フリースケール、主流車種で民生用電子機器の統合を実現するVybrid車載ソリューションを発表
[12/06/20]
提供元:PRTIMES
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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、Vybrid(バイブリッド)コントローラ・ソリューション・ポートフォリオを車載市場向けに拡充することを発表しました。このVybridは主流車種において、カー・ラジオ、エントリレベルのインフォテイメント・システム、再設定可能なグラフィック・メータ・クラスタなどに最適です。車載向けVybridデバイスは、アプリケーション・ソフトウェアや包括的な開発ツールが揃っており、自動車メーカーの開発ニーズの80%に対応します。そのため、ソフトウェア開発に必要な投資と労力が低減され、迅速な市場投入が実現します。
現在の車載オーディオ・システムは、もはや単なるラジオやCDプレーヤではなく、さまざまなソースを基にエンターテイメントとインフォメーションを提供するネットワーク・システムへと急速に進化しています。新しい自動車は、音声入力、スマートフォン統合システム、インタラクティブ・ストリーミング・オーディオなど、先進的な機能が求められるようになっています。
フリースケールのオートモーティブ・マイクロコントローラ製品担当副社長であるレイ・コーニンは、次のように述べています。「スマート・モバイル・デバイスの普及に伴い、自動車のコネクティビティを求める声が急速に高まっています。Vybrid車載ソリューションは、主流車種に適した価格帯でドライバ・インフォメーション・システムの機能を劇的に拡張します。フリースケールは、一半導体メーカーという枠を超えて、包括的なソフトウェア/ハードウェア・ソリューション・プロバイダとなり、システム開発の負担を軽減します。」
製品化を促進する特製ソフトウェア
GENIVI(R)アライアンスによると、インフォテイメント・システムの開発コストは平均で2,000万〜5,000万ドル(USD)に上っており、その半分以上をソフトウェア開発コストが占め、その割合は今度も増加し続けると予測されています。Vybrid車載ソリューションは、MQX/Linux OSベースの車載向けボード・サポート・パッケージ(BSP)、アプリケーション・ソフトウェア、事前に統合されたパートナー・ソフトウェア、リファレンス・デザイン、アプリケーション・ノート、業界トップの開発環境、サードパーティやオープン・ソースのリソースによる包括的なエコシステムなど、製品コンセプトから市場出荷に至るまで、迅速な開発に必要な要素がすべて揃っています。
フリースケールが先日発表したVybridコントローラ・ソリューションは、長年にわたりマイクロコントローラ開発とマルチコア設計をリードしてきたフリースケールの技術をベースとし、独自の非対称型マルチプロセッシング・アーキテクチャ・プラットフォームを確立しています。Vybridプラットフォームは、ARM(R) Cortex-A/Cortex-Mコアを統合し、車載アプリケーションの複雑性とコストを抑えつつ、システム・セキュリティを高めます。新しいVybridコントローラ・ソリューションは、i.MX(アイドット・エムエックス)アプリケーション・プロセッサとともに、ARMアーキテクチャをベースとするスケーラブルなソリューション・ポートフォリオを形成し、基本的なカー・ラジオから、クラス最高のグラフィックス機能を備えたハイエンドのマルチコア・インフォテイメント・システムに至るまで、幅広いインフォテイメント・ソリューションを実現します。
またフリースケールは、車載市場における広範な経験と組込みシステムのノウハウを持つ業界トップのパートナー企業と協業して、Bluetooth(R)ワイヤレス接続、ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)、アコースティック・エコー・キャンセル機能/ノイズ抑制機能といった分野でソフトウェア・ソリューションを提供します。パートナー・ソリューションを事前に統合することで、さまざまな性能とメモリに最適な量産対応コンポーネントが実現し、市場投入時間が削減されます。
Altia、Sybase、Cybercom、Alango Technologiesとのパートナーシップを通じて、フリースケールは、車載用等に向けた最高クラスのユーザ・インタフェース、ハンズフリー機能に対応した信頼性に優れるBluetooth接続、高品質の音声通信を実現します。また、Vybridカー・ラジオ・プラットフォームや再設定が可能なエントリレベルの車載グラフィック・メータ・クラスタ・プラットフォームの開発も、このようなパートナー企業によってサポートされており、6月18日〜21日にテキサス州サンアントニオで開催される「フリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF)」において展示されます。
目標を定めたシステム・インテグレーション
将来の車載システムでは、従来のテレマティクス・アプリケーションやデジタル・エンターテイメント・アプリケーションにセーフティ・クリティカル機能が組み込まれていくと考えられます。サイズ、重量、消費電力、コスト、電子的な複雑性を最小限に抑えるには、各種機能を単一の演算処理プラットフォームに融合することが極めて重要です。
・ Vybrid車載ソリューションは、独自のデュアルコア(Cortex-A5+Cortex-M4)アーキテクチャにより、マイクロコントローラとマイクロプロセッサの両方のタスクをシングルチップで処理しつつ、850DMIPを超える性能を発揮します。
・ 統合ビデオADCにより、1つまたは複数のアナログ・カメラとの直接接続が可能で、リア・ビュー・カメラに求められる今度の米国の法案の要件を満たしつつ、システム・コストを最小限に抑えることができます。
・ 十分な容量の1.5MBオンチップSRAMと複数のパッケージ・オプションにより、外部DRAMのない低価格の基本的なカー・ラジオから、デュアルディスプレイを備えたエントリレベルのインフォテイメント・システムに至るまで、スケーラブルに対応できます。
・ 革新的な2D-ACE (2D Animation & Composition Engine)および統合OpenVGハードウェア・アクセラレーションにより、必要とされるメモリ量が大幅に削減され、リッチな高性能ユーザ・インタフェースが実現します。
・ 統合CANコントローラ、MLB、UART/LIN、IEEE(R) 1588対応Ethernetにより、標準的な車載コネクティビティが実現します。
・ デュアルUSB 2.0 On-The-Go(OTG)コントローラ(PHY内蔵)と、UART、SPI、I2Sといった幅広いシリアル・インタフェースにより、スマートフォン、タブレット、Bluetooth対応機器など、さまざまな民生用電子機器を接続することができます。
・ Vybrid デバイスは、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低10年間の供給体制が保証されます。諸条件の詳細、ならびに利用可能な製品のリストについては、www.freescale.com/productlongevityのWebサイトをご覧ください。
Vybrid車載デバイスは、フリースケールの車載向けハイエンド・アプリケーション・プロセッサであるi.MX 6(アイドット・エムエックス 6)とARMv7互換のため、ソフトウェアとハードウェアを最大限に再利用することが可能で、市場投入が加速されます。詳細については、www.freescale.com/vybridのWebサイトをご覧ください。
供給
Vybrid車載ソリューションは現在、アルファ・サンプル出荷中です。一般向けのサンプル出荷や開発ツールの提供は、2013年初頭に開始する予定です。
フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの活性化を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、組込みシステム業界の毎年恒例の開発者イベントです。2005年に開催を開始して以来、世界中のFTFイベントへの参加者は4万8,000人を超えています。年1回の中核イベントであるFTF Americasは、テキサス州サンアントニオで2012年6月18日〜21日に開催しています。日本では、FTF Japanを東京にて2012年10月22日・23日に開催する予定です。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.co.jp/をご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク
現在の車載オーディオ・システムは、もはや単なるラジオやCDプレーヤではなく、さまざまなソースを基にエンターテイメントとインフォメーションを提供するネットワーク・システムへと急速に進化しています。新しい自動車は、音声入力、スマートフォン統合システム、インタラクティブ・ストリーミング・オーディオなど、先進的な機能が求められるようになっています。
フリースケールのオートモーティブ・マイクロコントローラ製品担当副社長であるレイ・コーニンは、次のように述べています。「スマート・モバイル・デバイスの普及に伴い、自動車のコネクティビティを求める声が急速に高まっています。Vybrid車載ソリューションは、主流車種に適した価格帯でドライバ・インフォメーション・システムの機能を劇的に拡張します。フリースケールは、一半導体メーカーという枠を超えて、包括的なソフトウェア/ハードウェア・ソリューション・プロバイダとなり、システム開発の負担を軽減します。」
製品化を促進する特製ソフトウェア
GENIVI(R)アライアンスによると、インフォテイメント・システムの開発コストは平均で2,000万〜5,000万ドル(USD)に上っており、その半分以上をソフトウェア開発コストが占め、その割合は今度も増加し続けると予測されています。Vybrid車載ソリューションは、MQX/Linux OSベースの車載向けボード・サポート・パッケージ(BSP)、アプリケーション・ソフトウェア、事前に統合されたパートナー・ソフトウェア、リファレンス・デザイン、アプリケーション・ノート、業界トップの開発環境、サードパーティやオープン・ソースのリソースによる包括的なエコシステムなど、製品コンセプトから市場出荷に至るまで、迅速な開発に必要な要素がすべて揃っています。
フリースケールが先日発表したVybridコントローラ・ソリューションは、長年にわたりマイクロコントローラ開発とマルチコア設計をリードしてきたフリースケールの技術をベースとし、独自の非対称型マルチプロセッシング・アーキテクチャ・プラットフォームを確立しています。Vybridプラットフォームは、ARM(R) Cortex-A/Cortex-Mコアを統合し、車載アプリケーションの複雑性とコストを抑えつつ、システム・セキュリティを高めます。新しいVybridコントローラ・ソリューションは、i.MX(アイドット・エムエックス)アプリケーション・プロセッサとともに、ARMアーキテクチャをベースとするスケーラブルなソリューション・ポートフォリオを形成し、基本的なカー・ラジオから、クラス最高のグラフィックス機能を備えたハイエンドのマルチコア・インフォテイメント・システムに至るまで、幅広いインフォテイメント・ソリューションを実現します。
またフリースケールは、車載市場における広範な経験と組込みシステムのノウハウを持つ業界トップのパートナー企業と協業して、Bluetooth(R)ワイヤレス接続、ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)、アコースティック・エコー・キャンセル機能/ノイズ抑制機能といった分野でソフトウェア・ソリューションを提供します。パートナー・ソリューションを事前に統合することで、さまざまな性能とメモリに最適な量産対応コンポーネントが実現し、市場投入時間が削減されます。
Altia、Sybase、Cybercom、Alango Technologiesとのパートナーシップを通じて、フリースケールは、車載用等に向けた最高クラスのユーザ・インタフェース、ハンズフリー機能に対応した信頼性に優れるBluetooth接続、高品質の音声通信を実現します。また、Vybridカー・ラジオ・プラットフォームや再設定が可能なエントリレベルの車載グラフィック・メータ・クラスタ・プラットフォームの開発も、このようなパートナー企業によってサポートされており、6月18日〜21日にテキサス州サンアントニオで開催される「フリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF)」において展示されます。
目標を定めたシステム・インテグレーション
将来の車載システムでは、従来のテレマティクス・アプリケーションやデジタル・エンターテイメント・アプリケーションにセーフティ・クリティカル機能が組み込まれていくと考えられます。サイズ、重量、消費電力、コスト、電子的な複雑性を最小限に抑えるには、各種機能を単一の演算処理プラットフォームに融合することが極めて重要です。
・ Vybrid車載ソリューションは、独自のデュアルコア(Cortex-A5+Cortex-M4)アーキテクチャにより、マイクロコントローラとマイクロプロセッサの両方のタスクをシングルチップで処理しつつ、850DMIPを超える性能を発揮します。
・ 統合ビデオADCにより、1つまたは複数のアナログ・カメラとの直接接続が可能で、リア・ビュー・カメラに求められる今度の米国の法案の要件を満たしつつ、システム・コストを最小限に抑えることができます。
・ 十分な容量の1.5MBオンチップSRAMと複数のパッケージ・オプションにより、外部DRAMのない低価格の基本的なカー・ラジオから、デュアルディスプレイを備えたエントリレベルのインフォテイメント・システムに至るまで、スケーラブルに対応できます。
・ 革新的な2D-ACE (2D Animation & Composition Engine)および統合OpenVGハードウェア・アクセラレーションにより、必要とされるメモリ量が大幅に削減され、リッチな高性能ユーザ・インタフェースが実現します。
・ 統合CANコントローラ、MLB、UART/LIN、IEEE(R) 1588対応Ethernetにより、標準的な車載コネクティビティが実現します。
・ デュアルUSB 2.0 On-The-Go(OTG)コントローラ(PHY内蔵)と、UART、SPI、I2Sといった幅広いシリアル・インタフェースにより、スマートフォン、タブレット、Bluetooth対応機器など、さまざまな民生用電子機器を接続することができます。
・ Vybrid デバイスは、フリースケールの長期製品供給プログラム(Product Longevity Program)の対象となっており、製品リリースから最低10年間の供給体制が保証されます。諸条件の詳細、ならびに利用可能な製品のリストについては、www.freescale.com/productlongevityのWebサイトをご覧ください。
Vybrid車載デバイスは、フリースケールの車載向けハイエンド・アプリケーション・プロセッサであるi.MX 6(アイドット・エムエックス 6)とARMv7互換のため、ソフトウェアとハードウェアを最大限に再利用することが可能で、市場投入が加速されます。詳細については、www.freescale.com/vybridのWebサイトをご覧ください。
供給
Vybrid車載ソリューションは現在、アルファ・サンプル出荷中です。一般向けのサンプル出荷や開発ツールの提供は、2013年初頭に開始する予定です。
フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの活性化を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、組込みシステム業界の毎年恒例の開発者イベントです。2005年に開催を開始して以来、世界中のFTFイベントへの参加者は4万8,000人を超えています。年1回の中核イベントであるFTF Americasは、テキサス州サンアントニオで2012年6月18日〜21日に開催しています。日本では、FTF Japanを東京にて2012年10月22日・23日に開催する予定です。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.co.jp/をご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク