全国の音楽大学で初*!音楽×地域創生を学ぶ「地域創生ミュージックマネジメント専攻」2024年4月大阪音楽大学でスタート。
[23/03/01]
提供元:PRTIMES
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大阪音楽大学(所在地:豊中市庄内幸町、学長:本山秀毅)は、音楽の演奏以外の領域を学びの主とする専攻の一つ「ミュージックコミュニケーション専攻」において、開設以来その学修の延長線上に有為な人材を社会へ送り出してきました。この度、この期間に培われた内容を基盤として、同専攻を「地域創生ミュージックマネジメント専攻」と改称し、社会と時代が要請する人材の育成を目指します。
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2017年に改正された文化芸術基本法では、文化芸術と「観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業」などの関連分野の連携が欠かせないことが提示されています。「地域創生」は、わが国の未来に課せられた重要な課題です。同時に今、地域の観光資源や芸術文化の魅力を国内外に伝え、豊かな地域社会を創出する人材が求められています。
リニューアルされた新専攻は、「音楽×地域創生」を専攻のメインテーマとして掲げ、地域の音楽文化の学び、アートによる地域創生の実践、アートマネジメント技術の修得に加えて、観光の視点も生かしながら学びを展開します。また、知識や技能のみならず目的遂行のための企画力、実行力、計画性、コミュニケーション能力、さらにはアートならではの豊かな発想力を育む人材育成を目指す学びの場となります。
【渡邊未帆 准教授コメント】
『音楽大学で「地域創生」を学ぶ!?』
コロナ禍でライブ・エンタテインメント市場は世界的に大きな打撃を受けました。音楽を仕事にしたい若者たちの夢は、これからどのようになってしまうのでしょうか?
このような厳しい時代にあっても、私は、音楽大学へ行くことが「霞を食って生きる道」ではないことを示したいと思います。
日本各地の観光業は巻き返しを図っています。また、地域と連携して行われる音楽フェスティバル、アニメや映画の聖地巡礼、伝統的な祝祭などが改めて注目を集めています。今後、音楽を起点にした観光=「ミュージックツーリズム」の可能性がますます議論されていくことでしょう。私は音楽が、地域の経済・社会・文化の動きを目覚めさせ、躍動させると信じています。音楽大学で勉強したあなたのアイディア、スキル、知識を必要としている場所があるのです。「音楽×地域創生」を学び、自分自身が「発信源」となり、地域社会で活躍する人材を育成したいと考えています。
【特色1:観光・地域創生に関する科目を新設】
●音楽大学では他に例を見ない新設科目「地域創生論」「観光学概論」「ミュージックツーリズム」
●地域のホール、施設、市などと連携して企画に取り組む「地域創生ミュージックマネジメント演習」
●合宿を通じて音楽によるまちづくりを実践的に学ぶ「地域創生音楽実習」
地域創生ミュージックマネジメント専攻では、
・地域の文化拠点である劇場、音楽堂(その他、文化の場)等に貢献する人材の育成
・地域コミュニティの創生に貢献する人材の育成
・音楽・アートと多様な分野(観光、まちづくり、産業、国際交流、福祉、教育など)との連携を目指し、大阪音楽大学のディプロマ・ポリシーに基づき、音楽で地域創生を担う人材の育成のため、次の知識や能力を身につけます。
【特色2:地域のホールや施設、市と連携した実践的な学習】
●イベント「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」
阪急宝塚線沿線の音楽文化活性化を目的に、地域のホール(池田市民文化会館アゼリアホール、ザ・カレッジ・オペラハウス、川西市みつなかホール、常翔ホール、宝塚市立文化施設ベガ・ホール、豊中市立文化芸術センター、箕面市立メイプルホール)と連携したプロジェクトを実施しています。
●滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
びわ湖畔というロケーションと、国内外からの高い評価を受けたオペラ劇場を兼ね備えたびわ湖ホールと連携し、公演制作や舞台技術など劇場全般について学ぶことができます。
●豊中市豊中市立庄内さくら学園(小中一貫校)で音楽アウトリーチの実践、地域の公園や商店街での音楽イベントを行います。地域の方々と関わり、リアルな地域課題を見つけ、音楽を通じてその解決に向けた取り組みを実践的に行います。
【特色3:地域でのキャリア支援】
音楽大学は就職面が不安であるというイメージを払拭し、上記のカリキュラムで学んだ経験を活かして、各地域で応用して活躍できる人材を育成します。
●卒業後の進路のイメージ
・観光業…地域活性事業、音楽イベント企画・運営、旅行代理店、宿泊施設
・アートNPO法人、観光づくり法人(DMO)などの非営利団体
・国・地方自治体…観光・地域活性事業、クリエイティブ・デザイン職
・地域活性事業をおこなう広告代理店
・劇場・ホール…企画・運営・技術を担うジェネラリスト
・ホールや施設の運営を自治体から任された指定管理会社
・福祉団体…音楽療法、ワークショップ企画
・地域のメディア(テレビ、ラジオ、Web媒体など)
・一般企業
【教員陣の紹介】
地域創生、観光、音楽マネジメントに携わる教員陣が学びをサポートします。
●日下慶太(客員教授)
〔コピーライター、写真家、クリエイター〕
1976年大阪生まれ、神戸大学法学部卒業。コピーライターとして20年間電通で働き、独立してフリーに。コピーライターの他にも、写真家、文筆家、シーシャ屋店員、UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーなど、活動は多岐に亘る。
商店街のユニークなポスターを制作してまちおこしにつなげる「商店街ポスター展」、オリジナルソングを創って話題となった福井県大野市のUターンプロジェクト「大野へかえろう」など、広告クリエイティブの力で地方創生に取り組むことをライフワークとしていて、現在も、島根、青森、高知、福井など1年の半分は地方を飛び回っている。
著作に自伝的エッセイ『迷子のコピーライター』(イーストプレス)、写真集『隙ある風景』(私家版)。文筆家および写真家として、Meets「隙ある風景」、山陰中央新報「羅針盤」、Tabistory「つれないつり」連載中。
受賞歴は佐治敬三賞、グッドデザイン賞、TCC最高新人賞、KYOTOGRAPHY DELTA award、造本装幀コンクール日本印刷業連合会会長賞など。
神戸大学、大阪公立大学、同志社大学、京都市立芸術大学、京都精華大学、台湾の雲林工科大学などで講義歴あり。
●林 伸光(客員教授)
〔アートマネージャー〕
兵庫県立芸術文化センター(2005年10月開館)、総括アドバイザー。
兵庫県神戸市出身。神戸大学経営学部卒業。朝日放送(株)入社、事業部で音楽事業を担当。
1982年、ザ・シンフォニーホール開館準備より2003年まで、21年間ホール運営、自主事業を担当。事業部長を務める。
この間、1,000を超える自主事業の企画運営を行う。また、海外からオペラ団、オーケストラ等の招聘企画を行う。
2003年10月より兵庫県立芸術文化センター、ゼネラルマネージャー。2021年4月より現職。
年間200を超える自主事業を行う。
2021年度兵庫県文化賞受賞。
●平田オリザ(客員教授)
〔劇作家・演出家・青年団主宰。芸術文化観光専門職大学学長〕
江原河畔劇場 芸術総監督。こまばアゴラ劇場芸術総監督。豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクター。1962年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。
1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。1998年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2002年『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)で第9回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。2002年『芸術立国論』(集英社新書)で、AICT評論家賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』(2002年日韓国民交流記念事業)で、第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞受賞。
京都文教大学客員教授、(公財)舞台芸術財団演劇人会議理事、日本演劇学会理事、(一財)地域創造理事、豊岡市文化政策担当参与、宝塚市政策アドバイザー、枚方市文化芸術アドバイザー。
●宮川 彬良(客員教授)
〔作曲家〕
1961年東京都出身。劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー、これまでに数多くの舞台音楽を手掛ける。「身毒丸」「ハムレット」「天保十二年のシェイクスピア」で読売演劇大賞・優秀スタッフ賞を受賞。「ONE MAN'S DREAM」「DOROTHY〜オズの魔法使い〜」などの他、ショーのために作曲した「マツケンサンバII」が大ブレイク、舞台音楽からヒット曲を送り出した。
NHK「クインテット」BS2「どれみふぁワンダーランド」BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」で音楽を担当し自身も出演。アニメ「星のカービィ」「宇宙戦艦ヤマト2199/2202」、連続テレビ小説「ひよっこ」、NHK特集ドラマ「アイドル」の音楽、オーケストラ曲「風のオリヴァストロ」「シンフォニック・マンボNo.5」など、その活躍の場は多岐にわたる。また『コンサートはショーである』を信条に精力的に演奏活動を行っている。
2022年 エッセイ集“「アキラさん」は音楽を楽しむ天才”(NHK出版)を上梓。
●岩崎 拓矢(客員准教授)
〔プロデューサー〕
ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)、キャビア(現マーベラス)でクリエイター、プロデューサーとしてさまざまなゲーム作品に携わった後、株式会社イルカを設立。ゲーム、アプリ開発、TV番組、アニメの企画、舞台、音楽制作など多種多様のコンテンツのプロデュース業務をしながら、ディアステージ、パーフェクトミュージックで、アイドルやアーティストの運営をする。現在は、バーチャルとリアルの融合を目指し、最新のCGによるデジタル技術と実写や舞台、ライブの面白さを組み合わせた作品づくりに取り組んでいる。
●柴 那典(客員准教授)
〔音楽ジャーナリスト〕
1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。京都大学総合人間学部を卒業、ロッキング・オン社を経て独立。音楽を中心にカルチャーやビジネス分野のインタビューや執筆を手がけ、テレビやラジオへのレギュラー出演など幅広く活動する。著書に『平成のヒット曲』(新潮新書)、『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)、共著に『ボカロソングガイド名曲100選』(星海社新書)、『渋谷音楽図鑑』(太田出版)がある。
●渡邊未帆(准教授)
〔放送ディレクター、ミュージシャン、音楽研究者〕
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科修士課程、博士後期課程修了。「日本の前衛音楽」をテーマに博士号(音楽学)取得。東京藝術大学音楽環境創造科教育研究助手、横浜国立大学教育人間科学部「北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)」教員、東京藝術大学映像研究科の教育研究助手を務め、早稲田大学法学部非常勤講師として「芸術論」、「表象文化研究」を担当。
放送ディレクターとして、TOKYO FM系列衛星デジタル音楽放送ミュージックバードのクラシック・チャンネル「トッパンホール・トライアングル」「ウィークエンド・スペシャル」「年末クラシック放談」ほか、NHK ラジオ国際放送、NHK FM「リサイタル・パッシオ」を担当。
舞台の仕事としては、「フェスティバル/トーキョー」にてダンス『春の祭典』、オペラ『死の舞踏』の音楽ドラマトゥルクを務めた。渋谷アップリンク、新宿ロフト、四谷CON TON TON VIVOなどで音楽イベント企画多数。フランス語圏カリブ海の音楽を演奏する新宿発ビッグバンド「Ti’Punch」主宰。
音楽雑誌・書籍の編集、執筆の仕事としては、季刊雑誌「アルテス」(アルテスパブリッシング2011-13)編集ほか、編著に『ジャジューカーモロッコの不思議な村と魔術的音楽』(太田出版2017)、共著に『クレオールの想像力ーネグリチュードから群島的思考へ』(水声社2020)、『AA―50年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社2021)ほか。
つねに音楽の「実践―表現―探究」を切り離さずに取り組んで行きたいと考えている。
●小島剛(特任准教授)
〔アートコーディネーター〕
大学時代に現代音楽や大阪のアンダーグラウンド音楽シーンに影響を受けノイズミュージックや即興音楽の演奏を開始。大学卒業後に情報システム会社のコンサルティング部門で地域情報化施策の設計に携わる一方で、オリジナルの即興演奏ツールを開発し、ノイズやフリーミュージックシーンで国内外でのライブ活動を積極的に展開。
7年間勤めた会社を退職後、大阪市の1920年代の赤レンガ倉庫を使った現代芸術活動を支援するアートNPOの立ち上げに参画し、サウンドプログラムのディレクターに就任。現代音楽や実験音楽、ニューミュージックなど数々のサウンドアート展覧会やライブイベントを企画。その先鋭的かつユニークな企画や活動はイギリス”WIRE”誌にて紹介されたほか、専門誌やニュース/情報番組で紹介される。
その後、2010年からはアートを音楽や美術教育の枠を超えた創造性や多様性を育むためのツールとして捉え、様々なジャンルのアーティストによるワークショップの企画/コーディネートを展開。以降、京阪神の小・中学校のべ300校、13000人以上の子どもを対象にアートワークショップを実施してきたほか、大阪市、豊中市、バンコク、ウタラディットなど国内外の様々な地域コミュニティで音楽、メディア・アート、パフォーミングアートなどのアートワークショップを展開している。
●江南泰佐(非常勤講師)
〔音楽家、音声メディア・アーティスト〕
大阪大学文学部修士課程卒。大阪出身。1998年以降民放ラジオ番組(KBS京都ラジオ)のDJとして音楽キャリアを開始。「far east jungle」(1998)、「オトダマ・ラジオ」(2003)、「Kyoto Radio Day 09 ecoes Special Radio Program」α-station + KBS京都ラジオ(2009)など民放ラジオにおけるDJ活動をメインに「快音採取 in 鉄道芸術祭」 中之島アートエリアB1(2014ー2015)などアートフェスにおけるネットラジオ企画なども展開。その後、西日本の山村、瀬戸内など舞台を地域コミュニティに移し地域住民へのインタビュー、フィールドレコーディング、文化財産のアーカイブなどのプロジェクトに関わりながら音声メディアや音楽コンテンツを通した地域のコミュニケーションの新たな可能性を探っている。
現在、地域コミュニティラジオ「まにわ図書館ラジオ」(真庭市立中央図書館 2022〜)、「何か不足?」岡山県長島喫茶さざなみハウス(2022〜)などに携わっている。音楽トークイベント「真夏の夜の夢 20th anniversary選曲会」(岡山禁酒会館 2022)、インスタレーション「杜のアート展2022」(岡山県真庭市富山小学校跡地 2022)、「笠岡諸島アートブリッジ2022」(笠岡市白石島 2022)、プロモーション映像「GREENable めぐるつながる発酵POPUP展プロモーション動画」(阪急阪神百貨店 阪急本店 2022)、ドキュメンタリー「音の映画 Our Sounds」(ハブヒロシ監督、2021)、映像作品「gong batu」(岩本象一監督、2021 ROME MUSIC VIDEO AWARDSにてBest Experimental Music Video賞、Art Film AwardsにてBest Sound Design賞他受賞)など。
※就任予定教員
●小熊英国(客員教授) ※2023年度より就任予定
〔兵庫県公立法人芸術文化観光専門職大学教授 グロービス経営大学院客員教授〕
京都大学大学院経営管理教育部経営科学専攻 学位:経営学修士(MBA)、博士(学術)。専門・研究テーマはサービスマネージメント、観光学、エアラインビジネス、有人宇宙学。
これまで日系大手航空会社にて、海外拠点も含め、営業・マーケティング、人事・労務、ならびに運航OPERATIONに長年従事。日本・香港・シンガポール等にて、企業の経営アドバイザリーメンバーを兼任。経営、観光、サービスホスピタリティの分野において、大学、政府、企業、地方県自治体等で講義、コンサルティングに携わる。これまでに100ケ国以上を渡航。「わからなかったことがわかったり、できなかったことができたり、学びは最高のエンターテイメントです。知性と感性を磨きともに成長しましょう。」
●松本茂章(特任教授) ※2023年度より就任予定
〔文化政策研究者、文化と地域デザイン研究所代表〕
専門は自治体文化政策、文化を活かした地域デザインなど。現在、文化と地域デザイン研究所代表、日本アートマネジメント学会会長、日本文化政策学会理事、法政大学多摩共生社会研究所特任研究員、島田市文化芸術推進協議会会長、草津市文化振興審議会会長。
早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業、同志社大学大学院総合政策科学研究科(博士後期課程)修了。博士(政策科学)。 読売新聞記者・デスク・支局長を経て県立高知女子大学文化学部教授(2006-11)(現・高知県立大学)、公立大学法人静岡文化芸術大学文化政策学部教授(11-22)を歴任。単著に『日本の文化施設を歩く 官民協働のまちづくり』(水曜社、15)など。単独編著に『岐路に立つ指定管理者制度 変容するパートナーシップ』(水曜社、19)、『文化で地域をデザインする 社会の課題と文化をつなぐ現場から』(学芸出版社、20)、『はじまりのアートマネジメント』(水曜社、21)、『ヘリテージマネジメント 地域を変える文化遺産の活かし方』(学芸出版社、22)。
新聞社からパナソニック系企業に出向した際には、大阪・副都心の高層ビル街でアートを用いた地域の活性化を図る企業メセナ活動を発案・企画・運営した。高知では、国の重要文化財である高知城天守のそばで泉鏡花作『天守物語』の野外公演に関わった。経済関係では関西財界の総本山・関西経済連合会(関経連)の大阪シアターパーク構想に参画し、ワーキングチームリーダーを拝命した。現在、全国各地を歩き、文化施設や文化事業を調査する一方、大阪市此花区の元印刷工場をリノベーションして22年5月に研究スペース「本のある工場」を開設。研究会、講座、文化政策・アートマネジメント学生会議などを開き、多様な人々の集える「場」づくりに励んでいる。
【大阪音楽大学について】
2015年に創立100年を迎えた関西唯一の音楽単科大学。「音楽で、はたらこう。」「ちから強く生きる音楽人を、ここから。」をスローガンに、従来のクラシック音楽家の育成にとどまらない、クリエイターやプロデューサーの輩出を掲げた新専攻・コースを次々と設置し、大学16専攻・短大12コースを擁する音楽の総合大学としていち早く時代のニーズに応えています。
【関連URL】
本学公式サイト
https://www.daion.ac.jp/
地域創生ミュージックマネジメント専攻(旧称ミュージックコミュニケーション専攻)サイト
https://www.daion.ac.jp/mcom/
【本リリースに関するお問合せ】
大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部 広報統括事務室
TEL:06-6334-2904(不在の場合はメールでご連絡ください。折り返しお電話いたします)
e-mail:koho@daion.ac.jp
*日本国内の音楽大学における、音楽と地域創生を学ぶマネジメント系専攻として(2023年2月時点 本校調べ)
[画像: https://prtimes.jp/i/70763/44/resize/d70763-44-60575208222e8fee30fd-0.jpg ]
2017年に改正された文化芸術基本法では、文化芸術と「観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業」などの関連分野の連携が欠かせないことが提示されています。「地域創生」は、わが国の未来に課せられた重要な課題です。同時に今、地域の観光資源や芸術文化の魅力を国内外に伝え、豊かな地域社会を創出する人材が求められています。
リニューアルされた新専攻は、「音楽×地域創生」を専攻のメインテーマとして掲げ、地域の音楽文化の学び、アートによる地域創生の実践、アートマネジメント技術の修得に加えて、観光の視点も生かしながら学びを展開します。また、知識や技能のみならず目的遂行のための企画力、実行力、計画性、コミュニケーション能力、さらにはアートならではの豊かな発想力を育む人材育成を目指す学びの場となります。
【渡邊未帆 准教授コメント】
『音楽大学で「地域創生」を学ぶ!?』
コロナ禍でライブ・エンタテインメント市場は世界的に大きな打撃を受けました。音楽を仕事にしたい若者たちの夢は、これからどのようになってしまうのでしょうか?
このような厳しい時代にあっても、私は、音楽大学へ行くことが「霞を食って生きる道」ではないことを示したいと思います。
日本各地の観光業は巻き返しを図っています。また、地域と連携して行われる音楽フェスティバル、アニメや映画の聖地巡礼、伝統的な祝祭などが改めて注目を集めています。今後、音楽を起点にした観光=「ミュージックツーリズム」の可能性がますます議論されていくことでしょう。私は音楽が、地域の経済・社会・文化の動きを目覚めさせ、躍動させると信じています。音楽大学で勉強したあなたのアイディア、スキル、知識を必要としている場所があるのです。「音楽×地域創生」を学び、自分自身が「発信源」となり、地域社会で活躍する人材を育成したいと考えています。
【特色1:観光・地域創生に関する科目を新設】
●音楽大学では他に例を見ない新設科目「地域創生論」「観光学概論」「ミュージックツーリズム」
●地域のホール、施設、市などと連携して企画に取り組む「地域創生ミュージックマネジメント演習」
●合宿を通じて音楽によるまちづくりを実践的に学ぶ「地域創生音楽実習」
地域創生ミュージックマネジメント専攻では、
・地域の文化拠点である劇場、音楽堂(その他、文化の場)等に貢献する人材の育成
・地域コミュニティの創生に貢献する人材の育成
・音楽・アートと多様な分野(観光、まちづくり、産業、国際交流、福祉、教育など)との連携を目指し、大阪音楽大学のディプロマ・ポリシーに基づき、音楽で地域創生を担う人材の育成のため、次の知識や能力を身につけます。
【特色2:地域のホールや施設、市と連携した実践的な学習】
●イベント「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」
阪急宝塚線沿線の音楽文化活性化を目的に、地域のホール(池田市民文化会館アゼリアホール、ザ・カレッジ・オペラハウス、川西市みつなかホール、常翔ホール、宝塚市立文化施設ベガ・ホール、豊中市立文化芸術センター、箕面市立メイプルホール)と連携したプロジェクトを実施しています。
●滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
びわ湖畔というロケーションと、国内外からの高い評価を受けたオペラ劇場を兼ね備えたびわ湖ホールと連携し、公演制作や舞台技術など劇場全般について学ぶことができます。
●豊中市豊中市立庄内さくら学園(小中一貫校)で音楽アウトリーチの実践、地域の公園や商店街での音楽イベントを行います。地域の方々と関わり、リアルな地域課題を見つけ、音楽を通じてその解決に向けた取り組みを実践的に行います。
【特色3:地域でのキャリア支援】
音楽大学は就職面が不安であるというイメージを払拭し、上記のカリキュラムで学んだ経験を活かして、各地域で応用して活躍できる人材を育成します。
●卒業後の進路のイメージ
・観光業…地域活性事業、音楽イベント企画・運営、旅行代理店、宿泊施設
・アートNPO法人、観光づくり法人(DMO)などの非営利団体
・国・地方自治体…観光・地域活性事業、クリエイティブ・デザイン職
・地域活性事業をおこなう広告代理店
・劇場・ホール…企画・運営・技術を担うジェネラリスト
・ホールや施設の運営を自治体から任された指定管理会社
・福祉団体…音楽療法、ワークショップ企画
・地域のメディア(テレビ、ラジオ、Web媒体など)
・一般企業
【教員陣の紹介】
地域創生、観光、音楽マネジメントに携わる教員陣が学びをサポートします。
●日下慶太(客員教授)
〔コピーライター、写真家、クリエイター〕
1976年大阪生まれ、神戸大学法学部卒業。コピーライターとして20年間電通で働き、独立してフリーに。コピーライターの他にも、写真家、文筆家、シーシャ屋店員、UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーなど、活動は多岐に亘る。
商店街のユニークなポスターを制作してまちおこしにつなげる「商店街ポスター展」、オリジナルソングを創って話題となった福井県大野市のUターンプロジェクト「大野へかえろう」など、広告クリエイティブの力で地方創生に取り組むことをライフワークとしていて、現在も、島根、青森、高知、福井など1年の半分は地方を飛び回っている。
著作に自伝的エッセイ『迷子のコピーライター』(イーストプレス)、写真集『隙ある風景』(私家版)。文筆家および写真家として、Meets「隙ある風景」、山陰中央新報「羅針盤」、Tabistory「つれないつり」連載中。
受賞歴は佐治敬三賞、グッドデザイン賞、TCC最高新人賞、KYOTOGRAPHY DELTA award、造本装幀コンクール日本印刷業連合会会長賞など。
神戸大学、大阪公立大学、同志社大学、京都市立芸術大学、京都精華大学、台湾の雲林工科大学などで講義歴あり。
●林 伸光(客員教授)
〔アートマネージャー〕
兵庫県立芸術文化センター(2005年10月開館)、総括アドバイザー。
兵庫県神戸市出身。神戸大学経営学部卒業。朝日放送(株)入社、事業部で音楽事業を担当。
1982年、ザ・シンフォニーホール開館準備より2003年まで、21年間ホール運営、自主事業を担当。事業部長を務める。
この間、1,000を超える自主事業の企画運営を行う。また、海外からオペラ団、オーケストラ等の招聘企画を行う。
2003年10月より兵庫県立芸術文化センター、ゼネラルマネージャー。2021年4月より現職。
年間200を超える自主事業を行う。
2021年度兵庫県文化賞受賞。
●平田オリザ(客員教授)
〔劇作家・演出家・青年団主宰。芸術文化観光専門職大学学長〕
江原河畔劇場 芸術総監督。こまばアゴラ劇場芸術総監督。豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクター。1962年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。
1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。1998年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2002年『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)で第9回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。2002年『芸術立国論』(集英社新書)で、AICT評論家賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』(2002年日韓国民交流記念事業)で、第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞受賞。
京都文教大学客員教授、(公財)舞台芸術財団演劇人会議理事、日本演劇学会理事、(一財)地域創造理事、豊岡市文化政策担当参与、宝塚市政策アドバイザー、枚方市文化芸術アドバイザー。
●宮川 彬良(客員教授)
〔作曲家〕
1961年東京都出身。劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー、これまでに数多くの舞台音楽を手掛ける。「身毒丸」「ハムレット」「天保十二年のシェイクスピア」で読売演劇大賞・優秀スタッフ賞を受賞。「ONE MAN'S DREAM」「DOROTHY〜オズの魔法使い〜」などの他、ショーのために作曲した「マツケンサンバII」が大ブレイク、舞台音楽からヒット曲を送り出した。
NHK「クインテット」BS2「どれみふぁワンダーランド」BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」で音楽を担当し自身も出演。アニメ「星のカービィ」「宇宙戦艦ヤマト2199/2202」、連続テレビ小説「ひよっこ」、NHK特集ドラマ「アイドル」の音楽、オーケストラ曲「風のオリヴァストロ」「シンフォニック・マンボNo.5」など、その活躍の場は多岐にわたる。また『コンサートはショーである』を信条に精力的に演奏活動を行っている。
2022年 エッセイ集“「アキラさん」は音楽を楽しむ天才”(NHK出版)を上梓。
●岩崎 拓矢(客員准教授)
〔プロデューサー〕
ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)、キャビア(現マーベラス)でクリエイター、プロデューサーとしてさまざまなゲーム作品に携わった後、株式会社イルカを設立。ゲーム、アプリ開発、TV番組、アニメの企画、舞台、音楽制作など多種多様のコンテンツのプロデュース業務をしながら、ディアステージ、パーフェクトミュージックで、アイドルやアーティストの運営をする。現在は、バーチャルとリアルの融合を目指し、最新のCGによるデジタル技術と実写や舞台、ライブの面白さを組み合わせた作品づくりに取り組んでいる。
●柴 那典(客員准教授)
〔音楽ジャーナリスト〕
1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。京都大学総合人間学部を卒業、ロッキング・オン社を経て独立。音楽を中心にカルチャーやビジネス分野のインタビューや執筆を手がけ、テレビやラジオへのレギュラー出演など幅広く活動する。著書に『平成のヒット曲』(新潮新書)、『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)、共著に『ボカロソングガイド名曲100選』(星海社新書)、『渋谷音楽図鑑』(太田出版)がある。
●渡邊未帆(准教授)
〔放送ディレクター、ミュージシャン、音楽研究者〕
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科修士課程、博士後期課程修了。「日本の前衛音楽」をテーマに博士号(音楽学)取得。東京藝術大学音楽環境創造科教育研究助手、横浜国立大学教育人間科学部「北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)」教員、東京藝術大学映像研究科の教育研究助手を務め、早稲田大学法学部非常勤講師として「芸術論」、「表象文化研究」を担当。
放送ディレクターとして、TOKYO FM系列衛星デジタル音楽放送ミュージックバードのクラシック・チャンネル「トッパンホール・トライアングル」「ウィークエンド・スペシャル」「年末クラシック放談」ほか、NHK ラジオ国際放送、NHK FM「リサイタル・パッシオ」を担当。
舞台の仕事としては、「フェスティバル/トーキョー」にてダンス『春の祭典』、オペラ『死の舞踏』の音楽ドラマトゥルクを務めた。渋谷アップリンク、新宿ロフト、四谷CON TON TON VIVOなどで音楽イベント企画多数。フランス語圏カリブ海の音楽を演奏する新宿発ビッグバンド「Ti’Punch」主宰。
音楽雑誌・書籍の編集、執筆の仕事としては、季刊雑誌「アルテス」(アルテスパブリッシング2011-13)編集ほか、編著に『ジャジューカーモロッコの不思議な村と魔術的音楽』(太田出版2017)、共著に『クレオールの想像力ーネグリチュードから群島的思考へ』(水声社2020)、『AA―50年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社2021)ほか。
つねに音楽の「実践―表現―探究」を切り離さずに取り組んで行きたいと考えている。
●小島剛(特任准教授)
〔アートコーディネーター〕
大学時代に現代音楽や大阪のアンダーグラウンド音楽シーンに影響を受けノイズミュージックや即興音楽の演奏を開始。大学卒業後に情報システム会社のコンサルティング部門で地域情報化施策の設計に携わる一方で、オリジナルの即興演奏ツールを開発し、ノイズやフリーミュージックシーンで国内外でのライブ活動を積極的に展開。
7年間勤めた会社を退職後、大阪市の1920年代の赤レンガ倉庫を使った現代芸術活動を支援するアートNPOの立ち上げに参画し、サウンドプログラムのディレクターに就任。現代音楽や実験音楽、ニューミュージックなど数々のサウンドアート展覧会やライブイベントを企画。その先鋭的かつユニークな企画や活動はイギリス”WIRE”誌にて紹介されたほか、専門誌やニュース/情報番組で紹介される。
その後、2010年からはアートを音楽や美術教育の枠を超えた創造性や多様性を育むためのツールとして捉え、様々なジャンルのアーティストによるワークショップの企画/コーディネートを展開。以降、京阪神の小・中学校のべ300校、13000人以上の子どもを対象にアートワークショップを実施してきたほか、大阪市、豊中市、バンコク、ウタラディットなど国内外の様々な地域コミュニティで音楽、メディア・アート、パフォーミングアートなどのアートワークショップを展開している。
●江南泰佐(非常勤講師)
〔音楽家、音声メディア・アーティスト〕
大阪大学文学部修士課程卒。大阪出身。1998年以降民放ラジオ番組(KBS京都ラジオ)のDJとして音楽キャリアを開始。「far east jungle」(1998)、「オトダマ・ラジオ」(2003)、「Kyoto Radio Day 09 ecoes Special Radio Program」α-station + KBS京都ラジオ(2009)など民放ラジオにおけるDJ活動をメインに「快音採取 in 鉄道芸術祭」 中之島アートエリアB1(2014ー2015)などアートフェスにおけるネットラジオ企画なども展開。その後、西日本の山村、瀬戸内など舞台を地域コミュニティに移し地域住民へのインタビュー、フィールドレコーディング、文化財産のアーカイブなどのプロジェクトに関わりながら音声メディアや音楽コンテンツを通した地域のコミュニケーションの新たな可能性を探っている。
現在、地域コミュニティラジオ「まにわ図書館ラジオ」(真庭市立中央図書館 2022〜)、「何か不足?」岡山県長島喫茶さざなみハウス(2022〜)などに携わっている。音楽トークイベント「真夏の夜の夢 20th anniversary選曲会」(岡山禁酒会館 2022)、インスタレーション「杜のアート展2022」(岡山県真庭市富山小学校跡地 2022)、「笠岡諸島アートブリッジ2022」(笠岡市白石島 2022)、プロモーション映像「GREENable めぐるつながる発酵POPUP展プロモーション動画」(阪急阪神百貨店 阪急本店 2022)、ドキュメンタリー「音の映画 Our Sounds」(ハブヒロシ監督、2021)、映像作品「gong batu」(岩本象一監督、2021 ROME MUSIC VIDEO AWARDSにてBest Experimental Music Video賞、Art Film AwardsにてBest Sound Design賞他受賞)など。
※就任予定教員
●小熊英国(客員教授) ※2023年度より就任予定
〔兵庫県公立法人芸術文化観光専門職大学教授 グロービス経営大学院客員教授〕
京都大学大学院経営管理教育部経営科学専攻 学位:経営学修士(MBA)、博士(学術)。専門・研究テーマはサービスマネージメント、観光学、エアラインビジネス、有人宇宙学。
これまで日系大手航空会社にて、海外拠点も含め、営業・マーケティング、人事・労務、ならびに運航OPERATIONに長年従事。日本・香港・シンガポール等にて、企業の経営アドバイザリーメンバーを兼任。経営、観光、サービスホスピタリティの分野において、大学、政府、企業、地方県自治体等で講義、コンサルティングに携わる。これまでに100ケ国以上を渡航。「わからなかったことがわかったり、できなかったことができたり、学びは最高のエンターテイメントです。知性と感性を磨きともに成長しましょう。」
●松本茂章(特任教授) ※2023年度より就任予定
〔文化政策研究者、文化と地域デザイン研究所代表〕
専門は自治体文化政策、文化を活かした地域デザインなど。現在、文化と地域デザイン研究所代表、日本アートマネジメント学会会長、日本文化政策学会理事、法政大学多摩共生社会研究所特任研究員、島田市文化芸術推進協議会会長、草津市文化振興審議会会長。
早稲田大学教育学部地理歴史専修卒業、同志社大学大学院総合政策科学研究科(博士後期課程)修了。博士(政策科学)。 読売新聞記者・デスク・支局長を経て県立高知女子大学文化学部教授(2006-11)(現・高知県立大学)、公立大学法人静岡文化芸術大学文化政策学部教授(11-22)を歴任。単著に『日本の文化施設を歩く 官民協働のまちづくり』(水曜社、15)など。単独編著に『岐路に立つ指定管理者制度 変容するパートナーシップ』(水曜社、19)、『文化で地域をデザインする 社会の課題と文化をつなぐ現場から』(学芸出版社、20)、『はじまりのアートマネジメント』(水曜社、21)、『ヘリテージマネジメント 地域を変える文化遺産の活かし方』(学芸出版社、22)。
新聞社からパナソニック系企業に出向した際には、大阪・副都心の高層ビル街でアートを用いた地域の活性化を図る企業メセナ活動を発案・企画・運営した。高知では、国の重要文化財である高知城天守のそばで泉鏡花作『天守物語』の野外公演に関わった。経済関係では関西財界の総本山・関西経済連合会(関経連)の大阪シアターパーク構想に参画し、ワーキングチームリーダーを拝命した。現在、全国各地を歩き、文化施設や文化事業を調査する一方、大阪市此花区の元印刷工場をリノベーションして22年5月に研究スペース「本のある工場」を開設。研究会、講座、文化政策・アートマネジメント学生会議などを開き、多様な人々の集える「場」づくりに励んでいる。
【大阪音楽大学について】
2015年に創立100年を迎えた関西唯一の音楽単科大学。「音楽で、はたらこう。」「ちから強く生きる音楽人を、ここから。」をスローガンに、従来のクラシック音楽家の育成にとどまらない、クリエイターやプロデューサーの輩出を掲げた新専攻・コースを次々と設置し、大学16専攻・短大12コースを擁する音楽の総合大学としていち早く時代のニーズに応えています。
【関連URL】
本学公式サイト
https://www.daion.ac.jp/
地域創生ミュージックマネジメント専攻(旧称ミュージックコミュニケーション専攻)サイト
https://www.daion.ac.jp/mcom/
【本リリースに関するお問合せ】
大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部 広報統括事務室
TEL:06-6334-2904(不在の場合はメールでご連絡ください。折り返しお電話いたします)
e-mail:koho@daion.ac.jp
*日本国内の音楽大学における、音楽と地域創生を学ぶマネジメント系専攻として(2023年2月時点 本校調べ)