り方を教えて、日本の文化を伝えていました。そこである日、書道を教えることになりました。
イメージしてもらうため『書道ガールズ』という映画の書道をしている場面を子どもたちに見せておりました。その時使われていた曲がアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』でした。
子どもたちは習字をしながらも、何度もその曲を聴きたいといい、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』をBGMにしながら書道を楽しみました。子どもたちも口ずさみながら楽しそうに書道に没頭していました。そこで、私と他のボランティアの日本人学生で『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』をクリスマスパーティで歌うことを提案しました。
子どもたちも日本語を勉強したばかりです。言葉を学んでもらうと共に、この曲は15歳の自分に向けた葛藤、そして夢を持つ希望にあふれている曲でもあるので、11〜15歳の親と暮らせず寂しい思いをしている子どもたちにはぴったりなのではないかと思いました。
まず『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の歌詞を英訳し、それをフィリピン人の友だちに頼んでタガログ語になおしてもらいました。さらに大学の職員や自分のアパートの警備員さんなど色んな大人に見せて、子どもでもわかる「タガログ語」に直してもらいました。
そして次の練習では、歌詞の意味から子どもたちに伝えました。
歌詞の内容を知り、中には、離れて暮らす家族のことを思い出して、泣き出す子どももいました。
それほど、この『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌が子どもたちの心に突き刺さったのだと思います。
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=IkB9b-L0CW0 ]
※川西由香さんのインタビュー全文はこちらからお読みいただけます。
http://knk.or.jp/phi151215/?PT
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●フィリピンの「若者の家」とは?
ストリートチルドレンや虐待・育児放棄といった困難に直面した子どもたち約40名を受け入れる自立支援施設です。子どもたちが大人からの愛情やケア、そして教育を受けられる環境を整えています。マニラ首都圏のカラオカン・ノース市にあり、来年で設立15周年を迎えます。
[画像: http://prtimes.jp/i/8147/34/resize/d8147-34-600441-1.jpg ]
●なぜ支援が必要なのでしょう?
人口9,400万人のフィリピンには現在、25万人ものストリートチルドレンが存在し、その多くがマニラ首都圏に住んでいます。なぜ子どもが危険な路上で暮らすのでしょう?フィリピンでは70年代後半から80年代半ばにかけて起きた経済危機の影響で、貧しい農村から大勢の人々が都市へ移住しました。都市部のスラムが急速に広がり、一部の大富豪と貧しい人々の格差も広がりました。慢性的な仕事不足や劣悪な環境にさらされる大人のストレスが、暴力や虐待、ネグレクト(育児放棄)となって子どもたちに向けられ、多くの青少年が路上生活へと押しやられ、成長した彼らが新たなストリートチルドレンを生み出す「貧困の連鎖」が続いています。
「若者の家」は、この課題に対するひとつの解決策であり、希望なのです。
●クラウドファンディング:目標は100万円(=「若者の家」の子ども、のべ5,000人分の食費)
私たちKnKはこの冬、フィリピンの「若者の家」を支えるためクラウドファンディングに挑戦しています。
目標は100万円(=「若者の家」の子ども、のべ5,000人分の食費)です。
>>> 詳細はこちら >>> http://japangiving.jp/p/3361
※クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。
クラウドファンディング開始から半月が経過しました。目標100万円に対し、12月16日現在の達成率は24%。
引き続き、皆さまのご賛同とご参加をお願いいたします。
>>> 詳細はこちら >>> http://japangiving.jp/p/3361
フィリピンの子どもたちは、なぜアンジェラ・アキさんの「手紙」を歌い始めたのか?
昨年、国際法を専攻する川西由香さん(現在大学4年生)が、フィリピン留学中に「国境なき子どもたち(KnK)」が運営する自立支援施設「若者の家」でボランティア活動をしてくれました。その過程で、彼女が「若者の家」の子どもたちに教えてくれたのがアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌です。
そもそも、なぜ子どもたちに『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌を教えてくれたのか、川西さんにお聞きしました。
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ボランティア活動の中で、私は子どもたちに毎週末折り紙や凧の作り方を教えて、日本の文化を伝えていました。そこである日、書道を教えることになりました。
イメージしてもらうため『書道ガールズ』という映画の書道をしている場面を子どもたちに見せておりました。その時使われていた曲がアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』でした。
子どもたちは習字をしながらも、何度もその曲を聴きたいといい、『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』をBGMにしながら書道を楽しみました。子どもたちも口ずさみながら楽しそうに書道に没頭していました。そこで、私と他のボランティアの日本人学生で『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』をクリスマスパーティで歌うことを提案しました。
子どもたちも日本語を勉強したばかりです。言葉を学んでもらうと共に、この曲は15歳の自分に向けた葛藤、そして夢を持つ希望にあふれている曲でもあるので、11〜15歳の親と暮らせず寂しい思いをしている子どもたちにはぴったりなのではないかと思いました。
まず『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の歌詞を英訳し、それをフィリピン人の友だちに頼んでタガログ語になおしてもらいました。さらに大学の職員や自分のアパートの警備員さんなど色んな大人に見せて、子どもでもわかる「タガログ語」に直してもらいました。
そして次の練習では、歌詞の意味から子どもたちに伝えました。
歌詞の内容を知り、中には、離れて暮らす家族のことを思い出して、泣き出す子どももいました。
それほど、この『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌が子どもたちの心に突き刺さったのだと思います。
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=IkB9b-L0CW0 ]
※川西由香さんのインタビュー全文はこちらからお読みいただけます。
http://knk.or.jp/phi151215/?PT
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●フィリピンの「若者の家」とは?
ストリートチルドレンや虐待・育児放棄といった困難に直面した子どもたち約40名を受け入れる自立支援施設です。子どもたちが大人からの愛情やケア、そして教育を受けられる環境を整えています。マニラ首都圏のカラオカン・ノース市にあり、来年で設立15周年を迎えます。
[画像: http://prtimes.jp/i/8147/34/resize/d8147-34-600441-1.jpg ]
●なぜ支援が必要なのでしょう?
人口9,400万人のフィリピンには現在、25万人ものストリートチルドレンが存在し、その多くがマニラ首都圏に住んでいます。なぜ子どもが危険な路上で暮らすのでしょう?フィリピンでは70年代後半から80年代半ばにかけて起きた経済危機の影響で、貧しい農村から大勢の人々が都市へ移住しました。都市部のスラムが急速に広がり、一部の大富豪と貧しい人々の格差も広がりました。慢性的な仕事不足や劣悪な環境にさらされる大人のストレスが、暴力や虐待、ネグレクト(育児放棄)となって子どもたちに向けられ、多くの青少年が路上生活へと押しやられ、成長した彼らが新たなストリートチルドレンを生み出す「貧困の連鎖」が続いています。
「若者の家」は、この課題に対するひとつの解決策であり、希望なのです。
●クラウドファンディング:目標は100万円(=「若者の家」の子ども、のべ5,000人分の食費)
私たちKnKはこの冬、フィリピンの「若者の家」を支えるためクラウドファンディングに挑戦しています。
目標は100万円(=「若者の家」の子ども、のべ5,000人分の食費)です。
>>> 詳細はこちら >>> http://japangiving.jp/p/3361
※クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。