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ウーマノミクスによる女性人材の需要拡大が明らかに

グローバル人材会社ヘイズ・ジャパン 10〜12月期の採用動向レポートを発表

グローバル人材紹介会社ヘイズ・ジャパンは、本日、人材市場における10月〜12月期の採用動向レポートを発表しました。これによると、安倍政権の成長戦略の中核である「女性の活躍」の実現に向けた指針(いわゆる「202030」目標)をうけて、有能な女性人材の需要が急速に加速していることが明らかになりました。


グローバル人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、リージョナル・ディレクター ジョナサン・サンプソン、以下ヘイズ・ジャパン)は本日、人材市場における10月〜12月期の採用動向レポートを発表しました。

ヘイズ・ジャパン「採用動向レポート」は、同社が人材紹介サービスを提供している「経理・財務」、「金融」、「ファイナンス・テクノロジー」、「人事」、「インフォメーション・テクノロジー(IT)」、「保険」、「法務」、「ライフサイエンス」、「オフィス・プロフェッショナル」、「不動産」、「セールス&マーケティング」、「サプライチェーン」の各専門分野の採用動向から次期四半期の採用傾向を予測したものです。

本日発表した最新のレポートによると、安倍政権の成長戦略の中核である「女性の活躍」の実現に向けた指針(いわゆる「202030」目標)をうけて、有能な女性人材の需要が急速に加速していることが明らかになりました。

ヘイズ・ジャパンのリージョナル・ディレクター、ジョナサン・サンプソンは次のように述べています。
「日本には高学歴かつ有能な女性の人材が豊富ですが、政府・企業の管理的立場における女性の比率はまだまだ少ないのが現状です。安倍首相は、自らが提言した女性人材の積極活用を具現化すべく、9月の内閣改造では5人の女性閣僚を登用し、男女平等の社会に向けた新たな一歩を踏み出しました。」

「こうした流れをうけて、多くの企業が女性の採用に積極的になっています。日本の組織社会におけるこれまでの歴史的背景からか、現時点では営業やIT部門における経験豊富なシニア人材が不足しているため、多くの企業は人事部門や経理・財務部門における女性の積極採用を先行しているようです。特に経理部門は経験豊富な女性人材が多く、財務計画やアナリシス(FP&A)の部門も男女比が比較的均等です。こうした現状の中、シニアレベルの経理担当者やFP&Aビジネスパートナー、そしてそれらの業務を一時的に補完するような派遣・契約社員へのニーズが高まっています。」

上記のほかに、現時点から年末に向けての「女性人材市場」においては下記の傾向が読み取れます。

法務:女性人材のニーズが高まっており、女性の採用が男性を上回る傾向にある。(契約マネジャー、社内法務スタッフ、アソシエイトレベルおよびジュニアレベルの弁護士など)
ファイナンス・テクノロジー:管理職および現場レベルの双方で女性の積極採用を検討はしているが、女性人材が限られているのが現状。特に採用ニーズが高い職種は、アプリケーションサポート担当者、ネットワーク・通信スペシャリスト、情報セキュリティー担当者、ITリスク・監査担当者など。
サプライチェーン:バックオフィス業務であるサプライチェーンの分野はもともと女性人材が多く、派遣・契約社員の比率が高いのが現状ですが、政府の規制緩和に伴い、近い将来より正社員雇用(または紹介予定派遣採用)が拡大していくことが予想されます。需要計画マネジャー、調達担当プロフェッショナル、プロセス改善マネジャー、間接調達マネジャーの採用ニーズも加速しています。


本日、ヘイズ・ジャパンが発表した10〜12月期の全体的な採用動向予測は下記のとおりとなっています。

経理・財務:企業各社が様々な事業分野でのビジネス拡大を目指しており、FP&Aビジネスパートナーへの採用ニーズが活発化しています。基本的な経理業務のアウトソーシングが持続する中、海外チームとの連携管理に対応できるバイリンガル且つ経験豊富なシニアレベルの経理担当者へのニーズも高まっています。

金融:フロントオフィス業務の人材需要が加速する中、多くの企業が経験の浅い若手人材の採用・教育に積極的になっています。この分野は売り手市場で有能な人材は複数のオファーを受けることもあります。規制関連のレポートとコンプライアンスに関わる人員増加もバンキング分野の採用動向における顕著な特徴です。

ファイナンス・テクノロジー:ファイナンス・テクノロジー分野における正規採用枠は堅調に維持されており、10〜12月期も引き続き同じ傾向が予想されます。前期と同様、アプリケーションサポートのスキルを持つ人材への需要が継続しています。

人事:年末に向けて決算・税務・ボーナスの支払いなど繁忙期を迎える中、得に報酬・手当(C&B)の経験を持つ採用ニーズの拡大が予想されます。

インフォメーション・テクノロジー(IT):多くの企業が全社的なITインフラの再構築を迫られる中、プロジェクト管理能力をもったマネジャーレベルの人材をはじめとするIT市場の採用ニーズは活況が続くと予想されます。

保険:外資系保険会社では、優れたコミュニケーション能力と対応スピードを兼ね備えた中堅レベルのセールス担当者を積極採用が続いています。

法務:多くの外資系企業が日本におけるビジネスを設立・合弁・拡大する中、各社は採用プロセスと採用決定を迅速化することによって有能な人材の確保に努めています。

ライフサイエンス:2015年の新薬発売に向けて準備を進めている製薬会社における大量採用が予想されます。特に、特殊な分野に精通している人材、科学に関わる資格を持っている人材、医薬品関連ビジネスの経験がある人材への採用ニーズが高まっています。

オフィス・プロフェッショナル:新規および欠員補充の募集が引き続き持続する中、顧客サービスのスキルを持つ人材の採用ニーズが継続しています。ジュニアレベルのバイリンガル人材で、派遣または紹介予定派遣でのポジションを受容する求職者のニーズも高まっています。

不動産:有能なファシリティー・マネジャー、建設マネジャー、プロジェクト・マネジャーの採用ニーズが継続しています。これを受けて、不動産分野では更に多様なポジションの雇用機会が創出されていくと予想されます。

セールス&マーケティング:急速な進化の渦中にあるモバイルマーケティングは、今後のマーケティング・広告戦略における主要媒体となっていくことが予想されます。主要広告代理店各社は、このようなメディア環境の変化に迅速に対応できる戦略的なシニアレベルの人材を求めています。

サプライチェーン:サプライチェーンの分野における最も顕著な傾向は、何といっても高いスキルを持つ女性に対する採用ニーズの増加です。高度な分析能力と交渉能力を有するマネジャーレベルのバイリンガル人材の需要が高まっています。

ヘイズ・ジャパンでは、毎年4回(4月、7月、10月、1月)採用動向をレポートにまとめて発表しています。レポート全文はヘイズ・ジャパンのウェブサイトwww.hays.co.jp/report/ からご確認いただけます。

ヘイズ・グループは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。

ヘイズ・グループについて
へイズ・グループは、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2014年6月30日現在、世界33カ国*、237の拠点、20のエキスパート分野において、8,000人超の従業員が経験とスキルを備えた人材サービスをグローバルに提供しています。

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社について
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ヘイズ・グループの日本法人として2001年に東京で設立されました。同社は日本で唯一、日本本社、新宿支店、大阪支店、そして7月1日に開設した横浜支店の4つの国内拠点を有する外資系人材紹介会社です。「経理・財務」、「金融」、「ファイナンス・テクノロジー」、「人事」、「IT」、「保険」、「法務」、「ライフサイエンス」、「オフィス・プロフェッショナル」、「不動産」、「セールス&マーケティング」、「サプライチェーン」、「ヘイズ・タレント・ソリューション」の13の専門分野に精通したコンサルタントが豊富な知識と経験をもとに、正社員から契約・派遣社員まで、企業の人材採用や個人のキャリアアップを支援しています。

*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ
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