【東洋建設】統合検索プラットフォーム 「TOYO ChatGPT RAG適用版」を導入
[24/09/28]
提供元:PRTIMES
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〜クローズドな環境で安全・安心に利用し、デジタル活用能力を底上げ〜
東洋建設株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員COO:中村 龍由)は、2024年9月にクローズドな環境で安全・安心に利用できる統合検索プラットフォーム「TOYO ChatGPT RAG(※1)適用版」を導入しました。
同プラットフォームは、株式会社UNAIIT(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:田島 哲)と当社が協働で開発を行ったもので、パソコンや当社全職員に配布している業務用内線iPhone端末などからいつでもアクセス可能です。今後、「TOYO ChatGPT」を自分のバディとして積極的に使いこなし、業務の効率化やソフトの活用支援、創造性の向上などを通じて、全職員のデジタル活用能力を底上げすることで、企業力の向上を図っていきます。
※1 Retrieval Augmented Generationの略。大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、独自の情報源を参照させることで、回答精度を向上させる技術です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-b60c9cdc53f2fe9b1850-0.png ]
■「TOYO ChatGPT RAG適用版」導入の背景
生成AIは非常に便利なツールですが、一般に出回っている無料の生成AIに会社情報などを入力してしまうと、情報漏洩のリスクがあります。そこで当社ではコーポレート部門、土木事業部門、建築事業部門、総合技術研究所が協働で「生成AI利用要領」の作成し、クローズドな環境で安心・安全に利用できる社内標準型のChatGPTを開発しました。
生成AIの性能競争はますます激化しており、各製品には一長一短があり、どの製品が優れているか一概には言えない状況です。これらを踏まえ、開発においては全体最適なサービスにいつでも入れ替えが可能なように設計するとともに、アイデアを小単位で素早く反映させていくことが可能な「アジャイル開発」で早期実装を進めてきました。
また、標準版ChatGPTの他に土木、建築、管理別の社内外のデータなどが参照できるRAG適用版の開発も行いました。さらに各拠点の社内ファイルを横断的にキーワード検索することが可能な「AI社内ファイル検索」や安全専用GPT搭載の「K-SAFE 東洋 RAG適用Version」を「TOYO ChatGPT」に組み込み一体型とすることで機能向上を図りました。
■「TOYO ChatGPT」の特長
1. 標準版
クローズドな環境で安全に利用できるAzure OpenAI serviceを選定し、GPTのスタイルやGPT-4o(※2)をはじめとするGPTモデルが自由に選択できる標準版を開発しました。また、プロンプトアシスト機能(※3)によるテンプレートや過去履歴の利用、コピペや新規チャットへの切り替えボタン、ファイルドロップなども充実させました。今後、「GPTモデル」や「検索エンジン」の入れ替えなど、職員のリクエストを反映した全体最適なサービスに随時アップグレードしていきます。
※2 OpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM)を基にしたチャットボットシリーズの最先端の対話型AIモデルで従来のGPT-4モデルを基に、応答速度と精度を大幅に向上させたモデル。LLMはテキストの生成、翻訳、要約、質問応答など、多複雑なタスクをより自然に処理し、多言語対応や感情理解などの機能が強化されています。
※3 様々な業務シーンに対応した生成 AI の命令文(プロンプト)のテンプレートを提供し入力をアシストします。
2.RAG適用版
・RAG適用済みの専用GPTの種類が選べる
生成AIが社内外のドキュメントなどを参照できるように、クラウドサービス内のデータベースと専用GPTをAPI連携(※4)させた「土木」「建築」「管理」別の専用GPTを搭載しました。
また、各部門別のRAG用のプロンプトテンプレートを用意するとともに、どのようなドキュメントが登録されているかを明示しました。
※4 APIを利用してアプリケーション間やシステム間でデータや機能を連携し、利用できる機能を拡張すること。
・参照元の該当ページがダイレクトに表示される
専用GPTによる回答では、土木関連、建築関連、管理関連の社内外の参照元としたドキュメントの該当ページがダイレクトに表示できます。そのため、出典根拠を確認しながら安心して使えるようになりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-ab48aa5c1643bfa04f2b-1.png ]
3. 「AI社内ファイル検索」システム搭載により全国のファイルをキーワードで検索可能
ドキュメントを直接確認したい職員のために、ファイル名がわからなくてもキーワード検索可能な「AI社内ファイル検索システム」を搭載しました。施工情報共有システム中に入っている全国の工事データやクラウドサーバー内に格納されているファイルから必要なデータ検索が可能となり、効率化やナレッジの組織知化にも寄与しています。
また、画像プレビューが可能なため、視覚的に内容を認知しやすくなっています。竣工書類や社内の施工技術研究発表会におけるレポートなどもキーワード検索でき、これに関するコメントの加筆も可能なため、各拠点間のコミュニケーションの促進が期待されます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-4f4b9a3be0e98100ac62-3.png ]
4.安全専用GPT「K-SAFE 東洋RAG適用Version」(※5)も搭載
「K-SAFE 東洋RAG適用Version」は、厚生労働省の労働災害データなどを格納し、災害傾向分析ができる「K-SAFETM」を株式会社UNAIITと当社で機能拡張させたものです。「東洋建設災害防止基準」や安全のポイントを掲載した「安全ルールの見える化」および「成功・失敗事例」等の当社独自データが検索可能です。
また、厚生労働省災害事例などをベースにイラスト付きで回答できる「災害事例ChatGPT」や、「東洋建設災害防止基準」や社内安全関連資料をベースにイラスト付きで回答できる「東洋安全ChatGPT」に質問もできます。
※5 「K-SAFE 東洋RAG適用Version」について https://www.toyo-const.co.jp/topics/technicalnews-20676
[画像4: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-def29e0e151c8d17ed74-2.jpg ]
当社は今後も同プラットフォームの利用を社内で積極的に促進し、全職員のデジタル活用能力の底上げと業務効率化を図ってまいります。
東洋建設株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員COO:中村 龍由)は、2024年9月にクローズドな環境で安全・安心に利用できる統合検索プラットフォーム「TOYO ChatGPT RAG(※1)適用版」を導入しました。
同プラットフォームは、株式会社UNAIIT(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:田島 哲)と当社が協働で開発を行ったもので、パソコンや当社全職員に配布している業務用内線iPhone端末などからいつでもアクセス可能です。今後、「TOYO ChatGPT」を自分のバディとして積極的に使いこなし、業務の効率化やソフトの活用支援、創造性の向上などを通じて、全職員のデジタル活用能力を底上げすることで、企業力の向上を図っていきます。
※1 Retrieval Augmented Generationの略。大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、独自の情報源を参照させることで、回答精度を向上させる技術です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-b60c9cdc53f2fe9b1850-0.png ]
■「TOYO ChatGPT RAG適用版」導入の背景
生成AIは非常に便利なツールですが、一般に出回っている無料の生成AIに会社情報などを入力してしまうと、情報漏洩のリスクがあります。そこで当社ではコーポレート部門、土木事業部門、建築事業部門、総合技術研究所が協働で「生成AI利用要領」の作成し、クローズドな環境で安心・安全に利用できる社内標準型のChatGPTを開発しました。
生成AIの性能競争はますます激化しており、各製品には一長一短があり、どの製品が優れているか一概には言えない状況です。これらを踏まえ、開発においては全体最適なサービスにいつでも入れ替えが可能なように設計するとともに、アイデアを小単位で素早く反映させていくことが可能な「アジャイル開発」で早期実装を進めてきました。
また、標準版ChatGPTの他に土木、建築、管理別の社内外のデータなどが参照できるRAG適用版の開発も行いました。さらに各拠点の社内ファイルを横断的にキーワード検索することが可能な「AI社内ファイル検索」や安全専用GPT搭載の「K-SAFE 東洋 RAG適用Version」を「TOYO ChatGPT」に組み込み一体型とすることで機能向上を図りました。
■「TOYO ChatGPT」の特長
1. 標準版
クローズドな環境で安全に利用できるAzure OpenAI serviceを選定し、GPTのスタイルやGPT-4o(※2)をはじめとするGPTモデルが自由に選択できる標準版を開発しました。また、プロンプトアシスト機能(※3)によるテンプレートや過去履歴の利用、コピペや新規チャットへの切り替えボタン、ファイルドロップなども充実させました。今後、「GPTモデル」や「検索エンジン」の入れ替えなど、職員のリクエストを反映した全体最適なサービスに随時アップグレードしていきます。
※2 OpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM)を基にしたチャットボットシリーズの最先端の対話型AIモデルで従来のGPT-4モデルを基に、応答速度と精度を大幅に向上させたモデル。LLMはテキストの生成、翻訳、要約、質問応答など、多複雑なタスクをより自然に処理し、多言語対応や感情理解などの機能が強化されています。
※3 様々な業務シーンに対応した生成 AI の命令文(プロンプト)のテンプレートを提供し入力をアシストします。
2.RAG適用版
・RAG適用済みの専用GPTの種類が選べる
生成AIが社内外のドキュメントなどを参照できるように、クラウドサービス内のデータベースと専用GPTをAPI連携(※4)させた「土木」「建築」「管理」別の専用GPTを搭載しました。
また、各部門別のRAG用のプロンプトテンプレートを用意するとともに、どのようなドキュメントが登録されているかを明示しました。
※4 APIを利用してアプリケーション間やシステム間でデータや機能を連携し、利用できる機能を拡張すること。
・参照元の該当ページがダイレクトに表示される
専用GPTによる回答では、土木関連、建築関連、管理関連の社内外の参照元としたドキュメントの該当ページがダイレクトに表示できます。そのため、出典根拠を確認しながら安心して使えるようになりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-ab48aa5c1643bfa04f2b-1.png ]
3. 「AI社内ファイル検索」システム搭載により全国のファイルをキーワードで検索可能
ドキュメントを直接確認したい職員のために、ファイル名がわからなくてもキーワード検索可能な「AI社内ファイル検索システム」を搭載しました。施工情報共有システム中に入っている全国の工事データやクラウドサーバー内に格納されているファイルから必要なデータ検索が可能となり、効率化やナレッジの組織知化にも寄与しています。
また、画像プレビューが可能なため、視覚的に内容を認知しやすくなっています。竣工書類や社内の施工技術研究発表会におけるレポートなどもキーワード検索でき、これに関するコメントの加筆も可能なため、各拠点間のコミュニケーションの促進が期待されます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-4f4b9a3be0e98100ac62-3.png ]
4.安全専用GPT「K-SAFE 東洋RAG適用Version」(※5)も搭載
「K-SAFE 東洋RAG適用Version」は、厚生労働省の労働災害データなどを格納し、災害傾向分析ができる「K-SAFETM」を株式会社UNAIITと当社で機能拡張させたものです。「東洋建設災害防止基準」や安全のポイントを掲載した「安全ルールの見える化」および「成功・失敗事例」等の当社独自データが検索可能です。
また、厚生労働省災害事例などをベースにイラスト付きで回答できる「災害事例ChatGPT」や、「東洋建設災害防止基準」や社内安全関連資料をベースにイラスト付きで回答できる「東洋安全ChatGPT」に質問もできます。
※5 「K-SAFE 東洋RAG適用Version」について https://www.toyo-const.co.jp/topics/technicalnews-20676
[画像4: https://prtimes.jp/i/127007/44/resize/d127007-44-def29e0e151c8d17ed74-2.jpg ]
当社は今後も同プラットフォームの利用を社内で積極的に促進し、全職員のデジタル活用能力の底上げと業務効率化を図ってまいります。