F5ネットワークス、富士通のホスティングサービスのセルフサービス化とリアルタイム化を支援
[16/03/01]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
ファイアウォールと負荷分散装置に富士通がF5 BIG-IPを採用、運用負荷を軽減するセルフサービス ポータルの構築により、セキュアで効率的なマルチテナント収容を実現
F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘正清、以下 F5)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)が提供する「FUJITSU Cloud Service Private Hosted A5+専用サービス(以下 Private Hosted A5+)」のファイアウォールおよび負荷分散装置として、オープンAPIであるiControlを装備した「F5 BIG-IP(以下 BIG-IP)」が採用されたことを発表しました。これにより、Private Hosted A5+のネットワーク機能設定において、セルフサービス ポータルを構築することが可能となり、設定変更のセルフサービス化とリアルタイム化が実現しました。
最近では、新規サービスの迅速な立ち上げに向けて、サービスの基盤となるICTシステムを短期間で構築したいというニーズが高まっています。このようなニーズに対応するため、以前から富士通では、複数のホステッドサービスやIaaS、PaaSを展開してきました。その取り組みの一環として富士通は、2013年10月からPrivate Hosted A5+のサービス提供を顧客向けに開始しています。
Private Hosted A5+を提供する以前、富士通が提供してきた同種のサービスでは、富士通社内の技術者がファイアウォールや負荷分散装置の設定を行っており、設定作業に手間と時間がかかるという問題を抱えていました。Private Hosted A5+の開発において富士通は、当初から設定作業の問題を解決することを目指していました。また、マルチテナントをセキュアかつ効率よく収容できることも重要な要件となっていました。これらの要件を解決できる製品として、富士通が選択したのがBIG-IPでした。
富士通がBIG-IPを採用した理由は、以下の4点です。
1. マルチテナントを効率よく収容できること。BIG-IPは単一インスタンスで複数のルート ドメインを持つことができ、ルート ドメイン単位でテナントを分離できます。設定情報も完全に分離されているため、設定変更も他のテナントに影響を与えることなく行えます。
2. iControlというSOAP/RESTベースのAPIを装備していること。iControlを活用しセルフサービス ポータルを構築することで、ネットワーク機能設定のセルフサービス化が可能になり、設定変更を迅速に行えるようになります。
3. 汎用サーバー上で稼働するBIG-IP Virtual Edition(VE)が用意されていること。VEを利用することで、アプライアンスを追加導入することなく、セルフサービス ポータルの開発や改修を手軽に行えます。
4. VXLAN/NVGREゲートウェイを装備していること。これによって、オーバーレイ型のネットワーク仮想化が容易になります。
Private Hosted A5+にBIG-IPを採用したことで、マルチテナントをよりセキュアかつ効率的に収容することが可能になりました。また、ルート ドメインをテナントに割り当てることで、ルーティング テーブルもテナントごとに分離されるため、各テナントが使用するIPアドレスの制限もなくなりました。
iControlを活用したセルフサービス ポータルを構築したことで、ネットワーク機能の設定変更を顧客自身が行えるようになり、変更の反映がリアルタイム化されるとともに、富士通社内の運用負荷も軽減しました。iControlには各種言語用のSDK(ソフトウェア開発キット)が用意されており、サンプルコードも公開されているため、Private Hosted A5+の開発作業も円滑に進みました。
富士通では今後、BIG-IPが装備しているネットワーク仮想化対応機能の活用、仮想マシン管理に使用しているvCenter/SCVMMとの連携、より高い自由度を求める顧客へのBIG-IP VEインスタンスの提供、Webアプリケーション ファイアウォール(WAF)の導入も検討しています。
Private Hosted A5+のサービス設計を担当した、富士通株式会社 アウトソーシング事業本部 プラットフォームサービス事業部 システム基盤開発部 高木 秀典 氏は、次のように述べています。
「従来は、お客様から設定変更の申請書を受け取ってから設定変更が完了するまで、最短でも3営業日は必要でした。現在では、設定変更がリアルタイム化されるとともに、サービス品質向上にもつながっています。」
[画像: http://prtimes.jp/i/13505/41/resize/d13505-41-371570-0.jpg ]
本事例につきましては、以下のページに掲載しております。
https://f5.com/jp/solutions/customer-stories/
F5のBIG-IP ハードウェア製品について詳しくは、下記URLをご覧ください。
https://f5.com/jp/products/platforms/appliances
F5ネットワークスについて
F5は、アプリケーションが、データセンタ、クラウドサービス、従来型ネットワーク、SDNなど、あらゆるIT環境において、いつでも、どこからでも利用可能となる柔軟なソリューションを提供しています。F5のオープンで拡張性の高いフレームワークは、幅広いパートナーエコシステムとの協業を通じ、ITの適用範囲を広げ、最適なIT基盤の構築を可能にしています。また、F5のソリューションは、国内外のリーディング企業、サービスプロバイダー、公共機関のIT分野で広く採用され、最先端のクラウド、セキュリティ、モビリティ環境の実現に貢献しています。F5についてより詳しく知りたい方はhttps://f5.com/jp/をご覧ください。また、ツイッターにて@F5Japanのアカウントから最新情報を発信しておりますので、是非フォローください。
F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘正清、以下 F5)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)が提供する「FUJITSU Cloud Service Private Hosted A5+専用サービス(以下 Private Hosted A5+)」のファイアウォールおよび負荷分散装置として、オープンAPIであるiControlを装備した「F5 BIG-IP(以下 BIG-IP)」が採用されたことを発表しました。これにより、Private Hosted A5+のネットワーク機能設定において、セルフサービス ポータルを構築することが可能となり、設定変更のセルフサービス化とリアルタイム化が実現しました。
最近では、新規サービスの迅速な立ち上げに向けて、サービスの基盤となるICTシステムを短期間で構築したいというニーズが高まっています。このようなニーズに対応するため、以前から富士通では、複数のホステッドサービスやIaaS、PaaSを展開してきました。その取り組みの一環として富士通は、2013年10月からPrivate Hosted A5+のサービス提供を顧客向けに開始しています。
Private Hosted A5+を提供する以前、富士通が提供してきた同種のサービスでは、富士通社内の技術者がファイアウォールや負荷分散装置の設定を行っており、設定作業に手間と時間がかかるという問題を抱えていました。Private Hosted A5+の開発において富士通は、当初から設定作業の問題を解決することを目指していました。また、マルチテナントをセキュアかつ効率よく収容できることも重要な要件となっていました。これらの要件を解決できる製品として、富士通が選択したのがBIG-IPでした。
富士通がBIG-IPを採用した理由は、以下の4点です。
1. マルチテナントを効率よく収容できること。BIG-IPは単一インスタンスで複数のルート ドメインを持つことができ、ルート ドメイン単位でテナントを分離できます。設定情報も完全に分離されているため、設定変更も他のテナントに影響を与えることなく行えます。
2. iControlというSOAP/RESTベースのAPIを装備していること。iControlを活用しセルフサービス ポータルを構築することで、ネットワーク機能設定のセルフサービス化が可能になり、設定変更を迅速に行えるようになります。
3. 汎用サーバー上で稼働するBIG-IP Virtual Edition(VE)が用意されていること。VEを利用することで、アプライアンスを追加導入することなく、セルフサービス ポータルの開発や改修を手軽に行えます。
4. VXLAN/NVGREゲートウェイを装備していること。これによって、オーバーレイ型のネットワーク仮想化が容易になります。
Private Hosted A5+にBIG-IPを採用したことで、マルチテナントをよりセキュアかつ効率的に収容することが可能になりました。また、ルート ドメインをテナントに割り当てることで、ルーティング テーブルもテナントごとに分離されるため、各テナントが使用するIPアドレスの制限もなくなりました。
iControlを活用したセルフサービス ポータルを構築したことで、ネットワーク機能の設定変更を顧客自身が行えるようになり、変更の反映がリアルタイム化されるとともに、富士通社内の運用負荷も軽減しました。iControlには各種言語用のSDK(ソフトウェア開発キット)が用意されており、サンプルコードも公開されているため、Private Hosted A5+の開発作業も円滑に進みました。
富士通では今後、BIG-IPが装備しているネットワーク仮想化対応機能の活用、仮想マシン管理に使用しているvCenter/SCVMMとの連携、より高い自由度を求める顧客へのBIG-IP VEインスタンスの提供、Webアプリケーション ファイアウォール(WAF)の導入も検討しています。
Private Hosted A5+のサービス設計を担当した、富士通株式会社 アウトソーシング事業本部 プラットフォームサービス事業部 システム基盤開発部 高木 秀典 氏は、次のように述べています。
「従来は、お客様から設定変更の申請書を受け取ってから設定変更が完了するまで、最短でも3営業日は必要でした。現在では、設定変更がリアルタイム化されるとともに、サービス品質向上にもつながっています。」
[画像: http://prtimes.jp/i/13505/41/resize/d13505-41-371570-0.jpg ]
本事例につきましては、以下のページに掲載しております。
https://f5.com/jp/solutions/customer-stories/
F5のBIG-IP ハードウェア製品について詳しくは、下記URLをご覧ください。
https://f5.com/jp/products/platforms/appliances
F5ネットワークスについて
F5は、アプリケーションが、データセンタ、クラウドサービス、従来型ネットワーク、SDNなど、あらゆるIT環境において、いつでも、どこからでも利用可能となる柔軟なソリューションを提供しています。F5のオープンで拡張性の高いフレームワークは、幅広いパートナーエコシステムとの協業を通じ、ITの適用範囲を広げ、最適なIT基盤の構築を可能にしています。また、F5のソリューションは、国内外のリーディング企業、サービスプロバイダー、公共機関のIT分野で広く採用され、最先端のクラウド、セキュリティ、モビリティ環境の実現に貢献しています。F5についてより詳しく知りたい方はhttps://f5.com/jp/をご覧ください。また、ツイッターにて@F5Japanのアカウントから最新情報を発信しておりますので、是非フォローください。