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システム運用の効率化と標準化を実現するクラウドサービス「PITWALL(TM)」を開発

システム情報の迅速な把握で安定稼働と解析や改善へのフォーカスに貢献

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:柘植一郎、本社:東京都港区、略称:CTC)は、システム運用における情報収集・連携を効率化し、オブザーバビリティの強化につなげるクラウドサービス「PITWALL(TM)(ピットウォール)」を開発し、海外市場での展開に先行して、本日から日本国内への提供を開始します。システム監視やログ収集、トランザクションのトレースといった各種管理ツールと連携し、インシデント発生時の情報収集を自動化、対応フローやパターンを可視化、標準化するクラウドサービスです。価格は年間500万円(税抜き)からで、クラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を利用している企業を中心に展開し、3年間で50社への提供を目指します。




近年、システムの状況をリアルタイムに可視化して安定稼働につなげる「オブザーバビリティ(可観測性)」という概念が注目されています。しかし、システム運用の現場では、利用するシステムの細分化や多様化に伴い、監視やログ収集などの多岐にわたるシステム運用ツールを利用している場合が多く、複数の部署での連携対応を含め、情報収集や原因の特定に時間が掛かったり、対応が属人化したりする傾向にあります。

PITWALL(TM)は、システム監視やログ収集、トランザクションのトレースといった各種管理ツールに対するアクセスを自動化、インシデント発生時の対応フローやパターンを可視化して、オブザーバビリティの向上を実現するクラウドサービスです。システム障害や、セキュリティインシデント、データ欠損等が発生した際の事象確認、影響範囲の調査などの初動対応における情報収集を効率化することで、システムの状態把握や復旧に要する時間を短縮し、運用現場における対応品質の向上に貢献します。

クラウド化が進む各種開発・運用ツールに加え、オープンソースソフトウェアや内製のツールへのアクセスをクラウドネイティブ技術をベースに一元化し、独自にサービス化しました。監視・ログ収集・パフォーマンス測定などのツールに加え、インシデント管理ツールや、構成管理システム、ナレッジベースや関連部署に連絡するためのコミュニケーションツールとも簡単なセットアップで連携が可能です。障害やインシデントのパターンに対応じたフローをPITWALL(TM)上で作成することで、状況に応じた利用すべきツールが可視化でき、各ツールへのアクセスも一元化できるため、システム状態の把握や障害対応のプロセスを標準化し、属人化の解消につながります。

メールやチャットツールと連携して進捗情報や利用ツールのスクリーンショットも共有できるため、チームレベルでのナレッジ共有や運用業務の継続的な改善も実現できます。

CTCは、創立以来、米国をはじめとする先端技術を活用した製品やサービスを組み合わせ、大規模システムの開発、構築とともに、保守サポートやシステム運用サービスの長年の提供実績があり、お客様のIT活用をトータルに支援してきた経験と知見に基づいた独自の視点でPITWALL(TM)を開発しました。CTCグループ内のシステム運用現場でも利用して、有用性や効果を確認しています。

今後CTCは、ディープラーニングや生成AIを活用した障害情報の分析や可視化なども視野に、PITWALL(TM)の機能拡充を図り、お客様システムの安定稼働を支援していきます。

■PITWALLのイメージ
[画像: https://prtimes.jp/i/108377/38/resize/d108377-38-5bbd82a3b3c48368340c-0.png ]


※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

以上

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
https://www.ctc-g.co.jp/
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