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東京医療保健大学大学院 看護学研究科 高度実践看護コース卒業生が、第68回日本病院学会の優秀演題を受賞




 学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学大学院 看護学研究科 高度実践看護コース(本部:東京都品川区、理事長:田村哲夫、学長:木村哲、研究科長:草間朋子、以下「本コース」)の卒業生である荻野康崇氏の研究が、第68回日本病院学会の優秀演題に選ばれました。2019年8月1日(木)、2日(金)には北海道札幌市にて総会が開かれ、表彰式が執り行われました。
[画像: https://prtimes.jp/i/32781/36/resize/d32781-36-644211-0.jpg ]


 日本病院学会は、病院における「医療の質」と「経営の質」を担保すべく努めている一般社団法人です。昨年6月に開催された第68回日本病院学会にて、559題もの一般演題の中から各座長より推薦された61演題に対し、日本病院学会が検討した結果、優秀演題5題並びに優良演題5題が選出されました。
 荻野氏は、本コースの第1期卒業生で、現在、診療看護師(以下「NP」)として熊谷総合病院に勤めています。優秀演題に選ばれた荻野氏の研究テーマは、「診療看護師(NP)を外来診療に導入した新たなチーム医療の展開」です。
 NPが初診の外来患者の問診を担当することで、医師とのタスクシフト・タスクシェア、患者の待ち時間の短縮に繋げることができるという調査を行いました。本研究は、今後の日本で、中間医療職であるNPを取り入れた新たなチーム医療が展開されていくための足掛かりとなることが期待されます。
 看護学研究科 高度実践看護コースは、「特定行為に係る看護師の研修制度」の指定研修機関として国から指定を受けています。独立行政法人国立病院機構と連携して、知識と高度な実践力を備え、患者にタイムリーに診療を提供できる診療看護師を育成しています。2017年には、5期生の森泉元氏(国立病院機構東京医療センター:診療看護師)が、「腹部手術既往歴のある患者における超音波癒着mappingの有用性の検討」という発表で、第30回日本内視鏡外科学会総会にてSurjical Forum Awardを受賞しており、様々な卒業生が医療業界で活躍しています。
 東京医療保健大学ならびに東京医療保健大学大学院は、今後も社会で活躍する医療人を輩出できるよう、実践的な教育を行ってまいります。

■東京医療保健大学大学院 看護学研究科 高度実践看護コースの主な特長
1.豊富な実践現場と経験豊かな指導者による教育
 本コースでは、豊富な実践現場を有する東京医療センター、災害医療センター、東京病院において、チーム医療、検査、診断、治療方法などに関わる講義・演習及び実習を行います。 国立病院機構との連携を活かし、臨床教授(医師など)の経験豊かな指導者から教わることができます。

2.実習への心構えとなるシュミレーション教育を実施
 本コースでは、1年次後期の「総合演習」でシュミレーション教育を取り入れています。また、2年次の総合実習において遭遇頻度の高い疾患・疾候を取り上げ、実践することで、実践現場のイメージや自己の課題を明確化し、総合実習への心構えをすることができます。

■診療看護師(NP:Nurse Practitioner)とは
 診療看護師(NP)は、日本NP教育大学院協議会(以下、協議会)が認めるNP教育課程(大学院修士課程)を修了し、協議会が実施するNP資格認定試験に合格した者で、保健師助産師看護師法が定める特定行為を実施でき、医学的視点と看護学的視点を持ち合わせた高度実践看護師です。救急患者、周術期患者、ハイリスクな状況にある患者を対象に、医師と連携協働し、「チーム医療」のキーパーソンとして、安全・安心な医療をタイムリーかつ効果的に提供できる能力を期待されています。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/32781/table/36_1.jpg ]
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