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モニターの内定率は45.8%、一昨年の水準に近づく 〜『日経就職ナビ2013 就職活動モニター調査』(2012年5月)結果より〜




 就職情報会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2013年3月卒業予定の大学生モニター(大学4年生、理系は修士2年生を含む)を対象に5月1日〜8日の期間、インターネットで就職活動に関する調査(第5回)を行いました。(回答数1,207人)
 5月調査時点のモニター内定率は45.8%で、前年(35.2%)を10.6ポイント上回りました。前年の数値が低いのは、東日本大震災後、大手企業を中心に選考開始を5月や6月へと遅らせる動きが広がったためで、震災前の一昨年(2011年卒)の同期調査(47.8%)よりもやや下回りました。採用広報開始が2カ月遅くなった結果、選考開始直後の4月上旬に企業の選考が集中し、選考を受ける企業数が限られた学生がいた点が、その要因として挙げられます。(画像1、2参照)

1.内定保有者のうち活動継続率は35.4%
 5月1日現在で内定を得ている人は、モニター回答者全体の45.8%で、前年同期より10.6ポイント増えました。内定を得ている人のうち、就職活動継続者は35.4%(前年同期は58.6%)。5月以降に“本命”の選考が控えていた前年(58.6%)よりも少ないものの、一昨年(24.6%)と比べるとその数は多いと見て取れます。(画像1、2参照)
 また、現在就職活動を継続している学生(内定保有者を含む。モニター全体の70.4%)の持ち駒(選考が進んでいる企業)の数は5.1社(前年同期6.2社、一昨年同期4.1社)でした。(画像3参照)

2.内定を得た業界、文系は「銀行」、理系は「情報処理・ソフトウエア」がトップ
 内定を得た人に、内定企業の属する業界を聞き、上位業界をまとめました(全40業界、複数回答あり)。文系のトップは「銀行」、次いで「保険」、「情報処理・ソフトウエア」でした。理系のトップは「情報処理・ソフトウエア」、次いで「建設・住宅・不動産」、「医薬品・医療関連・化粧品」でした。前年は大手企業を中心に選考開始を遅らせた影響が顕著でしたが、今年はいわゆる通常のスケジュールに戻り、採用規模の大きな業界などが上位に挙がっています。(画像4参照)

3.来年度の就活生におくる“アドバイスしたいこと”
 現在活動中の就活生たちに、来年度就職活動をする後輩に向けて「企業へのエントリー受付解禁前(12月より前)にやっておくべきこと」を聞いたところ、最も多かったのは「自己分析」でした。
 内定の有無別で見ても、最も多かったのは「自己分析」でした。また、内定ありグループと内定なしグループで大きく差が開いていたのは「学生生活の充実」(17.3ポイント差)、「インターンシップへの参加」(15.1ポイント差)でした。(画像5参照)

*「内定」には、内々定を含みます。


《『日経就職ナビ2013 就職活動モニター調査』(2012年5月)概要》
発  行: 株式会社ディスコ
対  象: 2013年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)
調査方法・期間: インターネット調査法、2012年5月1日〜8日
サンプリング: 株式会社ディスコ「日経就職ナビ2013 学生モニター」2,000人
回 答 数: 1,207人(文系男子427人、文系女子316人、理系男子340人、理系女子124人)
*「日経就職Navi」は日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理し、株式会社ディスコが運営事務局を務めます。

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