ハイエンド機能と低消費電力動作を提供する フリースケールの新しい28-nm QorIQ AMPシリーズ・プロセッサ
[12/06/27]
提供元:PRTIMES
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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、厳しさを増すエネルギー、セキュリティ、および処理能力への要求に対処する最先端ネットワーク機器メーカーをサポートする、性能、消費電力、および集積性の理想的な融合を目指した2つの新しいQorIQ(コア・アイキュー)AMPシリーズ・プロセッサを発表しました。
28-nmプロセスのQorIQ AMPシリーズの新しいデバイスである「T1042」および「T2080」により、ハイエンド・システム向けのQorIQ AMPシリーズのフラッグシップであるすでに発表済みのT4240デバイスに加えて、エントリレベルおよびミッド・レンジのシステムでもQorIQ AMPシリーズの最先端の機能が利用可能になります。
QorIQ AMPシリーズに2つの新製品が加わることで、共通のアーキテクチャでフリースケールの次世代マルチコアIPを統合した、包括的で拡張性に優れた64ビットのソフトウェア互換デバイスのポートフォリオが整います。先進のアクセラレーション・エンジン、仮想化技術、高度な電力管理システム、および次世代のセキュリティ機能は、すべてのAMP製品に共通です。
フリースケールの業界をリードするQorIQ AMPポートフォリオは、5ワット以下で動作する800 MHzのクアッドコア製品から、各コアが1.8 GHzで動作する8個の仮想コアを統合したデバイス、さらに12個のデュアルスレッド・コアを搭載する性能重視のプロセッサまで拡充されます。
フリースケールの副社長兼ネットワーキング・プロセッサ・ディビジョン担当ジェネラル・マネージャであるベルント・リーンハルトは、次のように述べています。「フリースケールは、大きく進化させたQorIQ T1042およびT2080プロセッサの投入により、28-nmの組込みネットワーク・プロセッサ市場での優位性を積極的に明示していきます。フリースケールの強力な研究開発力とネットワークに関する豊富な知的財産を活用したこれらの高度なソリューションは、QorIQプロセッサを形作る互換性と拡張性のある製品ポートフォリオに対するフリースケールのインテリジェント・インテグレーションとコミットメントを実証するものです。」
製品の詳細
T1042プロセッサは、広く採用されている現行世代のP1およびP2製品の後継となる製品です。P1およびP2デバイスに対して2倍以上の性能とSerDesの帯域幅を備えていながら、同等の消費電力を維持します。4個の64ビットPower Architectureコアにフリースケールのデータ・パス・アクセラレーション・アーキテクチャ(DPAA)、高度なパターン・マッチング/セキュリティ機能、およびPCI Express(R)とEthernetのネットワーク・インタフェースを搭載しています。T1042のターゲットは、WLANアクセス・ポイント、企業向けルータやスイッチ装置、セキュリティ・アプライアンス、およびファクトリ・オートメーションなど、消費電力が重視されるさまざまなアプリケーションです。
T2080デバイスは、最大1.8 GHzで動作するデュアルスレッド対応の4個の64ビットPower Architectureコアが統合されており、フリースケールのミッド・レンジの45-nm QorIQ Pシリーズ・デバイスに比べて2倍のワットあたり性能を達成します。主な特長は、先進の仮想化技術、多様なI/Oオプション、DPAA、および堅牢なセキュリティ機能です。T2080は、コントロール・プレーンまたはコントロールとデータの統合プレーンの処理向けに設計されており、ターゲット・アプリケーションは、モバイル・バックホール機器、LTE/WCDMAチャネル・カード、コントロール・カードとNIC、および検査計測製品などです。
T2080は、成功を収めたフリースケールのP3041およびP2041のクアッドコア・デバイスを引き継ぐ製品で、2倍以上のコア性能、キャッシュ・サイズ、SerDesの帯域幅、およびEthernetコネクティビティを備えながら、同等の消費電力を維持します。ワットあたり性能はPシリーズのフラッグシップである45-nm QorIQ P4080デバイスの2倍に及び、ほぼ半分の消費電力で同等の性能を発揮します。
T2080の高性能化の原動力となるのは、28-nmのAMPシリーズのフラッグシップであるT4240デバイスで初めて導入された、デュアルスレッド対応の高効率のe6500コアです。このデュアルスレッド技術は、シングルスレッドに対して1.7倍の性能を発揮し、業界最高のワットあたりのCoreMark(R)スコアを達成しました。e6500コアは、最大1.8 GHzの動作および7ステージに保たれた短いパイプラインにより、コントロール・プレーンの予測できないコード分岐への最適な応答レイテンシを提供します。加えて、SIMD(単一命令/複数データ処理)対応の128ビットAltiVecベクタ・プロセッサにより、メディア・アクセラレーションやレーダー処理などのDSPで行うような演算をごくわずかな消費電力で実行します。
供給および開発サポート
T1042およびT2080デバイスは、2013年上半期にサンプル出荷を開始する予定です。また、エニア、Green Hills Software、メンター・グラフィックス、ウインドリバーなどの各社による世界水準のRTOSや開発ツールのサポートも予定しています。フリースケールは、Linux(R) BSP、リファレンス・デザイン・ボード、CodeWarriorデバッグ・ツール、コンフィグレーション・ツール、モデルなどの開発ツールを提供します。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.comまたは、http://www.freescale.co.jpをご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク
28-nmプロセスのQorIQ AMPシリーズの新しいデバイスである「T1042」および「T2080」により、ハイエンド・システム向けのQorIQ AMPシリーズのフラッグシップであるすでに発表済みのT4240デバイスに加えて、エントリレベルおよびミッド・レンジのシステムでもQorIQ AMPシリーズの最先端の機能が利用可能になります。
QorIQ AMPシリーズに2つの新製品が加わることで、共通のアーキテクチャでフリースケールの次世代マルチコアIPを統合した、包括的で拡張性に優れた64ビットのソフトウェア互換デバイスのポートフォリオが整います。先進のアクセラレーション・エンジン、仮想化技術、高度な電力管理システム、および次世代のセキュリティ機能は、すべてのAMP製品に共通です。
フリースケールの業界をリードするQorIQ AMPポートフォリオは、5ワット以下で動作する800 MHzのクアッドコア製品から、各コアが1.8 GHzで動作する8個の仮想コアを統合したデバイス、さらに12個のデュアルスレッド・コアを搭載する性能重視のプロセッサまで拡充されます。
フリースケールの副社長兼ネットワーキング・プロセッサ・ディビジョン担当ジェネラル・マネージャであるベルント・リーンハルトは、次のように述べています。「フリースケールは、大きく進化させたQorIQ T1042およびT2080プロセッサの投入により、28-nmの組込みネットワーク・プロセッサ市場での優位性を積極的に明示していきます。フリースケールの強力な研究開発力とネットワークに関する豊富な知的財産を活用したこれらの高度なソリューションは、QorIQプロセッサを形作る互換性と拡張性のある製品ポートフォリオに対するフリースケールのインテリジェント・インテグレーションとコミットメントを実証するものです。」
製品の詳細
T1042プロセッサは、広く採用されている現行世代のP1およびP2製品の後継となる製品です。P1およびP2デバイスに対して2倍以上の性能とSerDesの帯域幅を備えていながら、同等の消費電力を維持します。4個の64ビットPower Architectureコアにフリースケールのデータ・パス・アクセラレーション・アーキテクチャ(DPAA)、高度なパターン・マッチング/セキュリティ機能、およびPCI Express(R)とEthernetのネットワーク・インタフェースを搭載しています。T1042のターゲットは、WLANアクセス・ポイント、企業向けルータやスイッチ装置、セキュリティ・アプライアンス、およびファクトリ・オートメーションなど、消費電力が重視されるさまざまなアプリケーションです。
T2080デバイスは、最大1.8 GHzで動作するデュアルスレッド対応の4個の64ビットPower Architectureコアが統合されており、フリースケールのミッド・レンジの45-nm QorIQ Pシリーズ・デバイスに比べて2倍のワットあたり性能を達成します。主な特長は、先進の仮想化技術、多様なI/Oオプション、DPAA、および堅牢なセキュリティ機能です。T2080は、コントロール・プレーンまたはコントロールとデータの統合プレーンの処理向けに設計されており、ターゲット・アプリケーションは、モバイル・バックホール機器、LTE/WCDMAチャネル・カード、コントロール・カードとNIC、および検査計測製品などです。
T2080は、成功を収めたフリースケールのP3041およびP2041のクアッドコア・デバイスを引き継ぐ製品で、2倍以上のコア性能、キャッシュ・サイズ、SerDesの帯域幅、およびEthernetコネクティビティを備えながら、同等の消費電力を維持します。ワットあたり性能はPシリーズのフラッグシップである45-nm QorIQ P4080デバイスの2倍に及び、ほぼ半分の消費電力で同等の性能を発揮します。
T2080の高性能化の原動力となるのは、28-nmのAMPシリーズのフラッグシップであるT4240デバイスで初めて導入された、デュアルスレッド対応の高効率のe6500コアです。このデュアルスレッド技術は、シングルスレッドに対して1.7倍の性能を発揮し、業界最高のワットあたりのCoreMark(R)スコアを達成しました。e6500コアは、最大1.8 GHzの動作および7ステージに保たれた短いパイプラインにより、コントロール・プレーンの予測できないコード分岐への最適な応答レイテンシを提供します。加えて、SIMD(単一命令/複数データ処理)対応の128ビットAltiVecベクタ・プロセッサにより、メディア・アクセラレーションやレーダー処理などのDSPで行うような演算をごくわずかな消費電力で実行します。
供給および開発サポート
T1042およびT2080デバイスは、2013年上半期にサンプル出荷を開始する予定です。また、エニア、Green Hills Software、メンター・グラフィックス、ウインドリバーなどの各社による世界水準のRTOSや開発ツールのサポートも予定しています。フリースケールは、Linux(R) BSP、リファレンス・デザイン・ボード、CodeWarriorデバッグ・ツール、コンフィグレーション・ツール、モデルなどの開発ツールを提供します。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.comまたは、http://www.freescale.co.jpをご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク