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アプリゲームの多様な展開で新たなファンを拡大

【株式会社ゲームエイジ総研 ゲーマーライフスタイル調査】

輝き続ける『ドラゴンクエスト』
〜 異なるジャンルへのチャレンジがカギになる 〜




株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今のゲーム市場はVRやeスポーツといった、ゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”として新たなユーザーが増え続けています。そのため、改めて“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。

昨年の大ヒットタイトルに位置情報を使ったゲームタイトル『ドラゴンクエストウォーク』が挙げられます。『ドラゴンクエスト』は歴史が長い有名なIPですが、家庭用ゲーム機のみならず、現行ではソーシャルゲームやカードゲーム等の13ものタイトルがアプリゲームでプレイできます。そこで、『ドラゴンクエスト』のアプリは、ゲームの種類によってどのようなユーザーの違いがあるのかを弊社の新サービスiGageのデータから見てみました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-415372-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-366339-1.png ]


■子供時代の“慣れ親しんだゲーム”をスマートフォンでプレイする『ドラゴンクエストV』
まず、スマートフォンタイトルの買い切りアプリ『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のユーザーを見てみます。

ユーザーは男女比が91:9で圧倒的に男性が多い結果になりました。特に多かったのが30代男性で46.7%、次いで40代男性の25.5%と、男性30〜40代で全体の7割以上になっています。【グラフ1】

家庭機版『ドラゴンクエストV』が発売されたのが1992年で、今から28年前です。子供の頃に『ドラゴンクエストV』をプレイしたユーザーが懐かしさを感じ、慣れ親しんだゲームをプレイするため購入しプレイしていることがわかります。

また、ゲームに対するエンゲージメントの強さでセグメンテーションを行なう弊社独自の指標「GUESS」の構成を見てみると、ゲームに対しての購買・課金も行う「ミドルゲーマー」が36.8%と最も多い一方で、2割以上が、ゲームアプリに対しての消費は控えめで、ゲーム性は求めつつカジュアルなゲームを好んでプレイする「ライトゲーマー」であることから、『ドラゴンクエスト』だからこそお金を払ってでもプレイしたいと考えるユーザーが多いことがうかがえます。【グラフ2】

[画像3: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-192269-2.png ]


■気軽に『ドラゴンクエスト』IPと出会う機会を作った『星のドラゴンクエスト』
次に、基本プレイ無料のソーシャルゲーム『星のドラゴンクエスト』のユーザーを見てみます。

男女比が84:16で『ドラゴンクエストV』よりも女性比率が高くなります。また、こちらは『ドラゴンクエストV』と比べ男性30代よりも男性40代の比率が35.6%と高くなり、さらに高齢化しているものの、男性30〜40代で全体の6割以上になっています。【グラフ3】

また、GUESSの構成を見てみると「ミドルゲーマー」が32.1%、「ライトゲーマー」が37.9%で『ドラゴンクエストV』と比較し、さらにライトユーザーが多いことがわかります。【グラフ4】

この『星のドラゴンクエスト』は、一人用のRPGだった『ドラゴンクエスト』シリーズをソーシャルゲームにし、また基本プレイ無料で遊べることで『ドラゴンクエスト』は知っていても今までプレイはしなかったユーザーに、気軽に『ドラゴンクエスト』に出会う機会を与えたことが考えられます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-410354-3.png ]


■ゲームとエンゲージが高い女性ユーザーを新たに獲得した『ドラゴンクエストウォーク』
それでは昨年の大ヒットタイトル『ドラゴンクエストウォーク』のユーザーはどうでしょうか?

男女比を見てみると男女比が79:21で、『ドラゴンクエストV』や『星のドラゴンクエスト』と比較するとさらに女性比率が高くなっています。男性30〜40代で6割ですが、女性30〜40代の比率が『ドラゴンクエストV』や『星のドラゴンクエスト』と比較し高くなっています。【グラフ5】

注目すべきポイントはGUESSの構成で「ヘビーゲーマー」の比率の高さで18.4%と、今回調査した3タイトルの中では最も「ヘビーゲーマー」の比率が高い結果となり、また「ミドルゲーマー」「ライトゲーマー」ともに3割を超えています。【グラフ6】

位置情報ゲームという新しいジャンルであることや、女性ユーザーが増えたことにより、ゲームとはエンゲージが低いライトなユーザー構成になると思いましたが、『ドラゴンクエストウォーク』は、これまでの作品以上にゲームとエンゲージが高い女性ユーザーを獲得していることがわかります。

[画像5: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-917392-4.png ]


『ドラゴンクエスト』シリーズのアプリゲームの中でも、買い切りアプリの『ドラゴンクエストV』、ソーシャルゲームの『星のドラゴンクエスト』、位置情報ゲームの『ドラゴンクエストウォーク』とタイプの違った3つのタイトルを見てみましたが、手軽にできるアプリゲームになったことで、単に“過去からのドラクエファン”を楽しませるだけのものではなく、基本プレイ無料のソーシャルゲームにより、今まで出会わなかった人が気軽に『ドラゴンクエスト』と出会う機会を作ったり、新たなジャンルである位置情報ゲームにより、新規の層を獲得したりと、様々なアプリを展開することで少しずつ“新たなドラクエファン”の拡大ができていることがわかりました。

非常に人気の高い『ドラゴンクエスト』IPですが、過去からのファン層やコンテンツにとらわれず、様々なチャレンジをしていることで、新規のファンを拡大し、輝き続けるIPを実現しているケースだと言えるでしょう。

[画像6: https://prtimes.jp/i/39514/42/resize/d39514-42-953702-5.png ]
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