犯罪予測システム開発のSingular Perturbations、ブラジルに子会社を設立
[23/12/18]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
犯罪予測システムを開発・提供する株式会社Singular Perturbations(東京都千代田区、代表取締役CEO: 梶田真実、 https://www.singular-perturbations.com/ )は、ブラジル連邦共和国に子会社を新たに設立いたしましたので、下記にお知らせいたします。
1.子会社設立の目的
当社は「世界の悲しい経験を減らす」というビジョンのもとに、「コンピューターサイエンスがもたらす知能で安全に関わる全ての人の能力を最大化する」をミッションとして、世界の犯罪を減らすためのソリューション開発に取り組んでいます。これまでに、高精度・高速な独自手法を含む犯罪予測アルゴリズムをもとに、犯罪予測システム「CRIME NABI」を開発し、そのサービスを警察や政府機関向けに提供してきました。
この度、治安課題に対してニーズの高いブラジル連邦共和国における警察や政府機関への弊社プロダクトの導入を支援するため、ブラジル共和国に子会社を設立いたしました。
2.子会社の概要
(1)商号:SINGULAR PERTURBATIONS, SERVICOS DE TECNOLOGIA LTDA
(2)所在地: Cambuci, São Paulo - SP CEP: 01521000
(3)代表者:KURACHI TAKAMASA
(4)事業内容:当社の先進的な犯罪予測技術をブラジル国内および中南米地域への事業展開する。
(5)資本金:35万レアル
(6)設立年月日:2023年10月31日
(7)従業員数:4名
(8)事業開始日:2023年10月31日
3.今後の見通し
当社の犯罪予測システム「CRIME NABI」は、これまでブラジル警察での活用を通じ、犯罪率の顕著な減少を実現してきました。中南米地域での治安改善への強い需要に応え、多くの期待を集めております。これらの期待に応えるべく、子会社を設立しました。今後は、私たちのテクノロジーとサービスをさらに磨き上げ、お客様への提供を丁寧に行うことで、中南米地域の治安強化にさらなる貢献ができると考えています。私たちは、治安関係者との連携を一層深め、地域社会の安全と平和の実現に向けて尽力してまいります。
4.コメント
SINGULAR PERTURBATIONS, SERVICOS DE TECNOLOGIA LTDA
Administrator KURACHI TAKAMASA
[画像1: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-ac8e06fcf1b65c3eca8e-1.png ]
ブラジルの社会課題の一つでもある「治安の改善」に、2018年より取り組みはじめ、当時からITやAIと連携させたデジタルソリューションの提供による課題解決を目標に掲げてきました。ブラジルやメキシコをはじめとする中南米の国々では、未だ多くの犯罪が発生しており、早急な対策を求められている国も少なくありません。社会構造や教育を見直さない限り、根本的な問題解決には至らないという指摘もありますが、テクノロジーを使うことによって犯罪を少しでも減少させることは、「世の中の悲しい経験を減らす」ことに直接的に繋がります。2022年よりSingular Perturbations社の事業に携わり、2023年10月にブラジル法人を設立する運びとなりました。弊社独自の犯罪予測アルゴリズムが治安の改善の一助になることを使命とし、今後ともチーム一丸となって事業を推進していく次第です。
株式会社Singular Perturbations
代表取締役社長 梶田 真実
[画像2: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-29cce0e3586004b7d1fb-1.png ]
私たちSingular Perturbationsは、2017年の設立以来、犯罪予測技術とそれを基にした治安関係者の業務支援ツールの開発に取り組んできました。2022年からはブラジルを含む中南米地域の治安改善にも着手しています。特に、弊社の犯罪予測システム「CRIME NABI」は、警察での活用により、犯罪の顕著な減少を達成してきました。犯罪分析による業務効率化は世界的にその有効性が実証されているにも関わらず、現場の治安関係者がこれを取り入れるには、体制や教育の面での課題が依然として存在し、その活用が未だ限定的であるという状況が残っております。
私たちのテクノロジーは、誰もがデータに基づく高度な警備効率化を容易に実現することを可能にします。これは、少なくとも犯罪の減少に寄与し、"世界の悲しい経験を減らす"ことに直接的に貢献できると私たちは信じています。2023年10月のブラジル法人設立は、ブラジルの強力なチームと共に、この信念を現実のものとするための重要なステップであり、私たちの使命の一環です。中南米地域は、世界の危険な都市ランキングにおいて上位に位置する都市が集中するエリアであり、治安課題解決がもたらす波及効果は大きなものが期待されます。今後、私たちは中南米地域の治安向上に積極的に貢献し、より安全で豊かな人々の暮らしを実現するために、治安関係者の業務を幅広くサポートしていく所存です。私たちの技術が、地域の安全と平和の確立に貢献し、より良い未来の構築に一助となることを願っています。
■会社概要
株式会社Singular Perturbations(シンギュラー パータベーションズ)
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F・KSフロア
代表者:代表取締役CEO 梶田真実
設立:2017年8月3日
URL: https://www.singular-perturbations.com/
「世界の悲しい経験を減らす」というビジョンのもとに、「コンピューターサイエンスがもたらす知能で安全に関わる全ての人の能力を最大化する」をミッションとして、世界の犯罪を減らすためのソリューション開発に取り組んでいます。
■開発したシステム「CRIME NABI」について
●CRIME NABI
・犯罪予測システム「CRIME NABI」はいつ・どこで未来の犯罪が起きるかを予測するシステムです。CRIME NABIは高精度な予測を提供します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-aa9eb238651b8fb53374-2.png ]
図1:東京都のオープンデータを用いた犯罪予測ヒートマップ
左側が実際の犯罪発生パターンの時に、従来手法を用いると右上のような形でしか予測ができないところ、CRIME NABIを用いると右下のように高精度・高解像度な予測が可能です。実際の犯罪発生パターンとよく合致する予測ができているのが見てわかると思います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-b711460b1be5d103649a-3.png ]
図2:犯罪予測システム「CRIME NABI」
CRIME NABIは過去の犯罪発生情報や人口統計、土地利用データ、天気などのデータに基づき、2種類の独自アルゴリズムをもとに犯罪予測をおこないます。さらに、犯罪が発生しやすいと予測された場所を重点的に警備するルートを策定します。
1. 時間情報による予測:
犯罪者は一度犯行に成功すると同じ手口を繰り返します。犯罪の時間的なパターンを記述できるモデルに対して理論物理の定式化を適用することで、データ件数が少ない犯罪についても安定した計算が可能となり、高精度な予測を達成しています。
2. 空間情報による予測:
過去の犯罪や人口密度などのさまざまな時空間パターンの足しあわせで、未来の犯罪パターンを記述できるモデルを採用しています。このようなモデルの計算には通常大きなサイズのデータを用いること、時空間のメッシュ数分だけパラメタを決める必要があるため、非常に計算コストが高いことがボトルネックとなります。Singular Perturbationsではデータを事前圧縮する独自の数理アルゴリズムにより、従来手法と比較し圧倒的な計算時間の高速化・軽量化を達成しました。
1.子会社設立の目的
当社は「世界の悲しい経験を減らす」というビジョンのもとに、「コンピューターサイエンスがもたらす知能で安全に関わる全ての人の能力を最大化する」をミッションとして、世界の犯罪を減らすためのソリューション開発に取り組んでいます。これまでに、高精度・高速な独自手法を含む犯罪予測アルゴリズムをもとに、犯罪予測システム「CRIME NABI」を開発し、そのサービスを警察や政府機関向けに提供してきました。
この度、治安課題に対してニーズの高いブラジル連邦共和国における警察や政府機関への弊社プロダクトの導入を支援するため、ブラジル共和国に子会社を設立いたしました。
2.子会社の概要
(1)商号:SINGULAR PERTURBATIONS, SERVICOS DE TECNOLOGIA LTDA
(2)所在地: Cambuci, São Paulo - SP CEP: 01521000
(3)代表者:KURACHI TAKAMASA
(4)事業内容:当社の先進的な犯罪予測技術をブラジル国内および中南米地域への事業展開する。
(5)資本金:35万レアル
(6)設立年月日:2023年10月31日
(7)従業員数:4名
(8)事業開始日:2023年10月31日
3.今後の見通し
当社の犯罪予測システム「CRIME NABI」は、これまでブラジル警察での活用を通じ、犯罪率の顕著な減少を実現してきました。中南米地域での治安改善への強い需要に応え、多くの期待を集めております。これらの期待に応えるべく、子会社を設立しました。今後は、私たちのテクノロジーとサービスをさらに磨き上げ、お客様への提供を丁寧に行うことで、中南米地域の治安強化にさらなる貢献ができると考えています。私たちは、治安関係者との連携を一層深め、地域社会の安全と平和の実現に向けて尽力してまいります。
4.コメント
SINGULAR PERTURBATIONS, SERVICOS DE TECNOLOGIA LTDA
Administrator KURACHI TAKAMASA
[画像1: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-ac8e06fcf1b65c3eca8e-1.png ]
ブラジルの社会課題の一つでもある「治安の改善」に、2018年より取り組みはじめ、当時からITやAIと連携させたデジタルソリューションの提供による課題解決を目標に掲げてきました。ブラジルやメキシコをはじめとする中南米の国々では、未だ多くの犯罪が発生しており、早急な対策を求められている国も少なくありません。社会構造や教育を見直さない限り、根本的な問題解決には至らないという指摘もありますが、テクノロジーを使うことによって犯罪を少しでも減少させることは、「世の中の悲しい経験を減らす」ことに直接的に繋がります。2022年よりSingular Perturbations社の事業に携わり、2023年10月にブラジル法人を設立する運びとなりました。弊社独自の犯罪予測アルゴリズムが治安の改善の一助になることを使命とし、今後ともチーム一丸となって事業を推進していく次第です。
株式会社Singular Perturbations
代表取締役社長 梶田 真実
[画像2: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-29cce0e3586004b7d1fb-1.png ]
私たちSingular Perturbationsは、2017年の設立以来、犯罪予測技術とそれを基にした治安関係者の業務支援ツールの開発に取り組んできました。2022年からはブラジルを含む中南米地域の治安改善にも着手しています。特に、弊社の犯罪予測システム「CRIME NABI」は、警察での活用により、犯罪の顕著な減少を達成してきました。犯罪分析による業務効率化は世界的にその有効性が実証されているにも関わらず、現場の治安関係者がこれを取り入れるには、体制や教育の面での課題が依然として存在し、その活用が未だ限定的であるという状況が残っております。
私たちのテクノロジーは、誰もがデータに基づく高度な警備効率化を容易に実現することを可能にします。これは、少なくとも犯罪の減少に寄与し、"世界の悲しい経験を減らす"ことに直接的に貢献できると私たちは信じています。2023年10月のブラジル法人設立は、ブラジルの強力なチームと共に、この信念を現実のものとするための重要なステップであり、私たちの使命の一環です。中南米地域は、世界の危険な都市ランキングにおいて上位に位置する都市が集中するエリアであり、治安課題解決がもたらす波及効果は大きなものが期待されます。今後、私たちは中南米地域の治安向上に積極的に貢献し、より安全で豊かな人々の暮らしを実現するために、治安関係者の業務を幅広くサポートしていく所存です。私たちの技術が、地域の安全と平和の確立に貢献し、より良い未来の構築に一助となることを願っています。
■会社概要
株式会社Singular Perturbations(シンギュラー パータベーションズ)
本社:〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F・KSフロア
代表者:代表取締役CEO 梶田真実
設立:2017年8月3日
URL: https://www.singular-perturbations.com/
「世界の悲しい経験を減らす」というビジョンのもとに、「コンピューターサイエンスがもたらす知能で安全に関わる全ての人の能力を最大化する」をミッションとして、世界の犯罪を減らすためのソリューション開発に取り組んでいます。
■開発したシステム「CRIME NABI」について
●CRIME NABI
・犯罪予測システム「CRIME NABI」はいつ・どこで未来の犯罪が起きるかを予測するシステムです。CRIME NABIは高精度な予測を提供します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-aa9eb238651b8fb53374-2.png ]
図1:東京都のオープンデータを用いた犯罪予測ヒートマップ
左側が実際の犯罪発生パターンの時に、従来手法を用いると右上のような形でしか予測ができないところ、CRIME NABIを用いると右下のように高精度・高解像度な予測が可能です。実際の犯罪発生パターンとよく合致する予測ができているのが見てわかると思います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/80699/34/resize/d80699-34-b711460b1be5d103649a-3.png ]
図2:犯罪予測システム「CRIME NABI」
CRIME NABIは過去の犯罪発生情報や人口統計、土地利用データ、天気などのデータに基づき、2種類の独自アルゴリズムをもとに犯罪予測をおこないます。さらに、犯罪が発生しやすいと予測された場所を重点的に警備するルートを策定します。
1. 時間情報による予測:
犯罪者は一度犯行に成功すると同じ手口を繰り返します。犯罪の時間的なパターンを記述できるモデルに対して理論物理の定式化を適用することで、データ件数が少ない犯罪についても安定した計算が可能となり、高精度な予測を達成しています。
2. 空間情報による予測:
過去の犯罪や人口密度などのさまざまな時空間パターンの足しあわせで、未来の犯罪パターンを記述できるモデルを採用しています。このようなモデルの計算には通常大きなサイズのデータを用いること、時空間のメッシュ数分だけパラメタを決める必要があるため、非常に計算コストが高いことがボトルネックとなります。Singular Perturbationsではデータを事前圧縮する独自の数理アルゴリズムにより、従来手法と比較し圧倒的な計算時間の高速化・軽量化を達成しました。