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汎用有限要素法解析ツールANSYS最新バージョン14.5日本語版国内出荷開始のお知らせ

〜構造・熱流体・電磁場・回路・システム解析の全分野で機能強化。 解析分野間の連携も強化された最新版を、日本語環境で提供開始。 〜




サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、米国ANSYS社(本社:米国ペンシルベニア州、社長兼最高経営責任者:ジェームス・イー・キャッシュマン、以下「アンシス社」)が開発・販売・サポートする汎用有限要素法解析ツール「ANSYS(アンシス)」の最新バージョン14.5日本語版(以下「ANSYS 14.5」)の国内出荷とサポートを1月下旬より随時開始することをお知らせいたします。

ANSYSは、構造・熱流体・電磁界・回路・システムなどの様々な物理現象やそれらを組み合わせた連成問題を、目的に合わせて柔軟に解析することができるマルチフィジックス解析ツールです。

ANSYS14.5は、これまでの開発方針を引き継ぎ、解析分野間の連携を強化いたしました。また、構造解析分野では、統合操作環境であるANSYS Workbench上での解析機能の適用領域を拡大させました。

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主なバージョンアップ項目
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■ 構造解析
・接触機能の強化
接触要素を大幅に削減可能な「接触のトリム」機能のほか、収束性向上に役立つオプションが多数追加されました。また、「接続マトリクス」機能により、ANSYS Workbench上で接触、ジョイント、メッシュ接続、バネなどの領域を一覧で確認可能です。この機能により、パーツ間の接触抜けの有無を、視覚的にチェックすることが可能となりました。

・破壊解析等がWorkbenchで可能に
ANSYS Workbenchで破壊解析が可能になりました。破壊解析とは、亀裂先端に生じる「応力拡大係数(K)」「J積分値」「エネルギ解放率(G)」などを算出することで、破壊基準の充足を確認する手法です。自動メッシュ機能により、亀裂部分のメッシングも簡単に行うことができます。また、J積分や応力拡大係数、VCCTの出力(コンター図、グラフ、リスト出力)も可能です。
その他、ANSYS Workbenchでのサブモデリングの対応、外部荷重データのマッピング機能の強化など様々な機能拡張が実現しています。


・「オブジェクトジェネレータ」機能による類似作業の自動化
任意の作業の保存・再生が可能になりました。再生することで、類似する作業を自動的に処理することができます。

■ 熱流体解析
・連成解析機能の拡張
ANSYS FluentとANSYS Maxwellとの間で双方向連成解析が可能になりました。

・TGridがANSYS Fluentに統合
ANSYS Fluent用のハイエンドメッシャーTGridが、ANSYS FluentのGUIに統合されました。ジオメトリの読み込みからメッシング、流体解析までの実行をシームレスに実施可能です。


・回転機器機能の拡張(ANSYS CFX)
タービンブレードの空力弾性減衰を評価するための簡易分析機能が追加されました。モーダル解析とTBR(Transient Blade Row)モデルを連携させることで、高コストな流体構造連成解析を行わなくても、ブレードのフラタリングの可能性を検証できます。

■ 電磁界・回路・システム解析
・高周波電磁界-構造連成(HFSS-ANSYS Mechanical連携)
Workbench上でHFSSとANSYS Mechanicalへのリンクができるようになり、電磁界-熱-構造の双方向連成の連成解析が実現しました。熱によって生じる変形と電磁界分布との相互作用のシミュレーションが可能です。


・ANSYS ALinks (Ansoft Links)のGUIの刷新
ANSYS ALinksは、電磁界解析を行うために、パッケージや基板CADからデータをインポートするツールです。今回のバージョンよりANSYS SIwaveと同じGUIが採用され、インポートしたジオメトリデータの編集がより容易になりました。


・タッチパネルの解析
タッチパネルの設計者向けに、ANSYS Q3D Extractorの機能が強化されました。タッチパネルの主要な材料である非常に薄い材料を扱うことができます。また、金属材料の中の金属層のシミュレーションも可能です。表面のみを解析するため、大幅なスピードアップが実現します。


■ その他のプロダクト
・分散計算オプション「ANSYS HPC Parametric」
パラメータスタディや最適化検討に要する時間を大幅に削減可能なライセンスが登場しました。本製品のライセンス1つにつき4つの設計ポイントを同時に計算可能。さらに、ANSYSの並列計算オプションと併せてお使いいただくことで、全ての設計ポイントでの並列処理が実現します。

・カスタマイズ用ツールキット「ACT(Application Customization Toolkit)」
ANSYS Workbenchの機能拡張を行うための開発ツールキットがリリースされました。ユーザ独自の境界条件や結果項目の作成、APDL マクロの組み込み、処理の自動化、サードパーティー製ソルバーとの連携など、多彩な拡張を行うことができます。

・データ・プロセスマネジメント「ANSYS EKM(Engineering Knowledge Manager)」
データ・プロセスマネジメントツール「ANSYS EKM」が、ANSYS Maxwellで利用可能になりました。自動的にメタ情報を抽出し、レポートを作成可能です。また、ユーザ任意のUIを手軽に構築可能となりました。


ANSYS 14.5の主なバージョンアップ点の詳細は、以下をご覧ください。

http://www.cybernet.co.jp/ansys/product/release/ansys145/

ANSYSの詳細は、以下をご覧ください。

http://www.cybernet.co.jp/ansys/

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効果的なCAE環境づくりのための各種サービス
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サイバネットは、ANSYS Workbenchのカスタマイズやユーザーサブルーチンによる機能追加、ANSYS以外のツールも含めたツールの統合化、そして煩雑な作業の自動化などを推進し、個々のお客様のCAE環境がより理想的なものになるよう、様々なサービスを展開してまいります。

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価格
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別途お問い合わせください。


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アンシス社について
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アンシス社は、1970年にSwanson Analysis Systems社として設立され、航空宇宙、自動車、機械、電機、電子、医療工学など幅広い産業の製品開発に携わるエンジニアや設計者のためのシミュレーションソフトウェアを 開発、全世界へと提供しています。設計の初期段階から試作実験と最終評価までの段階において、高速かつ効果的な製品開発を行えるように、オープンで柔軟性の高いソリューションを開発し続けています。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.ansys.com/

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サイバネットについて
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サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

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本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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●内容について
メカニカルCAE事業部 マーケティング部/新留
TEL:03-5297-3208 E-MAIL:anssales@cybernet.co.jp

●報道の方は
広報室/渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
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