避難生活が長期化するシリア難民に、個々の問題に沿った支援を
[20/04/30]
提供元:PRTIMES
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特定非営利活動法人Reach Alternatives (REALs:東京都新宿区/ 旧名称: 日本紛争予防センター (JCCP))は組織名称を変更いたしました。なお、組織名変更による住所、電話番号、FAXの変更はございません。銀行振込先、メールアドレス、ウェブサイトは6月を目途にリニューアルします。それまでは旧名称の日本紛争予防センター宛の振込先、メールアドレス、ウェブサイトを引き続き使用させていただきます。変わりゆく世界情勢のなかで、新たな課題に対し私たちだからこそできること、すべきことは何か、改めて見つめ直しました。そして、争いやテロ、社会の分断を予防・解決する現実的な選択肢(Alternatives)をつくり実行するという理念と手段を新たな組織名に込めています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-662550-0.png ]
このたび、REALsは、2020年3月27日より、トルコ共和国南部メルスィン県エルデムリ地区において、「トルコ共和国メルスィン県におけるシリア難民への情報提供・個別支援事業」を開始しました。
事業の背景
2011年に発生したシリア危機から9年が経過し、トルコに避難してきた難民の避難生活が長期化すると共に、それぞれの生活環境も多様化してきています。メルスィン県で登録されている難民の数は約21万人(人口の約11%)ですが、かれらの多くは未だに、言葉の壁や情報不足により、行政サービスや各支援団体によるサポートを十分に得ることができていません。身分証明証の更新や各種登録手続きに仕方が分からない、紛争の経験やトルコでの厳しい避難生活により抑うつ状態にあるなど、様々な悩みごとを抱えています。
メルスィン市の市街地の西側に隣接するエルデムリ地区は、トルコ最大のレモンの産地として知られ、広大な農地が広がる地区です。現在、同地区で支援活動を行う民間団体はほとんどなく、この地区の難民は日々の生活に関する悩みをたくさん抱えたまま相談をする相手もなく、苦難に耐える日々を送っている状況です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-928530-1.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-261952-2.png ]
REALsはこのエルデムリ地区で、難民一人ひとりが抱える悩み事を一つでも多く解消・解決するため、誰でも気軽に相談することのできる相談窓口やホットラインを開設し、必要な情報の提供や助言を行うサービスを行います。具体的には、法律相談や心理療法士によるカウンセリングなどの専門的な対応、また、それ以外の支援が必要なケースについて他団体に照会するなどの支援を行います。また、難民の権利や関連する法律についてのセミナーや、ジェンダーに基づく暴力(GBV)を予防するための啓発セッション、GBV予防啓発パンフレットの配布なども行います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-135396-3.png ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-529851-4.png ]
2020年3月以降、トルコでも新型コロナウィルス感染症が拡大しており、対面での相談や、セミナーなどの人が集まるイベントの開催が非常に難しい状況担っています。しかし、REALsは難民の人々の困窮や課題の解決の手を止めないため、現地スタッフの健康と安全を第一に、電話やSNS、オンライン・アプリケーションなども最大限活用し、活動を続けていきます。一人でも多くの難民の方々に支援を提供できるよう、また新型コロナウィルス感染・拡大予防のための情報を届けられるよう、引き続き活動に取り組んでまいります。
この事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と支援者の皆様からのご寄付により行われます。
◆REALsのこれまでのトルコでの活動:
REALsは、2015年9月からトルコ共和国で、主にシリア・イラク難民とホストコミュニティを対象にした支援活動を開始しました。シャンルウルファ県で、社会的・経済的に弱い立場にある女性の能力向上を目的とした事業を実施。その後2016年10月からメルスィン県で困窮する難民世帯が食糧・物資の購入をできるようEバウチャー(電子マネーカード)と支援金の配布を行い、2018年6月から同事業を継続実施しています。
◆REALsとは:
旧名称は日本紛争予防センター(JCCP)。
活動内容/紛争地の人々を「被害者」ではなく「平和の担い手」にするため、現地の人材育成に特化した支援活動 1.住民間の対立予防・治安の改善 2.自立支援(経済的自立・心の回復) 3.対立する集団間の信頼醸成を行っています。現在の活動地域/南スーダン、ケニア、トルコ、ソマリア。
▼REALs公式WEBサイト
URL:http://www.jccp.gr.jp/ (現在リニューアルサイトへの移行準備中です)
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このたび、REALsは、2020年3月27日より、トルコ共和国南部メルスィン県エルデムリ地区において、「トルコ共和国メルスィン県におけるシリア難民への情報提供・個別支援事業」を開始しました。
事業の背景
2011年に発生したシリア危機から9年が経過し、トルコに避難してきた難民の避難生活が長期化すると共に、それぞれの生活環境も多様化してきています。メルスィン県で登録されている難民の数は約21万人(人口の約11%)ですが、かれらの多くは未だに、言葉の壁や情報不足により、行政サービスや各支援団体によるサポートを十分に得ることができていません。身分証明証の更新や各種登録手続きに仕方が分からない、紛争の経験やトルコでの厳しい避難生活により抑うつ状態にあるなど、様々な悩みごとを抱えています。
メルスィン市の市街地の西側に隣接するエルデムリ地区は、トルコ最大のレモンの産地として知られ、広大な農地が広がる地区です。現在、同地区で支援活動を行う民間団体はほとんどなく、この地区の難民は日々の生活に関する悩みをたくさん抱えたまま相談をする相手もなく、苦難に耐える日々を送っている状況です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-928530-1.png ]
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REALsはこのエルデムリ地区で、難民一人ひとりが抱える悩み事を一つでも多く解消・解決するため、誰でも気軽に相談することのできる相談窓口やホットラインを開設し、必要な情報の提供や助言を行うサービスを行います。具体的には、法律相談や心理療法士によるカウンセリングなどの専門的な対応、また、それ以外の支援が必要なケースについて他団体に照会するなどの支援を行います。また、難民の権利や関連する法律についてのセミナーや、ジェンダーに基づく暴力(GBV)を予防するための啓発セッション、GBV予防啓発パンフレットの配布なども行います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/6416/48/resize/d6416-48-135396-3.png ]
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2020年3月以降、トルコでも新型コロナウィルス感染症が拡大しており、対面での相談や、セミナーなどの人が集まるイベントの開催が非常に難しい状況担っています。しかし、REALsは難民の人々の困窮や課題の解決の手を止めないため、現地スタッフの健康と安全を第一に、電話やSNS、オンライン・アプリケーションなども最大限活用し、活動を続けていきます。一人でも多くの難民の方々に支援を提供できるよう、また新型コロナウィルス感染・拡大予防のための情報を届けられるよう、引き続き活動に取り組んでまいります。
この事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と支援者の皆様からのご寄付により行われます。
◆REALsのこれまでのトルコでの活動:
REALsは、2015年9月からトルコ共和国で、主にシリア・イラク難民とホストコミュニティを対象にした支援活動を開始しました。シャンルウルファ県で、社会的・経済的に弱い立場にある女性の能力向上を目的とした事業を実施。その後2016年10月からメルスィン県で困窮する難民世帯が食糧・物資の購入をできるようEバウチャー(電子マネーカード)と支援金の配布を行い、2018年6月から同事業を継続実施しています。
◆REALsとは:
旧名称は日本紛争予防センター(JCCP)。
活動内容/紛争地の人々を「被害者」ではなく「平和の担い手」にするため、現地の人材育成に特化した支援活動 1.住民間の対立予防・治安の改善 2.自立支援(経済的自立・心の回復) 3.対立する集団間の信頼醸成を行っています。現在の活動地域/南スーダン、ケニア、トルコ、ソマリア。
▼REALs公式WEBサイト
URL:http://www.jccp.gr.jp/ (現在リニューアルサイトへの移行準備中です)