QunaSysのQURI ChemistryがIBMのQiskit Functions Catalogに登場。材料開発のための量子コンピュータの実利用を目指す
[24/09/17]
提供元:PRTIMES
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QURI Chemistryは最先端の化学アルゴリズムを抽象化し、素材・材料業界の開発の現場にて実用規模の量子コンピュータを簡単に活用できるようにします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41464/45/41464-45-634e1e3d723bdfb64dcd2c565b7a6ea2-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
量子化学計算とシミュレーションの分野でリーダーシップを発揮するQunaSysは、このたびIBMの新しいQiskit Functions CatalogにQURI Chemistryをリリースしました。QunaSysは、自ら主催しIBMが共同スポンサーを務める量子コンピュータユーザーコミュニティQPARCを通じて50以上の参加企業からの洞察を反映し、QURI Chemistryを開発しました。さらに、顧客企業や研究機関との多数の共同研究プロジェクトで培った豊富な経験を活かして、このツールを強化しています。
量子コンピュータは発展途上にあるものの、早期導入の戦略的重要性は非常に高いと考えられています。今、量子技術をビジネス上の課題解決のために取り入れることで、将来的に競争優位となるアルゴリズムやソフトウェア資産の土台を築くことができます。QunaSysはこれまでの開発の中で、従来の手法である変分量子固有値解法(VQE)を超える高度な方法、Quantum-Selected Configration Interaction (QSCI) メソッドの創出に至り、その成果はQURI Chemistryに取り入れられています。
エンドユーザーがすべてのコードをQiskitでゼロから記述し、実験を行うのではなく、よりアクセスしやすく使いやすい形でQiskitを利用できないかという考えのもと、QunaSysは最先端のアルゴリズムをQURI Chemistryに抽象化することで、より現場目線の便利なツールを提供します。QURI Chemistryを用いることにより、ユーザー企業はIBMの実用規模の量子コンピュータの力を活用し、化学や材料分野での革新を推進できるようになります。また、IBMがその量子システムの規模、質、速度を改善する中で、急速に進化するハードウェアとソフトウェアの進展に合わせるようにQURI Chemistryも最適化されていきます。IBMがその量子開発ロードマップで新たなマイルストーンを達成する中で、新しいワークフローを構築し、実行するための時間が大幅に短縮されることが期待されており、ユーザーは量子技術の最前線で革新を続けることが可能になります。
IBMフェロー 兼 IBM Quantum バイス・プレジデント ジェイ・ガンベッタ(Jay Gambetta)氏は、「分子の基底状態エネルギーを見つけることは、化学全体の中で最も基本的な課題の一つです。この度、QunaSys ChemistryのアプリケーションサービスがQiskit Functions Catalogの一部として提供されることで、ユーザーはこれらの量子化学の課題に着手することができます」と述べています。
QunaSysのCEOである楊天任は、「QURI Chemistryは複雑なアルゴリズムを抽象化することで、材料および化学分野のイノベーションに向けた量子コンピューティングへのアクセスを簡素化します。今回のIBMとの提携により、最先端の量子ツールがより利用しやすくなり、企業が量子技術をより迅速に活用できるようになります。今後も、ユーザーが慣れ親しんだインターフェースを変更することなく、量子コンピューティングの可能性を引き出すために、QURI Chemistryの機能を強化し続けます」と、述べています。
Qiskit Functionsについて:
量子コンピュータのアルゴリズムの発見は、技術の将来にとって極めて重要であり、IBMがそのロードマップのもと2029年までに提供を予定している大規模な誤り訂正システムへの進展と同様に不可欠な取り組みです。古典コンピュータにおけるアルゴリズムの発見が成功の鍵となったように、IBMと、QunaSysを含むグローバルパートナーは、様々な業界のユーザーが新しい量子アルゴリズムを開発し、活用する方法を簡素化しています。これらのアルゴリズムは、近い将来においてもその先においても、量子コンピュータの実用的な応用を現実のものにするために設計されています。
QURI Chemistryは、Qiskit上で利用可能となり、IBM Quantum Networkの250を超えるメンバーにQunaSysの強力な技術を提供します。メンバーはQURI Chemistryやその他のツールを活用することで、化学や材料分野における量子ワークフロー、アルゴリズム、アプリケーションの開発と実行を一層促進することができます。なお、IBMのQiskit Functions内で提供されるすべてのサービスは、IBMによってテストおよびベンチマークされています。
世界中のユーザーが「量子アドバンテージ」(量子回路が実用的な応用において古典的方法を上回るレベル)を追求し続ける中、Qiskit FunctionsおよびQURI Chemistryの展開により、量子アルゴリズムの開発とその実用化がよりシンプルになることが期待されています。
QunaSysと契約を結んでいるIBM Quantum Networkのメンバーは、IBM Quantumプラットフォーム上のQiskit Functions Catalogを通じてQURI Chemistryにアクセスすることができます。
本プレスリリースに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
QunaSys株式会社
広報担当
Email: pr@qunasys.com
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量子化学計算とシミュレーションの分野でリーダーシップを発揮するQunaSysは、このたびIBMの新しいQiskit Functions CatalogにQURI Chemistryをリリースしました。QunaSysは、自ら主催しIBMが共同スポンサーを務める量子コンピュータユーザーコミュニティQPARCを通じて50以上の参加企業からの洞察を反映し、QURI Chemistryを開発しました。さらに、顧客企業や研究機関との多数の共同研究プロジェクトで培った豊富な経験を活かして、このツールを強化しています。
量子コンピュータは発展途上にあるものの、早期導入の戦略的重要性は非常に高いと考えられています。今、量子技術をビジネス上の課題解決のために取り入れることで、将来的に競争優位となるアルゴリズムやソフトウェア資産の土台を築くことができます。QunaSysはこれまでの開発の中で、従来の手法である変分量子固有値解法(VQE)を超える高度な方法、Quantum-Selected Configration Interaction (QSCI) メソッドの創出に至り、その成果はQURI Chemistryに取り入れられています。
エンドユーザーがすべてのコードをQiskitでゼロから記述し、実験を行うのではなく、よりアクセスしやすく使いやすい形でQiskitを利用できないかという考えのもと、QunaSysは最先端のアルゴリズムをQURI Chemistryに抽象化することで、より現場目線の便利なツールを提供します。QURI Chemistryを用いることにより、ユーザー企業はIBMの実用規模の量子コンピュータの力を活用し、化学や材料分野での革新を推進できるようになります。また、IBMがその量子システムの規模、質、速度を改善する中で、急速に進化するハードウェアとソフトウェアの進展に合わせるようにQURI Chemistryも最適化されていきます。IBMがその量子開発ロードマップで新たなマイルストーンを達成する中で、新しいワークフローを構築し、実行するための時間が大幅に短縮されることが期待されており、ユーザーは量子技術の最前線で革新を続けることが可能になります。
IBMフェロー 兼 IBM Quantum バイス・プレジデント ジェイ・ガンベッタ(Jay Gambetta)氏は、「分子の基底状態エネルギーを見つけることは、化学全体の中で最も基本的な課題の一つです。この度、QunaSys ChemistryのアプリケーションサービスがQiskit Functions Catalogの一部として提供されることで、ユーザーはこれらの量子化学の課題に着手することができます」と述べています。
QunaSysのCEOである楊天任は、「QURI Chemistryは複雑なアルゴリズムを抽象化することで、材料および化学分野のイノベーションに向けた量子コンピューティングへのアクセスを簡素化します。今回のIBMとの提携により、最先端の量子ツールがより利用しやすくなり、企業が量子技術をより迅速に活用できるようになります。今後も、ユーザーが慣れ親しんだインターフェースを変更することなく、量子コンピューティングの可能性を引き出すために、QURI Chemistryの機能を強化し続けます」と、述べています。
Qiskit Functionsについて:
量子コンピュータのアルゴリズムの発見は、技術の将来にとって極めて重要であり、IBMがそのロードマップのもと2029年までに提供を予定している大規模な誤り訂正システムへの進展と同様に不可欠な取り組みです。古典コンピュータにおけるアルゴリズムの発見が成功の鍵となったように、IBMと、QunaSysを含むグローバルパートナーは、様々な業界のユーザーが新しい量子アルゴリズムを開発し、活用する方法を簡素化しています。これらのアルゴリズムは、近い将来においてもその先においても、量子コンピュータの実用的な応用を現実のものにするために設計されています。
QURI Chemistryは、Qiskit上で利用可能となり、IBM Quantum Networkの250を超えるメンバーにQunaSysの強力な技術を提供します。メンバーはQURI Chemistryやその他のツールを活用することで、化学や材料分野における量子ワークフロー、アルゴリズム、アプリケーションの開発と実行を一層促進することができます。なお、IBMのQiskit Functions内で提供されるすべてのサービスは、IBMによってテストおよびベンチマークされています。
世界中のユーザーが「量子アドバンテージ」(量子回路が実用的な応用において古典的方法を上回るレベル)を追求し続ける中、Qiskit FunctionsおよびQURI Chemistryの展開により、量子アルゴリズムの開発とその実用化がよりシンプルになることが期待されています。
QunaSysと契約を結んでいるIBM Quantum Networkのメンバーは、IBM Quantumプラットフォーム上のQiskit Functions Catalogを通じてQURI Chemistryにアクセスすることができます。
本プレスリリースに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
QunaSys株式会社
広報担当
Email: pr@qunasys.com