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住友電気工業がレドックスフロー電池でUL安全認証を世界で初めて取得

〜スマートグリッドの普及に貢献〜




[画像: http://prtimes.jp/i/4222/46/resize/d4222-46-879452-1.jpeg ]



米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、住友電気工業株式会社(本社:大阪府大阪市、以下住友電工)のレドックスフロー電池が据置型大型電池などの安全規格であるUL1973認証を取得した、と発表しました。レドックスフロー電池に対するUL1973認証を取得したのは、住友電工が世界で初めてとなります。

レドックスフロー電池は、電力会社や企業のバックアップ電源として工場や商業施設で利用されています。また太陽光や風力発電など再生可能エネルギー向けにも活用が進んでいます。

据置型大型蓄電池の安全規格については、国際電気標準会議(IEC)での審議が予定されており、これに先駆けてULは、拡大する大型蓄電池と電源への市場のニーズに応えるためレドックスフロー電池を含む据置型大型蓄電池の安全規格としてUL1973を2013年に発行しました。省エネルギーならびに二酸化炭素排出量削減の意識の高まりにより、エネルギー効率を強調した製品は急速に増加し、大型蓄電池産業は世界的に重要性を増しています。

レドックスフロー電池は、充放電サイクルでの劣化が少なく長寿命で、主要部品に可燃性の材料を使用しておらず、安全かつ安定的な蓄電が可能です。さらに拡張性に優れ、大容量化が容易です。充電残量の正確なモニターが可能なため保守が容易です。このような特長により、災害時非常用電力、周波数調整、余剰電力対策に最適でスマートコミュニティでの活用が期待されています。

UL Japan代表取締役社長の山上英彦は次のように述べています。「大型蓄電池は高レベルのエネルギーを蓄えるため、安全に関して特別な配慮を必要とします。関連企業と密接に連携し、ULは安全への理解と対応を促進します。大型蓄電池の安全に関するリサーチを行い、市場のニーズに対応した規格の開発ならびに認証を付与することにより、ULは、安全な蓄電池の普及を促進し、スマートコミュニティの実現に寄与していきます」

【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(www.UL.com/jp)をご覧ください。

【ULの概要】
ULは、認証、試験、検査、アドバイザリー/トレーニング・サービスの提供によって、120年以上にわたり、発展を遂げてきた世界的な第三者安全科学機関です。人々に安全な生活/職場環境をもたらすというミッションの下、10,000名を超えるプロフェッショナル・スタッフを擁するULは、調査/規格開発活動を通じて、安全において進化し続けるニーズの継続的促進と対応に取り組んでいます。そして、製造企業をはじめとする各種企業、貿易団体、国際的規制機関のパートナーとして、複雑さを増すグローバル・サプライチェーンに対するソリューションを提供しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。
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