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塾の未来をつくるシンポジウム2022年4月 開催レポート〜自立学習が育む生きる力〜

全国各地から塾26校の先生が参加

「自立学習」「生涯学習」を事業の軸とし、学習塾・学校・生涯学習教室向けICT教材システムの企画・制作・販売を手がける株式会社日本コスモトピア(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:下向 峰子、以下:日本コスモトピア)は、2022年4月17日(日)に、創立40周年を記念して初めての開催となる「塾の未来をつくるシンポジウム2022」をグランフロント大阪北館にて開催しました。(URL:https://jukumirai.cosmotopia.co.jp/jukusymposium2022/




全国各地から塾26校の先生が参加し、生徒の潜在能力を引き出すカリキュラムや学習方法、向き合い方などについての講演やパネルディスカッション、教育に携わる人・子どもたちにぜひ知ってほしい映画「ベアテの贈りもの」の上映を通じ、学習塾や教育の未来について考える会を行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-9327976fdfa4e7ede842-0.png ]

●開催内容
-第1部:映画上映「ベアテの贈りもの」

-第2部:
講演1 「生徒それぞれの潜在能力を引き出す独自カリキュラムとは」
講演者:南大塚スタディクリニック 若菜 亮樹氏(http://www.study-clinic.com/

講演2 「読書が育む国語力は総合型選抜と学校推薦型選抜に差をつける」
10年以上かけてわかってきた驚きの結果とは
講演者:ファーストステップス 浅原 謙氏(http://firststeps.jp/

講演3 「塾屋は生徒の人生の片棒を担ぐ存在」より多くの生徒と真剣に向き合うために
講演者:花咲スクール 大坪 智幸氏(https://hanasaki-school.com/

●パネルディスカッション 「教育の未来のために、いま私たちがすべきこと」
<パネリスト>
株式会社biima sports(東京都渋谷区) 執行役員 biima sports 事業本部長 土井 義大氏
南大塚スタディクリニック(埼玉県川越市) 塾長 若菜 亮樹氏
株式会社ファーストステップス(長野県岡谷市)代表取締役
ファーストステップス+未来塾  塾長 浅原 謙氏
株式会社花咲スクール(埼玉県加須市) 代表取締役 兼 本部校教室長 大坪 智幸氏
株式会社日本コスモトピア 代表取締役社長 下向 峰子

<第1部>映画上映「ベアテの贈りもの」
[画像2: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-55d78d968a6f65b36e23-1.png ]

日本国憲法(1946年11月3日公布)に、第14条「法の下の平等」と第24条「家庭生活における両性の平等」を草案したベアテ・シロタ・ゴードンの功績、それを受けて活動展開を進める日本女性たち、変化する日本社会、そして今後を問うドキュメンタリー作品。出典:『ベアテの贈りもの』公式サイトより
日本国憲法の草案作成に当時22歳のユダヤ人女性ベアテ・シロタ・ゴードン( 1923年 - 2012年)さんが関わっていたことを皆さんはご存知でしょうか?彼女のことは教科書にも載っていませんが、子どもたちに、教育に携わる方々に、そしてすべての日本人に知っていただきたい事実でもあります。ベアテさんからの「贈りもの」はこれまで男性社会であった日本に計り知れない影響を与えています。女性史・昭和史としてこの事実を知るだけでなく、後世に語り伝え、受け継いでいくことが現代を生きる我々の使命なのではないかと感じています。
ベアテさんが憲法草案に関わっていたことは1990年代まで語られることがありませんでしたが、貴重な戦後女性史として2005年に映画化されました。市販・レンタル・配信はされていない映画、「ベアテの贈りもの」を会場にお越しくださった皆様にご覧いただきました。

<第2部>
講演1   「生徒それぞれの潜在能力を引き出す独自カリキュラムとは」
講演者:南大塚スタディクリニック 若菜 亮樹氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-f7c4579e8579e144ec1f-2.jpg ]

2012年から、埼玉県川越市内で開業されている若菜先生。 「学校の授業に左右されない数検・英検を軸に成果を出すカリキュラム」についてご講演いただきました。

◆検定導入の目的と意義
数検・英検・漢検の準会場として各検定を実施。英検は一般受験者も受け入れていますが、検定に集中して貰えるよう、入塾案内などの営業活動は行わないそうです。では、検定導入の目的と意義は何でしょうか。それは、通塾されている生徒たちが「予習型」の学習に切り替えることができるため。現在の中学・高校受験では、検定取得者が優遇されていることも具体例を挙げながら、分かりやすく説明していただきました。

普段の学習の成果として検定合格という結果が得られるようにカリキュラムを工夫されています。ただし、検定合格そのものが目標ではなく、自らの意思でチャレンジした経験に重きを置かれ、生徒の「自立」を促す先生の姿勢が貫かれています。



◆教える・教えないのバランス
「教えすぎると生徒たちが依存してしまうのではないか」と危惧されており、先生の役割は、生徒たちの様子を観察し、声をかけて励ましていくこと。「こうしろ、ああしろと、指示を出すと負けだと思う」と笑いながらも核心を突いておられました。ただし、全く教えないわけではありません。「こうしてみたらどう?やってみて良ければ続けるのはどうかな?」あくまでも決定権は生徒本人に持たせながら、それぞれに合った提案をされています。勉強が苦手な子も「自分で取り組める、できた」体験を積み重ねることが大切。最初は少しの変化であっても、時期が経てば、大きな変化になっていく。生徒一人ひとりに寄り添った姿勢が、とても印象的でした。

講演2 「読書が育む国語力は総合型選抜と学校推薦型選抜に差をつける」
10年以上かけてわかってきた驚きの結果とは
講演者 ファーストステップス 浅原 謙 氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-477f7a13f767c8711c0b-4.jpg ]

2016年、長野県岡谷市にある、ファーストステップス未来塾の代表取締役として着任された浅原先生。当初はわくわく文庫否定派だったそうですが、継続されている生徒たちの成長を目の当たりにして、意見が変わったそうです。

◆教室で大切にされている4つのキーワード
「・情報を収集する力・収集した情報を咀嚼する力・咀嚼した情報をまとめる力・まとめた情報を表現する力」教室では、この4つの力をつける事を大切に指導されています。わくわく文庫(https://www.cosmotopia.co.jp/edu/kyozai/wakuwaku.html)に取り組むことでこれらの力を養うことができ、ひいては入試にも役立ってくる。しかし、それ以上に大切なのは、生徒を理解する対話だと断言されていました。わくわく文庫を読んで、作文/絵画/俳句/今日の格言など、生徒たちは自分の頭の中に浮かんだことを自由に表現します。先生方は、紡ぎだされた生徒の意見は否定せずに全て受け止めることで、生徒の自己肯定感が育まれ、人間的な成長を遂げていくそうです。



◆大学入試改革で、これから必要とされる力
知識を問う問題が減り、考えをまとめて伝えるような記述式の問題が増加しています。国語のみならず、数学でも対話形式の問題が出題されたり、面接で自身の考えを発言したりと、世の中の流れは脱知識偏重になっています。
そのためにも、言葉を覚え、相手に伝える事はとても大事なので、早い段階からその力を養う必要があります。それが、今後の入試や、社会で必要とされる力だと浅原氏は確信されています。わくわく文庫は、テストの点数にすぐ結び付くわけではなく、成果は目に見えづらいですが、習慣形成、人間形成をしていくのに極めて重要だと話されました。

講演3 「塾屋は生徒の人生の片棒を担ぐ存在」より多くの生徒と真剣に向き合うために
講演者 花咲スクール 大坪 智幸 氏
[画像5: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-151c302c6c22ce3d224f-6.jpg ]

大坪先生は、大手学習塾のフランチャイズを経て花咲スクールを設立、経営されています。自ら教壇に立たれる他、民間教育、コンサルティング、書籍やネットニュース執筆、講演、NPOなど活動は多岐にわたります。生徒の自主性を引き出す教育方針と、ひとりひとりに真摯に向き合う姿勢に定評があり、口コミや紹介による入塾者が後を絶たないそうです。
塾の紹介時に使用された、GoogleEarthの動画。画面録画の方法などは生徒から教えて貰ったそうです。このように、生徒の好奇心から学ぶことが多いとおっしゃいました。 授業の進め方には大きな特徴があります。1コマ目は学習内容を理解するための集団授業、2コマ目は自分で「出来る」を体験するための個別指導、学習した内容が定着するまで徹底的に演習を行うとのこと。「楽しい」ができあがる最強学習サイクルにより、本当に生徒が伸びる仕組みを作り実践。科目や学年により細かく設定された授業やテキスト作りは、コロナ禍にもいち早く対応され、講師の業務マニュアルなど、数々の試行錯誤の上に確立されたシステムを実行なさっています。

教室では、人材(財)育成にも力を入れており、講師は全員塾の教え子です。生徒として通っていた頃から大坪先生の学習に対する姿勢を目の当たりにしていた方たちです。大学生アルバイトでありながら、仕事に対する意識を徹底的に叩き込まれる研修をクリアし、ようやく教壇に立つことができます。
大坪先生は、生徒募集に時間をかけるより、目の前の生徒に必要なことは何か、真の教育とは何か、そこに時間と精神を使いたいとおっしゃいます。最後に、先生の夢を語ってくださいました。「私の夢は海賊王。未来を生きる教え子たちの夢となりたい。」子どもたちがこれからの未来を切りひらくことができるよう、常に挑戦を続けていらっしゃいます。

ゲストパネリスト活動紹介
株式会社biima 執行役員/biima sports事業本部長 土井 義大 氏
[画像6: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-f456b8bed93bee998776-8.jpg ]

ゲストパネリスト土井氏より、ご自身の活動についてご紹介いただきました。土井氏は「基礎運動能力」「非認知能力」「自己肯定力」を科学的に高める21世紀型の総合キッズスポーツスクール「biimasports」(https://biima.co.jp/sports/)(3〜11歳対象)でご活躍されています。大学時代、予備校講師として命を懸けたご経験から、どうやったら勉強が楽しくなるんだろうか、受験を自身の成長に活かすことができるのだろうかと常に考えておられた土井氏。
「biima sports」では数種類の運動を総合的に実施しています。子どもたちが運動ができるようになることを目的としているわけではなく、自らの成長を楽しいと思える、自己肯定力をあげるということを最終的な目標としています。スポーツが好きと心から思う子どもが増えること、大人になってもスポーツに夢中、そんな人が増える世界を目指しています。

<パネルディスカッションまとめ>
学習塾とスポーツ教室、民間教育機関の目線から、教育について語り合うパネルディスカッション。今注目を集める「非認知能力」、「学校と学習塾の関わり方」そして、これからの教育はどうあるべきか、登壇者だけでなく、会場の方からも意見をいただき、活発に議論が行われました。

●パネリスト
若:南大塚スタディクリニック 若菜 亮樹氏
大:花咲スクール 大坪 智幸 氏
浅:ファーストステップス 浅原 謙 氏
土:biima sports事業本部長 土井 義大 氏

●モデレーター
峰:株式会社日本コスモトピア 下向峰子

[画像7: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-70098fa80e413dac7df9-9.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-6f81dbd4f1dd3f2c4f8b-10.png ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-be7945e97be3f0322485-11.png ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/30999/42/resize/d30999-42-a2023c9ba2ae88b3b31c-12.png ]




プレスリリースダウンロード:
https://prtimes.jp/a/?f=d30999-20220531-52ed1c7b88706d4bdc20a491d65d8d20.pdf

<会社概要>
社名:株式会社日本コスモトピア
代表取締役社長:下向峰子
設立:1982年11月2日
資本金:7100万円
従業員数:33名(2022年4月現在)
所在地:大阪市淀川区西中島4-9-28 TAIYOセンタービル
加盟団体:社団法人 日本教育工学振興会 大阪商工会議所
HP:https://www.cosmotopia.co.jp/

すべては学びで社会を変えるために、日本コスモトピアは1982(昭和57)年、小・中・高校生の学習塾として奈良県でスタートしました。「子どもたち一人ひとりに、ほんとうに価値のある教育とは何か?」という問いから、一人ひとりの学習進度、能力、個性に合った学習方法や教材で、子どもたちの可能性を伸ばす「自立学習」が生まれました。「自立学習」というスタイルが定着してきた今、私たちは自立学習によって、「社会を変える」ことを目指しています。
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