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東工大発ベンチャーのaiwell株式会社、住友商事北海道と共同で動植物や食品のタンパク質解析サービス事業「ai-PoP」をスタート

〜北海道の畜産業・農業・漁業、食品産業等に向けた、次世代タンパク質解析を用いる、生産性向上や安全な食品づくりに貢献〜

次世代のタンパク質網羅的解析技術(AIプロテオミクス)の実用化と社会実装を進めている国立東京工業大学(以下、東工大)発ベンチャー認定企業 aiwell株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:馬渕 浩幸)は、住友商事北海道株式会社(本社:北海道札幌市、取締役社長執行役員:杉本 和彦)と共同で、北海道の畜産業・農業・漁業や食品産業等に向けて、生産性向上や安全でおいしい食品づくりに貢献するタンパク質解析「ai-PoP(アイポップ)*」サービスを提供、開始したことをお知らせいたします。
* ai-PoPとはaiwell Investigation for Profile of Proteinの略称です。





[画像1: https://prtimes.jp/i/34921/48/resize/d34921-48-af8f5282deae4908b798-0.png ]




<背景・概要>

aiwell × 住友商事北海道 × 道内企業、団体の共同研究の成果として、
人や動植物、食品など様々なタンパク質解析データを製品開発等に役立てる
新サービス「ai-PoP」をローンチ

2018年1月に創業したaiwellは、東京工業大学 生命理工学院 林宣宏研究室と次世代技術“AIプロテオミクス”に関する共同研究を2018年10月より開始し、2019年4月には東京工業大学 大岡山キャンパス内に「東京工業大学・aiwell AIプロテオミクス協働研究拠点」を開設。2019年12月には東工大発ベンチャー認定企業となり、“AIプロテオミクス”に関する研究開発とその実用化、社会実装を推進しています。

本研究開発では、生体内の遺伝子産物を網羅的に解析するプロテオミクスの基盤技術である二次元電気泳動法を用いて、画像化された血中タンパク質のデータをAIで解析することに成功し、様々な病気や怪我を起こす一歩手前の状態を発見できる技術として注目されています。また、人間以外の動物や植物などにも幅広く応用が利くことから、SDGs達成のための技術の一つとして今後広く活用されることが期待されています。

これまでにもaiwellは、道内の農場と牛や豚の生産効率化、公的な専門機関との競走馬の怪我や病気の早期発見、スポンサーとしても関わるプロスポーツチームの健康管理など、北海道を重点地域としてタンパク質の解析サービスに向けた様々な研究開発、提案を行ってきました。

そして2020年9月より、次世代技術“AIプロテオミクス”を更に広く世に知っていただくこと、また地域社会におけるSDGsの達成を目的とし、住友商事北海道(株)・同社グループと同研究におけるプロジェクトチームを発足し、共同事業を進めて参りました。その成果として、この度、北海道の畜産業・農業・漁業や食品産業等に向けて、生産性向上や安全でおいしい食品づくりに貢献するタンパク質解析サービス「ai-PoP」の販売を開始いたしました。


▼ai-PoPの実用化イメージ

[画像2: https://prtimes.jp/i/34921/48/resize/d34921-48-c7679de246853ea7d9c8-1.png ]




<各社よりコメント>

住友商事北海道株式会社 新事業企画部
当社は2020年より共同事業として進めてきた本プロジェクトは北海道地域、特に主産業となる食・農の分野で、生産性や安全性、延いてはブランド力の向上など、aiwell社と東工大の“AIプロテオミクス”の技術に注目し、その活用と事業化を目指し共に取組んで参りました。
今回、農業、畜産、酪農、漁業などの一次産業に留まらず食品加工やサプリメントなど二次産業の分野など、実に多くの分野で応用が可能な研究成果が蓄積されてきたことを受け、この技術をサービスとして共同でローンチすることを決めました。
このサービスがより身近なものとして、北海道の持続可能な産業づくりの一助として、そして日本全国、世界へ。
“食づくり”を支えるパートナーとして、このタンパク質解析サービス「ai-PoP」が活躍の場を拡げていくことを期待します。

馬渕 浩幸|aiwell株式会社 代表取締役
農業、畜産、スポーツ分野において、特にaiwellとして注力してきた北海道の地で、住友商事北海道とタンパク質の解析事業がai-PoPサービスとしてローンチできたことを嬉しく思います。
従来まで、ai-PoPサービスの軸となるタンパク質の解析技術プロテオミクスは創薬など、一部の研究現場でのみ利用されてきた、高度な技術でした。
当社が展開するai-PoPサービスはそのような高度な技術を簡便に利用できる新しいタンパク質の解析サービスです。
人や動物など生体の変化に加え、食品や農業といった分野にまで広く展開できる技術として、北海道における様々な分野の研究開発の場面でご利用頂けるように願っております。



<aiwellについて>

aiwellは国立東京工業大学(以下、東工大)発のベンチャー認定企業です。2018年、AIプロテオミクス(タンパク質網羅的解析技術)の実用化を進めるために東工大 生命理工学院 林宣宏研究室と共同研究を開始し、2019年4月には協働研究拠点を東工大の学内に設立しました。AIプロテオミクスの開発者で、当社技術顧問の林教授が所有する特許が7件あり、当社は独自の特許を2件取得(うち申請中特許1件)(※1)。医療・製薬業界や、複数の国策研究事業(※2)に向けてサービスを提供しています。
今後、AIプロテオミクスの社会実装を進めることで、病気や怪我の自覚症状が出る前、そして重篤化をする前にAIの画像判断による診断支援や遠隔診療支援、創薬支援が可能になるPaaS(Protein AI Analsys System)による健康持続社会の実現を目指してまいります。

※1 
当社技術顧問の林教授は以下7件の特許を取得しております。
・データ取得法関連
「等電点電気泳動用ゲル及び等電点電気泳動方法」
出願日:2009年8月4日、登録番号:5513802
他5件 登録番号:5190422,5433341,5190423, 5475358, 5847213
・データ取得装置関連
「電気泳動支持体及び電気泳動装置」
出願日:2016年3月25日、登録番号:6635385

当社は以下2件の特許を申請し(うち1件申請中)取得しております。
・「情報処理システムおよびプログラム」(申請中)
出願日:2019年10月10日、特PCT/JP2020/034061
・「ピレンを基本骨格とした無洗浄タンパク質ゲル染色剤」
出願日:2018年3月5日

※2 
社会実装研究として、以下の国策研究事業などに採択されています。
・令和3年度JST戦略国際共同研究プログラム(SICORP) e-ASIA共同研究プログラム
・研究成果最適化展開支援プログラム(A-STEP)
・スタートアップ総合支援事業(農林水産省版SBIRプログラム)
・慶應義塾大学病院臨床研究推進センター 異分野融合型研究シーズ



<会社概要>


[画像3: https://prtimes.jp/i/34921/48/resize/d34921-48-a6ee27ea104384791b3f-2.png ]

会社名 aiwell株式会社(アイウェルカブシキガイシャ、英文表記:aiwell Inc.)
代表者 代表取締役 馬渕 浩幸
設立  2018年1月23日
所在地 東京都千代田区二番町9−3 THE BASE 麹町
会社HP
https://www.aiwelljapan.com
AIプロテオミクス紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=uGXMXDuDV38&t=3s



<お問い合わせ>

本リリースに関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
担当:aiwell株式会社 小林
TEL: 080-7954-6881
E-mail: kobayashi-shunsuke@aiwelljapan.com
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