アリババクラウド、大規模モデルと高性能インフラで顧客とパートナーを支援
[24/09/20]
提供元:PRTIMES
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NVIDIA、XPENG、miHoYo、Atlas、Codium、UNESCO-ICHEIと協業し、モビリティ、ゲーム、トラベル、IT、教育分野の発展を支援
アリババグループのデータ・インテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは本日、同社の年次イベント「Apsara Conference 2024」において、独自の基盤モデル「通義(Tongyi)」が生成AIプラットフォーム「Model Studio」を通じて30万以上の顧客に採用されたことを発表しました。これは、5月に発表した9万件から大幅な増加となります。
アリババクラウドの大規模モデル「通義(Tongyi)」と、そのスケーラブルなグローバルクラウドインフラを活用することで、自動車、ゲーム、トラベル、ITなどの様々な業界の企業は、顧客体験の向上と革新的なソリューションの開発を実現しています。アリババクラウドはまた、デジタルトレーニングを通じて、生成AIの恩恵を高等教育機関に提供することを目的に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が後援する国際高等教育イノベーションセンター(International Centre for Higher Education Innovation)との提携を発表しました。
NVIDIAの技術を基盤にしたLLMでモビリティとスマートコックピットの未来を推進
アリババクラウドは本日、NVIDIAおよびアリババのインテリジェント・コックピット・ソリューションプロバイダーであるBanmaと共同開発した、自動車アプリケーション向けに設計された大型マルチモーダルモデル(LMM)ソリューションを発表しました。このソリューションは今後、中国の自動車メーカー向けに提供され、自動車所有者に対して、よりインタラクティブで革新的な体験を提供し、スマートモビリティの新たな価値を創造することを目指しています。
今回の提携により、アリババクラウド独自の大規模言語モデル「Qwen」のシリーズ(Qwen2-7B言語モデルおよびQwen2-VLビジョン言語モデルを含む)が、自動運転車向けの「NVIDIA DRIVE AGX Orin(TM)」プラットフォームにシームレスに統合されました。さらに、NVIDIAのモデルアクセラレーション技術を活用することで、計算コストを大幅に削減し、アリババクラウドのモデルによる複雑なタスクのリアルタイム処理での待ち時間を最小限に抑えることができました。これにより、ドライバーと同乗者の双方に、スムーズで途切れのないインテリジェントな体験が提供されます。
この取り組みは、アリババの大規模モデルがNVIDIAの自動車プラットフォームに初めて統合された事例となります。Qwenの高度な機能により、車載音声アシスタントは複雑な問い合わせへの対応やビジュアルインテリジェンスの処理が可能となり、ダイナミックで継続的な会話を行うだけでなく、近くのランドマークに関する情報提供や、雪の日にヘッドライトの点灯を促すなどの提案も行えるようになります。
LMMソリューションの一環として、アリババクラウドのモバイルエージェントは、エッジデバイス向けのマルチモーダルAIエージェントとして、車載音声アシスタントの機能を拡張します。モバイルエージェントの複雑なタスク計画、自己分析、意思決定能力を活用することで、ユーザーはフードデリバリーアプリを通じてミルクシェイクを注文するなどの音声コマンドを簡単に実行でき、より豊かで快適な車内体験を楽しむことができます。
今後、アリババクラウドはNVIDIAと協力し、QwenモデルをNVIDIAの次世代集中型車載コンピューティングプラットフォーム「NVIDIA DRIVE Thor」に適用する予定です。このプラットフォームは、高度な運転支援機能、自律運転、AIコックピット機能を単一の安全でセキュアなシステムに統合しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52991/43/52991-43-019edebcb1cb953303d0c868fd68f2ab-1770x848.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
NVIDIA DRIVE AGX Orin上で動作するQwen-VLは、駐車標識を認識し、複数回の会話を行うことができる (C)NVIDIA
XPENGとの提携でスマートコックピット体験を強化
中国の大手スマート電気自動車メーカーであるXPENG(小鵬汽車:シャオペン)は、アリババクラウドのAIモデルと強力なクラウドコンピューティング機能を活用し、スマートコックピットおよび自律運転体験を再定義しています。
XPENGは、アリババクラウドの大規模言語モデル「Qwen」を使用して、AI音声アシスタント「Xiao P」を強化し、より優れたスマートコックピット体験を提供しています。LLMを搭載した音声アシスタントは、特別な指示を必要とせず、複雑な会話の文脈やユーザーの意図を理解する能力に優れており、ドライバーや乗客との自然で直感的な対話を実現します。例として、ユーザーが「車内が寒い」と言うと、音声アシスタントは自動的に車内の温度を調整します。
さらに、XPENGはスマートコックピット以外にも、アリババクラウドと協力し、さまざまなイノベーションのために大規模モデルを統合しています。ユーザーは、XPENGのモバイルアプリ内でアリババクラウドのテキストから画像を生成するモデル「Tongyi Wanxiang」を活用し、車両の外装にカスタムステッカーをデザインすることができます。また、XPENGは、Qwenを活用したAIコーディングアシスタント「Tongyi Lingma」を使用し、自動車技術の研究開発効率を向上させる取り組みも進めています。
アリババクラウドは、堅牢で柔軟なコンピューティングリソースを提供し、XPENGが自律運転向けの大規模モデルのトレーニングを加速することを支援しています。
miHoYoの没入型かつスケーラブルなゲーム体験を実現
miHoYoの長年のパートナーであるアリババクラウドは、最新ゲーム「ゼンレスゾーンゼロ」のローンチに向け、クラウドインフラを提供しました。この新作は都市型ファンタジーアクションRPG(ARPG)で、事前ベータ登録数が5,000万件近くに達し、システムの安定性や予約サイトへのスムーズなアクセスに対して高い要求がありました。
アリババクラウドのインフラと包括的なプロダクト群により、「ゼンレスゾーンゼロ」は、高負荷のサーバーや大量のゲームデータ処理、プラットフォームの安定性に関する課題を解決し、7月4日のグランドローンチ当日に同時ログインしたプレイヤーに対してスムーズな体験を提供しました。ゲームはローンチ後1週間で5,000万ダウンロードを達成しました。
東南アジアでのデジタル基盤の強化
シンガポールに拠点を置く革新的なB2B旅行テクノロジープロバイダーであるAtlasは、アリババクラウドのインフラや機械学習、AIアーキテクチャの技術革新を活用し、世界中の50社以上の旅行販売業者および150社以上の格安航空会社にサービスを提供しています。アリババクラウドの大規模言語モデル「Qwen」とModel Studioプラットフォームは、Atlasのデジタルチャットボットにも導入されており、24時間体制でのカスタマーサポートを実現し、予約手続きや支払い方法に関するパートナー企業からの問い合わせに対応しています。
Atlasは、2021年にアリババクラウドと提携して以来、運営コストを45%削減することができました。アリババクラウドは、Atlasがシンガポールのスタートアップ企業から業界をリードする企業へと成長する過程をサポートし、革新的な旅行プラットフォームを通じて、格安航空業界に新たな変化をもたらしました。
また、デジタルワークプレイスソリューションに特化したタイの有力ソフトウェア企業Codiumは、アリババクラウドと提携し、そのスケーラブルなクラウドインフラと信頼性の高いソリューションを活用しています。この提携は、タイ国内の企業に強力なデジタル基盤を提供し、アクセスしやすいクラウドサービスと包括的な現地サポートを通じて、タイのクラウド市場のエコシステムを強化することを目指しています。
ユネスコと共に教育の未来を支援
2024年のApsara Conferenceにおいて、アリババクラウドは国際高等教育イノベーションセンター(UNESCO-ICHEI)と覚書を締結し、世界中の学習者向けに「GenAIとクラウド・マイクロ認定オンラインプログラム」を開始することを発表しました。
このプログラムは、アジアおよびアフリカの大学を含む高等教育機関の教育者と学生を対象としています。全6コースで構成されており、生成AIやクラウドコンピューティング技術の基礎知識とその応用を提供します。図解やベストプラクティスを通じて、生成AIを教育活動に組み込むことで、学習をより魅力的で個別化し、効率的に進めることを目指しています。
各コースを修了後、受講者は試験を受け、UNESCO-ICHEIとアリババクラウドの共同で発行されるマイクロ認定資格を取得できます。このプログラムは段階的に展開され、2025年末までに約12,000人の教育者と学生が恩恵を受けることを目指しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52991/43/52991-43-f1cdfaf0d3d1d9d003b09a3307319d8c-1800x1201.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アリババクラウド、ユネスコICHEIと「GenAIとクラウド・マイクロ認証オンラインプログラム」を開始するための覚書を締結
アリババクラウドの最高技術責任者(CTO)である周 靖人(Jingren Zhou)は、次のように述べています。
「さまざまな業界の企業との協業を通じて、より優れた顧客体験の提供と、企業の効率性を高めることを目的に取り組みを進めています。パートナー企業の皆様とともに、デジタルトレーニングやアクセスしやすいクラウドソリューションを通じて、より多くの企業や個人が生成AIの活用に向けた可能性を広げられるよう支援していきたいと思います。」
アリババグループのデータ・インテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは本日、同社の年次イベント「Apsara Conference 2024」において、独自の基盤モデル「通義(Tongyi)」が生成AIプラットフォーム「Model Studio」を通じて30万以上の顧客に採用されたことを発表しました。これは、5月に発表した9万件から大幅な増加となります。
アリババクラウドの大規模モデル「通義(Tongyi)」と、そのスケーラブルなグローバルクラウドインフラを活用することで、自動車、ゲーム、トラベル、ITなどの様々な業界の企業は、顧客体験の向上と革新的なソリューションの開発を実現しています。アリババクラウドはまた、デジタルトレーニングを通じて、生成AIの恩恵を高等教育機関に提供することを目的に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が後援する国際高等教育イノベーションセンター(International Centre for Higher Education Innovation)との提携を発表しました。
NVIDIAの技術を基盤にしたLLMでモビリティとスマートコックピットの未来を推進
アリババクラウドは本日、NVIDIAおよびアリババのインテリジェント・コックピット・ソリューションプロバイダーであるBanmaと共同開発した、自動車アプリケーション向けに設計された大型マルチモーダルモデル(LMM)ソリューションを発表しました。このソリューションは今後、中国の自動車メーカー向けに提供され、自動車所有者に対して、よりインタラクティブで革新的な体験を提供し、スマートモビリティの新たな価値を創造することを目指しています。
今回の提携により、アリババクラウド独自の大規模言語モデル「Qwen」のシリーズ(Qwen2-7B言語モデルおよびQwen2-VLビジョン言語モデルを含む)が、自動運転車向けの「NVIDIA DRIVE AGX Orin(TM)」プラットフォームにシームレスに統合されました。さらに、NVIDIAのモデルアクセラレーション技術を活用することで、計算コストを大幅に削減し、アリババクラウドのモデルによる複雑なタスクのリアルタイム処理での待ち時間を最小限に抑えることができました。これにより、ドライバーと同乗者の双方に、スムーズで途切れのないインテリジェントな体験が提供されます。
この取り組みは、アリババの大規模モデルがNVIDIAの自動車プラットフォームに初めて統合された事例となります。Qwenの高度な機能により、車載音声アシスタントは複雑な問い合わせへの対応やビジュアルインテリジェンスの処理が可能となり、ダイナミックで継続的な会話を行うだけでなく、近くのランドマークに関する情報提供や、雪の日にヘッドライトの点灯を促すなどの提案も行えるようになります。
LMMソリューションの一環として、アリババクラウドのモバイルエージェントは、エッジデバイス向けのマルチモーダルAIエージェントとして、車載音声アシスタントの機能を拡張します。モバイルエージェントの複雑なタスク計画、自己分析、意思決定能力を活用することで、ユーザーはフードデリバリーアプリを通じてミルクシェイクを注文するなどの音声コマンドを簡単に実行でき、より豊かで快適な車内体験を楽しむことができます。
今後、アリババクラウドはNVIDIAと協力し、QwenモデルをNVIDIAの次世代集中型車載コンピューティングプラットフォーム「NVIDIA DRIVE Thor」に適用する予定です。このプラットフォームは、高度な運転支援機能、自律運転、AIコックピット機能を単一の安全でセキュアなシステムに統合しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52991/43/52991-43-019edebcb1cb953303d0c868fd68f2ab-1770x848.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
NVIDIA DRIVE AGX Orin上で動作するQwen-VLは、駐車標識を認識し、複数回の会話を行うことができる (C)NVIDIA
XPENGとの提携でスマートコックピット体験を強化
中国の大手スマート電気自動車メーカーであるXPENG(小鵬汽車:シャオペン)は、アリババクラウドのAIモデルと強力なクラウドコンピューティング機能を活用し、スマートコックピットおよび自律運転体験を再定義しています。
XPENGは、アリババクラウドの大規模言語モデル「Qwen」を使用して、AI音声アシスタント「Xiao P」を強化し、より優れたスマートコックピット体験を提供しています。LLMを搭載した音声アシスタントは、特別な指示を必要とせず、複雑な会話の文脈やユーザーの意図を理解する能力に優れており、ドライバーや乗客との自然で直感的な対話を実現します。例として、ユーザーが「車内が寒い」と言うと、音声アシスタントは自動的に車内の温度を調整します。
さらに、XPENGはスマートコックピット以外にも、アリババクラウドと協力し、さまざまなイノベーションのために大規模モデルを統合しています。ユーザーは、XPENGのモバイルアプリ内でアリババクラウドのテキストから画像を生成するモデル「Tongyi Wanxiang」を活用し、車両の外装にカスタムステッカーをデザインすることができます。また、XPENGは、Qwenを活用したAIコーディングアシスタント「Tongyi Lingma」を使用し、自動車技術の研究開発効率を向上させる取り組みも進めています。
アリババクラウドは、堅牢で柔軟なコンピューティングリソースを提供し、XPENGが自律運転向けの大規模モデルのトレーニングを加速することを支援しています。
miHoYoの没入型かつスケーラブルなゲーム体験を実現
miHoYoの長年のパートナーであるアリババクラウドは、最新ゲーム「ゼンレスゾーンゼロ」のローンチに向け、クラウドインフラを提供しました。この新作は都市型ファンタジーアクションRPG(ARPG)で、事前ベータ登録数が5,000万件近くに達し、システムの安定性や予約サイトへのスムーズなアクセスに対して高い要求がありました。
アリババクラウドのインフラと包括的なプロダクト群により、「ゼンレスゾーンゼロ」は、高負荷のサーバーや大量のゲームデータ処理、プラットフォームの安定性に関する課題を解決し、7月4日のグランドローンチ当日に同時ログインしたプレイヤーに対してスムーズな体験を提供しました。ゲームはローンチ後1週間で5,000万ダウンロードを達成しました。
東南アジアでのデジタル基盤の強化
シンガポールに拠点を置く革新的なB2B旅行テクノロジープロバイダーであるAtlasは、アリババクラウドのインフラや機械学習、AIアーキテクチャの技術革新を活用し、世界中の50社以上の旅行販売業者および150社以上の格安航空会社にサービスを提供しています。アリババクラウドの大規模言語モデル「Qwen」とModel Studioプラットフォームは、Atlasのデジタルチャットボットにも導入されており、24時間体制でのカスタマーサポートを実現し、予約手続きや支払い方法に関するパートナー企業からの問い合わせに対応しています。
Atlasは、2021年にアリババクラウドと提携して以来、運営コストを45%削減することができました。アリババクラウドは、Atlasがシンガポールのスタートアップ企業から業界をリードする企業へと成長する過程をサポートし、革新的な旅行プラットフォームを通じて、格安航空業界に新たな変化をもたらしました。
また、デジタルワークプレイスソリューションに特化したタイの有力ソフトウェア企業Codiumは、アリババクラウドと提携し、そのスケーラブルなクラウドインフラと信頼性の高いソリューションを活用しています。この提携は、タイ国内の企業に強力なデジタル基盤を提供し、アクセスしやすいクラウドサービスと包括的な現地サポートを通じて、タイのクラウド市場のエコシステムを強化することを目指しています。
ユネスコと共に教育の未来を支援
2024年のApsara Conferenceにおいて、アリババクラウドは国際高等教育イノベーションセンター(UNESCO-ICHEI)と覚書を締結し、世界中の学習者向けに「GenAIとクラウド・マイクロ認定オンラインプログラム」を開始することを発表しました。
このプログラムは、アジアおよびアフリカの大学を含む高等教育機関の教育者と学生を対象としています。全6コースで構成されており、生成AIやクラウドコンピューティング技術の基礎知識とその応用を提供します。図解やベストプラクティスを通じて、生成AIを教育活動に組み込むことで、学習をより魅力的で個別化し、効率的に進めることを目指しています。
各コースを修了後、受講者は試験を受け、UNESCO-ICHEIとアリババクラウドの共同で発行されるマイクロ認定資格を取得できます。このプログラムは段階的に展開され、2025年末までに約12,000人の教育者と学生が恩恵を受けることを目指しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52991/43/52991-43-f1cdfaf0d3d1d9d003b09a3307319d8c-1800x1201.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アリババクラウド、ユネスコICHEIと「GenAIとクラウド・マイクロ認証オンラインプログラム」を開始するための覚書を締結
アリババクラウドの最高技術責任者(CTO)である周 靖人(Jingren Zhou)は、次のように述べています。
「さまざまな業界の企業との協業を通じて、より優れた顧客体験の提供と、企業の効率性を高めることを目的に取り組みを進めています。パートナー企業の皆様とともに、デジタルトレーニングやアクセスしやすいクラウドソリューションを通じて、より多くの企業や個人が生成AIの活用に向けた可能性を広げられるよう支援していきたいと思います。」