【新国立劇場】新国立劇場オペラ『ラ・ボエーム』を1月24日より上演
[20/01/08]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
新国立劇場(東京都渋谷区)では、1月24日よりオペラ『ラ・ボエーム』を上演します。美しくも儚い、永遠のラブストーリー『ラ・ボエーム』は、新国立劇場のレパートリーの中でも屈指の人気を誇る名作オペラ。明日の成功を夢見る若者たちの愛と喪失の青春群像劇がロマンティックな音楽で描かれ、オペラ初心者の方へもお薦めです。この公演で世界的スター・ソプラノのマチャイゼが日本デビューを飾ることも、国内外で話題となっています。
【URL】https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-477550-0.jpg ]
パリの屋根裏に灯った恋。美しくも儚い青春群像劇『ラ・ボエーム』は日本人の<好きなオペラ>ランキング1位!
19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの純愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ『ラ・ボエーム』。プッチーニならではの甘美な音楽がとびきりロマンティックな物語を紡ぎ出します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-130783-1.jpg ]
クリスマス・イブのパリ、詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のミミが灯りの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。カルチェ・ラタンで恋を謳歌する若者たち。2月の雪の日、ロドルフォは病のミミを救うため別れを決意。やがてミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれる――。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-631688-3.jpg ]
出会った二人がおずおずと自己紹介をし、惹かれ合う第1幕のロドルフォとミミの出会い(アリア「冷たき手を」「私の名はミミ」)のシーンは、数あるオペラのラブシーンの中でも最も美しい、決定的名場面。華やかなパリ、カルチェ・ラタンの賑わいを描いた第2幕、雪の降りしきる中、別れを決意した恋人たちの美しくも悲しい四重唱、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。パリの町を俯瞰するような粟國淳の繊細な演出は、若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-884093-12.jpg ]
永遠のラブストーリーとして不動の人気を誇る『ラ・ボエーム』は、かつて「音楽の友」誌の読者アンケート投票でも、“好きなオペラ”堂々の第1位を獲得しました。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。ミュージカル『RENT』もオペラ『ラ・ボエーム』が原作、いわば『ラ・ボエーム』のロック版です。世界中で愛される『ラ・ボエーム』は、初めてのオペラ鑑賞にもお勧めです。
欧米を席巻するスター・ソプラノのマチャイゼが待望の日本デビュー!
[画像5: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-229908-16.jpg ]
圧巻の美貌と表現力、豊かな声で称賛を集めるソプラノ歌手、ニーノ・マチャイゼがついに日本デビュー。ミラノ・スカラ座が生んだスター、マチャイゼはザルツブルク音楽祭へのセンセーショナルなデビューで世界的注目を集めて以来、世界一流歌劇場を席巻。ハイセンスな世界的セレブリティであり、ファッションアイコンとしても絶大な信頼を獲得しています。映像も多く、日本のオペラファンの間でもすっかりお馴染み。叙情的で独特の質感のある豊かな声は『ラ・ボエーム』のミミにぴったりと、大野和士芸術監督も太鼓判です。ついに待望の日本デビューとなる今回、何を置いても絶対に見逃すわけにはいきません。
ドイツで活躍する辻井亜季穂らフレッシュな歌手に注目
[画像6: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-495829-19.jpg ]
ニーノ・マチャイゼが演じるミミは、思いやりに満ちた薄幸の女性。対照的に、派手好きで享楽的なムゼッタは、コロラトゥーラ(軽く転がすように歌うテクニック)を駆使する華やかなソプラノ。ムゼッタを演じる辻井亜季穂はドイツのヴュルツブルク歌劇場で活躍し、以前在籍していたテューリンゲン州立劇場で、聴衆の投票で選ばれるテアーターオスカー賞に2年連続で輝くなど、現地のファンも多い若手ソプラノです。
新進テノールのリッピ、ベルカント・オペラで活躍するカッシ、そしてドイツで活躍を続ける松位浩ら充実の歌手陣が青春群像劇を繰り広げます。情熱的で引き締まった演奏で日本のファンも多い名匠カリニャーニが指揮を務めるという贅沢な布陣で、とびきりロマンティックな『ラ・ボエーム』をお届けします。
最大級の注目歌手が揃った新国立劇場のオペラ!(オペラ評論家 香原斗志)
ニーノ・マチャイゼのミミが聴ける。これは事件である。彼女は元来ベッリーニが得意で、『清教徒』などの憂愁漂う甘美な旋律を、叙情的でやわらかく、時に可憐な表情を見せる彼女の歌で聞くと、幸福感が味わえた。だから、「日本に呼ぶべき女性歌手は誰か」と尋ねられれば、マチャイゼの名は必ず挙げていた。近年もロッシーニ『泥棒かささぎ』や『ウィリアム・テル』、ヴェルディ『ルイザ・ミラー』等、いつも陶然とさせられた。最近、中音域に厚みが加わったマチャイゼの声で、まさにいま聴きごろのミミを聴いたら、叙情的で可憐で官能的でさえある歌に涙腺を破壊されるのではないかと、心配になる。ロドルフォを歌う伊ジェノヴァ生まれのマッテオ・リッピも、明るくのびやかなイタリア声で、若い詩人ならではの雰囲気が作れるテノールだ。さらに注目は、マルチェッロを歌う伊アレッツォ生まれのマリオ・カッシ。ロッシーニの技巧的な表現も難なくこなしつつヴェルディの役を実にノーブルに歌うという、待ち望まれたバリトンである。
『ラ・ボエーム』STORY
クリスマス・イブのパリ。若くて貧しい芸術家4人が住む屋根裏部屋で詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のお針子ミミが蠟燭の火をもらいに現れ、二人はたちまち恋に落ちえる。画家マルチェッロも元恋人のムゼッタとよりを戻し、若者たちは恋を謳歌する。2月の雪の日、ロドルフォは胸を患う耳を救うために痛恨の別れを決意する。数か月後、ミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれ、愛するロドルフォの傍らで息を引き取る。
■『ラ・ボエーム』ダイジェスト映像
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=jV0aUPAUxfc ]
プロフィール
指揮:パオロ・カリニャーニ Paolo CARIGNANI
[画像7: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-362935-14.jpg ]
イタリア・ミラノ生まれ。イタリアをはじめウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座など世界の主要歌劇場で活躍。1999年から 2008年までフランクフルト歌劇場音楽総監督。コンサートでは、ミュンヘン・フィル、ウィーン放送響、読売日本交響楽団などに客演しており、来日も多い。最近では、ミラノ・スカラ座『アリババと40人の盗賊』、バイエルン州立歌劇場『仮面舞踏会』『リゴレット』、ウィーン国立歌劇場『ナブッコ』『シモン・ボッカネグラ』、ベルギー王立モネ劇場『ラ・ジョコンダ』、ハンブルク州立歌劇場『オテロ』、カナディアン・オペラ・カンパニー『ラ・ボエーム』、ベルリン・ドイツ・オペラ『運命の力』などを指揮。今後の予定に、オペラ・オーストラリア『ロベルト・デヴェリュー』、バイエルン州立歌劇場『西部の娘』『ナブッコ』などがある。新国立劇場では13年『ナブッコ』、17年『オテロ』、18年『アイーダ』を指揮。
【演出】粟國 淳 AGUNI Jun
[画像8: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-908392-15.jpg ]
東京生まれローマ育ち。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を学ぶ。オペラの演技・演出法をM.ゴヴォーニに師事。1998年から文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊、H.ブロックハウス氏のもとで研鑚を積んだ後、P.ファッジョーニ、A.ファッシーニなどの片腕として活躍。97年藤原歌劇団公演『愛の妙薬』で演出家デビュー。びわ湖ホール、二期会、神奈川県民ホール共同制作『トゥーランドット』『アイーダ』『オテロ』、東京二期会『仮面舞踏会』、あいちトリエンナーレ『ホフマン物語』、藤原歌劇団『ファルスタッフ』『ノルマ』、日生劇場『アイナダマール』(日本初演)、紀尾井ホール『オリンピーアデ』など多数の作品を演出。海外ではサッサリ・ヴェルディ劇場『アンドレア・ シェニエ』『エルナーニ』、スロベニア国立マリボール歌劇場『ホフマン物語』を演出している。新国立劇場では『ラ・ボエーム』『セビリアの理髪師』『おさん』『フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ』などを演出。日生劇場芸術参与。
【ミミ】ニーノ・マチャイゼ Nino MACHAIDZE
[画像9: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-229908-16.jpg ]
ジョージア出身。ミラノ・スカラ座アカデミー修了後、2007年に『連隊の娘』マリーでスカラ座にデビュー、同役でローマ歌劇場にもデビューし国際的キャリアがスタート。08年夏にはザルツブルク音楽祭に『ロメオとジュリエット』ジュリエットでセンセーショナルなデビューを飾った。その後、ハンブルク州立歌劇場、ロサンゼルス・オペラ、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルギー王立モネ劇場、ミラノ・スカラ座、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、ヴェローナ野外音楽祭などで『ルチア』タイトルロール、『愛の妙薬』アディーナ、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、ミミ、『椿姫』ヴィオレッタ、『ランスへの旅』フォルビル伯爵夫人などに出演。18/19シーズンはシャンゼリゼ劇場とウィーン国立歌劇場で『マノン』タイトルロール、ハンブルク州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭『ルイザ・ミラー』、オランダ国立オペラ『セビリアの理髪師』ロジーナなどに出演。19/20シーズンはフランクフルトで『オテロ』デズデーモナに出演したほか、リエージュのワロニー歌劇場『夢遊病の女』アミーナ、北京・国家大劇院『ファウスト』マルグリート、ナポリ・サン・カルロ歌劇場『椿姫』ヴィオレッタに出演予定。新国立劇場初登場。
【ロドルフォ】マッテオ・リッピ Matteo LIPPI
[画像10: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-241924-17.jpg ]
ジェノヴァ生まれの新進テノール。モデナのベルカント・アカデミーに加わり、ミレッラ・フレーニのもとで学ぶ。2013年トーティ・ダル・モンテ国際コンクールに優勝、トレヴィーゾ、フェッラーラなどで『ラ・ボエーム』ロドルフォに出演しデビュー。14年にフェニーチェ歌劇場、ボリショイ劇場に『ラ・ボエーム』でデビューし、15年にはフェニーチェ歌劇場で『椿姫』アルフレードにデビュー。ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ギリシャ国立歌劇場、カリアリ歌劇場、フェニーチェ歌劇場などで『ラ・ボエーム』ロドルフォ、フィレンツェ歌劇場『椿姫』アルフレード、グラインドボーン音楽祭『蝶々夫人』ピンカートンなどに次々に登場している。最近では、ノルウェー国立オペラ、フェニーチェ歌劇場、フィレンツェ歌劇場『椿姫』アルフレード、バレンシア・ソフィア王妃芸術宮殿、フィレンツェ歌劇場『蝶々夫人』ピンカートン、ヴェローナ歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、グラインドボーン音楽祭『リゴレット』マントヴァ公爵などに出演。今後の予定に、デンマーク王立歌劇場、フェニーチェ歌劇場『椿姫』などがある。新国立劇場初登場。
【マルチェッロ】マリオ・カッシ Mario CASSI
[画像11: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-504195-18.jpg ]
イタリア出身。ベルカントを中心にモーツァルトから現代音楽までをレパートリーとするバリトン。これまでに、ウィーン国立歌劇場、ローマ歌劇場、ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場などで『ドン・パスクワーレ』マラテスタ、『セビリアの理髪師』フィガロ、『チェネレントラ』ダンディーニ、『フィガロの結婚』フィガロ、『愛の妙薬』ベルコーレなどに出演。最近では、トリエステ歌劇場、モンテカルロ歌劇場『セビリアの理髪師』、フィレンツェ歌劇場、ウィーン国立歌劇場『愛の妙薬』ベルコーレなどに出演。ベルギー王立ワロニー歌劇場に定期的に登場、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどに出演している。最近では、ワロニー歌劇場で『イル・トロヴァトーレ』『清教徒』『蝶々夫人』、トリエステ歌劇場『清教徒』、ライン・ドイツ・オペラ『ドン・パスクワーレ』、パルマ王立歌劇場、北京国家大劇院『セビリアの理髪師』フィガロ、ヴェローナ野外音楽祭『アイーダ』アモナズロ、ヴェローナ歌劇場『蝶々夫人』、国家大劇院『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵に出演。新国立劇場初登場。
【ムゼッタ】辻井亜季穂 TSUJII Akiho
[画像12: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-495829-19.jpg ]
愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士前期課程を首席で修了後、DAAD給費留学生として2011年に渡独、ライプツィヒ音楽演劇大学にてマスターの学位を取得し、ワイマール音楽大学付属テューリンゲン州オペラ研修所に所属。14年〜17年テューリンゲン州立劇場(アルテンブルク/ゲラ)専属歌手として『ばらの騎士』ゾフィー、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『リゴレット』ジルダ、『魔弾の射手』エンヒェン、『ドン・パスクワーレ』ノリーナなど様々な作品に出演し、聴衆の投票で選ばれるテアーターオスカー賞を2年連続受賞。17年よりヴュルツブルク歌劇場専属歌手となり『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『セビリアの理髪師』ベルタ、『ニクソン•イン•チャイナ』江青夫人、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『神々の黄昏』ヴォークリンデ、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテルなどに出演。ライプツィヒ歌劇場、ザクセン州立歌劇場、ドルトムント歌劇場、エアフルト歌劇場、ワイマール国民劇場、ベルリン・ドイツ・オペラにも客演している。新国立劇場初登場。
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ホームページをご覧ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
【新国立劇場2019/2020シーズンオペラ『ラ・ボエーム』開催概要】
【公演日程】2020年1月24日(金)18:30/26日(日)14:00/28日(火)14:00/31日(金)18:30/2月2日(日)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:パオロ・カリニャーニ/演出:粟國淳/ミミ:ニーノ・マチャイゼ/ロドルフォ:マッテオ・リッピ/マルチェッロ:マリオ・カッシ/ムゼッタ:辻井亜季穂ほか
合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京交響楽団
【チケット料金】 S席:24,200円 ・ A席:19,800円 ・ B席:13,200円 ・ C席:7,700円 ・ D席売切・ Z席(当日のみ):1,650円
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィスhttp://nntt.pia.jp/
【アクセス】京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結
【主催】新国立劇場
新国立劇場について
[画像13: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-672613-13.jpg ]
新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
【お客様からのお問い合わせ先】
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00〜18:00)
【URL】https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-477550-0.jpg ]
パリの屋根裏に灯った恋。美しくも儚い青春群像劇『ラ・ボエーム』は日本人の<好きなオペラ>ランキング1位!
19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの純愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ『ラ・ボエーム』。プッチーニならではの甘美な音楽がとびきりロマンティックな物語を紡ぎ出します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-130783-1.jpg ]
クリスマス・イブのパリ、詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のミミが灯りの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。カルチェ・ラタンで恋を謳歌する若者たち。2月の雪の日、ロドルフォは病のミミを救うため別れを決意。やがてミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれる――。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-631688-3.jpg ]
出会った二人がおずおずと自己紹介をし、惹かれ合う第1幕のロドルフォとミミの出会い(アリア「冷たき手を」「私の名はミミ」)のシーンは、数あるオペラのラブシーンの中でも最も美しい、決定的名場面。華やかなパリ、カルチェ・ラタンの賑わいを描いた第2幕、雪の降りしきる中、別れを決意した恋人たちの美しくも悲しい四重唱、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。パリの町を俯瞰するような粟國淳の繊細な演出は、若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-884093-12.jpg ]
永遠のラブストーリーとして不動の人気を誇る『ラ・ボエーム』は、かつて「音楽の友」誌の読者アンケート投票でも、“好きなオペラ”堂々の第1位を獲得しました。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。ミュージカル『RENT』もオペラ『ラ・ボエーム』が原作、いわば『ラ・ボエーム』のロック版です。世界中で愛される『ラ・ボエーム』は、初めてのオペラ鑑賞にもお勧めです。
欧米を席巻するスター・ソプラノのマチャイゼが待望の日本デビュー!
[画像5: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-229908-16.jpg ]
圧巻の美貌と表現力、豊かな声で称賛を集めるソプラノ歌手、ニーノ・マチャイゼがついに日本デビュー。ミラノ・スカラ座が生んだスター、マチャイゼはザルツブルク音楽祭へのセンセーショナルなデビューで世界的注目を集めて以来、世界一流歌劇場を席巻。ハイセンスな世界的セレブリティであり、ファッションアイコンとしても絶大な信頼を獲得しています。映像も多く、日本のオペラファンの間でもすっかりお馴染み。叙情的で独特の質感のある豊かな声は『ラ・ボエーム』のミミにぴったりと、大野和士芸術監督も太鼓判です。ついに待望の日本デビューとなる今回、何を置いても絶対に見逃すわけにはいきません。
ドイツで活躍する辻井亜季穂らフレッシュな歌手に注目
[画像6: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-495829-19.jpg ]
ニーノ・マチャイゼが演じるミミは、思いやりに満ちた薄幸の女性。対照的に、派手好きで享楽的なムゼッタは、コロラトゥーラ(軽く転がすように歌うテクニック)を駆使する華やかなソプラノ。ムゼッタを演じる辻井亜季穂はドイツのヴュルツブルク歌劇場で活躍し、以前在籍していたテューリンゲン州立劇場で、聴衆の投票で選ばれるテアーターオスカー賞に2年連続で輝くなど、現地のファンも多い若手ソプラノです。
新進テノールのリッピ、ベルカント・オペラで活躍するカッシ、そしてドイツで活躍を続ける松位浩ら充実の歌手陣が青春群像劇を繰り広げます。情熱的で引き締まった演奏で日本のファンも多い名匠カリニャーニが指揮を務めるという贅沢な布陣で、とびきりロマンティックな『ラ・ボエーム』をお届けします。
最大級の注目歌手が揃った新国立劇場のオペラ!(オペラ評論家 香原斗志)
ニーノ・マチャイゼのミミが聴ける。これは事件である。彼女は元来ベッリーニが得意で、『清教徒』などの憂愁漂う甘美な旋律を、叙情的でやわらかく、時に可憐な表情を見せる彼女の歌で聞くと、幸福感が味わえた。だから、「日本に呼ぶべき女性歌手は誰か」と尋ねられれば、マチャイゼの名は必ず挙げていた。近年もロッシーニ『泥棒かささぎ』や『ウィリアム・テル』、ヴェルディ『ルイザ・ミラー』等、いつも陶然とさせられた。最近、中音域に厚みが加わったマチャイゼの声で、まさにいま聴きごろのミミを聴いたら、叙情的で可憐で官能的でさえある歌に涙腺を破壊されるのではないかと、心配になる。ロドルフォを歌う伊ジェノヴァ生まれのマッテオ・リッピも、明るくのびやかなイタリア声で、若い詩人ならではの雰囲気が作れるテノールだ。さらに注目は、マルチェッロを歌う伊アレッツォ生まれのマリオ・カッシ。ロッシーニの技巧的な表現も難なくこなしつつヴェルディの役を実にノーブルに歌うという、待ち望まれたバリトンである。
『ラ・ボエーム』STORY
クリスマス・イブのパリ。若くて貧しい芸術家4人が住む屋根裏部屋で詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のお針子ミミが蠟燭の火をもらいに現れ、二人はたちまち恋に落ちえる。画家マルチェッロも元恋人のムゼッタとよりを戻し、若者たちは恋を謳歌する。2月の雪の日、ロドルフォは胸を患う耳を救うために痛恨の別れを決意する。数か月後、ミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれ、愛するロドルフォの傍らで息を引き取る。
■『ラ・ボエーム』ダイジェスト映像
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=jV0aUPAUxfc ]
プロフィール
指揮:パオロ・カリニャーニ Paolo CARIGNANI
[画像7: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-362935-14.jpg ]
イタリア・ミラノ生まれ。イタリアをはじめウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座など世界の主要歌劇場で活躍。1999年から 2008年までフランクフルト歌劇場音楽総監督。コンサートでは、ミュンヘン・フィル、ウィーン放送響、読売日本交響楽団などに客演しており、来日も多い。最近では、ミラノ・スカラ座『アリババと40人の盗賊』、バイエルン州立歌劇場『仮面舞踏会』『リゴレット』、ウィーン国立歌劇場『ナブッコ』『シモン・ボッカネグラ』、ベルギー王立モネ劇場『ラ・ジョコンダ』、ハンブルク州立歌劇場『オテロ』、カナディアン・オペラ・カンパニー『ラ・ボエーム』、ベルリン・ドイツ・オペラ『運命の力』などを指揮。今後の予定に、オペラ・オーストラリア『ロベルト・デヴェリュー』、バイエルン州立歌劇場『西部の娘』『ナブッコ』などがある。新国立劇場では13年『ナブッコ』、17年『オテロ』、18年『アイーダ』を指揮。
【演出】粟國 淳 AGUNI Jun
[画像8: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-908392-15.jpg ]
東京生まれローマ育ち。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を学ぶ。オペラの演技・演出法をM.ゴヴォーニに師事。1998年から文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊、H.ブロックハウス氏のもとで研鑚を積んだ後、P.ファッジョーニ、A.ファッシーニなどの片腕として活躍。97年藤原歌劇団公演『愛の妙薬』で演出家デビュー。びわ湖ホール、二期会、神奈川県民ホール共同制作『トゥーランドット』『アイーダ』『オテロ』、東京二期会『仮面舞踏会』、あいちトリエンナーレ『ホフマン物語』、藤原歌劇団『ファルスタッフ』『ノルマ』、日生劇場『アイナダマール』(日本初演)、紀尾井ホール『オリンピーアデ』など多数の作品を演出。海外ではサッサリ・ヴェルディ劇場『アンドレア・ シェニエ』『エルナーニ』、スロベニア国立マリボール歌劇場『ホフマン物語』を演出している。新国立劇場では『ラ・ボエーム』『セビリアの理髪師』『おさん』『フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ』などを演出。日生劇場芸術参与。
【ミミ】ニーノ・マチャイゼ Nino MACHAIDZE
[画像9: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-229908-16.jpg ]
ジョージア出身。ミラノ・スカラ座アカデミー修了後、2007年に『連隊の娘』マリーでスカラ座にデビュー、同役でローマ歌劇場にもデビューし国際的キャリアがスタート。08年夏にはザルツブルク音楽祭に『ロメオとジュリエット』ジュリエットでセンセーショナルなデビューを飾った。その後、ハンブルク州立歌劇場、ロサンゼルス・オペラ、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルギー王立モネ劇場、ミラノ・スカラ座、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、ヴェローナ野外音楽祭などで『ルチア』タイトルロール、『愛の妙薬』アディーナ、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、ミミ、『椿姫』ヴィオレッタ、『ランスへの旅』フォルビル伯爵夫人などに出演。18/19シーズンはシャンゼリゼ劇場とウィーン国立歌劇場で『マノン』タイトルロール、ハンブルク州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭『ルイザ・ミラー』、オランダ国立オペラ『セビリアの理髪師』ロジーナなどに出演。19/20シーズンはフランクフルトで『オテロ』デズデーモナに出演したほか、リエージュのワロニー歌劇場『夢遊病の女』アミーナ、北京・国家大劇院『ファウスト』マルグリート、ナポリ・サン・カルロ歌劇場『椿姫』ヴィオレッタに出演予定。新国立劇場初登場。
【ロドルフォ】マッテオ・リッピ Matteo LIPPI
[画像10: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-241924-17.jpg ]
ジェノヴァ生まれの新進テノール。モデナのベルカント・アカデミーに加わり、ミレッラ・フレーニのもとで学ぶ。2013年トーティ・ダル・モンテ国際コンクールに優勝、トレヴィーゾ、フェッラーラなどで『ラ・ボエーム』ロドルフォに出演しデビュー。14年にフェニーチェ歌劇場、ボリショイ劇場に『ラ・ボエーム』でデビューし、15年にはフェニーチェ歌劇場で『椿姫』アルフレードにデビュー。ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ギリシャ国立歌劇場、カリアリ歌劇場、フェニーチェ歌劇場などで『ラ・ボエーム』ロドルフォ、フィレンツェ歌劇場『椿姫』アルフレード、グラインドボーン音楽祭『蝶々夫人』ピンカートンなどに次々に登場している。最近では、ノルウェー国立オペラ、フェニーチェ歌劇場、フィレンツェ歌劇場『椿姫』アルフレード、バレンシア・ソフィア王妃芸術宮殿、フィレンツェ歌劇場『蝶々夫人』ピンカートン、ヴェローナ歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、グラインドボーン音楽祭『リゴレット』マントヴァ公爵などに出演。今後の予定に、デンマーク王立歌劇場、フェニーチェ歌劇場『椿姫』などがある。新国立劇場初登場。
【マルチェッロ】マリオ・カッシ Mario CASSI
[画像11: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-504195-18.jpg ]
イタリア出身。ベルカントを中心にモーツァルトから現代音楽までをレパートリーとするバリトン。これまでに、ウィーン国立歌劇場、ローマ歌劇場、ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場などで『ドン・パスクワーレ』マラテスタ、『セビリアの理髪師』フィガロ、『チェネレントラ』ダンディーニ、『フィガロの結婚』フィガロ、『愛の妙薬』ベルコーレなどに出演。最近では、トリエステ歌劇場、モンテカルロ歌劇場『セビリアの理髪師』、フィレンツェ歌劇場、ウィーン国立歌劇場『愛の妙薬』ベルコーレなどに出演。ベルギー王立ワロニー歌劇場に定期的に登場、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどに出演している。最近では、ワロニー歌劇場で『イル・トロヴァトーレ』『清教徒』『蝶々夫人』、トリエステ歌劇場『清教徒』、ライン・ドイツ・オペラ『ドン・パスクワーレ』、パルマ王立歌劇場、北京国家大劇院『セビリアの理髪師』フィガロ、ヴェローナ野外音楽祭『アイーダ』アモナズロ、ヴェローナ歌劇場『蝶々夫人』、国家大劇院『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵に出演。新国立劇場初登場。
【ムゼッタ】辻井亜季穂 TSUJII Akiho
[画像12: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-495829-19.jpg ]
愛知県立芸術大学大学院音楽研究科博士前期課程を首席で修了後、DAAD給費留学生として2011年に渡独、ライプツィヒ音楽演劇大学にてマスターの学位を取得し、ワイマール音楽大学付属テューリンゲン州オペラ研修所に所属。14年〜17年テューリンゲン州立劇場(アルテンブルク/ゲラ)専属歌手として『ばらの騎士』ゾフィー、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『リゴレット』ジルダ、『魔弾の射手』エンヒェン、『ドン・パスクワーレ』ノリーナなど様々な作品に出演し、聴衆の投票で選ばれるテアーターオスカー賞を2年連続受賞。17年よりヴュルツブルク歌劇場専属歌手となり『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『セビリアの理髪師』ベルタ、『ニクソン•イン•チャイナ』江青夫人、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『神々の黄昏』ヴォークリンデ、『ヘンゼルとグレーテル』グレーテルなどに出演。ライプツィヒ歌劇場、ザクセン州立歌劇場、ドルトムント歌劇場、エアフルト歌劇場、ワイマール国民劇場、ベルリン・ドイツ・オペラにも客演している。新国立劇場初登場。
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ホームページをご覧ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
【新国立劇場2019/2020シーズンオペラ『ラ・ボエーム』開催概要】
【公演日程】2020年1月24日(金)18:30/26日(日)14:00/28日(火)14:00/31日(金)18:30/2月2日(日)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:パオロ・カリニャーニ/演出:粟國淳/ミミ:ニーノ・マチャイゼ/ロドルフォ:マッテオ・リッピ/マルチェッロ:マリオ・カッシ/ムゼッタ:辻井亜季穂ほか
合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京交響楽団
【チケット料金】 S席:24,200円 ・ A席:19,800円 ・ B席:13,200円 ・ C席:7,700円 ・ D席売切・ Z席(当日のみ):1,650円
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィスhttp://nntt.pia.jp/
【アクセス】京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結
【主催】新国立劇場
新国立劇場について
[画像13: https://prtimes.jp/i/47048/37/resize/d47048-37-672613-13.jpg ]
新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
【お客様からのお問い合わせ先】
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00〜18:00)