ユーフォリアがフィジカル強化をサポートするプロボクサー栗原慶太選手が王座奪還
[21/10/25]
提供元:PRTIMES
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スポーツ科学のエビデンスに基づいたトレーニングで強化をサポート
スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区 共同代表:橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア)は、2020年10月より強化サポートを行ってまいりましたプロボクサーの栗原慶太選手(一力ボクシングジム所属、以下 栗原選手)が、10月19日(火)に行われた「第81回フェニックスバトル」にてOPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)バンタム級タイトルマッチで王者に挑み、TKO(テクニカルノックアウト)勝利したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6b1f09503770e5fbe31c-0.jpg ]
■ 栗原慶太選手サポートのこれまでの概要
栗原選手とユーフォリアとのデータ活用によるフィジカル強化プロジェクト(第一期)は、2020年10月にスタートしました。これは、栗原選手が所属ジムで行っているボクシングのトレーニングと並行して実施されました。
まずは2021年1月14日に予定されていた、OPBFバンタム級タイトルマッチ(対戦相手:井上拓真選手)に向けて、ユーフォリアのスポーツサイエンティスト佐々木優一(保持資格BOC-ATC、CSCSなど)が、栗原選手のS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチとして、データ活用によるコンディション管理、フィジカル強化の計画策定、実施を担当いたしました。
残念ながら1月14日、栗原選手にとって2度目の防衛戦は勝利とならず、9回負傷判定負けでチャンピオンの座を奪われる結果となりました。試合により負傷した怪我など心身の回復に専念した後、2月以降王座奪還に向けて再びプロジェクト(第二期)は始動しました。
第一期では、下半身の筋力強化、および慢性的に痛めていた箇所の回復をを阻害しないトレーニングに注力し強化をプラニングしました。第二期では、VBT(Velocity Based Training;速度基準トレーニング)理論を取り入れ、センシング機器を用いてリアルタイムでリフティングスピードをモニタリングしながら「速度」を基準にトレーニング全体をプランニングしました。第一期、第二期ともに、科学的根拠を基に計画し効果測定を行いながら強化を図ってまいりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6664c54875cc096ab833-2.jpg ]
トレーニングの頻度は、2月、週に1〜2回のウエイトトレーニングから再始動し、次の試合の準備期には週3回へ増やし、試合直前の減量期には週1〜2回へと減らしました。トレーニングの内容は、ONE TAP SPORTSに入力されたデータをモニタリングしながら調節していきました。
モニタリングを行っていた項目は以下のとおりです。
RPE(主観的運動強度)
疲労感
体重
睡眠スコア(Apple Watch)
感染症予防の体調管理項目(体温、咳の有無、喉の違和感の有無、頭痛の有無、倦怠感の有無など)
CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)計測値
SJ(スクワットジャンプ)計測値
1月と10月の数値を比較すると、栗原選手の筋力パフォーマンスの上昇が見られます。
CMJ : 55cm→63cm
HB RDL: 120kg→130kg(HB RDL:ヘキサバー ルーマニアン・デッドリフト)
そして、10月19日に行われたOPBFバンタム級タイトルマッチで、栗原選手は持ち前のパンチ力を生かした攻撃で中嶋一輝選手を破り、3回TKOにてチャンピオンベルトを奪還することができました。前回の敗戦から9カ月という長期にわたって折れずひたむきにトレーニングを続けてきた栗原選手の努力が結実した結果となりました。
■ 栗原慶太選手プロフィール・コメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6c830cf155b73140cc50-1.jpg ]
栗原慶太(くりはらけいた)
世界ランキング13位
第51代東洋太平洋バンタム級チャンピオン
第48代東洋太平洋バンタム級チャンピオン
【所属】一力ジム所属
【生年月日】1993年1月10日(28歳)
【出身】東京都墨田区
【戦績】22戦16勝(14KO)6敗
【コメント】
去年10月からフィジカル面のサポートをしていただき、今年1月の試合時点で早くもトレーニングの成果を実感していました。具体的に挙げると、「パンチ力の強化」「踏み込みの速さ」そして「怪我のしづらさ」です。
テスト項目でのジャンプや挙上重量のデータなど見せてくださり、成長が目に見えるという点もモチベーションがとても上がりました。そして元々怪我が多いのですが、見てくださるようになってからはほとんど怪我をしなくなり、その分しっかりと練習に打ち込めています。
これも疲労を管理して週ごとにトレーニング強度を変更したり、不足していた柔軟性であったり筋力を向上してくださったおかげかと思います。1月の試合に敗北してからは挙上スピードを測定したりするなどスピードを上げるトレーニングをしてくださいました。テスト結果でも向上が見られていましたが、競技でもその実感を感じることができました。
10月19日の今回の試合は、相手との距離感が重要なポイントとなる試合でしたが、その中で今回伸びた「スピード」という部分は大きな武器になったと考えています。この試合で再び東洋王者になることができたので、より高みを目指し世界王者になるため、トレーニングに励みたいと思います。
■ 株式会社ユーフォリア スポーツサイエンティスト 佐々木優一プロフィール
2014年米ミズーリ州立大学大学院Athletic Training/ スポーツ医療・スポーツ外科リハビリテーション修士課程修了。2016~2018年、マレーシア代表チーム専属スポーツセラピスト、トヨタ自動車ヴェルブリッツS&Cコーチ、Bリーグバンビシャス奈良アスレティックトレーナー兼ストレングスコーチを経て2019年株式会社ユーフォリア入社。保有資格BOC-ATC、NSCA CSCS等
■ ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)について(https://one-tap.jp/)
「ONE TAP SPORTS」は、コンディション機能・インジュリー機能などで構成され、試合や練習を通じて得られる行動データに加えて、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析することにより、トレーナー・コーチ・監督等の指導者が選手へ適切な指導やアドバイスを行うことを可能にするWebソフトウエアです。
アナログでの情報収集・管理・指導が主流だったスポーツの現場において、アスリートのコンディションなどさまざまな情報を「見える化」し、コンディション管理・ピーキング・ケガ予防をサポートしています。現在、ラグビー日本代表をはじめとする日本代表では26競技、プロチームを中心に国内外で71競技、1,700チーム以上(2021年10月時)に導入されています。
■株式会社ユーフォリア について
ユーフォリアは「スポーツの力を活かし、スポーツの力を通じて、未来をつくる」をミッションに掲げ、アスリートのコンディション管理、ケガ予防のためのSaaS型データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」を開発・提供するスポーツテック企業です。より安全で楽しく、かつ効率的にスポーツを行う環境整備にデータ面から貢献してまいります。
本社 :東京都千代田区六番町5-5 飯田ビル2階
設立 :2008年8月18日
代表者 :代表取締役/共同創業者 橋口 寛・宮田 誠
事業内容:スポーツデータサイエンス/スポーツ領域における
システム開発・保守・コンサルティング
URL :https://www.eu-phoria.jp/
スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区 共同代表:橋口 寛/宮田 誠、以下 ユーフォリア)は、2020年10月より強化サポートを行ってまいりましたプロボクサーの栗原慶太選手(一力ボクシングジム所属、以下 栗原選手)が、10月19日(火)に行われた「第81回フェニックスバトル」にてOPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)バンタム級タイトルマッチで王者に挑み、TKO(テクニカルノックアウト)勝利したことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6b1f09503770e5fbe31c-0.jpg ]
■ 栗原慶太選手サポートのこれまでの概要
栗原選手とユーフォリアとのデータ活用によるフィジカル強化プロジェクト(第一期)は、2020年10月にスタートしました。これは、栗原選手が所属ジムで行っているボクシングのトレーニングと並行して実施されました。
まずは2021年1月14日に予定されていた、OPBFバンタム級タイトルマッチ(対戦相手:井上拓真選手)に向けて、ユーフォリアのスポーツサイエンティスト佐々木優一(保持資格BOC-ATC、CSCSなど)が、栗原選手のS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチとして、データ活用によるコンディション管理、フィジカル強化の計画策定、実施を担当いたしました。
残念ながら1月14日、栗原選手にとって2度目の防衛戦は勝利とならず、9回負傷判定負けでチャンピオンの座を奪われる結果となりました。試合により負傷した怪我など心身の回復に専念した後、2月以降王座奪還に向けて再びプロジェクト(第二期)は始動しました。
第一期では、下半身の筋力強化、および慢性的に痛めていた箇所の回復をを阻害しないトレーニングに注力し強化をプラニングしました。第二期では、VBT(Velocity Based Training;速度基準トレーニング)理論を取り入れ、センシング機器を用いてリアルタイムでリフティングスピードをモニタリングしながら「速度」を基準にトレーニング全体をプランニングしました。第一期、第二期ともに、科学的根拠を基に計画し効果測定を行いながら強化を図ってまいりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6664c54875cc096ab833-2.jpg ]
トレーニングの頻度は、2月、週に1〜2回のウエイトトレーニングから再始動し、次の試合の準備期には週3回へ増やし、試合直前の減量期には週1〜2回へと減らしました。トレーニングの内容は、ONE TAP SPORTSに入力されたデータをモニタリングしながら調節していきました。
モニタリングを行っていた項目は以下のとおりです。
RPE(主観的運動強度)
疲労感
体重
睡眠スコア(Apple Watch)
感染症予防の体調管理項目(体温、咳の有無、喉の違和感の有無、頭痛の有無、倦怠感の有無など)
CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)計測値
SJ(スクワットジャンプ)計測値
1月と10月の数値を比較すると、栗原選手の筋力パフォーマンスの上昇が見られます。
CMJ : 55cm→63cm
HB RDL: 120kg→130kg(HB RDL:ヘキサバー ルーマニアン・デッドリフト)
そして、10月19日に行われたOPBFバンタム級タイトルマッチで、栗原選手は持ち前のパンチ力を生かした攻撃で中嶋一輝選手を破り、3回TKOにてチャンピオンベルトを奪還することができました。前回の敗戦から9カ月という長期にわたって折れずひたむきにトレーニングを続けてきた栗原選手の努力が結実した結果となりました。
■ 栗原慶太選手プロフィール・コメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/36407/37/resize/d36407-37-6c830cf155b73140cc50-1.jpg ]
栗原慶太(くりはらけいた)
世界ランキング13位
第51代東洋太平洋バンタム級チャンピオン
第48代東洋太平洋バンタム級チャンピオン
【所属】一力ジム所属
【生年月日】1993年1月10日(28歳)
【出身】東京都墨田区
【戦績】22戦16勝(14KO)6敗
【コメント】
去年10月からフィジカル面のサポートをしていただき、今年1月の試合時点で早くもトレーニングの成果を実感していました。具体的に挙げると、「パンチ力の強化」「踏み込みの速さ」そして「怪我のしづらさ」です。
テスト項目でのジャンプや挙上重量のデータなど見せてくださり、成長が目に見えるという点もモチベーションがとても上がりました。そして元々怪我が多いのですが、見てくださるようになってからはほとんど怪我をしなくなり、その分しっかりと練習に打ち込めています。
これも疲労を管理して週ごとにトレーニング強度を変更したり、不足していた柔軟性であったり筋力を向上してくださったおかげかと思います。1月の試合に敗北してからは挙上スピードを測定したりするなどスピードを上げるトレーニングをしてくださいました。テスト結果でも向上が見られていましたが、競技でもその実感を感じることができました。
10月19日の今回の試合は、相手との距離感が重要なポイントとなる試合でしたが、その中で今回伸びた「スピード」という部分は大きな武器になったと考えています。この試合で再び東洋王者になることができたので、より高みを目指し世界王者になるため、トレーニングに励みたいと思います。
■ 株式会社ユーフォリア スポーツサイエンティスト 佐々木優一プロフィール
2014年米ミズーリ州立大学大学院Athletic Training/ スポーツ医療・スポーツ外科リハビリテーション修士課程修了。2016~2018年、マレーシア代表チーム専属スポーツセラピスト、トヨタ自動車ヴェルブリッツS&Cコーチ、Bリーグバンビシャス奈良アスレティックトレーナー兼ストレングスコーチを経て2019年株式会社ユーフォリア入社。保有資格BOC-ATC、NSCA CSCS等
■ ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)について(https://one-tap.jp/)
「ONE TAP SPORTS」は、コンディション機能・インジュリー機能などで構成され、試合や練習を通じて得られる行動データに加えて、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析することにより、トレーナー・コーチ・監督等の指導者が選手へ適切な指導やアドバイスを行うことを可能にするWebソフトウエアです。
アナログでの情報収集・管理・指導が主流だったスポーツの現場において、アスリートのコンディションなどさまざまな情報を「見える化」し、コンディション管理・ピーキング・ケガ予防をサポートしています。現在、ラグビー日本代表をはじめとする日本代表では26競技、プロチームを中心に国内外で71競技、1,700チーム以上(2021年10月時)に導入されています。
■株式会社ユーフォリア について
ユーフォリアは「スポーツの力を活かし、スポーツの力を通じて、未来をつくる」をミッションに掲げ、アスリートのコンディション管理、ケガ予防のためのSaaS型データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」を開発・提供するスポーツテック企業です。より安全で楽しく、かつ効率的にスポーツを行う環境整備にデータ面から貢献してまいります。
本社 :東京都千代田区六番町5-5 飯田ビル2階
設立 :2008年8月18日
代表者 :代表取締役/共同創業者 橋口 寛・宮田 誠
事業内容:スポーツデータサイエンス/スポーツ領域における
システム開発・保守・コンサルティング
URL :https://www.eu-phoria.jp/