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出力制御に加えHEMS連携や遠隔監視にも対応した太陽光発電用モニタ「エナジーインテリジェントゲートウェイ」の機能アップとシリーズ追加について

 オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田 義仁、以下オムロン)は、5月に発売した太陽光発電システムの発電状況や消費状況を把握ができる「エナジーインテリジェントゲートウェイ」を2015年10月より機能アップ・シリーズ追加して発売開始します。




[画像1: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-925540-1.jpg ]

<製品外観> 
[画像2: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-376172-0.jpg ]

 本年5月に発売した「住宅向け太陽光発電システム用エナジーインテリジェントゲートウェイ」(以下EIG)は、住宅内の発電量・消費電力量などをタッチパネルで簡単に確認できるインテリジェントモニタです。当社製のパワーコンディショナ(以下、パワコン)と併設いただくことで省令改正における出力制御にも対応しており(※2)、将来出力制御の運用が開始される際にも安心してお使いいただくことができます。
同時に、発電量・売電量・消費電力量やその内訳(最大6回路)や太陽光以外の発電機の発電量を見える化できるので、これだけでも簡易的なHEMS(Home Energy Management System)として利用することができます。

 このたびの機能アップはこのEIGをベースに、住宅向け・低圧市場向けにさらなる価値をプラスしたものとなり、これからのエネルギー新時代に向けた新たな課題やニーズにお応えするものとなります。

■住宅向けEIGの主な特長
 住宅向け太陽光発電システムの市場においては、省令における出力制御への対応と、近年導入が進むHEMSとの両立が課題となっています。
 スマートハウスなどでは、家庭内のエネルギーの見える化やスマート家電などのマネジメントを行うHEMSが導入されるケースが徐々に増えてきていますが、太陽光発電システムにおける出力制御対応で必要となる通信制御ユニットや、計測ユニットなどが新たに存在するようになったことから、それぞれの機器の役割明確化や、出力制御状況をHEMSに伝える仕組みが必要となっています。
 また、これまでは太陽光発電システムのパワコンとHEMSコントローラは直接通信を行う仕組みがなく、太陽光の発電量を計測する際は、専用のセンサを使用して計測する方法が主流でした。
 そこでこのたび機能アップした住宅向けEIGでは、発電情報やパワコンの情報などをHEMSの共通プロトコルである「ECHONET-Lite(※3)」によりHEMSコントローラ側に直接データを送信する機能を追加しました。専用のセンサ計測なしでデータ管理を可能とし、メーカー不問でHEMS側に住宅全体のエネルギー情報の見える化や太陽光発電システムの監視を集約することにより、HEMSサービスの価値向上ができる仕組みになります(※4)。
 これにより、省令改正に伴う出力制御対応とエネルギーマネージメントシステムを兼ね備えた効率的なトータルシステムの提供を可能としました。
[画像3: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-358122-2.jpg ]



■産業向けEIGの主な特長
 国内の低圧ミドルソーラ市場においては、省令における出力制御への対応と、安定稼働を実現するための監視システムの両立が課題となっています。
 このたび発売する産業向けEIGでは、低圧連系に対応するパワコン最大12台接続機能に加え、野立てなどでの屋外で設置させることを想定した耐環境仕様を両立しました。屋外ボックスセットにより、当社従来品では設置が難しかった屋外への設置を実現しています。
 また、近年大きく普及が進んだ太陽光発電システムはますます重要な社会インフラとなってきており、システムの安定稼動や長寿命化が重視されています。発電効率の最大化やダウンタイムの最小化を実現するために、災害やアクシデントなどによるシステムのトラブルをいち早く発見する仕組みが必要とされています。
 このようなニーズに対し、この産業向けEIGでは、太陽光の発電量情報に加え、エラー履歴などパワコン1台ごとの状態情報をEIGからネットワークを経由し、お客様が構築する遠隔監視システムへ送信する機能を搭載しました(※5)。また、システム構築をされない場合は、関連会社を通じて汎用型の遠隔監視サービスをご提供します。
これにより低圧における出力制御対応と遠隔監視サービスの両立を実現し、太陽光発電システムの安定稼働をサポートします。
[画像4: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-106131-3.jpg ]



■その他の特長
・簡単メンテナンス
 屋外などでの利用を想定し、スマートフォン(Android)でもパワコンの運用状態の確認や設置時の設定ができます。無線LAN経由で接続し、ブラウザでの設定が可能です。
[画像5: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-419574-4.jpg ]

・安心のデータ蓄積
 太陽光の発電量やエラー履歴などの詳細情報は20年分EIGに蓄積が可能です。
USBポートを搭載しているので、外部メモリに出力が可能。一般的な表計算ソフトなどでデータ集計やグラフなどの加工ができます。
[画像6: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-430529-5.jpg ]


<システム構成図例>
[画像7: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-932246-6.jpg ]

     ※パワーコンディショナの最大接続数は住宅/産業向けでそれぞれ異なります。
     ※HEMS(住宅向け)・遠隔監視システム(産業向け)への接続はルーター経由となります。
      詳細の構成については、接続内容により異なる場合があります。

<画面イメージ例>
[画像8: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-677894-7.jpg ]

<主な仕様>
[画像9: http://prtimes.jp/i/765/36/resize/d765-36-868220-8.jpg ]



※1 現時点での予定です。具体的な発売日・出荷日などについては販売窓口までお問合せください。
※2 省令改正:経済産業省にて本年1月26日に施行された再生可能エネルギー特別措置法施行規則の一部を改正
する省令と関連告示。省令改正に関する当社の取組みについての最新情報は以下HPに掲載しております。
http://www.omron.co.jp/energy-innovation/info/20150305.html
※3 エコーネットコンソーシアムが策定した通信プロトコル。
国際標準化されており、HEMSにおける公知な標準インターフェースとして推奨されています。
※4 HEMSコントローラ側での対応が必要となります。
※5 カスタム対応となります。合わせてお客様の遠隔監視システム側の対応が必要となります。

 尚、本システムは今月末に東京ビッグサイトで開催される「PVJapan2015」展のオムロンブースに展示いたします。
 ● 開催日:7月29日(水)〜7月31日(金)
 ● 場 所:東京ビッグサイト 西ホール NO.P1-408

 当社は、独自の技術AICOT(R) を搭載した屋内外設置型のパワコンや蓄電池をはじめとするエネルギー関連製品を品揃えし、関連会社のオムロンフィールドエンジニアリングの140拠点のアフターサービス網と連携しながら、住宅用及び公共・産業用のエネルギー関連市場の普及に大きく貢献するとともに、エネルギーの変換技術と制御技術を用いて 「ムダなく創る・上手に貯める・かしこく使う」をサポートし、お客様のエネルギー効率の最大化に貢献してまいります。

<本製品の詳細に関しては、次の担当者までお問合せください>
オムロン株式会社 環境事業本部 ストラテジックマーケティング部
担当:栗林 秀成  TEL:075-344-8160

<本リリースに関する報道関係のお問合せ先>
オムロン株式会社 環境事業本部 ストラテジックマーケティング部
広報担当:鈴木 純子 TEL: 075-344-8160
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