エル・ウーマン・イン・ソサエティ「ELLE WOMEN in SOCIETY2016」速報レポ―ト
[16/06/22]
提供元:PRTIMES
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宇宙飛行士・山崎直子さん、作家・西加奈子さんらが登壇総勢1,200名以上のワーキングウーマンが六本木に集結
株式会社ハースト婦人画報社が発行する女性誌『ELLE(エル)』は、2016年6月18日(土)、六本木アカデミーヒルズにて、20代後半から40代の働く女性を応援するイベント「ELLE WOMEN in SOCIETY(エル・ウーマン・イン・ソサエティ)」を開催しました。
2014年のスタートから3回目となる今年は、自身のためだけでなく社会に貢献する働き方について考える「人を幸せにする仕事〜サステナブル・ワーク」をテーマにしたセミナーを展開。宇宙飛行士の山崎直子さんはじめ、作家の西加奈子さん、H&Mジャパン カントリーマネージャー クリスティン・エドマンさんなど、企業の第一線で活躍する女性のビジネスリーダーらさまざまな分野で活躍する女性たちがゲストスピーカーとして登壇しました。当日は応募総数3,500名以上から抽選で選ばれた1,200名以上の働く女性たちがセミナーやワークショップに参加し、会場は大いに盛り上がりました。
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<イベント概要>
・イベント名:ELLE WOMEN in SOCIETY(エル・ウーマン・イン・ソサエティ)
・開催日:2016年6月18日(土)
・開催場所:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49F)
・スケジュール:11時〜18時45分「セミナー&ワークショップ」
18時45分〜20時「アフターパーティ」
・参加対象:20代後半〜40代の働く女性
・主催:ハースト婦人画報社『エル』
・特設サイト:http://womeninsociety.elle.co.jp
・応募総数:3,500名以上
・当日来場者数:1,200名以上
<各プログラムの様子>
オープニングメッセージ&トーク「宇宙、人、夢をつなぐ」
登壇者:山崎 直子さん(宇宙飛行士)、森 明子(日本版『エル』発行人)
オープニングメッセージでは日本版『エル』の発行人である森明子が登壇。昨年のテーマが「幸せになる働き方」であったことを紹介し、「今年は一歩進めて、自分が幸せになるだけでなく、周りや環境、社会を幸せにしたいという願いを込めました」とコンセプトについて話しました。「エル・ジャポン創刊27年、オンラインは20周年を迎えることになりました。今回のテーマであるサステナブルとは仕事によって誰かを幸せにする働き方。エルの仕事を始めて20年、挫けそうになったとき『エルが私にとっての社会の門でした』という読者の方からの言葉に励まされました」と挨拶しました。
その後、宇宙飛行士の山崎直子さんが登場。宇宙ステーションでのクルーとの集合写真を紹介しながら「コミュニケーションは相手の立場に立って話すことが大事だと感じています」とコミュニケーションの重要性について宇宙での自身の体験を通じて語りました。また、宇宙飛行士としてのおもしろいエピソードとして「あまり知られてないのですが、宇宙に行く時は”出張”扱いなんです。出張届も必要で提出するんですよ」と意外なエピソードを披露し会場から関心の声が湧きました。
最後に、読者からの人生の悩みに関する質問に対して「自分がやっていることがいいことなのかわからなくなった時大変でした。そこで大切なのはコミュニケーション。板挾みになったときは、抱え込まず、悩みをシェアして、みんなでサステナブルなものにしていく努力をあきらめないということかと思います」と回答し、働く女性たちにエールを送りました。
これから10年でフランス女性の働き方はどう変わる?
登壇者:ビデオメッセージ:アンヌ・イダルゴさん(パリ市長)、コンスタンス・ベンケ(フランス版『エル』およびエル・インターナショナル最高経営責任者(CEO))
2つ目のセミナーでは本イベントのために、フランス初の女性市長であるアンヌ・イダルゴさんより3人の母親の立場から、「母親が自分を犠牲にして育児に専念するよりも、働くことで自立と自由を手に入れて自分自身の人生を楽しむ様子を見せることは、子どもの成長にとっても有益です。つまり、育児とキャリアを両立させることは幸せになる方法でもあります[i亜1] 」と働く女性に向けたビデオメッセージが届けられました。続いて、フランス版『エル』およびエル・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)のコンスタンス・ベンケが登場。雑誌『エル』のアーカイブを紹介し、歴史を振り返ったのち、女性を支持するELLE財団を設立した経緯や、プロジェクトの活動を報告しました。報告の中で、「40歳以上の女性のさらなるキャリアアップをサポートするセミナーなども企画しており、少しでも働く女性に還元していきたい」と語りました。
女性リーダーが語る、運命の仕事に巡り合うまで Powered by LinkedIn
登壇者:クリスティン・エドマンさん(H&M エイチ・アンド・エム へネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー)、柴田 陽子さん(柴田陽子事務所代表取締役、ブランドプロデューサー)
3つ目のセミナーではクリスティン・エドマンさん、柴田陽子さんが登場し、今の仕事に巡り会うまでのエピソードを語りました。読者からの質疑応答の時間の中では、「男性社会の中でキャリアアップするには?」の質問に対しエドマンさんは男性優位社会で生き抜くコツについて、「女性のロールモデルを探すこと。社外でも社内でも。女性同士のネットワークを広げること、フラストレーションを溜めることは良くない。話し会う場を作ることが大切です」と回答。柴田さんは、「女としてのマイナス部分を見せない、空気を読む、チャンスの波に乗ること」と回答しました。
最後に参加者へのメッセージとしてエドマンさんより「ビジョンを設定して、どんなことでもチャレンジして夢を描いてください」、柴田さんからは「仕事というのは、人間が成長する機会です。仕事に向き合って、どんな時でもあきらめず自分の成長のために頑張ってほしい」とエールが送られました。
全米トップのシェフが伝授!女性が輝く最新フードカルチャー Powered by ELLE café
登壇者:メリッサ・キングさん(ELLE café 青山店 エグゼクティブゲストシェフ)、KOuKAさん(モデル)
4つ目のセミナーでは、アメリカで女性シェフとしてのキャリアをつかみ、米料理界を牽引する存在となっているメリッサさんが登場しました。聞き手はアメリカで栄養学を専攻予定のモデルKOuKAさんが登壇。食生活の重要性に気がついたターニングポイントとしてKOuKAさんは、「モデルをするなかで仕事をするためにいかに食事が大切かに気づきました。母がステージ4の癌になり、医師からホールフーズのオーガニックの食材を薦められた経験から、今年の9月からアメリカで栄養学を学ぶことになりました」と語りました。
メリッサさんはアメリカと日本の食環境の違いについて「アメリカでは “命をいただく”という意識がとんでもなく欠けていて、食材がどこから来たのかを考えることをしないんです。日本はそこをみなさんが理解していて素晴らしいと思います」とコメント。また、料理業界は現在もなお男性中心社会であることに対して、もっと女性シェフが活躍する社会に変えたいと述べました。「女性は男性の裏に隠れるのではなく、彼女らの努力は人の目に触れる必要があります。『もっと学びたい』と、声を上げることが重要です。料理の世界だけではなく、どういった業界でも主張は大事です」とメリッサさんは語りました。
ランコムpresents 直木賞作家と考える“幸せに働くってどういうこと?” powered by Lancôme
登壇者:西 加奈子さん(作家)、朝井 リョウさん(小説家)
5つ目のセミナーの1部では、トークイベントでは初めて共演するという作家の西加奈子さんと小説家の朝井リョウさんが登場。プライベートでも仲の良いお二人が、それぞれ仕事での苦労話や衝撃を受けた本について語り合いました。そんな笑顔の絶えない対談において朝井さんは、日本女性に対して「美の基準は必ずしも1つでなくていい」とコメント。西さんは参加者に対して「もっと自分自身を褒めてあげてください。頑張っている自分をちゃんと褒めてあげて、もっと愛してほしいと思います」と語りました。
セミナー2部はフレグランスセミナー。ランコムの歴史や香りの特性についての説明が行われ、フレグランスを使用する際の具体的なTipsが紹介されました。フレグランスをつける箇所や和食を食べる際にはつけないほうがいい等のNG例がわかりやすく解説され、周囲を幸せにするフレグランスの纏い方が紹介されました。
テクノロジーの最前線から考える、素敵な未来のために私たちができること powered by LinkedIn
登壇者:石黒 不二代さん (ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)、林千晶さん(株式会社ロフトワーク 代表取締役)、岩村 水樹さん(グーグル株式会社専務執行役員 CMO アジア太平洋地域 マネージングディレクター)
6つ目のセミナーでは、世界を舞台にITの最前線で活躍するワーキングウーマン3名が登場。石黒さんは急成長し続けるIT市場について以下のようにコメントしました。「ITマーケティングというものは、昔は企業内で『これやっとけよ』と言われる仕事だった。しかし、今はその人しかできない仕事になっています。今ITマーケットは本当に人材が不足しています。そんな業界で働くなかで、私はロールモデルはいない方がいいと考えています。そのロールモデルが10年後存在するかはわからないから」とコメント。
また、林さんは自身のターニングポイントについて「アメリカへの留学が私のターニングポイントでした。いつか海外へ行こうと考えているのであれば、1年とかちゃんと設定を決めて動くことが大事です。遊びで海外に行くのではなく、目標を設定してそれを達成するために有意義に時間を活用してほしいです。日本は、女性の活躍が少ないと言われています。しかし、裏を返せば女性の成長市場であり、これからどんどん伸びてくるということです」とコメントしました。
最後に岩村さんは「ポイントは、働き続けていくことです。あんまり仕事から長く離れすぎると、復帰時が大変になります。今は忙しい時でも合間にメールが見られますし、テクノロジーを活用して、その力を社会で発揮してほしい。テクノロジーを味方だと思って活用してください。女性には働き続けてほしい」とメッセージを送りました。
クロージングメッセージ 女性と男性の役割 私たちはどう変えていく?
登壇者:古市 憲寿さん(社会学者)、坂井 佳奈子(エル コンテンツ部編集長)
クロージングスピーチでは、社会学者の古市 憲寿さんとエル コンテンツ部編集長である坂井 佳奈子が登場。「女性と男性の役割、私たちはどう変えていく?」をテーマにトークセッションを展開しました。日本女性が置かれている状況をまとめたスライドを中心に、結婚や家庭生活、育児について解説がなされました。
古市さんより「社会構造の問題で、女性である事に不利益を感じる方もいるかもしれませんが、この状況は少しずつ変わると私は感じています。これからは間違いなく女性が楽しい時代が来ると思います。女性の仕事が増えてきて、女性の感性が生きる女性の時代が来る。女性のみなさん主導でいい社会を作ってもらいたいです」とコメント。
最後に編集長の坂井は「仕事は自分を裏切りません。これがやはりすべてだと思います。個人でいろいろな事情があって、働くペースを変えたり、職場を変えたりすることもあると思いますが、働いて社会と繋がっていくことはずっと続けた方がいいと思います」と働く女性たちへのメッセージを送りました。
■WORKSHOP
「ランコム」など各社のブースで、美容、健康、グルメなどバラエティに富んだ14のワークショップが行われました。「仕事もプライベートも充実!自分も周りも幸せになるメイク講座」、「ホルモンを味方につけて輝く女性に」などヘルス・ビューティ関連や「働く女性のためのスマートなネットワーキング術」、「Google Women Will から見る、みんなが考える未来の働き方」などのビジネスに役に立つワークショップに人気が集まりました。
また、「エル・オンライン」 20周年を記念した特製フォトブースを2か所に展示。“DESK BOOTH”では20年前と現在の働く女性のデスクが再現され、その変遷をみることができました。“CHARACTER BOOTH”では、イギリスの国民的絵本シリーズ『MR.MEN LITTLE MISS』とコラボした20周年記念キャラクター「LITTLE MISS OUI」が登場。多くの参加者がアニバーサリーイヤーをお祝いしました。さらに、Google Women Will × ELLE のコーナーでは、働く女性としての“Happy at Work”をメッセージにして写真を撮るアクティビティが行われ、数多くの前向きなメッセージが集まりました。
最後のアフターパーティでは、抽選によって参加権を得た220名の方々が、華やかに会場を彩ったフード&ドリンクを楽しみながら、スマートなネットワーキング術を実践するミニコーナーに参加しました。
*プログラム詳細は特設ホームページhttp://womeninsociety.elle.co.jp/をご覧ください。
*お写真をご希望の方は下記広報事務局までお問合せ下さい。
株式会社ハースト婦人画報社が発行する女性誌『ELLE(エル)』は、2016年6月18日(土)、六本木アカデミーヒルズにて、20代後半から40代の働く女性を応援するイベント「ELLE WOMEN in SOCIETY(エル・ウーマン・イン・ソサエティ)」を開催しました。
2014年のスタートから3回目となる今年は、自身のためだけでなく社会に貢献する働き方について考える「人を幸せにする仕事〜サステナブル・ワーク」をテーマにしたセミナーを展開。宇宙飛行士の山崎直子さんはじめ、作家の西加奈子さん、H&Mジャパン カントリーマネージャー クリスティン・エドマンさんなど、企業の第一線で活躍する女性のビジネスリーダーらさまざまな分野で活躍する女性たちがゲストスピーカーとして登壇しました。当日は応募総数3,500名以上から抽選で選ばれた1,200名以上の働く女性たちがセミナーやワークショップに参加し、会場は大いに盛り上がりました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/8128/39/resize/d8128-39-741390-11.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/8128/39/resize/d8128-39-284635-1.jpg ]
<イベント概要>
・イベント名:ELLE WOMEN in SOCIETY(エル・ウーマン・イン・ソサエティ)
・開催日:2016年6月18日(土)
・開催場所:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49F)
・スケジュール:11時〜18時45分「セミナー&ワークショップ」
18時45分〜20時「アフターパーティ」
・参加対象:20代後半〜40代の働く女性
・主催:ハースト婦人画報社『エル』
・特設サイト:http://womeninsociety.elle.co.jp
・応募総数:3,500名以上
・当日来場者数:1,200名以上
<各プログラムの様子>
オープニングメッセージ&トーク「宇宙、人、夢をつなぐ」
登壇者:山崎 直子さん(宇宙飛行士)、森 明子(日本版『エル』発行人)
オープニングメッセージでは日本版『エル』の発行人である森明子が登壇。昨年のテーマが「幸せになる働き方」であったことを紹介し、「今年は一歩進めて、自分が幸せになるだけでなく、周りや環境、社会を幸せにしたいという願いを込めました」とコンセプトについて話しました。「エル・ジャポン創刊27年、オンラインは20周年を迎えることになりました。今回のテーマであるサステナブルとは仕事によって誰かを幸せにする働き方。エルの仕事を始めて20年、挫けそうになったとき『エルが私にとっての社会の門でした』という読者の方からの言葉に励まされました」と挨拶しました。
その後、宇宙飛行士の山崎直子さんが登場。宇宙ステーションでのクルーとの集合写真を紹介しながら「コミュニケーションは相手の立場に立って話すことが大事だと感じています」とコミュニケーションの重要性について宇宙での自身の体験を通じて語りました。また、宇宙飛行士としてのおもしろいエピソードとして「あまり知られてないのですが、宇宙に行く時は”出張”扱いなんです。出張届も必要で提出するんですよ」と意外なエピソードを披露し会場から関心の声が湧きました。
最後に、読者からの人生の悩みに関する質問に対して「自分がやっていることがいいことなのかわからなくなった時大変でした。そこで大切なのはコミュニケーション。板挾みになったときは、抱え込まず、悩みをシェアして、みんなでサステナブルなものにしていく努力をあきらめないということかと思います」と回答し、働く女性たちにエールを送りました。
これから10年でフランス女性の働き方はどう変わる?
登壇者:ビデオメッセージ:アンヌ・イダルゴさん(パリ市長)、コンスタンス・ベンケ(フランス版『エル』およびエル・インターナショナル最高経営責任者(CEO))
2つ目のセミナーでは本イベントのために、フランス初の女性市長であるアンヌ・イダルゴさんより3人の母親の立場から、「母親が自分を犠牲にして育児に専念するよりも、働くことで自立と自由を手に入れて自分自身の人生を楽しむ様子を見せることは、子どもの成長にとっても有益です。つまり、育児とキャリアを両立させることは幸せになる方法でもあります[i亜1] 」と働く女性に向けたビデオメッセージが届けられました。続いて、フランス版『エル』およびエル・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)のコンスタンス・ベンケが登場。雑誌『エル』のアーカイブを紹介し、歴史を振り返ったのち、女性を支持するELLE財団を設立した経緯や、プロジェクトの活動を報告しました。報告の中で、「40歳以上の女性のさらなるキャリアアップをサポートするセミナーなども企画しており、少しでも働く女性に還元していきたい」と語りました。
女性リーダーが語る、運命の仕事に巡り合うまで Powered by LinkedIn
登壇者:クリスティン・エドマンさん(H&M エイチ・アンド・エム へネス・アンド・ マウリッツ・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー)、柴田 陽子さん(柴田陽子事務所代表取締役、ブランドプロデューサー)
3つ目のセミナーではクリスティン・エドマンさん、柴田陽子さんが登場し、今の仕事に巡り会うまでのエピソードを語りました。読者からの質疑応答の時間の中では、「男性社会の中でキャリアアップするには?」の質問に対しエドマンさんは男性優位社会で生き抜くコツについて、「女性のロールモデルを探すこと。社外でも社内でも。女性同士のネットワークを広げること、フラストレーションを溜めることは良くない。話し会う場を作ることが大切です」と回答。柴田さんは、「女としてのマイナス部分を見せない、空気を読む、チャンスの波に乗ること」と回答しました。
最後に参加者へのメッセージとしてエドマンさんより「ビジョンを設定して、どんなことでもチャレンジして夢を描いてください」、柴田さんからは「仕事というのは、人間が成長する機会です。仕事に向き合って、どんな時でもあきらめず自分の成長のために頑張ってほしい」とエールが送られました。
全米トップのシェフが伝授!女性が輝く最新フードカルチャー Powered by ELLE café
登壇者:メリッサ・キングさん(ELLE café 青山店 エグゼクティブゲストシェフ)、KOuKAさん(モデル)
4つ目のセミナーでは、アメリカで女性シェフとしてのキャリアをつかみ、米料理界を牽引する存在となっているメリッサさんが登場しました。聞き手はアメリカで栄養学を専攻予定のモデルKOuKAさんが登壇。食生活の重要性に気がついたターニングポイントとしてKOuKAさんは、「モデルをするなかで仕事をするためにいかに食事が大切かに気づきました。母がステージ4の癌になり、医師からホールフーズのオーガニックの食材を薦められた経験から、今年の9月からアメリカで栄養学を学ぶことになりました」と語りました。
メリッサさんはアメリカと日本の食環境の違いについて「アメリカでは “命をいただく”という意識がとんでもなく欠けていて、食材がどこから来たのかを考えることをしないんです。日本はそこをみなさんが理解していて素晴らしいと思います」とコメント。また、料理業界は現在もなお男性中心社会であることに対して、もっと女性シェフが活躍する社会に変えたいと述べました。「女性は男性の裏に隠れるのではなく、彼女らの努力は人の目に触れる必要があります。『もっと学びたい』と、声を上げることが重要です。料理の世界だけではなく、どういった業界でも主張は大事です」とメリッサさんは語りました。
ランコムpresents 直木賞作家と考える“幸せに働くってどういうこと?” powered by Lancôme
登壇者:西 加奈子さん(作家)、朝井 リョウさん(小説家)
5つ目のセミナーの1部では、トークイベントでは初めて共演するという作家の西加奈子さんと小説家の朝井リョウさんが登場。プライベートでも仲の良いお二人が、それぞれ仕事での苦労話や衝撃を受けた本について語り合いました。そんな笑顔の絶えない対談において朝井さんは、日本女性に対して「美の基準は必ずしも1つでなくていい」とコメント。西さんは参加者に対して「もっと自分自身を褒めてあげてください。頑張っている自分をちゃんと褒めてあげて、もっと愛してほしいと思います」と語りました。
セミナー2部はフレグランスセミナー。ランコムの歴史や香りの特性についての説明が行われ、フレグランスを使用する際の具体的なTipsが紹介されました。フレグランスをつける箇所や和食を食べる際にはつけないほうがいい等のNG例がわかりやすく解説され、周囲を幸せにするフレグランスの纏い方が紹介されました。
テクノロジーの最前線から考える、素敵な未来のために私たちができること powered by LinkedIn
登壇者:石黒 不二代さん (ネットイヤーグループ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)、林千晶さん(株式会社ロフトワーク 代表取締役)、岩村 水樹さん(グーグル株式会社専務執行役員 CMO アジア太平洋地域 マネージングディレクター)
6つ目のセミナーでは、世界を舞台にITの最前線で活躍するワーキングウーマン3名が登場。石黒さんは急成長し続けるIT市場について以下のようにコメントしました。「ITマーケティングというものは、昔は企業内で『これやっとけよ』と言われる仕事だった。しかし、今はその人しかできない仕事になっています。今ITマーケットは本当に人材が不足しています。そんな業界で働くなかで、私はロールモデルはいない方がいいと考えています。そのロールモデルが10年後存在するかはわからないから」とコメント。
また、林さんは自身のターニングポイントについて「アメリカへの留学が私のターニングポイントでした。いつか海外へ行こうと考えているのであれば、1年とかちゃんと設定を決めて動くことが大事です。遊びで海外に行くのではなく、目標を設定してそれを達成するために有意義に時間を活用してほしいです。日本は、女性の活躍が少ないと言われています。しかし、裏を返せば女性の成長市場であり、これからどんどん伸びてくるということです」とコメントしました。
最後に岩村さんは「ポイントは、働き続けていくことです。あんまり仕事から長く離れすぎると、復帰時が大変になります。今は忙しい時でも合間にメールが見られますし、テクノロジーを活用して、その力を社会で発揮してほしい。テクノロジーを味方だと思って活用してください。女性には働き続けてほしい」とメッセージを送りました。
クロージングメッセージ 女性と男性の役割 私たちはどう変えていく?
登壇者:古市 憲寿さん(社会学者)、坂井 佳奈子(エル コンテンツ部編集長)
クロージングスピーチでは、社会学者の古市 憲寿さんとエル コンテンツ部編集長である坂井 佳奈子が登場。「女性と男性の役割、私たちはどう変えていく?」をテーマにトークセッションを展開しました。日本女性が置かれている状況をまとめたスライドを中心に、結婚や家庭生活、育児について解説がなされました。
古市さんより「社会構造の問題で、女性である事に不利益を感じる方もいるかもしれませんが、この状況は少しずつ変わると私は感じています。これからは間違いなく女性が楽しい時代が来ると思います。女性の仕事が増えてきて、女性の感性が生きる女性の時代が来る。女性のみなさん主導でいい社会を作ってもらいたいです」とコメント。
最後に編集長の坂井は「仕事は自分を裏切りません。これがやはりすべてだと思います。個人でいろいろな事情があって、働くペースを変えたり、職場を変えたりすることもあると思いますが、働いて社会と繋がっていくことはずっと続けた方がいいと思います」と働く女性たちへのメッセージを送りました。
■WORKSHOP
「ランコム」など各社のブースで、美容、健康、グルメなどバラエティに富んだ14のワークショップが行われました。「仕事もプライベートも充実!自分も周りも幸せになるメイク講座」、「ホルモンを味方につけて輝く女性に」などヘルス・ビューティ関連や「働く女性のためのスマートなネットワーキング術」、「Google Women Will から見る、みんなが考える未来の働き方」などのビジネスに役に立つワークショップに人気が集まりました。
また、「エル・オンライン」 20周年を記念した特製フォトブースを2か所に展示。“DESK BOOTH”では20年前と現在の働く女性のデスクが再現され、その変遷をみることができました。“CHARACTER BOOTH”では、イギリスの国民的絵本シリーズ『MR.MEN LITTLE MISS』とコラボした20周年記念キャラクター「LITTLE MISS OUI」が登場。多くの参加者がアニバーサリーイヤーをお祝いしました。さらに、Google Women Will × ELLE のコーナーでは、働く女性としての“Happy at Work”をメッセージにして写真を撮るアクティビティが行われ、数多くの前向きなメッセージが集まりました。
最後のアフターパーティでは、抽選によって参加権を得た220名の方々が、華やかに会場を彩ったフード&ドリンクを楽しみながら、スマートなネットワーキング術を実践するミニコーナーに参加しました。
*プログラム詳細は特設ホームページhttp://womeninsociety.elle.co.jp/をご覧ください。
*お写真をご希望の方は下記広報事務局までお問合せ下さい。