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株式会社エネルギー・オプティマイザー、IoTを活用した持続可能な地域エネルギーシステムの構築に関して京都大学と共同研究を開始。

株式会社エネルギー・オプティマイザー(本社:東京都港区 代表取締役:田川 周作 以下、エネルギー・オプティマイザー)は、国立大学法人 京都大学 大学院エネルギー科学研究科(研究責任者:エネルギー科学研究科・准教授:尾形 清一 以下、京都大学)と持続可能な地域エネルギーマネジメントシステムを活用した地域エネルギーシステムデザインに関する共同研究を開始いたします。




[画像: https://prtimes.jp/i/12075/36/resize/d12075-36-685604-0.jpg ]

〈背景〉
2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)や地球環境・資源問題への関心の高まりを背景に、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電など再生可能エネルギーの普及や、世界的なEVシフトの動きなどが加速しています。また、同時に我が国では電力小売り完全自由化をはじめとした一連の電力システム改革によりさまざまな背景を持つ多くの新電力が生まれました。

近年のエネルギーを取り巻く環境の急速な変化は、我が国全体の活性化もさることながら、これまでの集中管理的なエネルギーシステムから分散型エネルギーシステムへのシフトでもあります。分散型エネルギーシステムは、その特性から地域経済循環の創出や多様で斬新なビジネスプラットフォームを生み出すことでSDGs等への貢献が期待されています。

特に電力分野に関してはクラウドコンピューティング、AI、IoT、ブロックチェーンなど最新の情報テクノロジーと非常に親和性が高く、バーチャルパワープラント(VPP)やリソースアグリゲーションをはじめとしてこれまでの電力システムを革新することを期待されフィジビリティスタディや実証が行われています。しかしながら、こういった技術の普及、事業化には未だ多くの課題があるのも実情です。このような課題を克服するために、京都大学と標記の共同研究をスタートしました。

〈概要〉
オプティマイザーグループは長年のWebマーケティングにより培った、ICT技術やビッグデータの分析ノウハウを背景に、業界に先駆けて電力小売り業務に関する完全自動化を行うクラウド型統合エネルギーマネジメントシステム「エネパシリーズ」を開発。その研究開発は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)新エネルギーベンチャー技術革新事業としても採択され、3つの関連特許を取得し、2018年6月にリリースをしています。

またエネパシリーズは分散型エネルギー活用を視野に入れ、リソースアグリゲーター用プラットフォーム機能を実装すべく開発が継続されており、その販売・導入を行う当社は、今年度より経済産業省が一般社団法人環境共創イニシアチブを通じて公募する実証事業「平成30年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金(VPPアグリゲーター事業)」にもリソースアグリゲーターとして採択されVPPの実証事業を行うことも決定しています。

当社は、クラウド型統合エネルギーマネジメントシステムであるエネパシリーズの一連の開発及び実証で得られるデータや知見について京都大学大学院エネルギー科学研究科と連携し分析と研究を行います。そして、このような研究知見に基づいて技術実証に留まることなく、特に地域経済経済循環の創出やSDGs(持続可能な開発目標)への貢献等つなげられるような社会実装の実現を目指します。

【プロジェクトメンバー】(一部)

尾形 清一(おがた せいいち)
京都大学大学院 エネルギー科学研究科 准教授
京都大学大学院経済学研究科特定助教等を経て現職。
2016年から京都大学に新設されたエネルギーマネジメントシステムに関する学際的研究組織「スマートエネルギーマネジメント研究ユニット」の教員を兼務する。
立命館大学大学院政策科学研究科博士後期課程修了。博士(政策科学)。専門は公共政策学・環境政策論・エネルギー政策論。
主な著作に,『再生可能エネルギー政策の国際比較』(京都大学学術出版会,2017年)『再生可能エネルギーのリスクとガバナンス』(ミネルヴァ書房,2015年),『地域の資源を活かす再生可能エネルギー事業』(金融財政事情研究会,2014年)。

角 祐介(すみ ゆうすけ)
株式会社オプティマイザ― 取締役 コー・ファウンダー
株式会社エネルギーオプティマイザー 企画管理部長
大学卒業後、コマツグループにおいてシステムエンジニアとして、ディーラー再編や建設機械稼働管理システムKOMTRAX等のプロジェクトに携わった後、2005年「最適化」をコンセプトにしたWebマーケティング支援会社、株式会社オプティマイザ―設立に参画。事業企画、商品開発を担当領域として、多数の自社ソリューションの開発、事業立上げを行う。2015年オプティマイザ―グループのエネルギーテック事業への参入を主導し、戦略子会社パワーオプティマイザー、エネルギーオプティマイザーのボードメンバーを兼務。2016年より国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)新エネルギーベンチャー技術革新事業 研究開発・事業化責任者。

■株式会社エネルギー・オプティマイザー
株式会社エネルギー・オプティマイザーは、株式会社オプティマイザーのエネルギー事業を担う戦略子会社として設立されました。クラウド型統合エネルギーマネジメントシステム「エネパシリーズ」を活用し、企業や自治体の完全自由化後の電力事業参入を立ち上げから事業化まで総合的に支援するエネルギーテック企業です。今後新たな付加価値の創造を期待される小売り電気事業に対し「アグリゲーションサービスプロバイダー」としてリソースアグリゲーションやVPP等に対応した様々なソリューションの提供を予定しています。

会社名 :株式会社エネルギー・オプティマイザー
所在地 :東京都港区元赤坂1-1-7 オリエント赤坂モートサイドビル4F
代表者 :代表取締役 田川周作
URL : https://www.optimizer.co.jp/energy-optimizing/
経産省登録小売電気事業者 登録番号 A-0212

■株式会社オプティマイザー
創業14年目を迎えた「総合マーケティング・カンパニー」。業界特化型成果報酬型広告プラットフォームMedipartnerを主力とする「WEB集客最適化事業」や電力自由化に伴い誕生した「エネルギー最適化事業」、各国大使館と協力しバイオマス燃料など海外商品の卸売を推進する「海外流通最適化事業」など、「最適化」をコンセプトとした各種事業を展開。

会社名 :株式会社オプティマイザー
所在地 :東京都港区元赤坂1-1-7 オリエント赤坂モートサイドビル2F
代表者 :代表取締役 田川周作
URL :https://www.optimizer.co.jp/
事業内容:WEB集客最適化、エネルギー最適化、海外流通最適化、情報伝達最適化

■京都大学大学院 エネルギー科学研究科
エネルギー科学研究科は、エネルギー・環境に関連する様々な課題を克服するために、工学、理学、農学、経済学、法学などの多岐にわたる学問領域を結集して、「理工系に人文社会系の視点を取り込みつつ、学際領域としてエネルギー科学の学理の確立をはかり、地球社会の調和ある共存に寄与する国際的視野と高度な専門能力をもつ人材を育成する」という理念を掲げ、平成8 年に創設されました。以来20年余りの間、エネルギー・環境問題は様々な様相を示しています。平成23年の東北地方太平洋沖地震により引き起こされた大規模地震災害とこれに伴う福島第一原子力発電所の事故は、多くの人々にエネルギーシステムの脆弱さを実感させました。そして、今、災害に強く環境にやさしい新しいエネルギーシステムの構築が求められています。エネルギー科学研究科では、このような社会に適応するエネルギーシステムの構築に向けて、それを支える基盤技術開発研究から、その導入を図るための経済や政策、教育といった社会的側面からの研究に至るまで、国際的な視野に立った最先端の研究を行いつつ、将来この分野で中心的な役割を演ずる人材の育成に努めています。

URL : http://www.energy.kyoto-u.ac.jp/jp/
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