化粧品OEM:シーエスラボ、基礎化粧品ニーズ測定の数値化へ挑戦中
[13/08/27]
提供元:PRTIMES
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化粧品の科学的測定に高い効果を発揮する恒温恒湿室と測定機器によるアプローチ
オリジナル化粧品受託製造メーカーのシーエスラボが、官能評価に頼りがちな女性のニーズを踏まえながら、化粧品の科学的測定に高い効果を発揮する恒温恒湿室と測定機器を用いて、データに裏付けされた、保湿化粧品の開発を進めており、新しい処方を順次提案予定。
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保湿力の高い化粧品を実現する科学的評価方法
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I. 化粧品を評価する3つの方法
化粧品を開発する上では、3つの評価方法があることをご存知だろうか。
1.官能評価
2.皮膚測定による評価
3.機器測定による評価
1の官能評価とは、実際に人が使用して、しっとり感や伸び、べたつきを評価する方法だ。
現実の使用に即してはいるが、個人の嗜好性によるばらつきが出るため、定量評価は難しい。
2の皮膚測定による評価も、1と同様に被験者に製品を使用してもらい実施するが、機器を用いて肌の水分量や
バリア機能を測定するため、客観的に官能を定量評価できるメリットがある。
ただし、被験者によるばらつきは避けられない。
3の機器測定による評価とは、機器を用いて原料や製品を評価する方法だ。被験者によるばらつきのない
定量評価はできるが、官能評価の結果と異なってしまうこともある。
このように3つの評価方法それぞれにメリットがあり、どれを欠いても化粧品の評価は成り立たない。
それぞれの利点を活かしつつ評価を行うことが、しっとり感やテクスチャーに優れた化粧品の実現につながるのである。
II. 保湿力を正しく測るための設備、恒温恒湿室
今回は、3番目の機器による評価にスポットライトを当てて事例を紹介しよう。
保湿力は化粧品市場で重要なキーワード。では、その保湿力の効果はどのように測定されているのだろうか。
保湿力が高い=水分を逃しにくいということ。そこで、原料の水溶液や製品をろ紙に滴下し、
水分が蒸発する速さを測定することで、保湿力を測定していく。蒸発が遅ければ、水分を逃がしにくく保湿力が高いということだ。
この評価は、測定を行う部屋の温度や湿度により値が変わり、ばらつきが出るため、
弊社では温度湿度管理システムである恒温恒湿室を使って測定を実施している。
恒温恒湿室は、化粧品OEM企業としてはあまり例がない高度な設備だが、高温多湿の夏や低温低湿の冬といった環境 を高い精度で再現することが可能な設備。
水の蒸発量を恒温恒湿室と通常の部屋で2回測定したデータは以下の通り。
http://www.cslab.jp/article/14896797.html
水分残存率が高いほど水分が蒸発しにくいことを示しているが、普通の部屋と恒温恒湿室とを比べると、
後者での測定の方がばらつきが少ないことがおわかりいただけるはずだ。
この測定を開発に役立てている一例を紹介しよう。
保湿効果をうたう原料はたくさん販売されており、どれも資料には保湿のデータが掲載されているが、
製造元の異なる原料の保湿力を比較するには、自社で実際に試験を実施する必要がある。
そこで、新規で発売された保湿原料の保湿力を汎用的な保湿剤であるヒアルロン酸と比較してみた。
http://www.cslab.jp/article/14896807.html
通常、ヒアルロン酸は高分子のものほど保湿力が高いことが知られているが、新規保湿剤は分子量10万のヒアルロン酸と同程度の保湿力を示した。
保湿力が非常に高い分子量130万のヒアルロン酸よりも、さっぱりとした保湿感を持たせたいときに適していることが明確になったわけだ。
III. 摩擦感テスターでテクスチャーを評価する
弊社では、摩擦感テスターによる評価も実施している。
スキンケア化粧品を使用する上で重要な項目の一つが、塗布時の滑らかさだ。
肌に塗ったときにスムーズかどうかを評価する手法としては、先に述べた官能評価があるが、個人によるばらつきが大きいため、
官能評価と機器による測定を組み合わせて行う必要がある。
このときに用いるのが摩擦感テスターだ。
化粧品を人工皮革に塗布し、その上に検出器を乗せて上を滑らせ、摩擦の大きさを測定する機械である。
実際のデータは以下の通りだ。
http://www.cslab.jp/article/14896809.html
これは他社の高価格帯クリームと安価帯クリーム、そして弊社開発の高価格帯クリームを比較した結果を示している。
他社の高価格帯クリームは安価帯クリームと比較すると、摩擦係数が小さく、滑らかなテクスチャーであることが明らかになった。
他社高価格帯クリームと同等の摩擦係数を示した弊社開発の高価格帯クリームは、他社高価格帯クリームと同等の滑らかなテクスチャーであることが数値として証明されたのである。
さっぱりとしたライトな保湿化粧品から、肌をしっかりと潤わせる超保湿化粧品まで、あるいは水状の粘度の低い化粧品から、
クリームのような粘度の高い化粧品まで、女性の幅広いニーズに対応できるのは、
弊社がこうしたハイスペックの環境と機器を常設し、導入しているからにほかならない。
これからもさまざまな評価方法を駆使し、よりよい製品開発に努めていきたい。
現代女性のニーズを踏まえた化粧品の開発を検討したい方はぜひ下記へ連絡してみてください。
http://www.cs-lab.co.jp/app/web/inquiry/
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最新回のテーマは「夏のメンズコスメ事情」。
現代男性の化粧品事情に迫ります。
http://www.cslab.jp/category/1956317.html
オリジナル化粧品受託製造メーカーのシーエスラボが、官能評価に頼りがちな女性のニーズを踏まえながら、化粧品の科学的測定に高い効果を発揮する恒温恒湿室と測定機器を用いて、データに裏付けされた、保湿化粧品の開発を進めており、新しい処方を順次提案予定。
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保湿力の高い化粧品を実現する科学的評価方法
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I. 化粧品を評価する3つの方法
化粧品を開発する上では、3つの評価方法があることをご存知だろうか。
1.官能評価
2.皮膚測定による評価
3.機器測定による評価
1の官能評価とは、実際に人が使用して、しっとり感や伸び、べたつきを評価する方法だ。
現実の使用に即してはいるが、個人の嗜好性によるばらつきが出るため、定量評価は難しい。
2の皮膚測定による評価も、1と同様に被験者に製品を使用してもらい実施するが、機器を用いて肌の水分量や
バリア機能を測定するため、客観的に官能を定量評価できるメリットがある。
ただし、被験者によるばらつきは避けられない。
3の機器測定による評価とは、機器を用いて原料や製品を評価する方法だ。被験者によるばらつきのない
定量評価はできるが、官能評価の結果と異なってしまうこともある。
このように3つの評価方法それぞれにメリットがあり、どれを欠いても化粧品の評価は成り立たない。
それぞれの利点を活かしつつ評価を行うことが、しっとり感やテクスチャーに優れた化粧品の実現につながるのである。
II. 保湿力を正しく測るための設備、恒温恒湿室
今回は、3番目の機器による評価にスポットライトを当てて事例を紹介しよう。
保湿力は化粧品市場で重要なキーワード。では、その保湿力の効果はどのように測定されているのだろうか。
保湿力が高い=水分を逃しにくいということ。そこで、原料の水溶液や製品をろ紙に滴下し、
水分が蒸発する速さを測定することで、保湿力を測定していく。蒸発が遅ければ、水分を逃がしにくく保湿力が高いということだ。
この評価は、測定を行う部屋の温度や湿度により値が変わり、ばらつきが出るため、
弊社では温度湿度管理システムである恒温恒湿室を使って測定を実施している。
恒温恒湿室は、化粧品OEM企業としてはあまり例がない高度な設備だが、高温多湿の夏や低温低湿の冬といった環境 を高い精度で再現することが可能な設備。
水の蒸発量を恒温恒湿室と通常の部屋で2回測定したデータは以下の通り。
http://www.cslab.jp/article/14896797.html
水分残存率が高いほど水分が蒸発しにくいことを示しているが、普通の部屋と恒温恒湿室とを比べると、
後者での測定の方がばらつきが少ないことがおわかりいただけるはずだ。
この測定を開発に役立てている一例を紹介しよう。
保湿効果をうたう原料はたくさん販売されており、どれも資料には保湿のデータが掲載されているが、
製造元の異なる原料の保湿力を比較するには、自社で実際に試験を実施する必要がある。
そこで、新規で発売された保湿原料の保湿力を汎用的な保湿剤であるヒアルロン酸と比較してみた。
http://www.cslab.jp/article/14896807.html
通常、ヒアルロン酸は高分子のものほど保湿力が高いことが知られているが、新規保湿剤は分子量10万のヒアルロン酸と同程度の保湿力を示した。
保湿力が非常に高い分子量130万のヒアルロン酸よりも、さっぱりとした保湿感を持たせたいときに適していることが明確になったわけだ。
III. 摩擦感テスターでテクスチャーを評価する
弊社では、摩擦感テスターによる評価も実施している。
スキンケア化粧品を使用する上で重要な項目の一つが、塗布時の滑らかさだ。
肌に塗ったときにスムーズかどうかを評価する手法としては、先に述べた官能評価があるが、個人によるばらつきが大きいため、
官能評価と機器による測定を組み合わせて行う必要がある。
このときに用いるのが摩擦感テスターだ。
化粧品を人工皮革に塗布し、その上に検出器を乗せて上を滑らせ、摩擦の大きさを測定する機械である。
実際のデータは以下の通りだ。
http://www.cslab.jp/article/14896809.html
これは他社の高価格帯クリームと安価帯クリーム、そして弊社開発の高価格帯クリームを比較した結果を示している。
他社の高価格帯クリームは安価帯クリームと比較すると、摩擦係数が小さく、滑らかなテクスチャーであることが明らかになった。
他社高価格帯クリームと同等の摩擦係数を示した弊社開発の高価格帯クリームは、他社高価格帯クリームと同等の滑らかなテクスチャーであることが数値として証明されたのである。
さっぱりとしたライトな保湿化粧品から、肌をしっかりと潤わせる超保湿化粧品まで、あるいは水状の粘度の低い化粧品から、
クリームのような粘度の高い化粧品まで、女性の幅広いニーズに対応できるのは、
弊社がこうしたハイスペックの環境と機器を常設し、導入しているからにほかならない。
これからもさまざまな評価方法を駆使し、よりよい製品開発に努めていきたい。
現代女性のニーズを踏まえた化粧品の開発を検討したい方はぜひ下記へ連絡してみてください。
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