NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル、モザンビークプロジェクトにおける河川ごみ回収装置(1号機)の実証実験を実施しました
[24/12/25]
提供元:PRTIMES
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[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/38/110850-38-c2d51e13db9c11e8535c1016932e5327-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
マトラ橋付近に設置した河川ごみ回収装置(網の中には回収された河川ごみが確認できる)
海洋ごみ問題解決に向けて活動するNPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基)は、アフリカ大陸南部に位置するモザンビーク共和国(以下、モザンビーク)において、2024年11月25日(月)〜同月30日(土)に河川ごみ回収装置の第1回実証実験を行いました。
今回の実証実験について
マプト市に流れるマトラ川にかかるマトラ橋付近において、2024年11月25日(月)〜同月30日(土)の計6日間にわたって河川ごみ回収装置を設置し、軟質プラスチックや硬質プラスチックなどを含む河川ごみを回収することに成功いたしました。
当初、回収装置を河川の端から端まで設置する計画でしたが、現地協力者による事前の説明により、対岸部に内戦時代の地雷が埋まっているという情報共有があったため、安全性を考慮し、河川中腹の位置まで展開して設置することになりました。
対象地点では、特に午後になると風と潮流が強くなることが判明し、そのため設置時と撤収時で回収装置が10m弱移動していていました。その関係で、設置したアンカーの一つが水中に沈んでいた電車の廃線路に引っかかってしまい、回収することができませんでした。なお、このアンカーについては次回設置時に活用するため、現地協力者との協議の上、目印として残しておくことにしています。
また、網について数箇所破損している部分が発見され、回収装置の強度やアンカー数に関する対策の必要性を感じましたが、その一方でビン・ガラス類など比較的重量がある河川ごみも回収することができましたので、回収装置の基本設計の有効性と場所の選定に関する妥当性を今回の実証実験で確認することができました。
なお、今回の実証実験は、公益信託大成建設自然・歴史環境基金様より2024年度助成金をいただいて実施しております。
実証実験の結果
今回の実証実験では、軟質プラスチック(0.46kg)、ビン・ガラス類(0.34kg)、発泡スチロール(0.16kg)、硬質プラスチック(0.01kg)、ペットボトル(0.01kg)、その他ごみ(0.56kg)の合計1.5kgの河川ごみを回収することができました(なお、河川ごみに加えて自然物(2.00kg)回収しましたが、確認後河川に再放流しました)。
▼回収装置による回収物
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軟質プラスチック(0.46kg)
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ビン・ガラス類(0.34kg)
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発泡スチロール(0.16kg)
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硬質プラスチック(0.01kg)
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ペットボトル(0.01kg)
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その他ごみ(0.56kg)
▼モザンビークプロジェクトに関するプレスリリース
(1)プロジェクト開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000110850.html
(2)回収装置製作
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000110850.html
(3)海洋ごみ回収装置第1回実証実験
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000110850.html
(4)海洋ごみ回収装置第2回実証実験
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000110850.html
今後の展開について
モザンビークにおける海洋及び河川での回収装置の実証実験を受け、回収装置の基本設計の有効性や必要経費、工程、設置方法などについて現地協力者とともに経験を積むことができました。
今後は現地環境NGOなどへ事業を引き継ぎ、継続して海洋及び河川ごみの回収を実施できる協力体制を構築してまいります。また、現地民間企業などから主に資金援助を受けられるよう並行して営業活動も進めていく予定です。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/38/110850-38-519e3f8b13cf0400254cb78b6026495b-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現地協力者たちによる回収装置撤収時の様子
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現地漁協組合副組合長カルロス氏(写真左)、現地漁協組合組合長アルフレッド氏(写真中央)、安井理事(写真右)
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海洋ごみは、生態系を含む海洋環境の悪化、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こしており、世界全体で取り組むべき課題となっています。
このまま悪化が続けば、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると言われています。(参考:https://www3.weforum.org/docs/WEF_The_New_Plastics_Economy.pdf)
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(4) SNSフォローで応援する
https://lit.link/cleanoceanensemble
組織概要
・名称:NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(NGO Clean Ocean Ensemble)
・住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
・設立:2020年12月
・代表理事:江川 裕基
・主な活動国:日本、モザンビーク、ベトナム
・公式サイト:https://cleanoceanensemble.com/
・公式SNS:https://lit.link/cleanoceanensemble
団体の名前は、Clean(綺麗な)Ocean(海を)Ensemble(より多くの人と一緒に)というメッセージを込めています。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/38/110850-38-75875faab5540ff9e583c1eb53602937-1300x260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]