京都・福知山発!起業家人材育成「NEXT産業創造プログラム」で9つの新規事業案が誕生!第2期は6月募集開始予定―「産業集積と技術革新のまちづくり」への挑戦―
[22/04/01]
提供元:PRTIMES
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京都府福知山市は、新たな産業の創出・集積を目的に、起業家人材育成プログラム「NEXT産業創造プログラム」を福知山公立大学と連携し、2021年度から実施しています。第1期は北近畿をはじめ東京など圏域内外の受講者により、クラウドファンディングや全国初の「道の駅」展示などの試みを通して、9つの新規事業案が創出されました。第2期は、2022年6月に募集、7月末に開始予定です。最新情報は、福知山市HPをご覧ください。https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/25/nextprogram.html
■9つの新規事業案
○地産地消キッチン「D1cafe」 〜福知山から生み出すお米の未来〜
○福知山産キキョウを活用した石鹸で、健康肌づくりを全国へ
○樹上完熟三和ぶどうジュース 〜農家が取り組むSDGs〜
○「ZuT(ずっと)溶けにくいアイスクリーム」がつなぐ栄養支援のかけ橋
○事業承継・創業・移住の「三位一体策」 〜地域ぐるみで継ぐ人を呼び込む〜
○「NEXTE福知山」 〜NEXT修了生による学びの実践を通じた地域エコシステム構築〜
○「中小運送会社DX」による新規事業展開 〜アナログ人海戦術から脱却して生産性を向上する〜
○廃棄物を資源に変える 〜サステナブルプロダクトによる地域エコシステム創造に向けて〜
○親子の可能性を共有する事業 〜廃校を活用した福知山の人財を育む場づくり〜
■2021年度 第1期のあゆみ
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北近畿地域をはじめ東京など圏域内外の22名の社会人・大学生が受講者として集まりました。約半年に亘るカリキュラムを経て、最終ステップであるPBL(Project Based Learning)型科目へ進んだ20名が9チームに分かれ、様々な実証を経つつ、2022年3月5日に開催した「PBL成果報告会及び修了式」にて、新規事業案を発表し、第1期生として修了されました。
■主な実績
○クラウドファンディング
新規事業の立案にあたり、受講者9チームのうち4チームがテストマーケティングの位置付けとして、クラウドファンディングを活用。本地域こだわりの資源を活用し、ストーリーや共感などの想いを、付加価値に変え新プロダクトの開発に本プログラムを通して挑戦されました。その結果、8割にのぼる市外応援者を含む316名から総額約250万円の資金調達を成功させました。
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○全国初、リターン商品を「道の駅」で展示
全国初の試みとして、市内道の駅「農匠の郷やくの」において、クラウドファンディングのリターン商品の展示を行いました。クラウドファンディングというオンラインのプラットフォームと、リターン商品のリアル展示というハイブリッドの取組となり、道の駅を活用した取組は日本初となります。全国に本地域の挑戦を発信する機会となり、様々な地域・企業・人との繋がりの創出に発展しました。
○地域内外のネットワーク
起業(株式会社設立、一般社団法人設立予定)された受講者や、企業内起業された受講者が複数誕生しました。そして、本プログラムを通しての事業提携・連携数は10件を超え、地域内外のネットワークが生まれたことにより、「既存の知」と「既存の知」が繋がり、今回の9チームの新規事業創出に結びつきました。本プログラムがめざす1つの目標である、「地域間ネットワーク」の構築に繋がる取組となりました。
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■「NEXT産業創造プログラム」とは
本市では、産業施策のテーマとして「産業集積と技術革新のまちづくり」を掲げており、先進的な企業やこれから生まれる多様な産業を本市に集積させ、雇用の創出や雇用水準の向上にも寄与する新たな企業や産業の育成に取り組むこととしています。
その実現に向け、2021年度からの新規事業として「NEXTふくちやま産業創造事業」を実施しています。
本事業は、コロナ禍における社会価値の変化など、ニーズの変化に対応した新たな価値創造が必要となるなか、それに応える新規事業の創出に向けて取り組むものであり、社会人等を対象とした「NEXT産業創造プログラム」の運営を、福知山公立大学に委託し実施しています。
イノベーションを創出する起業家輩出の障壁として、2017年度中小企業白書からは、「経営知識の不足」「資金方法の目途がつかない」「事業化の方法がわからない」などがあげられています。
本プログラムは、それら起業を阻む壁に対し、処方箋となるよう「基礎科目」「事例研究型科目」「PBL型科目(課題解決型科目)」の3つから構成されるカリキュラムを提供します。
基礎科目では、イノベーション、マネジメント、マーケティング、ファイナンスなどの起業に必要とされる知識及びスキルの修得・定着をめざします。事例研究型科目では、先進的地域事例を基にケースメソッドを実施し、リアルな事例を分析することで、起業に必要とされる事業開発手法の修得をめざします。そしてPBL型科目は、現実の課題に対してグループで取り組み、具体的な作業を行いながら解決に導くことで実践力を高めていくものです。PBL型科目内では、テストマーケティングの位置付として、クラウドファンディング等を活用しながら、新規事業創出に向け挑戦します。
■2022年度の展開
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2022年度においても、本プログラムの内容を拡充させながら、より多くの新規事業創出に挑戦される方を後押しできるよう、継続して取り組んでいきたいと考えています。予定ではありますが、第2期は2022年6月に募集を開始し、7月末からカリキュラム開始を検討していますので、ぜひ多くの方々の応募をお待ちしております。
この取組みがきっかけとなり、本地域に多様な事業が誕生・連携・集積という循環を地域主体が自立的に回す「地域エコシステム」を生み出し、新たな雇用の創出や雇用水準の向上、定住人口や交流人口、UIJターン人口の増加に発展していくことをめざしていきます。