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JAXAベンチャー天地人、国土交通省の「令和4年度 交通運輸技術開発推進制度」に採択。ヒートアイランド対策やインフラの維持へのデータ活用を想定
[22/11/18]
提供元：PRTIMES
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JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人（東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、国土交通省の「令和4年度 交通運輸技術開発推進制度」に採択されました。天地人は、「深層学習を用いた高時空間分解能の地表面温度プロダクトの改良と道路等の都市インフラ分野への実装」の提案を行いました。
[画像: https://prtimes.jp/i/45963/47/resize/d45963-47-fa4bb6acf6a99a0c9b73-0.jpg ]
提案の背景
2021年11月に、天地人はNEDO SBIR推進プログラムの研究開発テーマ「静止衛星ひまわりのデータを用いた社会課題解決に貢献する新たなサービス開発」に採択され、開発初期段階（フェーズ1）として、独自の地表面温度プロダクトの開発に取り組んでまいりました。
2022年4月に、「深層学習による高精度・高頻度な地表面温度プロダクト」の開発に成功。静止衛星ひまわりの2.5分という細かな時間間隔と熱赤外域の観測バンドに着目し、従来2日に1回だったものを2.5分間隔という極めて高頻度な地表面温度プロダクトを開発いたしました。
国土交通省の「令和4年度 交通運輸技術開発推進制度」への提案は、実用化開発段階（フェーズ2）として、本プロダクトの改良と都市インフラ分野への実装を目指したものです。研究の実施内容として下記を想定しています。
実施項目１.：地表面温度の時間分解能の向上
地表面温度の推定精度への影響が大きい地表面射出率の設定方法を見直し、フェーズ1で開発した地表面温度プロダクトの精度向上を目指す。
実施項目２.：深層学習による独自プロダクトの改良
商用衛星画像から取得した詳細かつ高スペクトル分解能のデータを活用し、雲域における地表面温度の欠損値補間と高解像度処理を実施。実用化レベルの地表面温度プロダクトの開発を行う。
社内的意義
近年、地球温暖化と都市化に伴い、都市部においてヒートアイランド現象が顕在化してきています。都市化の進む大都市では気温が長期的に上昇し、東京における年平均気温の上昇率は3.3℃/100年となっています。
ヒートアイランド現象に関する様々な施策が実施されていますが、天地人では、こうした取り組みの効果や長期的な気温の変化傾向をモニタリング、評価することが重要だと考えています。
天地人のプロダクトは、ヒートアイランド対策や、環境負荷軽減に向けた取り組みの効果検証のための基礎データとしての利用が見込まれます。
天地人の生成するひまわりによる地表面温度プロダクトは、日本域だけではなく、南半球のオーストラリアもカバーしています。2022年、パースの北に位置する西オーストラリア州の沿岸の町オンズローにて、最高気温50.7℃という記録的な熱波がニュースになりました。天地人はこうした地球規模の課題解決にも貢献していきたいと考えています。
天地人コンパス
天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができます。
これまで、宇宙から稲の栽培環境をモニタリングし、より美味しいお米の栽培を目指す「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトや、キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどにサービスを活用してきました。
衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。
また、天地人コンパスでは、お客さまが元々お持ちの地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできます。
■株式会社天地人 会社概要
会社名 ：株式会社天地人
所在地 ：〒105-0011 東京都港区芝公園1-1-1住友不動産御成門タワー9F
代表者 ：櫻庭 康人
設立 ：令和1年5月27日
事業内容：衛星データを使った土地評価コンサル、 サービス開発・運用
URL ： https://tenchijin.co.jp
[画像: https://prtimes.jp/i/45963/47/resize/d45963-47-fa4bb6acf6a99a0c9b73-0.jpg ]
提案の背景
2021年11月に、天地人はNEDO SBIR推進プログラムの研究開発テーマ「静止衛星ひまわりのデータを用いた社会課題解決に貢献する新たなサービス開発」に採択され、開発初期段階（フェーズ1）として、独自の地表面温度プロダクトの開発に取り組んでまいりました。
2022年4月に、「深層学習による高精度・高頻度な地表面温度プロダクト」の開発に成功。静止衛星ひまわりの2.5分という細かな時間間隔と熱赤外域の観測バンドに着目し、従来2日に1回だったものを2.5分間隔という極めて高頻度な地表面温度プロダクトを開発いたしました。
国土交通省の「令和4年度 交通運輸技術開発推進制度」への提案は、実用化開発段階（フェーズ2）として、本プロダクトの改良と都市インフラ分野への実装を目指したものです。研究の実施内容として下記を想定しています。
実施項目１.：地表面温度の時間分解能の向上
地表面温度の推定精度への影響が大きい地表面射出率の設定方法を見直し、フェーズ1で開発した地表面温度プロダクトの精度向上を目指す。
実施項目２.：深層学習による独自プロダクトの改良
商用衛星画像から取得した詳細かつ高スペクトル分解能のデータを活用し、雲域における地表面温度の欠損値補間と高解像度処理を実施。実用化レベルの地表面温度プロダクトの開発を行う。
社内的意義
近年、地球温暖化と都市化に伴い、都市部においてヒートアイランド現象が顕在化してきています。都市化の進む大都市では気温が長期的に上昇し、東京における年平均気温の上昇率は3.3℃/100年となっています。
ヒートアイランド現象に関する様々な施策が実施されていますが、天地人では、こうした取り組みの効果や長期的な気温の変化傾向をモニタリング、評価することが重要だと考えています。
天地人のプロダクトは、ヒートアイランド対策や、環境負荷軽減に向けた取り組みの効果検証のための基礎データとしての利用が見込まれます。
天地人の生成するひまわりによる地表面温度プロダクトは、日本域だけではなく、南半球のオーストラリアもカバーしています。2022年、パースの北に位置する西オーストラリア州の沿岸の町オンズローにて、最高気温50.7℃という記録的な熱波がニュースになりました。天地人はこうした地球規模の課題解決にも貢献していきたいと考えています。
天地人コンパス
天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができます。
これまで、宇宙から稲の栽培環境をモニタリングし、より美味しいお米の栽培を目指す「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトや、キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどにサービスを活用してきました。
衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。
また、天地人コンパスでは、お客さまが元々お持ちの地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできます。
■株式会社天地人 会社概要
会社名 ：株式会社天地人
所在地 ：〒105-0011 東京都港区芝公園1-1-1住友不動産御成門タワー9F
代表者 ：櫻庭 康人
設立 ：令和1年5月27日
事業内容：衛星データを使った土地評価コンサル、 サービス開発・運用
URL ： https://tenchijin.co.jp
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