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大人が夢を語って楽しむ姿勢を子どもに見せることが子どもの可能性を引き出す第一歩

「子どもの可能性を引き出すために、教育者・大人ができること」シンポジウム開催報告




プリモトイズ日本販売総代理店 キャンドルウィック株式会社は、子どもたちの自主性をサポートし、試行錯誤する楽しさを伝え、自ら何かを創り出す力を実感できる学びのあり方を研究する「次世代幼児教育研究プロジェクト」が主催するシンポジウム『子どもの可能性を引き出すために、教育者・大人ができること』に協賛しました。
シンポジウムは9月12日(土)に教育関係者と保護者を対象にオンラインで開催されました。FutureEdu 代表・Learn by Creation 代表・Peatix.com 共同創設者の竹村詠美氏をモデレーターに迎え、Crimson Global Academy カントリーマネージャ・文科省中央教育審議会委員の松田悠介氏と、コビープリスクールよしかわみなみ園長の三鍋明人氏と共に、テーマについて語り合い、視聴者の質問に答えました。

育てていきたい子ども像と、大人ができること―子どもが「好き」を探求できるために、まずは大人が夢や志を語ろうー

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「育てていきたい子ども像」については、登壇者3名とも「好きなことを探求し、感性や表現力を育むこと」の大切さを挙げました。三鍋氏は幼児期を出会いの場と表現し、子どもたちに様々な体験の機会を提供し、先生や大人も一緒に楽しんで寄り添い、その中で好きなことを見つけてほしいと話しました。何が好きで楽しいかを子どもは表現しているけれど、大人は忙しさゆえその発信を見逃しがち。ゆとりを持ち、気づくことの大事さにも触れました。松田氏は、「好き」を徹底的に探究する時間を確保する大切さを話しました。今の学校のカリキュラムは詰め込まれていて余裕がなく、子どもの時間を必要以上に奪っていることに警鐘を鳴らし、より効率的な学習をベースに感性や直感を育む探求時間を持つことを提案しました。竹村氏は、子どもの発信に気づくために大人がアンテナを張り、「変わらなきゃいけない」という意識よりも、「子どもと一緒に楽しく変わる」という意識を持つことが良いのではないかとまとめました。

ICTを活用することでより高度な内容を効率的に学べ、ダイバーシティに気づくきっかけにもなる

[画像2: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-697541-1.png ]

小学校でも徐々にICT教育が普及し始めている中で、どのような取り入れ方が理想かを話し合いました。松田氏はICT教育の良さについて、世界最高レベルのものを誰もが受けられる点と、個別最適化されたものを提供できる点を挙げました。オンラインでも子どもたちは深く繋がることができており、知識の習得を効率化できると言います。効率的な学習で空きができる分、習い事やプロジェクト学習に当て、好きなことを追求しオフラインの時間を持つスタイルを提案しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-342984-2.png ]

三鍋氏は、ICT機器を使うことで、作業の心理的なハードルを下げられる良さに触れました。例えば絵をコンピュータ機器で描くと、やり直したいと思ったら簡単に線を消すことができ、また、絵を描くまでのプロセスを可視化することでアイデアが生まれる過程を共有しやすくなったと言います。竹村氏は、大人が失敗させないように補助線を引き過ぎていることに触れ、ICT機器の活用で「良い失敗経験」を積むきっかけになり、作業の過程を仲間と共有することでダイバーシティに気づくきっかけにもなると述べました。オンライン学習では、子どもはより自立して学ぶ力が問われ、成長する姿を見てきたと言います。今後はオンラインとオフラインを循環させ、子どもたちがクリエイティビティを発揮できることを期待しました。

まずは大人が固定観念や意識を変えて、子どもに求めることを自らが体現していくこと

[画像4: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-328192-3.png ]

松田氏は自身が経験した進路や学校での指導経験を元に、「大人が正解を持っていて、子どもに正しい道を用意しているという意識が蔓延している」と指摘。大人の視点や常識で、子どもが本当にやりたいことを選べず、好きなことを阻害している場合があると言います。園児と関わる三鍋氏は、まずは教員が楽しみ、本気になって子どもと一緒に取り組むことを大切にしていると言います。竹村氏は、大人も子どもも「好き」なことにより焦点を当てて深くしていくことで、お互いの価値を認め、高めあうことができるのではないかとまとめました。シンポジウム終了後の参加者へのアンケートでは、「大人が変えるべきマインド」について、共感の声が多く寄せられました。

■シンポジウム概要をまとめた動画はこちら
https://youtu.be/6bLXRvXTObY


登壇者
■FutureEdu 代表・Learn by Creation 代表・Peatix.com 共同創設者 竹村詠美氏

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McKinsey を卒業後、Amazon、Disney などの日本経営メンバーに従事後、2011 年に「Peatix.com」を共同創業。2016年以来グローバルなビジネス経験を生かした教育活動に取り組み、「Most Likely to Succeed」上映・対話会の普及、2日間に2500名が集った「創る」から学ぶ未来を考える祭典、「Learn by Creation」主催や研修も行う。『新エリート教育 ~ 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?』(日本経済新聞出版)を7月23日に上梓。 Most Likely to Succeed 日本アンバサダー、総務省情報通信審議会委員なども務める。

■Crimson Global Academy カントリーマネージャ・文科省中央教育審議会委員 松田悠介氏

[画像6: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-743944-5.jpg ]

中学校体育教員、千葉県市川市教育委員会 教育政策課分析官、PwC Japanを経て、教育系団体 Learning For All を創業。2012年に認定NPO法人Teach For Japan の創設代表理事に就任。2018年、スタンフォード大学客員研究員に着任。文科省中央教育審議会委員、一般財団法人あしなが育英会含む複数のNPO法人の理事を務め、2019 年より海外トップスクール進学に特化したオンラインのインターナショナルCrimson Global Academyのカントリーマネージャに就任。グローバル人財の育成に取り組んでいる。日経ビジネス「今年の主役100人」(2014年)、世界経済会議 Global Shaperに選出。著書に「グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」(ダイヤモンド社)」。2006年に日本大学文理学部体育学科を卒業、2009年にハーバード教育大学院、2018年にスタンフォードビジネススクールにて修士号取得。

■コビープリスクールよしかわみなみ 園長 三鍋明人氏

[画像7: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-684595-6.jpg ]

千葉県出身。養護施設の教育者という両親のもとで育ち、学生時代はボランティアで養護施設の支援に取り組む。保育士養成校を卒業後、2003 年に株式会社コビーアンドアソシエイツに入社。主任保育士を経て、2011 年より園長職を務める。 「社会の中で生きるための総合的な力を育む」という方針のもと、ICT、食育、スポーツ、英語などを取り入れ、子どもの感性を育てるコビー独自の取り組みを行っている。特に、2014年から行っているICT保育については注目を集め、取材や視察の受け入れなどを行っている。

次世代幼児教育研究プロジェクト(Early Education For Tomorrow: E4T)

[画像8: https://prtimes.jp/i/22752/46/resize/d22752-46-173302-7.png ]


https://www.e4t.jp/
大量の情報が行き交う複雑化した現代社会の中で、子どもたちは想像力を働かせ、論理的に考える体験を重ねることで、“先の予測が難しい未来を生きる力”を身につけることが求められています。本プロジェクトは、子どもたちの自主性をサポートし、試行錯誤する楽しさを伝え、自ら何かを創り出す力を実感できる学びのあり方を研究するため、CANVAS (https://canvas.ws/)と、well-beingをテーマに幼児向け製品の広報などを手がけるPR会社キャンドルウィック株式会社(http://www.candlewick.co.jp/)によって、2017年に設立されました。これからを生きる子どもたちに必要な学びとは何か、また、教育関係者及び保護者が、どのように学びの場をつくることができるのか、「論理的思考」「創造性」「コミュニケーション」「問題解決力」の4つの要素を主軸に、主に未就学児から小学校低学年の子どもたちを対象とした、理想の学びの提案を致します。
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