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累計で44万t(北海道民126万人分)の資源を回収 回収した資源は子育て支援に還元

生活協同組合コープさっぽろ(以下、コープさっぽろ)では、店舗や宅配システムトドックで組合員さんからダンボールやチラシなどの資源を回収しています。2022年度の回収実績は37,972t(トン)となり、これは23,987tのCO2削減に相当します。また2008年からの累計では443,576tになり、北海道の人口126万人分(※)の年間のゴミ排出量に相当します。(※北海道庁発表、1日平均961gで算出)




 回収された資源は、コープさっぽろエコセンター(以下、エコセンター)で処理されます。エコセンターでは、ダンボールやチラシ・新聞紙・紙パック・トレイ・発泡スチロール・天ぷら油(廃食油)・アルミ缶・スチール缶・古着等を回収・処理しています。例えば、回収したペットボトルを石狩のリサイクル工場へと運び、フレーク状に細かく分解。そこからまた再生ボトル工場へと運ばれ新しいペットボトルに生まれ変わります。このような資源回収は、組合員さんからの声を受け1990年に牛乳パックの回収を行ったことから始まりました。その後「組合員さんの生活に役立つことをしたい」と環境のためにできることを考え、2008年にリユース・リサイクルのための施設「エコセンター」が江別に誕生しました。

 毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで「ごみゼロの日」に定められています。特に昨今問題になっているのが海洋ごみです。年々使用が増えているプラスチックやペットボトルは、環境汚染の大きな問題の一つで、年間800万tものプラスチックごみが街から川を経由して海へ流れています。海洋ごみが生物の生態系を脅かし、2050年には海の生物よりごみの方が多くなると言われています。そのためコープさっぽろでは資源にできるものは資源にしてごみを減らすこと、海や川を清掃する活動を行っています。さらに、資源をリサイクル工場に販売して得た利益は、次世代のために活用したいとコープさっぽろの子育て支援の取組みに使われています。

 コープさっぽろでは、今後も「北海道で生きることを誇りと喜びにする」を理念に、人と人、人と食、人と未来をつなぐ事業を行ってまいります。

■エコセンターの資源回収量(2022年実績、単位:t)
[画像1: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-f84f29a80ed30aa5fd84-0.jpg ]

ダンボール:18,168
週刊トドック・チラシ:15,993
古着・古布:1,295
新聞紙:833
天ぷら油(廃食油): 740
トレイ・発砲スチロール:326
紙パック:284
内袋(トドック配達時に使用):122
ペットボトル:106
アルミ缶・スチール缶:86
 
■プラスチックごみ削減の取組み
・海のクリーンアップ大作戦
[画像2: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-d01a8ff55b348da16def-1.jpg ]

全道で行う海岸清掃活動です。2021年より開始し、3回目となる今回は6月17日・21日に46箇所の海岸で実施します。昨年は全道51箇所で開催し、8,372人が参加、回収ごみ袋は6,706袋にも上りました。

・マイボトルエコアクション
マイボトル持参でペットボトルの使用をできるだけ減らす取組みです。 コープさっぽろではオリジナルマイボトルを販売しており、購入すると1本につき10円を活動する基金へ寄付します。

・ペットボトルリサイクル
[画像3: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-44cf07c9366cbcf1b01c-3.jpg ]

2020年より開始したペットボトル回収の取組みです。現在、自動圧縮機能付回収機を84店舗に設置し、ペットボトル1本につき0.3円が活動団体へ寄付(寄付先は選択可能)。きれいなペットボトルを分別してペットボトルにリサイクルできる工場へと送り、資源化を促進しています。回収の段階で容量を減らすことで、物流費を抑えることができています。
                                                     
・魚函リサイクル
北海道ぎょれんとコープさっぽろが2022年7月に共同開発した買い物かごです。原料は、漁業者が船内や市場で鮮魚を運ぶときに使うプラスチック製の魚函です。破損した魚函は毎年約1万個が廃棄処分されていますが、その一部をぎょれんが回収して買い物かごに作り替えて再利用することで、プラスチックごみ削減につなげます。第一弾として買い物かご3000個を生産し、コープさっぽろ全店で組合員さんの「マイかご」用に1個440円で販売しました。                                             
                                                
■リサイクルの利益が原資となっている子育て支援
・えほんがトドック
[画像4: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-80fede7553cf2a679690-4.jpg ]

1〜2歳のお子さま、またはお孫さんのいるコープさっぽろ組合員世帯を対象に、合計8冊の絵本をプレゼントする取り組み。2010年に開始し、2022年までに累計11万8817世帯にのべ53万3405冊を配布しました。

・えほんがトドックわくわくキャラバン
北海道内の保育園や幼稚園、子育て支援センターなどの施設に無償で伺い、子どもたちに「絵本の楽しさ」を知ってもらう取組みです。2021年度は54園に訪問し、2,656名が参加しています。

・FCB・CCB(ファーストチャイルドボックス・コープチャイルドボックス)
[画像5: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-f1c4d4f8f0f955922350-6.jpg ]

2018年にスタートした北海道で初めて出産を控えた妊婦さんへ、ベビー服やおむつなど約30点を無償でお届けする取り組みです。2019年からは第2子以降出産予定の組合員さんに「コープチャイルドボックス」をお届け。これまでにFCB・CCB合わせて累計で55,715人の方にお届けしています。

■コープさっぽろエコセンターついて1. 
https://coopcycle.sapporo.coop/media/future/future_2018/
■コープさっぽろエコセンターついて2.
https://coopcycle.sapporo.coop/media/future/future_2279/  

■えほんがトドック12万人達成・えほんプレゼント4冊から8冊へ
 コロナ禍を経て、エコセンターの利益は増えており、2022年の利益は3億円を突破いたしました。1.ネット通販の利用増に伴い、家庭用のダンボールの回収が増えたこと、2.組合員数の増加に伴い、回収するカタログが増えたこと、3.断捨離が増えて古着の回収が増えたことなどが理由として挙げられます。

 エコセンターの利益が増えたことで、2023年4月より1人のお子さんにプレゼントするえほんの冊数を4冊から8冊に増やすこととなりました。またえほんがトドックの申込み人数が12万人に達成いたしました。12万人達成、8冊への増冊を記念して12万人目の組合員さんを招待し、4月26日(水)に新川トドックステーションにて贈呈式を行いました。組合員の中里(なかさと)さまは、「長男の時はえほんをどう選べばよいかわからなかったが、えほんをもらえたことがありがたかった。今はその時のえほんを長女と一緒に楽しんでいる。今回から8冊になることで長女とのふれあいの時間をさらに増やしていきたい」と話されていました。

[画像6: https://prtimes.jp/i/59161/42/resize/d59161-42-d5c5812ae2d8a63623c1-7.jpg ]

今後もコープさっぽろでは、資源回収をさらに増やすと共に北海道の子育てをさらに応援すべく子育て支援の取組みを強化してまいります。
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