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　就職情報会社ディスコ（本社：東京都文京区、代表取締役社長：夏井丈俊）は、全国の主要企業8,955社を対象に、2013年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査を行いました（調査時期：2012年5月21日〜29日、回答社数：1,136社）。
　2013年3月卒業予定者の採用見込みは、全属性の総合で、「増加」との回答が32.1％と全体の3分の1にのぼり、「減少」の12.8％を約20ポイント上回りました。前回（今年2月）調査時点でも、総合で「増加」が「減少」の3倍近くにのぼりましたが、今回調査でも回復傾向は維持されました。（別紙図表１参照）

１．13卒新卒採用予定数は「増加」傾向、大手企業が牽引
　新卒採用見込み（総合）を従業員規模別に見ると、すべての規模において「増加」が「減少」を大きく上回りました。従業員300人以上で大きく伸ばしており、特に従業員1000人以上の大企業では「増加」との回答が38.8％と4割近くにのぼりました。新卒採用マーケットは大手企業に牽引される格好で回復しているといえそうです。（別紙図表１参照）
　また来年度の新卒市場について予想してもらったところ、「拡大する」16.0％、「縮小する」8.1％と、拡大基調を予想する回答が多くみられました。また、自社の採用数についても「増える」13.2％、「減る」7.3％と、やはり増加傾向を示す結果となりました。（別紙図表２参照）
　
２．採用終了企業は16.3％、内定者出しは5.6割に
　調査時点（5月21日〜29日）で採用選考を「終了した」企業は全属性の総合で16.3％でした。従業員規模別での大きな差は見られず、いずれの規模も2割を下回っている状況ですが、採用予定人数に対する内定者の割合を示す充足率をみると、全属性の総合で約5.6割に及びます。（別紙図表３、４参照）

３．グローバル人材の採用も拡大傾向に
　今年度（2013年度）「日本人留学生」を“採用する”と回答した企業は全体の28.7％で、前年より5ポイント増えました。一方、日本の大学で学ぶ「外国人留学生」を“採用する”と回答した企業は全体の25.9％で、同じく5ポイントの増加。
　特に従業員数1,000人以上の大手企業ではいずれも40％以上が「採用する」と回答しており、採用意欲の高さが際立っていますが中堅・中小へと確実に広がり始めています。（別紙図表５参照）


《『採用活動に関する企業調査』
〜2013年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査＜2012年5月調査＞〜概要》
調　査　対　象： 全国の主要企業　8,955社
調査方法・期間： インターネット調査法 2012年5月21日〜29日
回　答　社　数： 1,136社（従業員300人未満 430社、300〜999人 428社、1000人以上 278社）
調　査　機　関： 株式会社ディスコ キャリアリサーチ