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-10月8日は入れ歯の日-「歯の健康」と「体の健康」は関係があると思う人は94.5%!「かかりつけ歯科医」を持って定期的な口腔ケアで体の健康維持・増進を




10月8日は入れ歯の日。

義歯ケア用品「ポリデント(R)」」を販売するグラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区)は、この入れ歯の日を前に、全国の50歳代以上の男女1000人を対象に、「口腔ケアと体の健康に関する意識と歯科医院に行く頻度の実態を把握する調査」を実施しました。

今回の調査により、50代以上の多くの人が「歯の健康」と「体の健康」には関係があると思いながら、実際には、歯科医院には歯疾患の治療が必要で行くことが多く、口の状態をチェック・ケアするために定期的に通っている人は少ないことがわかりました。
一方、同じ歯科医院に定期的に通っている「かかりつけ歯科医」を持っている人は17.4%で、そのうちの40%近くの人は通い始めたことで、「食事が美味しくなった(約50%)」や、「体の不調を感じなくなった(約30%)」と状態が改善したと感じています。

また、「歯の健康」の一例として「歯の噛み合わせ」と「体の健康」について調査をしたところ、‘歯の噛み合わせに違和感がある’と答えた人のうち、ほぼ全員が‘過去1年間に何らかの体の不調を感じている’と答えており、歯の噛み合わせの違和感が体の不調の原因のひとつになっている可能性が示唆されました。歯の噛み合わせについては、入れ歯使用者の半数以上の人が‘違和感がある’と答えており、入れ歯使用者は特に注意する必要があると言えそうです。

以下が今回の調査により導き出された主なトピックとなります。

・94.5%の人が「歯の健康」と「体の健康」に関係があると思いながら、そのうちの17.4%しか同じ歯科医院に定期的に通っていない。

・同じ歯科医院に定期的に通っている人は全体で見ても16.9%。通い始めた理由として最も多いのは「歯疾患の治療のため」で44.3%。「歯の定期的なケアが体のケアに繋がると聞いた(知った)ため」と答えた人は27.6%。

・同じ歯科医院に定期的に通っている人のうち、「通うことで何か改善されたと感じたことがある」と答えた人は36.8%。改善されたこととして最も多かったのは「食事が美味しくなった」で48.8%。

・歯の噛み合わせに違和感がある人は33.2%。そのうち、98.3%の人が過去1年間に何らかの体の不調を感じていると回答。

・入れ歯使用者の51.5%は歯の噛み合わせに違和感があると回答。


【調査概要】
・調査方法: インターネット調査
・調査時期: 2012年9月18日〜19日
・調査対象: 全国男女50歳以上1032人(50代男性258人、50代女性258人、60代男性258人、60代女性258人)


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今回の調査結果を受けて 〜東北大学客員教授 濱田泰三先生より
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【「かかりつけ歯科医」を持って定期的に口腔ケアを行うことは、体の健康維持・増進に繋がる】

〜歯の噛み合わせと体の健康は関連が深い〜
 歯の正しい噛み合わせは、健康維持の基本となります。噛み合わせが悪いと、周辺の血管や神経が圧迫されて、「肩のこり」「頭痛」「手足のしびれ」など、生活に悪影響を及ぼす恐れがあります。また、「不眠症」や「自律神経失調症」など、より深刻な悪影響を引き起こす可能性もあります。正しい歯の噛み合わせを維持するためには、正しい歯のケアを心がけることが重要です。

〜歯牙疾患が生命を脅かす場合もある〜
 歯のケアが十分にされていないと、噛み合わせへの影響が心配されるばかりか、「歯周病」や「むし歯」といった歯牙疾患の危険性、また場合によっては歯を失ってしまうようなことにも繋がる可能性があります。最近では「歯周病」と「全身疾患」の関係も解明されつつあります。「口腔がん」「脳卒中」「心筋梗塞」「肺炎」「糖尿病」など重大な病気や「早産・低体重児出産」といった深刻な問題が、「歯周病」との関連を指摘されています。

〜入れ歯使用者は特に注意、定期的なチェックとお手入れが重要〜
 噛み合わせの悪い入れ歯を長期間使用していると、噛み方が不自然になることで、あごや関節の位置が変化する可能性があります。特に高齢者は、「噛む」という行為がままならないと「運動機能が低下」する恐れもあります。口の状態は常に変化しているため、入れ歯使用者は定期的なチェックと毎日のケアが重要です。

〜歯は状態に合わせた正しいケアが必要 歯科医の適切なアドバイスを〜
 口の状態は常に変化しています。そのため、いつまでも健康な歯を保つためには定期的な口腔ケアが欠かせません。セルフケアはもちろんですが、歯科医から正しいケアの方法について助言や指導を受けることや、時には必要な歯科治療を受けることも大切です。噛み合わせに限らず、知覚過敏などつい見過ごしてしまいがちな症状もあります。歯は、定期的に歯科医に診てもらい、正しい状態を把握しておくことが大切です。

〜「かかりつけ歯科医」を持って、歯の健康を維持し、心身の健康維持・増進を〜
 歯の健康に限らず、全身の健康維持という観点からも、歯科医院には、歯に何か異常を感じてから行くのではなく、定期的に通い、適切なケアまたはアドバイスを受けることが大切です。特に、同じ歯科医院に定期的に通うことは、自分の健康をよく知った上で適切な処置をしてくれるはずですので、生涯にわたって歯と口の中の健康を保っていくために大きな役割を果たしていくことでしょう。「かかりつけ歯科医」を持ち、歯と口、そして体の健康の維持・改善に努めましょう。


<濱田泰三先生 プロフィール> 
2012年4月より東北大学客員教授。
1944年山口県生まれ。69年大阪大学歯学部卒。73年同大学院を修了し歯学博士取得後、広島大学に着任。その後、英国留学を経て81年に義歯専門研究室の教授となる。2008年に同研究室を定年退職し、名誉教授に就任。また、東北大学大学院歯学研究科教授に就任し、2012年からは東北大学客員教授となる。現在、日本義歯ケア学会会長。
1999年に日本人義歯専門家として初めて、歯学研究で世界最大の組織「国際歯科研究学会」において最優秀科学者賞(補綴・インプラント研究)を受賞。義歯関係の書籍は多数出版。海外での講演も多数こなし、国際的に活動中。また海外から留学生を約50人受け入れ指導したこともあり、現在当時の留学生たちはそれぞれの母国で活躍している。

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